こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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成層圏で燃え尽きなければなー! 「リーガル・ハイ」最終回

古美門のもとを去った真知子。
1年ぶりに、古美門法律事務所を訪ねてきた。
花を用意し、真知子を歓迎し、紳士的に話をする古美門。
真知子もまた、大人の女性らしく振る舞う。

現在、真知子は黛法律事務所を立ち上げ、個人で仕事をしている。
今回、真知子が古美門のもとを訪ねたのは、彼女が準備している訴訟を共に戦おうという相談だった。
その真知子の依頼者は、八木沼佳奈。
あの1年前の仙羽化学の公害訴訟で、会社から極秘文書を持ち出し、告発した開発者の女性だ。

裁判後、佳奈は仙羽化学のライバル社・フロンティアケミカルラボにヘッドハンティングされ、転職していた。
だがそれは表向きで、佳奈は会社に飼い殺された挙句、解雇されたらしい。
仙羽化学とフロンティアケミカルラボはライバル会社のように見えるが、実は両社の社長は大学の先輩と後輩という間柄だった。

その関係を使って、仙羽化学が報復人事を行ったのだ。
佳奈は、両社を訴え、真知子が担当することになった。
仙羽化学の代理人は、三木だ。
真知子は「私たちが一緒にやるべき仕事」と古美門に力説するが、古美門はスケジュールがないと断った。  

裁判当日、三木や井手と真知子が対決する中、古美門が入廷してくる。
協力してくれると真知子が微笑んだ次の瞬間、古美門は真知子の前を通り過ぎ、三木の隣に立つ。
「本日、フロンティアケミカルラボから顧問を任され本件を担当代理となりました、古美門研介で~す」。
何と、古美門はフロンティアケミカルラボの代理人だったのだ!

「ひどい!先生は私の味方だと思っていたのに」。
「何を言う、いつも私は君を助けてやっただろう」。
「私だって先生を助けました」。

「な~にを言う、すべて私の実力の勝利だよ」。
「あの時だって、(代議士やら圭子さんやら、今までの案件を持ち出して)ぎゃーぎゃー」
裁判長「また、あなたたちですか…。あの!裁判始めてよろしいですか!」 

大人のしっとりした女性はどこへやら、真知子は古美門の事務所へ怒鳴り込みに行く。
だが古美門は、真知子のことを「この低能が私に勝てる確率など上空8千メートルからゴルフボールを落として、ゴルフカップに住んでるモグラの鼻に当たる確率よりも低~い!」と言う。
受けて立つ真知子。
真知子は、解雇の無効と、未払い賃金の支払いと慰謝料で2千万円を提示。

仙羽化学からフロンティアに佳奈が引き抜かれた代わりに、フロンティアから仙羽に反対に引き抜かれた金沢が証人として出廷。
佳奈同様、金沢は飼い殺しにあって解雇されたという。
つまり、佳奈と金沢、やめさせたい社員を交換して退職に追い込んでいるのではないか。

会社で金沢は孤立していたと訴えると、三木は金沢の趣味を暴露した。
「あなたには秘めた部分がありますね?そして、それをときおり、解放したくなる。今、ここでそれを解放してみませんか?」
「いや、それは」。

「どうしました?それこそが本当のあなたでしょう。それを会社でも、時には解放するのでしょう。何も隠すことはありません。本当のあなたを私にお見せください」。
「わかりました」。
金沢はSM趣味で、この日も服の下には女性物の扇情的な下着とガーターベルトをしていた!

それを露わにした金沢は、自分の趣味を誇る。
「これでは孤立もやむなしではないでしょうか、裁判長!」
孤立の理由がこの趣味では、いたしかたない…。

古美門と三木は互いの会社の社長を交えて、話し合うが、実は仙羽の池部社長(神保悟志さーん♪)は、佳奈と不倫関係だったことがあった。
さらに、別れを告げた、捨てた形なのは佳奈だった。
そこを法廷で明らかにすれば、報復人事と言う主張は成り立つ。
だが、佳奈の秘密を暴露し、仙羽の家庭をも壊しかねない行為は真知子にはできないだろうと古美門は言う。

古美門は真知子を呼びつけ、和解の提案をする。
拒絶する真知子に服部が、真「古美門先生は、黛先生を案じておられるのです」と言う。
「それはわかっています。わかっていますけど」。

「黛先生はかつて、こうおっしゃいました。古美門先生にはなれない弁護士になってみせると。黛先生はまっすぐにその道を進めばよろしいのでは?黛先生のひたむきな瞳は、きっと人の心を動かすことができますよ」。
そして真知子にしかできないことがあると教える
「旅人のコートを脱がすのは、北風だけではありません。古美門先生が北風なら、黛先生は太陽…」。

その言葉に真知子は、日照権で戦った人権派弁護士の大貫善三を居酒屋に呼んで相談する。
大貫は仙羽とフロンティア、両方を相手にするのは、「ゴジラとガメラを一度に敵にまわしたらだめだよ」と言う。
要するに共食いさせることだと大貫はアドバイスする。

「ゴジラとガメラを敵対させれぱいい。ゴジラ対モスラとか、いや、ゴジラとキングギ…(キングギドラ!)」
真知子「例えはもういいです」。
「それにしてもゴジラ対ガメラ…、見たいな」。

次に、古美門に叩きのめされた杉浦検事にも真知子は相談を持ちかける。
真知子の誉め言葉によって自信を取り戻した杉浦は、「証人がいない時の武器は、相手の証人だ。古美門が立ててくる証人を、自分の手札にすることが出来れば、きっと勝てる」と教える。
そして杉浦は言う。
「どんなに強い者でも、いつかは必ず負ける日が来る。そして大抵、意外な相手に負けるものだよ」と。

真知子はさらに、鹿児島にいる古美門の父・清蔵(中村敦夫さん♪)にも電話をかける。
清蔵は「こんな老いぼれ当てにすることないでしょう」と言う。
息子の手の内は、今や真知子が一番知り尽くしている、と。

「何も恐れることはない。あなたの良さは、そのまっすぐさだ。その目を見ていると、惹き込まれる。みんなあなたに、味方したくなるはずだ」。
「まっすぐ、相手の目を見て、ただただ誠心誠意ぶつかればいい。邪道は所詮、邪道。正道には適わぬものだよ」と清蔵は言った。
「ドスは腰を低くして、身体ごと相手に預ける要領でぶつかる。心の臓ではなく腹を!」

さらに真知子は、古美門の元妻の圭子・シュナイダーにメールで相談した。
返事は真知子が「はやっ!」と言うほどすぐに来たが、そこには「知るか」と一言だけがあった。
「女・古美門だった…」。
だが、メールを下にスクロールすると、そこには「バカで頑固で夢想家。世界を変えてきたのは、いつもそういう人」とあった。 

真知子はアドバイスを元に、仙羽を抜いて、古美門のフロンティアのみを相手にすることを考えた。
三木が古美門を恨んでいるサオリの話をし、真知子は三木に「古美門先生を倒しましょう」と持ちかける。
サオリという女の子が、訴訟に勝つ為に古美門によって死に追いやられたことを、三木は許していなかった。
なんとしても古美門を倒したい三木は、フロンティアの弁護から降りた。

古美門は、村上と言う研究者を証人に立てた。
金銭トラブルを抱えている村上は、古美門に金で有利な発言をするはずだった。
だが真知子は村上を見つめ、「八木沼さんは、かつてのあなたです」と言った。

「あなたは成功した。しかし、あなたにも八木沼さんのように不遇な時代もあったでしょう?すべての研究の成果は、そうした冷遇に耐えた研究者の努力の結果ではないのでしょうか?あそこにすわっている人はあなた自身ではないのでしょうか」。
何度も資金が底を尽き、無駄な研究だと世間に笑われようとも、諦めず研究に没頭していたあの頃のあなただ、と。

若き全ての研究者の指標として、答えてほしい。
「八木沼さんに対し、フロンティアが用意した待遇は適切だったとお思いですか?」 
かつての研究者魂を呼び覚まされた村上は「適切とは思わない」と答えてしまった。
さらに古美門に金で証言をする約束をしたと村上は暴露し、「私は正しいことをした者が報われる社会を望む者です」と言ってしまう。 

さらにフロンティアの池部が、報復人事の相談をする電話を沢地が聞いたと証言する。
古美門は、沢地の証言など当てにならない。
自分に振られた腹いせで、沢地は自分の邪魔をすることを生きがいとしていると言うが、逆に沢地は古美門が圭子と結婚中に自分に言い寄ってきたメールを読み始めた。

「当時、奥様がいらっしゃったにもかかわらず古美門先生が私に出したメールも保存してあります。『君江ちゃん、どうしてそんなにも僕の心を惑わすの?夕べまた、君の夢を見ちゃったよ。君にお尻ぺんぺんされてる夢。正夢になるといいな』」。 
古美門は「やめてー、お願い!」とすがりつくしかなかった。
参った様子の古美門に真知子は、「和解は絶対にしません」と言う。 
ヘトヘトに見えた古美門だが、真知子に「君は致命的なミスを犯していることに、当然気付いているだろうな?最も大事な鍵を投げ捨てたことだよ」と言って階段を降りていく。

そして家での食事中、今度は蘭丸が隠密活動からの引退を告げる。
真知子に俳優に専念するよう、言われたのだ。
俳優への夢を思い出した蘭丸は、別れを告げて去っていく。
「まーゆーずーみー!」と古美門は怒る

