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もうすぐ梅雨明け。
いや、もう嫌なんです、梅雨は。 だからもうすぐ梅雨明け! 夏が到来すると、やっぱり海に行きたくなるようです。 プールでは4.5km、時間だと2時間半ぐらいクロールで、ぶっ続けで泳いだりする私ですが、海では泳ぎません。 理由は、怖いからです! 小心者と言われようが、背が立たないところには行きません! 私よりももっと泳げる人が、遠浅の海でうっかり沖まで行ってしまって、気づいた時には流されていて、岸は遠く、誰も気がついていない。 真っ青の時にダイビングやってた人の船が通りかかって、「あれ、こんな方まで来ちゃってる人がいる」と気がついてくれたんで、助かったそうです。 助けられた後は、気絶してしまったとか。 それを聞いて、ますます、海では泳ぐまい!と決意しました。 どこを向いても陸が見えない、どこへ行けば足が付くかわからない青い海に囲まれたら…。 体験ダイビングの時、私は酸素の減りが遅かったらしく、インストさんが酸素がなくなった他の人を連れて海上に上がる時、ロープを持たされて海の中で待たされたことがあります。 ロープを持ちながら、しーんとした海の中で サメが来たら、どーしましょう。 海蛇が来たら、どーしましょう。 いつのまにか流されてたら、どーしましょう。 実はロープの先がどこにも繋がってなかったら、どーしましょう。 とか、考えました。 この小心者め。 時間にして、1分もなかったはずなんですけど。 そう、海で泳がない本当の理由は、小心者だからですね。 「小心者!」と言われても、心底小心者だから「そう!私は気が小さいの!だからどんなにケナしても無駄です、やりません!」と言えちゃう。 海の中、水の中というのは陸上生活を送る人間には異世界であり、アウェーです。 つまり、「息ができない場所にいる」「自由に動けない場所にいる」という本能から来る不安感だと思いました。 だから数年前、「オープンウォーター」という映画を見た時には恐怖しました。 カリブにバカンスにでかけた夫婦がダイビングに行き、ちょっとした手違いで海に取り残される話です。 海に入らないはずの人が途中で入ったので、帰ってきた人数を数え間違えて、夫婦が戻ってこないのに全員揃ったと勘違いして船が帰ってしまう。 あまりにうかつですが、ありえそうで怖い。 ぷか〜と浮いて船がないのに、ボーゼンとした夫婦。 しばらく浮いていると、海の底の景色が違ってきている。 流されている! 妻はくらげに刺され、激痛を覚える。 やがて襲ってきた空腹を妻が持っていたキャンディでしのぎ、喉の渇きを耐える。 そのうち、2人は言い争いを始める。 「どうしてこんなところに来たんだ」「来たいと言ったのはそっちだ」。 仕事に追われる夫婦なので、「そっちの都合でこの日程になった」だの「いつもそうだ」だの、「いつもいつも時間に遅れるから、こんな事態になるんだ」と言い争いを始める。 しかし事態は変わらず、言いたい事を言い合うと沈黙し、お互い謝りあって、「愛してる」と心細さに身を寄せ合う。 追記で申し訳ないのですが、以下、映画のストーリーが全てネタバレしてますので、未見の方は注意してください。 疲れた2人は、いつしか眠ってしまう。 気がついた時、お互いの姿が見えず、妻がパニックに陥って叫ぶ。 夫があわててやってくる。 そこはサメの生息地でもあり、やがてプカプカ浮いている2人にサメが寄ってきます。 最初は遠巻きにしていたサメだけど、夫が「食われた!」と叫ぶ。 励ます妻、しかし出血は止まらない。 夜が来て、カリブのリゾート地では踊ったり飲んだりしている中、2人はまだ真っ暗な海の上…。 雷が鳴って、海の中が光ると泳いでいるサメの姿が浮かび上がる。 朝になり、船を見て、荷物が残っていたのに気づいたインストラクターは、行きの船にいた夫婦のことを思い出す。 そして帰りにその夫婦が乗っていなかったことも。 ホテルに連絡が来て、部屋が開けられると、夫婦が戻っている形跡はなかった。 至急、ヘリが捜索に出るが、何も見つからない。 