こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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わたーしは、おいしくらのっすけだー! 「ベルリン忠臣蔵」

疲れているのか、すごくタイプミスが多い。
だからちっとも、記事を書くのが進まない。
それでも金曜日。
ホッとしてます。

さて12月、時代劇はなんといっても忠臣蔵。
もー、日本人、これ大好きなんですね。
12月になると忠臣蔵。

それと、今年の時代劇専門チャンネルの「忠臣蔵祭り」のCMで言ってましたが、大石内蔵助はスターにしか演じることが許されない役柄。
なるほど。
だからこの役を演じるということは、俳優にとっては格別の意味を持つんですね。

さてさて、私がもう、20年以上前、いや、もっと前かもしれない。
そのぐらい前に「ベルリン忠臣蔵」という「西」ドイツ映画を見たことがあります。
たしか、小さな映画館で上映していた。
主人公のマスク姿に浮かび上がるコピーが、「この顔にピンときたらベルリン忠臣蔵」だった。

寒い日に見に行って、なんつー映画だ、この寒い中、この映画を見に行ってしまった私…、ぶつぶつ言いながらも結構楽しかった記憶があります。
監督が、日本大好きなんだそうで、その愛情はググッと伝わってきます。
でもパンフレットに書いてあったように、「ビールを熱燗にしてしまっているような勘違い」ではあります。

ストーリーは別に、忠臣蔵じゃない。
しかし、日本が好きなことはわかる。
だから私は、この映画がなんとなく憎めない。


ハンブルグの大物政治家や、財界の実力者のもとに夜な夜な、怪盗が現れる。
彼は自分が侵入した証に、壁に文字を残していく。
それは日本の漢字なのだが、意味はわからない。
やがてハンブルグに、この漢字があふれ出す。

文字を残して去る怪盗なんて、「雲霧仁左衛門」とかあの辺りの日本の時代劇を見ているんだろうなと思います。
とにかく、自分が見た日本をやりたいのだろうという察しはつくのだった。
では、何でハンブルグなのに、「ベルリン」忠臣蔵なのか。

うう~ん、当時はベルリンは東西ドイツに別れていたから、ロケしにくかったんじゃないですかね、と大人の事情を考えてみる。
じゃあ、「ハンブルグ」忠臣蔵でいいじゃない。
うう~ん、でも原題は「ベルリン」なんて入ってない。
ということは、これは配給会社のつけたタイトルがいけないんじゃないですかね。

漢字を残しても、ドイツ人にはわからない。
そこで、日本から捜査官が呼ばれた。
彼は漢字を見て、「これは人の苗字です」と言う。
うは、そのぐらいはわかってるんじゃないですかね。

この事件を追うのは、女性ジャーナリスト。
彼女はこの事件は、日本に関係があるとにらんだ。
そして書かれた日本の漢字は、大石内蔵助率いる「忠臣蔵」四十七士の名前であることがわかる。

さらに町に書かれた漢字を地図に記していき、それを線で結ぶと…、「大石」という文字になった。
…こうする意味が良くわからないんだけど、やりたいことはわかる。
文字からして、次の狙いはハンブルグの闇のボスの家であることを予測した彼女は、そこで「大石」が現れるのを待った。

果たして「大石」は現れたが、彼女に向かって大石は煙幕を張って逃げた。
気絶する彼女の耳に、「かかわるな」という言葉が響く。
だが彼女はラジオから流れるある日本通の男性の声が、「大石」の声であると確信。

「大石」の意味を知るため、彼女は日本で武道を学んだ、日本通のその男性に取材を申し込む。
盆栽をバックに、剣道着のドイツ人登場。
女性ジャーナリストは、大石が彼であると見抜いた。
そりゃ、見抜くでしょ。

彼はかつて、日本に住んでおり、彼の面倒を見ていたのは大石内蔵助の末裔の家だった。
この家の家宝は、「ムラマサ」であった。
そう、妖刀と言われる「村正」ですね。
この辺り、日本にムラマサは3つあるのだが、1つは天皇家にあるとか何とか説明して言っていた気がするけど、どうでもいいですかね。

しかしある夜、「ムラマサ」を何者かに盗まれてしまった。
武士の魂を盗まれたこの家の長女であり、彼の恋人であった娘は、何と「切腹」して果ててしまった。
「切腹」って武家でも妻女は切腹しないと思うんですが、監督さんにとって、日本人が誇りを守って散る姿は切腹なのである。
男はこのムラマサを取り返そうとして、ボスと関係がある大物政治家や財界の実力者の家に忍び込んでは漢字の筆書き文字を残していったんですね。

「ムラマサ、返せ」と。
「これは彼女の恨みだぞ」と。
ボスは怪盗の狙いを察し、用心棒に「ニンジャ」を雇うのだったー!
サムライを倒せrのは、ニンジャだけ!