古美門はスポーツクラブで池部に接触しようとするが、真知子が邪魔をする。 
真知子は、古美門が勝ちにこだわる理由が分かった、と言う、
サオリではないのか。

古美門は勝つために、罪のない子の命を奪ってしまった。
なのにもし勝利にこだわることをやめたら、古美門は自分がしたことを否定することになる。
だから古美門は勝ち続けることで、罪の意識から必死に逃げ続けていると真知子は分析した。
「その旅は、きっとお辛いものだったでしょう。勝たせて頂きます。それが、私の先生への恩返しです」と真知子は言う。

裁判の日。
真知子は語る。
清蔵に言われたように、真摯にまっすぐに。

「私は、この裁判で多くのことを学びました。正義とは何でしょうか?法とは何でしょうか?この世界に正義などない。勝った者が正義だ、と言う人がいます」。
古美門がクローズアップされる。
「私もそうかもしれないと思った時期もありました。でも今は確信を持って言えます。我々人間には、正義を愛し、求める心があると。裁判は勝ち負けのゲームでも、金もうけのギャンブルでもありません。また、傷つけ合う場でもないはずです」。

「裁判はきっとどこかにある正義と真実を見つけ、みんなが幸せになれる道を探す場なのではないでしょうか。正しい人が報われ、幸せになれる社会。そんなのは夢物語。現実は非情。確かにそうかもしれません。でも、人は夢を見るから生きられるんです。理想を叶えようとするから、私たちはこの諦めに満ちた現実を生きていけるんです。私は理想が現実を覆せると、信じています。必ず」。 

真知子の言葉は傍聴人に響き渡り、涙ぐむものもいた。
対して古美門は「ありません」と、反論をしなかった。
傍聴席でずっと古美門と真知子の裁判を描いていた男が、古美門にノートを渡した。
「いい弁護士になったね、彼女」。

夜、家でノートを見ている古美門。
真知子の顔の横に「大変よくできました」のマークが描かれている。
服部が話しかける。

「どうやら先生は、とんでもない弁護士をお育てになられたのかもしれませんね。きっと心のどこかで、期待されていたんでしょう。いつかこの方が、自分を負かしてくれるのではないかと。勝ち続けなければならない生き方も、お辛かったでしょう。そろそろその重荷も、降ろされてもいい頃では」。
古美門は黙って聞いていた。

判決が迫った。
真知子は駄目押しで追加の証人として、池部社長を出廷させた。
池部は真知子の情に心を動かされていたはずだった。
証言台に池部が立った。

「あなたは確かに、フロンティアの社長に対して報復人事を依頼しましたね」。
「私は、社員だった八木沼君に報復するため、フロンティアさんとの間で、不当解雇する取り引きを行った…」と言う言葉が池部から出る。
だが、次の瞬間、池部は「そんな事実はありません!」と口走った。

「そうでしょう…、ええーっ?!」
「まったく記憶にありません!」
話が違う。
仰天する真知子。

畳みかけるように、今度はフロンティア側が証言。
そして古美門が演説を始める。
仙羽とフロンティアの間に、そのようなやり取りの電話はなかったと通話記録を提示してくる古美門。

他の社員同士にも、そんな記録はない。
店の公衆電話ではなかったかと真知子は抵抗するが、古美門は先ほど、池部は通話には携帯を使っていたことを明言していたことを指摘する。
古美門は、真知子が仙羽化学とフロンティアが取り引きをしていたことを証拠を示す確たる証拠を何一つあげられていないと言う。

そして、「そちらの弁護士先生」が主張なさったことは、何の論理的根拠もなく、ひたすら情に訴えるのみの「中学生が同人誌に投降して落選するライトノベル以下の作文であり、しかも自分に酔って涙する始末」と言った。
さらに「裁判は夢を探す場所?そんなものを見つけたければ、インドのガンジス川か、下北沢の三流劇団にでも入りたまえ」とまで言い放った。
「失礼、言葉が過ぎました」と古美門は謝りながら一転して、おごそかに話し始める。

「我々は神ではありません。人間はこの私も含め、愚かな、感情的で、間違えてばかりの、ちっぽけな生き物です。そんな人間に、人間を裁くことはできるのでしょうか?いいえ、できません。だから人間になりかわり、法が裁くんです!」と言う。
「どんなに怪しかろうと、どんなに憎かろうと、一切の感情を排除し、法と証拠によってのみ、人を裁く。それこそが、我々人類が、長い歴史の中で手に入れた、法治国家という、大切な大切な財産なのです!」

「公明正大なる裁判所におかれましては、情緒的な弁論に惑わされる事など微塵もなく、徹頭徹尾、法と証拠のみに基づいて、判断なさることでしょう」。 
古美門の言葉に裁判官はうなづく。
判決は「原告の請求を、いずれも棄却する」。
真知子の負けであった。

「勝ったと思ったかー!百億万年早いわー!」と、古美門は判決文の最中に真知子に向かって嘲笑う。
金切り声を上げ、髪の毛をかきむしる真知子。
「あの~、判決読んでいいかな~?」と裁判長が言う。

判決の後、佳奈はタイから引き抜きの話があると、タイに向かうことを話す。
「君のような優秀な人材が、タイに流出したのは日本の損失だろう。何年か後、日本は後悔するだろう。タイで不当解雇されたら、私が担当しよう」。
佳奈は笑って去っていく。

古美門と池部は、組んでいたのだ。
「いつから…」と聞く真知子に古美門は「最初から」と言う。
池部が守りたかったのは、元愛人ではない。
不倫がばれたら、崩壊しかねない家族でもない。

池部が守りたかったのは、仙羽という会社だけだったのだ。
最初から古美門は真知子に罠を仕掛けていた。
その罠に真知子は、アッサリ引っかかった。

池部を引っ張り出さなければ、勝てた。
だが真知子が池部を引っ張り出すだろうことは、古美門にはわかっていた。
真知子の手の内は全て読み、行動まで見切っていたのだ。

「自分が成長したと思ったか?ぜ~んぜん成長してない。ぜ~んぜん!」
「私を追いつめたと思ったか?遊んでやっていただけだ」。
「一度、次期惑星探査機『はやぶさ2』にくくりつけられて、数年間、小惑星を探査してくるといい。少しは、マシになるだろう」。
「成層圏で燃え尽きなければ、なー!」 

古美門の悪態に真知子が思わず聞く。
「私、何がいけなかったんでしょうか?」
「旅人のコートを脱がせたくらいで、勝てると思うな?太陽やるなら灼熱地獄で、パンツ一枚残さず剥ぎ取れ。それくらいでなければ、理想と現実を変えることなどできやしない。もっともっと強く、賢くなれ、『朝ドラ!』」  
打ちのめされたかに見えた真知子だが、古美門にはまだやることがあると言って立ち上がる。
「先生は、決着をつけるべきです」。
真知子は古美門を連れ、三木の事務所へ向かう。

三木と対峙した古美門は「あの子は死ぬ運命だったんです」と言う。
デスクから写真たてを取りだし、三木は「サオリの目を見て、もう一度今のセリフを言ってみろ」と、古美門に写真立てを突きつける。 
古美門が目をそらす。

「サオリは私にとって、娘同然だったんだ!」
古美門が写真立てをはじく。
写真立ては、真知子の前に飛んで来た。

その伏せられた写真立てを拾って見た真知子。
「あの…、サオリさんって…」。
沢地は、サオリは新薬開発の投薬実験にされたと言った。
だが、そのうちに三木はサオリに癒され、本当の娘のようにかわいがり始めたのだと。

サオリとは新薬の実験の為の、ハムスターだった…。
しかし、古美門は実験をやめようとはしなかった。
「勝つためだった、勝つためだったんだ~!」

古美門と三木の殴り合いに呆然とする真知子は「じゃ、あなたは…、何が…」と沢地に尋ねる。
沢地は「私?」
嫣然と微笑んだ沢地は「私は男のケンカが好きなの」と言った。
そして古美門を殴っている三木を見て、沢地は高らかに笑い出した。

古美門の家に戻った真知子は、服部に全ての窓を閉めてくれるように頼む。
そして服部に大声を出すことをことわると、耳をふさいだ服部を前に天高く真知子は叫ぶ。
「なんじゃー、そりゃあああー!」

真知子はまた、古美門への借金返済のため、古美門の事務所で働くことになった。
給料は70%だと言う古美門に、80%で20%を返済にと言う真知子。
そこで蘭丸も来年から役者に専念することにした、と戻って来る。
古美門と真知子は、今日も裁判所の前でも言い争うのだった。



いや~、真知子が優勢に進めていたので、これは真知子が負けるなと思いました。
最初に古美門が優勢だったら、真知子が逆転勝利だなと思ってたんですが。
本当にその通りだった。
裁判に勝つ執念と根性がもう、佳奈と真知子より仙羽社長と古美門の方が強かった。

真知子は佳奈に対する正義感と責任感から仙羽に対して不当解雇を訴えたが、大金もらって、居続けてるのが佳奈の幸せなのか。
それより新天地に行くのが、佳奈の再出発には良いのではないか。
これ、依頼人にとって一番良い方向へ導いてやる、圭子さんの離婚訴訟の時と同じですね。
だからか、負けた佳奈の表情がサバサバして、明るかった。

真知子は途中までなら、勝っていた。
そして、社長の証言ではなく、仙波とフロンティアの取引の証拠をつかむべきだった。
でも仙波の社長が証言してくれると思って、勝ちのダメ押しをしたから負けた。
真知子がそうするであろうことを、古美門は読んでいた。

