妖獣エバイン。
鏡に見知らぬ女性が、映る。
するとそれを見た人間の腕は、意志に関係なく動き出す。
それで運転手は事故を起こし、人々は殺し合う。
この、鏡にいないはずの綺麗な女性が映るっていうのが、怖い。
それを見た人たちが、次々、事故を起こすというのも怖い。
タレちゃんも鏡の中に、綺麗な女性を見る。
同時にタレちゃんのガールフレンドのミヨちゃんも、同じ女性を鏡の中に見る。
綺麗なお姉さんが鏡にいたと驚く2人は、お互いに首を絞め合って気絶する。
これは妖獣エバインだと気づいたデビルマンは、エバインを追い詰める。
鏡を壊せば、エバインは別の鏡に逃げ込むしかない。
その弱点を突かれたエバインは、妖将軍ムザンに助けを求める。
「よしよし、ムザンが助けてやろう」。
ムザンはエバインに、鏡に人間を閉じ込めることができるカギを渡した。
これでデビルマンも閉じ込めることができる。
鏡の中なら、エバインの世界。
エバインは再び、デビルマンの前に現れる。
この出現がかっこいい。
エバインは馬の体を持っている。
だからエバインが来る時は、鏡の中から蹄の音がする。
それが違づいてくる。
エバインの姿が鏡の中に現れ、それが近づいてくる。
逃げて行く時も同じ。
エバインは蹄の音を響かせながら、鏡を探し、鏡に向かって走っていく。
そして飛び込む。
蹄の音が遠ざかり、エバインの姿も遠くなっていく。
ムザンに鏡の国のカギをもらったエバインは、再びデビルマンの前に現れる。
カギをくわえて返事ができないエバインを、デビルマンは「今度は泥棒でもするのか」と笑う。
だが次の瞬間、閃光が走る。
物音に気付いた美樹が心配して、明の部屋にやってくる。
扉を開けて、驚きのあまり、声も出ない。
部屋には、何もなかった。
美樹は驚いて父母を呼ぶが、父親も母親も泥棒かと言う。
そうではないのだ。
「部屋」がない。
泥棒が、部屋まで持っていくわけがない。
そう訴えるが、父親にも母親にも意味が分からない。
この、明の部屋がいきなり薄暗くなって、ドア口に立つ美樹の影が長く伸びるシーン。
部屋に何もなくて、明もいない。
あるのは、割れた鏡だけ。
何だか、ダリの絵を見ているような気分になります。
エバインの最期は、デビルマンに角を折られたエバインは集めた人間の腕のコントロールを失う。
操っていた腕に襲われたエバインは、鏡の世界の中で絶命する。
「あばよ、エバイン。鏡の中がお前の墓場だ」。
「妖獣らしい、最期だったな」とデビルマンが言うが、エバインの最期はちょっとかっこいいのでした。
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この回から管理職幼獣は魔将軍ザンニンから妖将軍ムザンに変わりましたね。
エバインがムザンに助けを求めてましたが、これがザンニンだったら「自分で何とかしろ」と言っていたでしょうね。
ところでデーモン族で管理職幼獣は魔将軍ザンニン、妖将軍ムザン、妖元帥レイコックがいましたが、もうご存知ですが残忍、無残、冷酷からつけられたんですね。
この3人ではレイコックが一番強かったと思います。
デビルマンもかなり苦戦していましたから。
>だめおやじさん
こんばんは。
この記事にコメントありがとうございます。
>この回から管理職幼獣は魔将軍ザンニンから妖将軍ムザンに変わりましたね。
はい、ムザン登場でした!
>エバインがムザンに助けを求めてましたが、これがザンニンだったら「自分で何とかしろ」と言っていたでしょうね。
これ、私も思いました。
ザンニンだったら「愚か者!」とか怒ってたはず。
>ところでデーモン族で管理職幼獣は魔将軍ザンニン、妖将軍ムザン、妖元帥レイコックがいましたが、もうご存知ですが残忍、無残、冷酷からつけられたんですね。
ですねえ、良く考えましたよね。
>この3人ではレイコックが一番強かったと思います。
>デビルマンもかなり苦戦していましたから。
ムザンがデビルマン退治の暁には、魔王の地位はレイコックに譲ると約束していました。
私もレイコックが一番強かったと思います。
レイコックの魂が入った鏡を見つけるまでは、デビルマンはピンチでしたよね。
ララが頭に来ただけですけど、見事にデビルマンの役に立ってました。
ザンニンは能力がまだわかっていない時、一度はデビルマンに深手を負わせましたが、弱点がわかってからアッサリ氷の底に落ちてましたし。
ムザンとザンニンって仲が悪そうです。
いえ、3人とも仲は悪そうですね。
でもムザンは部下に優しいし、レイコックは部下に慕われている。
管理職としてはザンニンが一番ダメな感じがします。
コメントありがとうございました!
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