ひゃあ~、すごい。
このニンジャ、突然、腕組みをして背後からぬっと現れる。
なんで?!

それと、ニンジャは何でもできるらしい。
こんな人間がいたら、戦争なんて負けやしない…とふと、思ってしまう、ごめん。
ニンジャと魔法使いは違いますよ、と言いたくなるけど、とにかく日本が好きなことはわかる。

さて、武士の本懐を遂げるため、ボスの住む古城に侵入した大石こと、日本通のドイツ人。
かっこよく…、と思ったら、警備員に見つかってやられたりしている。
だからなんで?!

でもともかく、城の中心部に潜入成功。
しかし彼の前に立ちはだかるのは、腕組みをした黒装束のニンジャ。
するとこのドイツ人は叫ぶ。
日本語で「私は大石内蔵助だー!」と。

これが「わたーしは、おいしくらのっすけだー!」って感じなんですよ。
「おまーえを、しって、いるっぞ、にんーじゃ!」
「わたーしは、にほんで、おまえのなかーまから、じゅっどーをまなんだのだー!」

見ているこちらは、唖然ぼーぜん。
どうも内蔵助さんは、ニンジャをご存知のよう。
日本にいた時、このニンジャの仲間から柔道を会得したらしい。

2人は向かい合い、ひざを落とすとお互いの刀を合わせて、戦いの前の蹲踞(そんきょ)。
ええ、剣道の試合が始まるようです。
へっ?
柔道をニンジャの仲間から会得したというのに、やるのは剣の対決なの?

そして始まる立会い。
これが子供のチャンバラの方がまだ、むきになってる分、勢いとスピードがあるというもの。
刀と刀とはいえ、騎士と騎士の試合のようにやればいいだけなんじゃ…。

殺陣とかじゃないですよ、相手の刀に自分の刀をカキーンと音を出すために当てっこしてる。
ほとんどダンス。
「はいっ」「ほいっ」「おりゃ」「どうぞ!」とでも掛け声かけてやりたくなるような、スピードとアクション。

しかしなぜか、ニンジャは劣勢になる。
すると懐に手をやり、なにやら玉を取り出す。
おおっ、目潰し投げてドロン!ですか!

だがそんな抵抗もむなしく、ニンジャは大石が投げた刀によって倒れるのだった。
監督、「子連れ狼」見たでしょ。
おののくボスには手を出さず、大石はムラマサを持ち去り、古城を出て行くのであった。
あ、あれ、仇は討たないの?

無事、ムラマサを取り戻した大石はなぜか草原で夕日?朝日に向かってムラマサを捧げ持つ。
そこはなぜか、大石家の墓の前なのだった。
大石は消える。
彼女は「おやすみ、浦島太郎」とつぶやいて、映画は終わる。


いや、ほんとなんですってばあ。
よく疑われるんだけど、ほんとに「浦島太郎」って言ったんですって。
だって、「なんで浦島太郎?」って思ったんですもん。
めでたし、めでたし。

むちゃくちゃな映画ですけど、日本が好きで、見たことをやってみたかったというのは、ものすごく伝わってくる。
大石家とムラマサとか、とにかく知っているものは全部やってみたかったのね!?
日本が好きなのね?!
ありがとう!と思った。

だって「なんじゃ、これは…」と思いながら、私、もう一度見てしまいましたもん。
でもこの映画に人は誘えなくて、一人で行った。
映画館は高校の教室の半分ぐらいで、20人ぐらいしか席がないようなミニシアターだった。