たぶん、古美門は真知子の性格を読んで、全てを勝ちに結びつけるように動かしていたんですね。
圭子さんもそういう「操られ方」していたから、嫌になってしまったんだと思う。
しかし、真知子はめげない。
古美門事務所におかえり、真知子。

そして見ているうち、三木のサオリは、絶対!バカバカしいオチで終わってほしいと思うようになって来ました。
うんとバカバカしくしてほしい!
そうしたら、ほんとにモルモットじゃなくて、サオリちゃんはハムスターだった!
勝つ為に全てを尽くすのが古美門なら、例えハムスターだろうが愛の為に尽くすのが三木さんだったんですね~。

いや、ハムスターかわいいですよ。
愛情を受けた動物はそれがハムスターだろうが、犬だろうが、その人には代わりがないパートナーになる。
飼ってた同僚は、ハムスターの為なら何でもしてやりたいと言って、冬に外出する時、ハムスター用のあったかカーペット買ってたもの。
部長はハムスターが死んじゃったと言って、悲しんでたもの。

沢地さんの、たまに古美門助けた理由がわかった。
三木が勝っちゃうと、争いがなくなっちゃうもんね。
古美門側でも三木側でもなく、とにかく争ってほしいのね。
沢地さん役の小池さんの旦那さんが「男のケンカ」をする職業だから…?

そしてその通り、まるで幼い少女を犠牲にしたかのような深刻さで、大の男が殴り合っている。
満足そうな沢地さんは、高笑いしてる。
脇では助手がその光景に、浸っている。
この光景に、真知子の神経が耐えられなかった。

「なんじゃああ~!」
真知子の叫びが町に、地球に、銀河系に広がっていく。
どれだけ叫んだか、この表現楽しい。
でもあまりの衝撃に古美門先生の家の壁にかかったものでも落ちるとか、花瓶が割れるとかしたらおもしろかったのに。

ゲストも大貫弁護士、杉浦検事、清蔵と豪華。
圭子さんはメールだけだけど、まるで圭子さんが浮かぶような文面!
「ゴジラ対キングギドラ」って、会社の2人の女性がバチバチのケンカした時、男性社員がボソッと言ってたな~。

そしてきっと圭子さん、この結果もわかってたと思う。
メールの向こうでの笑い顔が、目に浮かぶ。
印象深いゲストがもう一度出演してくれて、見ていた人にはうれしいサービス。

特に中村敦夫さん、大物なのにもう一度出てくれて、本当に懐が大きいです。
「ドスは腰を低くして、身体ごと相手に預ける要領でぶつかる。心の臓ではなく腹を!」って、真顔ですごいこと言ってる検事に笑った。
紋次郎してる~!

さてそんな最終回を迎えた「リーガル・ハイ」。
これは必ずしも「正しい」側が勝たない裁判ドラマだった。
勝つのは常に、古美門だけ。

だから時として、何が悪なのか、正義なのかがわからなくなる。
誰かの正義は、誰かにとっての悪になる。
光と影が必ず発生する。

最終回の裁判が、前回、前々回の大きな山場の裁判と同じ企業の訴訟から始まっているのが、そもそも、これを象徴している気がします。
国を代表する大企業相手に、死んでも構わない老人たちが勝つのが、光。
そこから報復人事が発生するのが、影。
ここで、必ずしも「正しい」側が勝たない「リーガル・ハイ」という、コメディの形はとっていても苦いドラマが、その通りに終わる。

延長無しの最終回だけど、密度は濃かった。
というよりも、前回が実質上の最終回で、今回が延長と考えられなくない。
だから最終回がちょっと弱いという印象も、あるかもしれない。

でも最終回に真知子の理想論と、古美門がぶつかったのは良かったんじゃないでしょうか。
古美門と真知子、どちらも正しい。
両極端な2人がいるから、良いようにバランス取れて、お互いの主張がより一層、鮮やかに対比される。
このドラマに、ふさわしいラストだったのでは。

真知子が「我々人間には、正義を愛し、求める心がある。裁判は勝ち負けのゲームでも、金もうけのギャンブルでもないし、傷つけ合う場でもない」と言う。
「裁判はきっとどこかにある正義と真実を見つけ、みんなが幸せになれる道を探す場」。
「正しい人が報われ、幸せになれる社会。そんなのは夢物語。現実は非情。確かにそうかもしれません。でも、人は夢を見るから生きられるんです。理想を叶えようとするから生きていける」。 

それは本当だと思う、本当なら良いとおもう。
「正しいことをした者が報われる社会を望む」彼女のような人ばかりだと、世の中はとても良くなる、暮らしやすいと思う。
しかし真知子のような感情論は、時として危うい事態を引き起こす。
だから、古美門は言う。

「愚かな、感情的で、間違えてばかりの、ちっぽけな生き物である人間に、人間を裁くことはできない」と。
「だからどんなに怪しかろうと、どんなに憎かろうと、一切の感情を排除し、法と証拠によってのみ裁く。それこそが人が長い歴史の中で手に入れた、法治国家という、大切な財産なのだ」と言う。
「情緒的な弁論に惑わされる事など微塵もなく、徹頭徹尾、法と証拠のみに基づいて、判断してくれ」と。

結局、真っ当ですくすく育った真知子は裁判には勝てず、古美門の前には通用しなかった。
けど、古美門も、真知子を全面否定はしていないと思う。
甘いとは思っても、愚かと言っても。

裁判に勝っても、心は救えない時がある。
その時に、真知子のような人が救う。
心が救えても、現実が厳しい時がある。
その時は、古美門のような人が救う。

どちらも必要。
そのバランスをとって、人間は生きていくしかない。
そういう両方を描いたのは、裁判ドラマとしては良かったんじゃないでしょうか。

古美門のマシンガントークは、楽しかった。
堺さんはすばらしかった。
爆笑な早口の言い回しは、最高。
本物の俳優さんの凄みを感じました。

法廷で今までの裁判が、真知子が自分のおかげで勝ったんじゃないかと言い争うのも楽しかった。
「またあんたたち?」とでも言いたそうな裁判長の表情どおり、法廷での「仲良しのケンカ」は楽しかった。
新垣さん自身が堺さんとの共演で、真知子同様、成長した気がします。

フロンティア側に東幹久さんを持って来て、最後まで勧善懲悪の「水戸黄門」していたのもおかしかった。
そうそう、スポーツクラブでの古美門さん、あれは「死亡遊戯」なんですか、「キル・ビル」なんですか。
しかし、服部さんは謎のままだった。
服部さんは「水戸黄門」ではなく、「服部半蔵」だったのかもしれない。


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涙、まだまだ 「リーガル・ハイ」第10回

来たよ、来ました、暴風雨。
台風がこれから夜中の3時ぐらいまで、猛威を振るって通過することでしょう。
「リーガル・ハイ」10話の最中、上部にどこにどういう注意報が出たか、テロップが良く出てました。
避難勧告出ているところとか、大変。


しかし、今日の「リーガル・ハイ」10話は、また期待通りにおもしろかった。
「あぜーん」としてしまった部分に触れるのはどうかと思って書いてはいますが、やっぱりネタバレにはなってます。
ご注意を。

最後の老人たちが勝利して歌い、足を踏み鳴らす例の「村の歌」を聞いた古美門「何なんだ、この歌は」。
裁判シーンも、笑わせてくれた。
証言台に立った、原因と見られる化学物質「ヘルムート38」を作ったドイツ人教授の真贋を問い、彼を「アンビリバボーの再現ドラマで見た」と言う。

法廷画家は、古美門と三木の対決を妙にデフォルメして描く。
横内正さんから、山田純大さんまで、どこまで「水戸黄門」で笑わせてくれるのか!
杉良太郎さんという、大スターの息子さんなのに、痴漢!なんて役をやってくれる山田さん、好きです。
この方は悪役もうまくて、この方で新しい「剣客商売」なんて一度で良いから見てみたい。

さて古美門がなぜ、最強の弁護士なのか。
よーく、わかりました。
勝つ為には手段を選ばない、と言われるわけが。

古美門は家を担保に、金を用意した。
仙羽化学に先回りして側近で1億支払い、土地を手に入れて汚染調査の為、土地の掘削を繰り返す。
やっと、土から化学物質「ヘルムート38」が出て汚染の実態を証明した。

だがどうしても、化学物質「ヘルムート38」が健康を害する原因だと証明できない。
開発者の研究員の女性は、協力してくれそうもない。
家財も差し押さえられ、絶体絶命の古美門。
三木と沢地が家にやってきて、この家を買うと言う。

元々勝てない裁判だった。
敗北を覚悟した古美門は、三木側が申し出た3千万の和解を老人たちに提示した。
前回、古美門に戦後を支えてこれまで生きてきた誇りを呼び覚まされた老人たち。
戦う力を貰った老人たち。

今度は、彼らが古美門を奮い立たせる。
何年かかっても良いと、老人たちは言う。
その気持ちに古美門は、「私からの条件です。決着がつくまで、誰一人くたばらないでいただきたい!」 という言葉で返す。

心と心をぶつけた者同士に流れる連帯感、信頼、尊敬。
裁判で健康の被害を証言する老人たちに対して、古美門は「完璧でした!演技ではない惨めさが胸に迫る!」とも言う。
言葉だけ聞くと、失礼なんだけど、古美門は相手のことを本当に思っているのがわかる。
古美門とちゃんと向かいあった人間だけに、わかる。