朝が来て、夫はもう動かなかった。 しばらく一緒に浮いていた妻は、「さよなら」と言って夫を離す。 夫の体は離れていき、流れていく。 そして妻の周りにサメの背びれが。 サメは何匹も、何匹もやってくる。 耳鳴りのような音がどんどん大きくなって、そして妻はサメを見つめるとダイビングの装備を全て外す。 そして、水中に姿を消してしまった。 耳鳴りが止む。 港でサメが吊り上げられる。 「何だ、こんなものまで食ってる」と。 腹の中からは、夫婦が持っていた水中カメラが出てきた。 実話だそうですが、2人とも帰って来ないんですから、海に出て置き去りになってからは想像の話ですね。 水の流れと低〜い♪ん〜といううなり声のような音楽が流れ、流されてる流されてる…という感じ。 それ以外、音楽はほとんどありません。 青い空、照りつける太陽、チャプチャプという水音以外は静寂の世界。 そこがまた、リアルで怖い。 遭難ってきっと、こんな感じなのだと。 段々、これは冗談でも夢でもない、現実なんだと認識し、それでもまだどこかで楽観していて、それがどんどん絶望に変わる。 腹を立てても、泣いても、青い海と見上げれば青い空があるだけ。 何とかしなければと思い、何にもできないと絶望し、もはやひたすら漂うしかない。 そこへ情け容赦なく近づいてくるサメ。 派手に襲撃してこない、そんなに大きいサメじゃないだけに、これがまたリアル。 致命傷はサメでしたが、サメがいなくてもこれはとんでもない状況、文字通りの絶望。 喉が渇いても、水だらけなのに、この水は飲めない。 映画は80分という時間でしたが、これが限界。 もー、いいです。 それぐらい、自分だったらもう精神状態が耐えられなくなりそうな絶望が静かに、静かに忍び寄ってきます。 遭難の疑似体験。 最後、妻も自ら死に向かう。 もう1人だし…、誰も助けに来ないし…、こんな状況にはもう耐えられない…。 やっぱり諦めてしまうんだな…、と思いつつ、諦めちゃうんだ…、とも思う。 絶望と、絶望した人間を見せられるショック。 実際には、あんな状況になった人間を襲ってくるサメはそうそういないそうですが、何と言っても海の中はあちらのホームグラウンド、こちらは完全アウェー。 「ジョーズ」でシャークハンターの船長が乗っていたインディアナポリス号のことなんて考えると、やっぱりとんでもなく怖い。 この映画、実際に海で、ちゃんと調教?したサメの中で撮影したそうです。 シャチとかイルカはわかりますけど、サメって調教できるんですか。 哺乳類と違って、通じ合うものとかないように見えるんですが。 メイキングでは出演者が楽しそうにしているそうなんで、トラウマになりそうだったらこれも見た方がいいのかも。 映画としては後味も悪いし、海の上で波に揺られてばかりなので乗り物酔いする人、泳げない人には絶対おすすめしません。 特にダイビングやめてほしいなあ〜と思う人がいたら、一緒に見るといいかもしれません。 この映画の試写会はカップルがどこかのプールに入りながら行われたそうですが、動かないで見ていたら体冷えそう。 ただでさえ、冷や〜とする映画なのに。 いや、大勢のカップルがいて、その結束力が高まるから冷えないか。 私は、「どうやって助かるんだ」と思って、というより、助かるところを見なきゃ安心できない!と思って見ていたのに、この結末。 後味悪いどころじゃない、この恐怖をどうしてくれる。 スキューバダイビングするなら、絶対、誰か、別のグループの人様の側にいよう。 ガイドさんにしっかり自分を印象付けて、いなかったらすぐにわかるようにしておこう。 集合時間より早めに帰ろう。 そうだ、いつもいつも集合に遅れる後輩は、ちゃんと叱っておこう。
「2」がある?! 未見です。
「1」とは関係ない内容で、ヨット遊びに出かけた若者が、ヨットにはしごをかけるのを忘れた為、ヨットに上がれなくて遭難する話だそうです。 そのありえなさそうで、ありそうなシチュエーションにリアルな海の遭難の恐怖があるとしたら、十分「2」として成立してるのかも。 |
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