普段は、ヨーロッパの小品ながら、いい映画やってるんだろうなという風情。
それでも、私のほかにお客さんは2人ぐらいしかいなかった。
こじんまりした、ちょっとオシャレなミニシアターといった映画館の外に出て角を曲がると、そこは商店街だった気がする。

風景もこの映画に似合ってるなあなどと思いながら、二度とこの映画館に行った覚えがない。
覚えているのは、寒い夕方だったこと。
でもなんだか、楽しかったですよ、はい。
人にはおすすめしませんけど。


ベルリン忠臣蔵 [VHS]ベルリン忠臣蔵 [VHS]
(1991/12/25)
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DVD、出てない…?
やっぱし…?
どこかで深夜にでも放送してくれないかな。
ないか。


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リメイク映画のベスト&ワースト 今度は「ベスト」

米エンターテインメント・ウィークリー誌発表、リメイク映画のベスト&ワースト。
以前、ワーストについて書きましたが、今度はベストについて。

ベスト(リメイク/オリジナル)
▽「ディパーテッド」(06)/「インファナル・アフェア」(02)
▽「花嫁のパパ」(91)/「花嫁の父」(50)
▽「ザ・フライ」(86)/「蠅男の恐怖」(58)
▽「荒野の七人」(60)/「七人の侍」(54)
▽「SF/ボディ・スナッチャー」(78)/「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」(56)

この辺りはもう納得です。
ヒットもしてますし。

▽「オーシャンズ11」(01)/「オーシャンと11人の仲間」(60)
▽「トーマス・クラウン・アフェアー」(99)/「華麗なる賭け」(68)
▽「ドーン・オブ・ザ・デッド」(04)/「ゾンビ」(78)
▽「3時10分、決断のとき」(07)/「決断の3時10分」(57)
▽「天国から来たチャンピオン」(78)/「幽霊紐育を歩く」(41)

▽「ケープ・フィアー」(91)/「恐怖の岬」(62)
▽「マルタの鷹」(41)/「マルタの鷹」(31)

あ、この辺りも納得です。
私としては、

▽「遊星よりの物体X」(51)/「遊星からの物体X」(82)を入れて欲しかったところ。
これは「誰がエイリアンなのか、誰も信じられない!」という心理ホラーとしても良く出来てました。
あんなの嫌だ!と強く思えるのが納得の、物体Xのグロテスクなこと。
変身シーンのショッキングなこと。
何の予備知識もなく、最初に犬と思った物体Xが正体を現す時は、ほんとーに「ギャッ」と声が出ました。
あんな風に変身しなくてもいいじゃないの~!
ジョン・W・キャンベル・Jr.の短編小説「影が行く」が原作だそうですが、これは上手いリメイクでした。

▽暗黒街の顔役(32)/スカーフェイス(83)
▽光る眼(60)/光る眼(95)
この2作も良かった。

▽宇宙戦争 宇宙戦争(53)/宇宙戦争(05)
こちらはだいぶ趣が違いましたけど、どちらも良かったと思います。
スピルバーグのリメイクの方は宇宙戦争というよりも、世界戦争の後を見ている気がしました。

▽ザ・フォッグ(80)/ザ・フォッグ(05)
これ、リメイクの方は悪くないし、ちゃんと起承転結、納得行く解決となってますけど、80年の方が最後がショッキングだし、地道に怖いです。

話題のリメイク、「死刑台のエレベーター」が公開されます。
こちらはどうでしょうか。
キャストといい、注目したいところです。



リメイク映画のベスト&ワースト そして「ワースト」

アメリカ「エンターテイメント」誌によるリメイクのワースト作品、だそうです。

(リメイク/オリジナル)

▽「PLANET OF THE APES/猿の惑星」(01)/「猿の惑星」(68)
▽「シティ・オブ・エンジェル」(98)/「ベルリン・天使の詩」(87)
▽「サブリナ」(95)/「麗しのサブリナ」(54)
▽「バニラ・スカイ」(01)/「オープン・ユア・アイズ」(97)
▽「サイコ」(98/ガス・バン・サント監督)/「サイコ」(60/アルフレッド・ヒッチコック監督)

▽「ステップフォード・ワイフ」(04)/「The Stepford Wives」(75/日本未公開)
▽「キングコング」(76)/「キング・コング」(33)
▽「ロンゲスト・ヤード」(05)/「ロンゲスト・ヤード」(74)
▽「ジャズ・シンガー」(80)/「ジャズ・シンガー」(27)
▽「ピンクパンサー」(06)/「ピンクの豹」(63)