そしてもうひとつ。
我が身を犠牲にしかねない真知子の行動が、古美門を奮い立たせた。
前回から真知子は、古美門に流れる正義を感じていた。
だから、我が身を捨てる行動に出た。

真知子は、研究員の女性は会社のやり方に馴染めず、良心が痛んでいると言う。
だから、いつも1人でお昼を食べている。
孤立しているはずだ。
きっかけさえあれば、告発してくれる。

彼女は自分と同じタイプの人間と信じているという、古美門の大嫌いな真知子の正義感に賭けるしかない。
同じタイプだから、正義感からきっと彼女は最後には本当の証言をしてくれると。
だが、その根拠は真知子の勘だけ。

しかし、今の古美門は「朝ドラヒロイン、ぽんこつオタマジャクシ、酒乱で音痴で、アッパラパーな 『赤毛のアン』の、蟹頭村の変態の女神さま」である真知子の勘に賭けるしかない。
真知子は真知子で、古美門から勝つには手段を選ばない方法を学んでいた。
それは自ら村の井戸水を飲み、村で取れた米や野菜を食べ続け、公害の証明となり、健康を害することだった。

結果、真知子は倒れ、診断結果を聞いた研究員は衝撃を受ける。
彼女は内部告発として、極秘文書を渡す。
そこには、従業員でさえ、あの工場で健康を害した事実が載っていた。

化学物質の因果関係ではない、この事実を隠蔽していた会社の体制が問題になる。
大企業にもはねっかえりはいる、必ず後に続く内部告発があるだろう。
そう言うと、古美門は5億の金と、安全性が確認されるまで工場の停止を条件に帰って行く。

この条件は、絶対に譲らない。
破滅すると古美門に言われていたが、三木は本当に敗北してしまった。
三木は膝を折り、極秘文書を蹴散らして暴れる。

真知子の自分の身体の健康を賭けた賭けが、勝敗を決めた。
そして古美門は、重大な病を抱えてしまった真知子をしっかり、抱きしめる。
ばかだ。
何てばかをする…。

古美門は真知子の頭を撫ぜる。
真知子は、初めて古美門の腕の中で泣く。
こっちまで涙が…。

涙が…。
涙が。
…。

え。
ええええ。
ちょっと、流した涙、返してぇええー!

真知子の担当の医者が来て、古美門は病院に入り、医者に封筒を渡す。
中身を確認する。
札束。
スキップしながら戻ってきた古美門は、真知子の診断結果は誤診で、単なるストレス性の胃腸炎だったと告げる。

しどいわ!
関係ないけど、私は子供の頃「ひ」と「し」の区別をうまくつけて言えなかった。
「あさひしんぶんって言ってみな」と言われるのは、私にとって「しどい」仕打ちだった。
涙目で私は「あさしひんぶん」とか言うのだった。

しかし、ひどいと思ったのは、見ているこちらだけではなかった。
古美門と蘭丸が服部の作った料理で祝勝会をする事務所に戻った真知子は、古美門のところから出て行くと言う。
ひとつだけわかった、自分は古美門のようには絶対なりたくないと。
この「ひとつだけわかった」は、6話の元妻・圭子への言葉にも繋がってるんですね。

勝つ為には、手段を選ばない古美門。
自分の理想に忠実に、正義の為に戦う情熱を持つ真知子。
おそらく、古美門が元々持っているからこそ、自分の一番嫌いなそういう部分が真知子によって呼び覚まされている。

また、真知子も古美門の勝つ為の手段を学んでいる。
だからこそ、真知子は自分の体を使って公害を証明しようとしたと、私が気づくぐらいだから古美門先生は気づいている。
お互いが補い合って、そしてつかんだ勝利。
大体、服部さんも言っていたけど、真知子に影響されていなかったら、こんな訴訟、引き受けるはずがないんだから。

…だと思っていた。
少なくとも、真知子は。
しかし古美門は医者を利用するに当たって、すでに真知子の診断を聞いていたんでしょう。

そこには、真知子の体を本気で心配していた古美門がいたと思う。
真知子を抱きしめたのは、結果として嘘になってしまった。
でも、あのいじらしさが愛しいと、信頼と愛情を込めていた姿は嘘じゃなかったと思う。
今まで1人でやってきたけど、真知子のことは大切なパートナーだと思っている。

だって、1話からの真知子のことを「朝ドラヒロイン、ぽんこつオタマジャクシ、酒乱で音痴で、アッパラパーな 『赤毛のアン』の、蟹頭村の変態の女神さま」とちゃんと覚えて言っている。
これは、古美門が優秀だからじゃない。
真知子をちゃんと見ていて、認めているから。

でも、真知子は去っていく。
あ~、きっとこういうことが、元妻・圭子にもあったんだ。
だから耐えられず、圭子も古美門の元を去って行ったんだ…と、今回、思いました。
同じように真知子も去っていくんだ、と、素直じゃない古美門先生は見送るしかない。

一方、真知子は古美門先生が熱い正義感を持ち、自分を心配してくれていたなんて、甘いこと考えた自分が許せない。
人の気持ちなど二の次、三の次。
相手の行動までの全てを見通し、コントロールし、利用し、勝利する先生は何も変わっていない。
古美門を変えるには、自分が勝つしかない!

しかし、「大手マスコミは、どこも動かなかった」 。
「仙羽グループは、大スポンサーだから圧力がすごかったんだろう」 。
相変わらず、ちくりと風刺をやりますね。

次回、最終回、いよいよ古美門VS真知子。
今回、仙羽を内部告発した研究員さんの不当解雇を巡る裁判になりそう。
そりゃそうだ、円満退社どころか、内部告発で巨大企業を敵に回して、今後立ち行くのかと思いましたもん。

痛みを残して終わるのがこのドラマだし、同時に一番良い形にしてくれるのが古美門。
圭子さんが伏線になっていて、勝てる裁判に負けてくれしかし、勝ちを譲るまでも計算済みだった?)、真知子は古美門の偉大さを知る…(しかし、勝ちを譲るまでも計算済みだった?)になるか。
真知子はまだまだ勝てなくて、さらに古美門の元に戻って来るか。
「あの場で言えてたらな~!」は、成長するのか?!

古美門は、いつか負けるなら、真知子が良いと思っているんじゃないか。
でも最後は「やっぱり古美門先生、サイテー!」で終わりそうですが。
そして、結局叩きのめされてしまった三木の、古美門を倒して仇をとる「さおり」さんって何でしょう。
「裁判に勝つ為にはしかたがなかったんだ」と言う古美門の言葉からすると、裁判に勝つ為に犠牲にした…モルモットとか…。

次週、人権弁護士と古美門パパ、再登場!
1回限りのゲストというのは、最近は良くありますが、こういう再登場はうれしい~。
中村敦夫さん再登場は無理と思っていたので、余計うれしい。
最後、やっぱり鍵になるのは服部さんか、やっぱり謎の人で終わるか?!


予告編

「リーガル・ハイ」7回目。
愛憎渦巻く、旧家・醤油一族の遺産相続騒動。
「犬神家にご案内か」「今、平成だよな」って笑った~。



「水戸黄門」ツーショットも楽しい。


8回目。
中村敦夫さん登場!
鬼検事と呼ばれたのがわかる名調子と、父と息子の他人行儀な口調に、長い深い確執が感じられます。



「必ず勝とう」に込められた感情、目に深い悲しみが。


そして、9回目。
堺さんの見事な演説の一部が聞けます。



水のように、さらさら、さらさら、流れる弁舌。
7回の時の温泉に入っている沢地さん=小池さんが楽しそう。
小池さんは、かなりこのドラマ、楽しんでいる気がします。
こういう、良い俳優さんを生かした脚本と、それに応える俳優さんが揃ったドラマがもっと見たいです。


古美門・北条政子になる 「リーガル・ハイ」第9回

ああ、すっごいな、今回のリーガル・ハイ、第9回。
堺雅人さんが最近では「渡る世間は鬼ばかり」以降、聞いたことがないような長ゼリフ、しかも早口、しかもすばらしく聞き取りやすい。
脚本すばらしい、しかしそれにちゃんと応える俳優さんすばらしい、その俳優さんを生かすドラマすばらしい!