ワーストまでは行かないけれど、私は「羅生門」(50)/「暴行」(64)もなんか、ダメでした。
あとは本当に個人的な趣味ですが、

▽ニキータ(90)/ アサシン(93)
これは、私はオリジナルのフランス版の方が良かった。
「アサシン」はハリウッド的に派手に、しかも最後はハッピーエンドっぽくしているけれど、オリジナルの方がアクションは派手ではないけれど、ダークな雰囲気で迫力があった。

フランスの暗い感じが良かったんですよ、アメリカだとどこか乾いていて明るい。
そのフランスを舞台に、拾われた死刑囚ニキータが殺し屋から1人の愛を知って悩む女性に代わる苦悩が出ていて、ラストに余韻がありました。

ニキータだけが消えて、男性2人が残ってニキータのことを話している。
当のニキータは影も形もない。
これが良かった。
それと、やっぱりオシャレだったなと思います。
ヒロインの着る黒いドレスも、「ニキータ」だとタイトなもの、「アサシン」だとフレアでした。

▽グロリア(80年)/グロリア(98)
こちらも、シャロン・ストーンは好きなんです。
でも美女のシャロンも、ジーナ・ローランズの中年のグロリアの迫力、カッコよさにはかないません。
というか、中年のグロリアならではの迫力があった。
グロリア、映画史上、強い女のベスト10に入りますね。

強い女、他には「エイリアン」のリプリー(シガニー・ウィーバー)とか、「ターミネーター2」のサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)、「蜘蛛女」のモナ(レナ・オリン)、「ロングキス・グッドナイト」のサマンサ(ジーナ・デービス)なんかが挙げられると思います。

▽「たたり」(63)/「ホーンティング」(99)
これは、オリジナルがよかった。
リメイク版には、あのじわじわ来る雰囲気と恐怖がなかったです。

▽犬神家の一族(76)/犬神家の一族(06)
これはもう、76年版になじんでしまった者のわがままと思ってください。
石坂・金田一、市川監督なら「悪魔が来たりて笛を吹く」の方をリメイクして欲しかったです…。

マーティン・スコセッシ監督作品はリメイクのベストに「ディパーテッド」「ケープ・フィアー」の2本が入りました。
確かに上手い。

スティーブ・マーティン主演作品はベストに「花嫁のパパ」、ワーストに「ピンクパンサー」と、それぞれ1本ずつランクインしています。
これもなんかすごいような。

そして、「遊星からの物体X」(82)のリメイク版が作られるそうです。
82年版で、まず最初に全滅したノルウェー隊が出てくるのですが、このノルウェー隊で起きたことを描くらしいです。

最初にノルウェー隊の生存者が犬を追って来て、アメリカ隊が犬を匿うと、「そいつは犬じゃないぞ!」と叫ぶ。
アメリカ隊がノルウェー隊の基地を見ると、凍結した基地で異様な様子の遺体や自殺した者の遺体が見つかる。
う~ん、破滅に向かって行く映画ですね。
前作の主人公のマクレディ(カート・ラッセル)の兄弟が主人公、という噂もあるそうです。

これ、エイリアンの造形のグロテスクさ、見事さはもちろんですが、誰がエイリアンかわからないのが怖かった。
仲間の誰も信用できない恐怖、孤独。
疑う怖さ、疑われる怖さ。

この、人間成り済ましエイリアンの怖さはここにありました。
それに可愛がっていた犬のどれがエイリアンかわからないで、銃は向けられませんよね。

こちら、ベストに入るリメイクになりますように!