南モンブラン市の、元・絹美村。
元・村長夫人・有馬たねが倒れ、村の老人たちが病院に担ぎ込む。
たねさんが食べているナスとキュウリのおしんこ、おいしそう。
5年前、旧財閥系の会社の仙羽科学の化学工場がこの村にできた。

それから、健康に異常をきたす人間が続出。
裁判を起こして戦いたいが、仙羽科学は旧財閥系が収める巨大組織の一員。
だが勝てる弁護士など、いそうにもない。

その日、古美門は真知子と共に、怪しげな霊媒師の弁護をする。
原告の浜村は、恋人ができると信じ、500万払ったのに恋人ができなかったので訴えた。
だが、例によって古美門は見事に勝利する。
古美門が裁判所を去ろうとしたところ、裁判を傍聴していた絹美村の老人たちが現れて土下座する。

ここで流れるのは映画「七人の侍」の音楽。
何だ、何だっ!
「侍を雇うべえよ」ってか。
古美門「野武士にでも襲われましたか?」

一応、事務所に戻った古美門は、老人たちの話を聞いた。
老人たちは、たねに言われて、弁護士を探しに来たと言う。
仙羽側の弁護士は三木だった。
古美門は、即座に4つの理由で拒否。

1つ、人口よりイノシシの方が多そうな村には二度と行かないと決めたから!
→犬神家、いや手毬唄、いや、7回の醤油一族で懲りたと見える。
2つ、私の弁護士費用は、皆さんのしみったれた年金とへそくりとでは賄えないから!
→しみったれたとか言われちゃった~。

3つ、どうせ勝てない。絶対勝てっこない。
→不敗神話は、勝てない案件には手を出さないからというのもある。
4つ、私は皆さんのような惨めな老人が大嫌いだから。吐き気がするほど!
→服部さんは「私も年寄りです」と同情をにじませて言うけど、古美門は「服部さんは別です」と言う。

だが熱血漢であり、正義感強い真知子は絹美村・現在は南モンブラン市となっている地へ向かった。
何かあったな、カタカナの都市。
真知子は、井戸の水や農作物を分析に出し、ヘルムールという謎の化学物質が検出されたことを古美門に報告する。
もし、影響しているとしたらこの物質だろうと真知子は言うが、古美門はまったく取り合わない。

そんな時、村に匿名の郵便が送られて来た。
中には、5年前、仙羽化学工場建設反対に対する対策の書類が入っており、担当は古美門とあった。
5年前、三木の事務所にいた頃の古美門が村長を説得し、建設を推し進めたのだった!

真知子は5年前の罪滅ぼしのチャンスだと、古美門を説得するが、古美門は拒絶。
この案件を引き受けようと奔走する真知子になぜ、弁護を引き受けないのか話す。
「あの老人たちは、戦うと言うことの意味をわかっていない。戦争とズワイガニ食べ放題つきバスツアーとの区別が、まったくついてない」。

しかし、古美門に沢地が接触してきた。
2人が密会するのは、えー、「JOKER」の「BAR MIKAMI」じゃないですか!
も~、この遊びと鋭い視点のバランスが上手いったら。

沢地は、信じてもらえないのはしかたがないが、村を救いたいと言う。
確かに、沢地の情報があれば、勝てるかもしれない。
しかし、沢地は三木の秘書だ。

なぜ、自分に協力を?
すると沢地は「三木を倒せるのは古美門しかいない」と言う。
「三木を裏切れるんですか?」

沢地は「古美門先生と一緒に出ていたら、今頃私はどうなっていたんでしょう」と言って、三木も知らない自分の電話番号を古美門に渡す。
だが古美門はハニートラップにはかからないと言って、破り捨てた。
自分を嘲笑して、沢地が去っていく。

その途端、破り捨てたメモに飛びつき、パズルのように元の形を再現しようとする古美門さんに笑った。
はいはい、沢地さん、「黛と違って、フェロモンレベル高い!」ですもんねー。
確かに沢地さん、完璧過ぎるナイスバディと美貌でした。
このタイミングとか、口調が嫌味なくて笑っちゃう。

田んぼの中で悪戦苦闘する真知子の前に、古美門が現れた。
裁判が何かわかっていないような老人たちの中、たねは違った。
「あなたが村長だったら、私は勝てなかったでしょうね」と古美門。
たねは「勝つにはあんたしかいない」と言う。

「戦に勝つには、とびきり強力な武器を持たねば!」 
「いい武器は、高いですよー」。
「仙羽に勝ったら、分捕った分の3割をやるよ」。
そのたねの言葉で、古美門は引き受けた。

不敗神話の持ち主の古美門が出ると聞き、仙羽化学側は三木を通して、見舞金1千万を提示してきた。
だが古美門は、慰謝料11億370万2500円(何だこの数字)と、工場の操業停止を訴えて交渉は決別。
再び、沢地が古美門に接近。

バーで並んだ沢地は「3年前、あの時一緒に古美門先生と事務所を出ていれば良かった」と言い「もし、三木先生の所を追われるようなことになったら古美門先生が面倒見てくださいますか?」と言う。
「優秀な秘書は、いつでも必要だよ」と言う古美門。

沢地の顔の前まで、接近する古美門。
だが、沢地は「今夜はいけませんわ」。
明るい声で「そうだねーっ♪」と古美門。

仙羽化学側は、系列会社のホテルの支配人に接触してきた。
この男は郷田の息子だった。
息子に泣きつかれ、金を渡された郷田は村人にやる気をそぐような言葉を言って歩いた。

莫大な金がかかる。
時間がかかる。
なのに、勝てるかわからない。

そして仙羽の社長(神保悟志さーん♪)が三木と共にやってくる。
和解金として2千万円支払うと言って、仙羽の系列の店全てで使える商品券10万円を羊羹の箱の上に載せて配った。
村に協力していることをアピールし、村人の健康を労わる声をかけ、村とともに自分たちはあると言う。

だが、古美門はいきなり、写真を宙に向かってばら撒く。
その写真には郷田が息子に泣きつかれた様子や、金を貰った様子がバッチリ写っていた。
古美門と沢地が目配せをする。
交渉が決裂した仙羽の社長は、先ほどとは打って変わった態度で憤然として出て行く。

だが仙羽が帰った後、村人たちは意外なことを言い出す。
もう、やめよう。
2千万円あれば、一人頭100万円にはなる。

自分たちは誠意がわかったんだから、もういい。
和解に応じる。
すると古美門は「すばらしい!皆さんの考えに感服しました!さすが『ふれあいの里』だ。ではそのように手続きしましょう」と言って、真知子に後を任せて去っていこうとする。

真知子は去ろうとする古美門を追って「これでいいんですか?」と言う。
「いいんだよ。彼らが良いと言っているんだから。ですよねえ、みなさん?」
「ええ。この世には金よりも大事な物がありますから。なあ?」
「そうだそうだ」。

古美門は真知子に言う。
「見たまえ、彼らのこの、満足そうな表情を!まさに、ズワイガニ食べ放題ツアーの帰りのバスの中じゃないか」。
ここからが、堺さんがすごい。
まさに独壇場。

「見たまえ、これが、この国の慣れ合いという文化の根深さだ。人間は長年飼い慣らされると、かくもダニのような生き物になるのだよ」。
「ダニ」の一言に村人が反応する。
だが、古美門はやめない。

「ダニ?俺たちのことを言ったのか?」
「他に誰かいますか?自覚すらないとは羨ましい。コケにされていることすら気付かずに、墓に入れるとは羨ましい!」
「あんたちょっと、ひどいんじゃないのか!」
「申し訳ありません。最初に申し上げた通り、みなさんのような、惨めな老人が大っ嫌いなものでして」。

「おい、若造!お前、何なんだ!そんなにえらいのか!」
老人たちが憤慨し始める。
「そうよ。目上の人を敬うってことがないの!」
「私たちは、君の倍生きてるんだ!」

「倍も生きているのに、ご自分のこともわかっていらっしゃらないようなので、教えてさし上げているんです。いいですか?みなさんは、国に捨てられた棄民なんです。国の発展のためには年金をむさぼる老人なんて無価値ですから、塵取りで集めてはじっこによせて、羊羹を食べさせて黙らせているんです。大企業に寄生する、心優しいダニ。それがみなさんだ」。

「てめえは、ダニに寄生するバイキンじゃねえか!」
そうだ、そうだと言う村人。
「あたしたちの、何が気に入らないの!」

「かつてこの地は、一面に桑畑が咲き誇っていたらしいですよ。どこの家でも蚕を飼っていたからだ。それはそれは、美しい絹を紡いだそうですよ。それを讃えて、人々はいつからかこの地を絹見と呼ぶようになったそうだ」。
古美門、ものすごく良く知っている。
「養蚕業が衰退してからは、稲作に転じました。日本酒に適したすばらしい米を作ったそうですが、政府の農地改革によってそれも衰退した。その後はこれといった産業もなく、過疎化の一途を辿りました」。

前回、担当だったときに調べつくしたんでしょうね。
「市町村合併を繰り返し、補助金でしのぎました。5年前に化学工場がやってきましたね?反対運動をしてみたら、お小遣いがもらえた。そして多くは農業すら放棄した。ふれあいセンターなどという、中身のない立派な箱ものも建ててもらえた」。
今古美門たちがいる、会館のことですね。

「使えもしない光ファイバーも、引いてもらえた。ありがたいですね~」。
さすがに、村人たちが下を向く。
「絹見という古くさい名前を捨てたら、南モンブラン市という、ファッショナブルな名前になりました。なんてナウで、ヤングで、トレンディなんでしょう!」
おおっ、とことん死語で?バカにしてる。

「そして今、土を汚され、水を汚され、病におかされ、この土地にだって住めない可能性はあるけれど、でも商品券もくれたし、誠意も絆も感じられた。ありがたいことです。本当に良かった良かった!これで土地も蘇るんでしょう。病気も治るんでしょう。工場は汚染水を垂れ流すけれども、きっともう問題は起きないんでしょう!」
「だって、絆があるからーっ!」
ちょっと、ちょっと前まで盛んに言われた「絆」にまで踏み込むか!

村人が怒って、古美門に殴りかかる。
「てめえなんか、ぶっ殺してやる!」
「そうよ!どうしてそんなひどいことが言えるの!」
「あんたなんかに、私たちの苦しみがわかってたまるか!」

「先生!」と真知子が、古美門に駆け寄る。
「俺たちだってあんたが言ったことは、嫌というほどわかってる!みんなくやしくて、くやしくてしかたがねえんだ!だけど、必死で気持ちを押し殺して納得しようとしてるんじゃねえか!」
だが古美門は真知子を抑えて、立ち上がった。

「ゴミ屑扱いされているとわかって、なぜ納得しようとしているんです?」
「俺たちはもう、年寄りなんだ」。
「年寄りだから、何なんですか?」
「具合が悪いのに、みんな頑張ってんだ!」

「だーから何だってんだー!」と古美門が怒鳴る。
村人がシーンとなる。
「だから、労ってほしいんですか?だから、慰めてほしいんですか?だから、優しくされたら、すぐうれしくなってしまうんですか?先人たちに申し訳ないとは、子々孫々に恥ずかしいとは思わないんですか?」

「何が南モンブランだ。絹見村は本物のモンブランより美しいとは、どうして思わないんですか!誰にも責任を取らせず、見たくないものを見ず、みんな仲良しで暮らしていけば楽でしょう」。
「しかし、もし!誇りある生き方を取り戻したいのならば!見たくないものを見なくてはならない!」
「深い傷を負うことを覚悟して、前に進むしかない!」
「戦うということは、そういうことだ!」

「愚痴なら墓場で言えばいい!」
「金が全てではない?金が全てなんですよ!」
「あなた方が相手に一矢報い、意地を見せつける方法は、奪われたものと、踏みにじられた尊厳にふさわしい対価を得る方法は、金だけなんだ!それ以外にないんだ!」

そうなんですよね、訴訟でよく「よくお金じゃない!」って言う。
でも、お金に換算するしかないんだって言う。
何に代えるかといえば、お金で示すしかないんだって。
だから古美門は勝つ、金にこだわる。

古美門は錦野に言う。
「錦野晴男さん、あなたは元・郵便局長だ。いく度となく閉鎖されそうになった村の郵便局を、最後まで守り抜いた!」
「森口三郎さんは小学校の校長先生。村にいた子どもたちは、みんなあなたの教え子だ」。

森口が涙ぐむ。
「奥さんの久子さんは、町のデパートの化粧品売り場で月間売り上げの記録保持者」。
「郷田譲次さんは実に100ヘクタールもの田畑を耕した。川田里子さんとご主人は田畑を耕しながら、日雇いの仕事を、いくつもいくつも掛け持ちした」。

古美門は後ろの列の人に向かって、「富田康弘さんは、商店街の会長。毎年祭りを盛り上げて、あのクリスタルキングを村に呼んだこともある!」と言う。
クリスタルキング!
「大都会」ですね。
大きな体の女性には「板倉初恵さんは、女だてらにクレーン車を操縦し、6人の子どもを育て上げた!」と言う。

「敗戦の直後からこの国の基盤を一から作り上げたその魂を、きっとどこかに残してるはずだと、期待した私が愚かでした」。
「いいですか。2度と老後の暇つぶしに、私を巻き込まないでいただきたい。ダニはダニ同士、どうぞ穏やかに緩やかに優しく、傷をなめ合ってくたばっていただきたい。それではみなさん、さようなら!」
言い終わると、古美門は歩み去ろうとする。

いや、すごい。
すごいですよ、感動しました。
こりゃすごい。
堺さんの舞台は、すごいことだろう。

古美門の魂に、誇りに訴えかける、眠っていた情熱を呼び覚ます演説に。
堺さんの長ゼリフを全てものにして、スムーズに話し、なおかつちゃんと心が入る演技力に。
口で憎まれ口叩いても、目がね、蔑んでいるんじゃなく、怒ってるんです。
燃えてるんですよ。

そして、今の日本のことを、怒っているように聞こえました。
「絆」「絆」と言いながら、瓦礫の受け入れは拒否…というニュースが頭をかすめました。
古美門は、前回も真知子を「薄っぺらいことを言うな!」と一喝した。

自分に火の粉がちょっとかかりそうになったら途端に引っ込めるようなヒューマニズムというものを、古美門は徹底的に叩く。
同時に、巨大企業の横暴、傲慢も描いているかも。
このドラマ、ちゃんと製作者が言いたいこと、伝えたいことが入っている。
それが正しいとか、間違っているとかではなくて、訴えかけたいことがちゃんと入ってる!

ちょっと批判来そうだと思うとやらないドラマが多いように思える中、すごいと思います。
でも、批判とか怒りだけじゃなくて、希望を持ってるから、好きだから怒っているんだというのが見えるのがまた、良い。
このドラマ、変な媚びも押し付けもあんまり感じられないんですが、日本という国と日本人が好きで、頑張ってほしいと思ってるんじゃないかなとふと思いました。

古美門の言葉が終わった時、村の老女が走ってきて、たねが亡くなったと言う。
たねの最後の言葉、遺言はこうだった。
「私が死んだら、遺影を持って全員で傍聴席を埋め尽くせ!」 

誰かが、村の祭りで歌っていた歌を歌い出す。
全員が歌いだし、足を踏み鳴らす。
ピタリとリズムが合う。
歌が終わる。

村人が言い始める。
「絹美の者の意地。見せてやるかね」。
「先生、最後まで俺たちと戦ってくれよ」。
「いくら取れる?」と森口が聞く。

「あなた方が決めればいい」と古美門は答える。
「私が必ず、取ってみせよう」。
「負けたら、あんた責任取ってくれるのか?」
すると古美門、明るくはっきり「取るわけないでしょう~!」

お見事、ほんと、お見事です。
「もう途中で投げ出したりなんかしねえ。最後まで俺たちと戦ってくれよ?」 
村人の目を見て、古美門「少しはマシな目になられましたね」。
「責任取るわけない」と言った古美門は、テーブルに置いてあった汚染を示す村の井戸水を、コップに注ぎ、一気に飲み干す。

村人たちが見ていた。
真知子も続いて、飲み干す。
これからが戦いだ。

その夜、三木は、机の引き出しを開け、何度も手に取ろうとして取らなかった裏返しにした写真立てを手に取る。
写真立てを抱きしめ、「仇をとる!古美門を地獄に落とす!」と言った。
傍らで、沢地が微笑む。

事務所で真知子に古美門は、言った。
沢地を使って、自分たちを操ろうとしている。
これまでは思った通りに、自分たちは進んでいるのだろう。

最初から三木は、古美門に手を引かせない、裁判を降ろさせないつもりだったのだ。
「三木は私と決着をつけようとしている。受けて立つしかない。おそらく、我が人生で最悪な戦いになるだろう」。
わかっていながらも、村人たちを奮い立たせ、裁判に持ち込んだ古美門。

いや、北条政子の大演説じゃないけど、すごかった。
これは三木と、そして過去と決着をつける戦い。
服部と古美門は、ポーチで夜空を見上げながら話す。

「人には誰にも、言えない過去があります」と服部は言う。
事務所で、真知子が立ち止まって2人を見る。
「服部さんは、ありすぎでしょう」と古美門は言う。

あれ?もしかして、服部の正体を知っている?
「自分でよければ、お聞きします」と服部が言う。
古美門が「では…」と言う。
「足踏んでます」。

ひゃーっ!
服部さんの足が、しっかり古美門の足の上に!
そう来ましたかーっ。
笑ってしまった。

このドラマ、口調と間が絶妙。
遊びとシリアスと皮肉と、素直ではない正義と情熱の加減が絶妙ですよ。
先週もすごいと思ったんですが、今週はさらにすごい。
堺さんは本物の俳優さんだ、本物はやっぱりすごい。

そして、これ、終わり方が絶妙。
モヤモヤさせて終わるのは、割り切れないところを出せばできるだろうけど、最後にそれを笑い飛ばすパワーを与えてくれるのが好きです。
「JOKER」の続編を期待したけど、このドラマは良かった。
それで、やっぱり最終兵器は服部さんかも。

サッカーの「えええええ?!」が飛んだ。
これ見なきゃ、眠れなかったかも。
古美門せんせー、応援演説の依頼が来るかもよ。
あのシーンだけでも、一見の価値あり!


息子はいません 「リーガル・ハイ」第8回

子役として大人気の安永メイ。
真知子もメイの出ているドラマで、涙する。
だが古美門は、こういう子役は大人の哀れな操り人形か、さもなくば大人の心を読む生意気なガキのどちらかだと言い放つ。

そんな時、メイが母親の留美子がテレビ局と打ち合わせに出かけた際、小学生にして飲酒をし、急性アルコール中毒で病院に運ばれたというニュースが入ってくる。
おまけに部屋に大学生を呼んで騒いでいたと、メイのイメージに傷がつくような報道もされた。
メイのイメージをどう守るか、母親とマネージャーの梶原が相談している中、メイはこっそり病室を抜け出し、何と古美門に依頼の電話をしてくる。

古美門と真知子が向かったホテルのスイートルームでは、メイがエステシャンを怒鳴りつけ、大人顔負けの振る舞いをしていた。
メイの依頼とは、母親の留美子と縁を切らせてほしいということだった。
とんでもないことだと真知子は言うが、CM1本分・2千万円のギャラを提示したメイに古美門はOKを出す。

留美子の方は、三木に弁護を依頼した。
本来なら通るはずがない訴えだが、沢地は古美門はこれまで不可能な裁判を勝ち続けてきたと警戒する。
すると三木は、古美門との対決に最終兵器を出すと言う。

鹿児島では、ある初老の男性が素振りの稽古に余念がなかった。
その男性の家の表札には、「古美門」の文字があった。
家事審判廷で古美門と三木たちは、顔を合わせる。
そして三木の後、最後に部屋に入ったのは、鹿児島で素振りの稽古をしていた初老の男。