スティーブン・キングの、「ハズレなしの定番映画」

昨夜、スティーブン・キング原作の「ミスト」という映画を観ました。
観る前にすでに観た友人から、「後味悪い映画好き?」さらに「『セブン』、平気だった?」と聞かれてたので、何となくはわかってました。
平気なわけないですって、あのラスト。

それでその原作者、スティーブン・キングが、エンターテインメント・ウィークリー誌で発表した、新作映画に疲れたときにレンタル店で借りたくなる「ハズレなしの定番映画」ベスト20。

順不同です。

1.「恐怖の報酬」(77/ウィリアム・フリードキン監督)
2.「恐怖の報酬」(53/アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督)
3.「スリング・ブレイド」(96/ビリー・ボブ・ソーントン監督)
4.「ワイルドバンチ」(69/サム・ペキンパー監督)
5.「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(99/ダニエル・マイリック&エドゥアルド・サンチェス監督)

6.「ブルース・ブラザース」(80/ジョン・ランディス監督)
7.「ダイ・ハード」(88/ジョン・マクティアナン監督)
8.「死の接吻」(47/ヘンリー・ハサウェイ監督)
9.「ガルシアの首」(74/サム・ペキンパー監督)
10.「博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」 (64/スタンリー・キューブリック監督)

11.「遊星からの物体X」(82/ジョン・カーペンター監督)
12.「ケイン号の叛乱」(54/エドワード・ドミトリク監督)
13.「クジョー」(83/ルイス・ティーグ監督)
14.「1941」(79/スティーブン・スピルバーグ監督)
15.「Night of the Demon(Curse of the Demon)」(57/ジャック・ターナー監督/日本未公開)

16.「サタデー・ナイト・フィーバー」(77/ジョン・バダム監督)
17.「タイタニック」(97/ジェームズ・キャメロン監督)
18.「殺しの分け前/ポイント・ブランク」(67/ジョン・ブアマン監督)
19.「彼と人魚」(48/アービング・ピシェル監督)
20.「白熱」(49/ラオール・ウォルシュ監督)

「恐怖の報酬」、お好きですね~。
あの、あんなに頑張ったのに、やっとたどり着いたのに…、という結末が良いんでしょうか。
昨夜見た「ミスト」もラストは小説と違いますが、このラストにOK出したということは、やっぱり「恐怖の報酬」好きさんならではでしょうか。
「遊星からの物体X」とかね。

でもどちらもオリジナルもいいけど、リメイクの方がお好きなんだそうです。
確かにこの2本のリメイクは、良く出来ていたと思います。
「遊星からの物体X」なんかは、密室の人間同士の葛藤も描けていたし、何より物体Xが不気味…。

自分の原作の映画では、「クジョー」ですか。
あれも怖かったですね。
「ディー・ウォレスがアカデミー主演女優賞にノミネートされなかったことに、今も腹を立てている」そうです。
「タイタニック」については、「どうぞ、笑いたければ笑ってくれ」だそうで。

10年前ぐらいから、60年前まで。
古い映画ですが、「新作映画に疲れた時」なので古い映画が選ばれてるんでしょうね。
何となくキングの好みはわかりましたが、「恐怖の報酬」や「遊星からの物体X」は、大人同士の話ですから…。
「ミスト」のラストは、哀しすぎる。

もちろん、「シャイニング」は入ってない。
「シャイニング」はホラーの名作だと思っているんですが、キング自身は意図したところとは違う映画になってしまってものすごく不満だったようですね。
ニコルソンの熱演でニコルソンの顔が怖すぎて、助けに来た超能力者の料理人の扱いやラストも嫌で、変なホラーになってしまった、と。
後にキング自身が作ったTV版見ましたが、まあ確かに別物ではありました。

だけど純粋にホラー映画としては、キューブリックの「シャイニング」はあの閉鎖的な空間、狂って行く父親とその過程、襲撃方法。
ちらちら起き、そして顕著になっていく超常現象、ダニーに見える映像、私は非常に怖かったです。
「ミスト」もせめて「シャイニング」みたいなラストだったら、なあ。
「シャイニング」の奥さん役の顔も、すご~く怖かったなあ~、怯えてるんだけど。

「IT」が映画になるそうですが、TV版では子供が覗いた排水溝の溝の小さな隙間にピエロがいたのが、ゾッとしました。
ありえないものが、ふっと日常に姿を現しているのにゾッとしたんです。

あ、スティーブン・キングは蜘蛛が嫌いなんですね。
「IT」と「ミスト」で、よ~くわかりました!