男は、「古美門清蔵」と名乗った。
この男こそ、古美門の父親で、九州の法曹界では知らぬ者がないと言う、鬼検事だった男。
三木が清蔵を説得したのだった。
清蔵に三木は憧れた、と言った。

だから、息子の古美門を事務所に招いたのだと。
結果、何が起きたかは話したくない。
しかし古美門は清蔵が生み、そして自分が育ててしまった化け物だと三木は言った。
それを葬り去りましょう、と。

審問で古美門と顔を合わせた清蔵と古美門は、徹底した他人の応対をする。
古美門の脳裏に、小学生にして父親に見放された思い出が蘇る。
小学生だった古美門はサンタクロースはいないと言って冷静な論理を展開し、同級生の女の子を泣かした。

女の子の親から古美門に苦情が行くと、父親の清蔵は古美門に「サンタクロースはいないと、なぜ、言えるのか」と聞いた。
古美門は「誰も見た者がいないから」「自分も見たことがない」と言った。
清蔵はなぜ、自分が見たことがないから、いないといえるのか?
誰も見たことがないのが、なぜ、存在の否定に繋がるのかとさらに問う。

古美門は、答えられなかった。
すると清蔵は古美門に、「君は勝手な見解で人を傷つけたのですね?」と言う。
だから清蔵は、女の子が好きなカステラを買って謝りに行くように命じた。
そのお金は、古美門のお年玉にするはずのお金だから、そのつもりで、とも言った。

この古美門の回想の後、審問が始まった。
留美子は、メイにいつでも芸能界は辞めていいと言っていたと言う。
だが古美門は、メイにとって留美子の「辞めてもいい」という言葉は「辞めたら許さない」という脅迫に他ならないと主張した。

清蔵が「待った」をかける。
「なぜそうなる?理解に苦しむね」。
「メイさんは物心つく前から、留美子さんの求める幸せこそ自分の幸せなのだと、教え込まれてきたんです。一種の洗脳教育です。メイさんは今、その洗脳から懸命に抜けだそうとしている。留美子さんの元では、かないません」。

すると清蔵は「洗脳とは?」と問う。
清蔵は、洗脳とは一般常識と異なる価値観や思想を植えつけることであり、親が自分の信じる幸せを子に求めることはごく自然なことだと言う。
したがって、メイと留美子は洗脳ではない。

言うならマインドコントロールだと、清蔵は古美門は言葉を知らないと言い放つ。
そして、親から脱却するために、子供がもがくことも自然なことだと言う。
「メイさんは極めて正常に発達されていると思われます。喜ばしいことだ」と、清蔵は締めくくった。

事務所に帰り、真知子は服部に防戦一方の古美門を初めて見たと言った。
留美子とメイの戦いは、まるで清蔵と古美門の代理戦争のようだった。
そこへ、清蔵が古美門の事務所を訪ねてくる。

真知子は、「私は正直言って、お父さまのご意見に心を打たれました」と言った。
だが清蔵は「お父さまと言うな」と言った。
しかし、真知子は親子の問題を解決するのは法ではなく、親と子の絆であるはずだと続ける。
「親と子の絆ね」と、清蔵は言う。

古美門はまたしても、思い出す。
サンタクロースの件で泣かせた女の子に、古美門はカステラを持って謝りに行くはずだった。
だが、古美門は謝罪には行かなかった。

古美門は土手に座り、謝罪で渡すはずのカステラを食べていた。
すると背後に、清蔵がいた。
なぜ、カステラを食べているのかと清蔵は聞いた。

古美門は答えられなかった。
すると、清蔵は何か言えと言う。
自分を納得させてみろと言う。

だから、古美門は女の子はカステラが嫌いだと言うから、渡さなかったと言った。
しかし、清蔵は女の子がカステラが好きだということぐらい、調査済みだと言った。
沈黙してしまった古美門に清蔵は、「頭の悪い子は嫌いです」と言う。
「頭の悪い子は、どうせ中途半端な人生を送る。なら、家名を傷つけないように、どこか遠くへ消えなさい」。

それだけ言って、清蔵は去って行った。
残された古美門は、泣きながらつぶやいていた。
「サンタクロースは、いません。サンタクロースは、いません」。

思い出すのをやめた古美門は清蔵に、「10代であなたと縁を絶ち、自力で人生を切り開いてきたからこそ、今の私があります」と言う。
「今の君とは?まさか君は、自分が成功者だと思ってるわけじゃないだろうね?私には、ドブネズミが高級スーツを着てるようにしか見えない」。
そして「弁護士なんかになるべきじゃなかった」と言う。

「昔から君は卑怯で卑屈で、そして何よりも頭が悪過ぎた。むろん君を徹底的に躾け、教え込むことを怠ってきた私の責任だ」。
古美門は黙って、清蔵を見つめる。
清蔵は「君はもう手遅れだ。しかし、あの親子はまだ間に合う。よく考えなさい」と言った。
古美門は清蔵に「スカイツリーは大きいですよ。昭和の電波塔より遥かにね。時代は変わったんです」と言った。

「訴えを取り下げろ」と清蔵は言った。
「君はメイさんに自分を重ねているようだ」。
清蔵が出て行った後、古美門は真知子に聞いた。

いくつまで、サンタクロースを信じていたか、と。
すると真知子は「私は今も信じてます」と答えた。
「何だって!?」と古美門は声をあげた。

「朝ドラの家庭はくだらないな。服部さんはいかがです?」
服部は「私の少年時代にはサンタクロースというシステムがございませんでした」と答える。
すると、メイがいつの間にか事務所の入り口に来ていて、答えた。
「私は信じたことない。私はサンタなんて一度も信じたことない」。

メイをまっすぐ見た古美門は言う。
「必ず勝とう」。
メイに笑顔が浮かぶ。

古美門は梶原に、留美子がメイを不当に働かせていた証言をするように依頼した。
留美子とメイ、どちらについた方が得か…。
古美門の言葉に、梶原は留美子に不利な証言を承知したが、帰った梶原は留美子にこのことを報告した。
留美子が、梶原と結婚することをほのめかしていたためだ。

審判廷では梶原が、古美門との約束とは裏腹に留美子を擁護。
だが古美門は留美子が審判に勝つであろう前祝いと言って、ホストクラブで派手に遊ぶ留美子の映像を流した。
ホストクラブに潜入した蘭丸が、撮影したのだった。
梶原のこともうまく騙したと嘲笑う留美子を見て、梶原は留美子はひどい母親だと証言を翻し、出て行く。

三木の事務所で清蔵は、「姑息な手を使うから墓穴を掘る」と言う。
状況は一気に逆転、留美子にきわめて不利な状況に陥っている。
だが三木は、留美子に元女優だったのだから、審判で演技をするように言って、セリフを書いた書類を渡す。
一方、古美門も天才子役に審判で言うセリフを渡し、演技を指導する。

最終審問を前に、留美子が手首を切り、自殺未遂を計った。
梶原が駆けつけ、発見した為、大事には至らなかった。
しかし、留美子の見舞いにメイは来なかった。
なぜ、メイが来てないのかと留美子は叫ぶ。

その頃、古美門の事務所で真知子は、メイに見舞いに行くべきだと進言する。
途端にメイは過敏な反応を示し、服部が用意した食事の皿をテーブルから落として部屋を出て行く。
古美門は真知子に「12歳の子が、母親と断絶しようとしている。内心どれほどの苦悩を抱え、血を吐く思いをしているか、君にわかるか」と言う。

真知子はハッとする。
「わかったら、2度と薄っぺらい言葉を吐くな!」
鋭い古美門の言葉に、真知子は何も言えない。

最終審問を前に、三木の事務所では清蔵が留美子に渡したセリフの書類を破いた。
演技ではなく、本心を語ればいいと清蔵は言う。
そして、古美門の事務所でも古美門がメイへのセリフを破いた。
「どんなに上手くても演技は演技だ。本心をむき出しにして来られたら、勝てない。台本は忘れて、思いのままを言いなさい」と。

最終審問、そのメイは発言できない。
すると、古美門が言う。
子役として演技をするのは得意だが、自分を語る言葉を持たない、と。
そして、古美門が代わりに語り始める。

メイは自殺未遂した留美子の見舞いに行かなかった。
なぜか。
「会いに行けば元のもくあみだからです。留美子さんは過去に少なくとも2度、同じ行動をしています」。

メイは留美子の自殺未遂を、過去に2度、経験している。
それぞれ、別の子役が台頭してきた時など、メイが子役としての存在を脅かされた時だった。
「メイさんはその都度、激しく動揺し、母のために必死に仕事に取り組み、危機を乗り越えてきたんです。今回もそうなると思いましたか?留美子さん」。
留美子は黙っていた。

だが今回は、もっと問題は深刻だと古美門は続ける。
「留美子さんにとってメイさんの成功は、ご自身の成功。メイさんの苦しみは、ご自身の苦しみ。もはや、一心同体という表現を超えた危険な領域です」。
そして古美門によると、留美子は自傷行為に走るほど、精神を病んでいると言う。

かたや、メイが急性アルコール中毒で倒れるまで飲むのもまた、自傷行為だ。
つまり、メイも病んでいる。
古美門が言う。
「この依存関係を理解できない他人は、それでも親子は一緒にいるべきだと主張する。親子で手を取り、互いに更正する道を探るべきです」。