スティーブン・キングが自分の映画を1本しか入れていないのは、やはり不満があるのか。
それともただの照れですか。
彼の小説の映像化って、結構、評価も分かれてるし、ヒットも思った以上ではないとか言われてますね。
う~ん、ホラー小説の映像化っていろいろ難しいんでしょうね、やっぱり。
一番怖いのは、想像力だから。


あっと驚く結末の映画22本

アメリカのエンターテインメント・ウィークリー誌による、あっと驚く結末が用意された「大どんでん返し映画」22本だそうです。

順不同。

「セブン」(95)
「シックス・センス」(99)
「ファイト・クラブ」(99)
「悪魔のような女」(55)
「メメント」(00)

「サイコ」(60)
「ユージュアル・サスペクツ」(95)
「猿の惑星」(68)
「アイデンティティー」(03)
「プレステージ」(06)

「ゲーム」(97)
「フォーン・ブース」(02)
「ドニー・ダーコ」(01)
「ソイレント・グリーン」(73)
「マルホランド・ドライブ」(01)

「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」(80)
「オールド・ボーイ」(03)
「キル・ビル Vol.1」(03)
「12モンキーズ」(95)
「イースタン・プロミス」(07)

「アザーズ」(01)
「エンゼル・ハート」(87)

「セブン」はどんでん返しだけど、気分悪い終わり方でした。
ほんとに、いや~な気分にさせてくれた。
おかげで「ファイト・クラブ」見損ねました。
でも、「ゲーム」は良かった、おもしろかったです。

「シックス・センス」は、「ええ~、そうだったの!あ~、道理で」とこれまでの描写に納得。
「アザーズ」はこの後見たので、「ああ、シックス・センスだな」って思ってしまいました。
見た時期が悪かったですね。
でもおもしろかったと思います。

「悪魔のような女」は、55年度版を観た時、ビックリ。
そうか、だから「悪魔のような女」なのね、と。
これが見事だったので、リメイクは更に一ひねりしていましたね。
リメイクの方が気持ちはスッキリさせてくれる結末ですが、怖いのはやっぱり55年度版の方かなあ。
ラストに、「えっ、また?どうして?」がありましたし。

「サイコ」は、いまや古典。
お手本。
今なら途中で犯人の予測がつくかもしれないですが、あの当時、多重人格なんてほとんどの人が知らない時代、衝撃的な結末だったと思います。
「猿の惑星」も同じく。

「ユージュアル・サスペクツ」、これ楽しみにしていて、まだ観てないんです。
「アイデンティティー」、これもビックリしました。
わかりにくいといえば、わかりにくいけど、最後に「ええ~、そうだったの?だから次々…」。
それで「結果、そうなの!?」と。

「フォーン・ブース」、コリン・ファレルが電話ボックスから離れられない。
だけど、おもしろい、スリリング!
それで最後、「え!」となる。

「ソイレント・グリーン」、これ、段々、現実味を増してきているのか…も?
いやいや、そんなことはないっ!いやだっ!

「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」は、ハッピーエンドへのどんでん返しでしたね。

「エンゼル・ハート」は、映像が不気味でした。
当時、人気絶頂だったミッキー・ロークと、出番は少ないものの不気味さ満点のロバート・デニーロが共演。
何度も繰り返し出てくる、後姿しかわからない男。
それが最後に、あ~、そうだったか…、と。

これ、マイケル・デ・ルカのプロデュースでリメイクされるそうです。
もっとグロテスクになるかな…。

私個人では「情婦」(57)、「スティング」(73)も入れたいですね。
「情婦」は、アガサ・クリスティの「検察側の証人」。
さすが、ミステリーの女王。
そして主演のディートリッヒが素晴らしいです。

「スティング」は「明日に向かって撃て!」のポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの再共演。
監督も同じ。
痛快などんでん返し。

「エクゼクティブ・コマンド」は最初の突入シーンで「あれー?!今、飛んでちゃったけど、彼が活躍する映画じゃなかったのー?!」ってビックリ。
あれ、撮影途中で何かトラブルでもあって、出演取りやめたんですかね~?
でもアクション映画としては、満足できる映画でした。
あ、意外な「結末」の映画じゃなかった。
意外な始まりの映画。

どんでん返しの映画の話って、ほとんど内容が書けない!
「あ~」とか「え~」とか、「そうだったの~」ばっかり書いてしまう。
でもやっぱり最後にその言葉が出てしまうんだな。