古美門はさらに言う。
「不可能です。お互いの依存関係を断ち切らなければ、治療も更正も図れません」。
清蔵は言った。
「親子の絆は深くて強い!」

だが古美門は言う。
「深くて強い絆だから困難なんです!」
メイの頬を涙が伝う。
「お母さんには私のこと忘れて、自分の人生を歩んでほしいんです。でも、いつかまた一緒に暮らしたい。私のお母さんは、宇宙に1人だけだから」とメイは言った。

審問は終わった。
清蔵は三木と沢地とともに、部屋の外に出る。
帰ると言う清蔵に、三木は結果を教えると言うが、清蔵は「結構です」と断る。

外に出た清蔵は、タクシーを拾おうとして手を上げていた。
だが、タクシーは止まらない。
古美門が近づく。
そして、東京駅は反対方向だと言う。

「スカイツリーは大きかったでしょう」。
だが清蔵は言った。
「いや、東京タワーの方が大きかった」。

去っていく清蔵に真知子が、またいらしてくださいと声をかける。
その時は、息子さんと一緒に案内すると。
振り向いた清蔵は「息子はいません」と言った。
古美門は黙って、見送った。

そして、メイは芸能界を引退し、離婚した父の姉を頼ってロンドンへ行くことになった。
もったいない気がすると言う真知子にメイは「子役は、賞味期限の短い消耗品だよ。やるだけやったら~、はい!次の人生~」と笑う。
「視聴者の皆さん、今までありがとうございました。メイはとっても楽しかったです」とカメラ目線で言うメイに古美門は言った。

「私のお母さんは宇宙に一人だけだから…、どこかで聞いた記憶があるね」。
すると、服部が「『パパの恋人』第3話の名せりふですね。ドラマでは『お母さん』ではなく、『パパ』。『宇宙』ではなく『世界』でしたけど」と言う。
古美門は言った。
「君は根っからの女優だよ。必ずカムバックするさ。シェークスピアの国で。思う存分学んでくるといい」。

九州では、相変わらず清蔵が素振りをしている。
その時、電話が鳴って、清蔵は電話に出た。
「私とのことは、ばれていないだろうね?」
「はい、私は一般公募で来たと思っておられます」。

電話の相手は、服部だった。
服部は、清蔵に拾ってもらった命だから、息子さんに尽くせるのはうれしいと言う。
そして、ここは楽しいと。
清蔵は笑って、よろしくお願いすると言った。

その夜、沢地は最終兵器でも古美門を倒せなかったと三木に言った。
だが三木はあんな老いぼれ、最初から当てにしてなかったと言った。
沢地はトランクから、書類を出す。
「あの老人たちが、動き始めている」と言って…。



いや~、今回はまた、すごく良かった。
少年・古美門は予想通り、大人さえ煙に巻くような少年だった。
しかし、清蔵は厳しい父親だった。
そんな言葉を操る古美門少年を、厳しく罰した。

だけど、それは検事のやり方。
父親のやり方としては、どうか。
あれじゃもう、古美門少年は、サンタクロースなどいないと言うしかない。
理論で父親に存在を否定できなくても、もう認めたくはない。

そして、おそらく、清蔵は息子に、そんな夢を与える、こっそりプレゼントを置いておくような父親ではなかったに違いない。
だから古美門少年は、甘い夢を見ている同級生に夢を壊す言葉を投げつけたのだと思う。
古美門の理屈っぽさ、弾丸のように発する言葉は父親に反論できなかったせいなのですねー!

その古美門の前に、よりに寄って親子問題で現れた父・清蔵。
留美子とメイの戦いは、清蔵と古美門の代理戦争。
三木の「姑息なやり方」でしょう。

清蔵が生み、三木が育てた化け物と言う言葉に、清蔵の痛みが見えた気がします。
審問で、清蔵を見た古美門の目にも、かすかな憎しみと、痛みがあったと思います。
清蔵は、中村敦夫さん。
中村敦夫さんのこういう言葉にできない演技はもちろん、それをちゃんと受けて返した堺さんもすばらしい。

社会的に成功した息子への父親の言葉は、さらに辛らつ。
ドブネズミがスーツを着ているようにしか見えないというのは、勝つ為には卑劣な手段も厭わない、最低の男になってしまった息子への蔑み。
責任を持ってこの息子を、自分が葬るという決意。
こんな怪物を、自分が育ててしまったんだという痛み。

ポツリと、真知子にサンタクロースの話をする古美門もまた、痛みが取れていない。
しかしサンタクロースのことを「夜中に不法侵入してきて荷物を置いていくという老人」って、古美門、なんちゅー表現。
「私の少年時代にはサンタクロースというシステムがございませんでした」と、「システム」と言う服部さんがまた、いいセンス。

古美門は、父親に対して深いトラウマがある。
小学生の時に既に、古美門は父親から独立せざるを得なかった。
だから古美門には、メイの苦しみがわかる。

「あたしにもサンタはいなかった」と言うメイの気持ちが、古美門には手に取るようにわかる。
そして、メイも古美門は自分と同じだとわかった。
一見、生意気でどうしようもない大人のようにしかなれない12歳がどれほど苦しんでいるか、古美門にだけわかる。

サンタクロースを、「私は今も信じてます」と言えるような親子関係の真知子には、わからない。
古美門やメイのような親子関係は、想像も及ばない。
真知子は自分の幸せな基準で、親子の絆を説き、離れるべきではないと言う。
それが、古美門にはどうしようもなく、薄っぺらい言葉に響く。

だから古美門は「内心どれほどの苦悩を抱え、血を吐く思いをしているか君に分かるか?」と怒る。
そして、「2度と薄っぺらい言葉を吐くな!」と怒る。
真知子の想像も及ばないことを経験している子供に綺麗事で甘いことを言うな、と怒れる。

こんな古美門だから、メイも、留美子も救ってやれた。
ポジティブに離れさせてやれた。
親子の絆の言葉も口に出して、お互いの絆を確かめさせた。
自分が得られなかった言葉を言わせてやれた。

だけど、古美門と清蔵は、しっかり親子。
お互いに留美子、メイに演技は必要ないと言う。
本心さえ言えば通じると言うのは、2人とも優秀な弁護士だから。
そして、お互いが本心を言えなかった親子だから。

親子なんだから、本音で語ればわかりあえるはず。
古美門親子には、それがわかる。
できなかったからこそ、わかる。
さらに、いつもは達者に言葉を操るメイが、母親に対しての言葉が出ないことが、息子・古美門にはわかる。

「親子の絆は深くて強い」と言う清蔵。
それに対して「深くて強い絆だから困難なんです!」と言う息子。
互いにもうわかっているんだ、どんなにこじれても、2人は切れない絆の父と息子だということが。
深くて強いからこそ、こじれるんだということが。

だから息子は、父から離れて越えるしかなかった。
父はそうやって息子に越えさせるしかなかった。
不器用な父親と息子。

そして結局は憎みきれない、断ち切れない。
スカイツリーという、東京タワーより大きいものができて、時代は変わった。
それは清蔵を古美門が越えたということを、表している。

だけど、清蔵は東京タワーは大きいと言った。
それは、まだまだ息子には負けていないと言う意地。
同時にまだまだ、息子には読めていないことがあるということ。
これは服部さんからの電話で、「それは…、確かに」と言いたくなったけど。

真知子の言葉に「息子はいません」と清蔵は言う。
それは、親子の絆を拒否している言葉なんだけど、自分のようなひどい父親に息子なんていてくれない。
古美門は、そう思ってくれなくてしかたがない。
自分は1人になるのを覚悟している、と言っているようにも聞こえた。

それと、息子は自分の思っていたような、卑怯で姑息な手を使って勝っている弁護士じゃなかった。
息子は立派な弁護士で、自分を越えて、1人でやっていける。
だから、息子はもう、自分のことなどかまわなくていい。
そう言っているようにも、聞こえました。

敦夫さんの言葉、表情、こっちにいろいろ考えさせますね。
今回は敦夫さんの、こちらに答えを見つけさせるような演技がやっぱり、さすがだと思いました。
それに応えた堺さんも、ほんと、さすが。

メイと留美子に絆はあったように、古美門と清蔵にも絆はある。
それがはっきりわかるのは、服部さんが清蔵の送った人だということ。
厳しい言葉しか言えない清蔵だけど、息子はかわいいと、服部さんと語る敦夫さんの目は言っていた。

息子は服部さんに託した。
自分が本当はしてやりたかった優しいこと、言ってやりたかった優しい言葉、助けてやりたかった手を服部さんに任せている。
不器用な父親だなあ。

古美門先生が、服部さんには全面的な信頼を置いて、優しいのはそれと同じなんじゃないかな。
自分が父親にしてやりたかったこと、言いたかった言葉を服部さんにしている。
したがって、こっちも不器用な息子だと思う。

うーん、しっかり親子だ。
しっかり、絆がある。
それを知っているのは、服部さんと言うのがいい。

今回、ほんとに泣けました。
泣ける話にしたのは、中村敦夫さん。
そして、堺さん。
いい俳優さんの、いいドラマじゃないですかー。

だけど服部さんが、清蔵からの忍びだったとは驚き。
いつもの苦さを残す結末が、今回はこれと、メイの演技か本心かぼかしたところだったんですね。
しかし今回は、苦いというよりほんのり、甘く苦い味だった。

メイのあのセリフ、セリフは出演したドラマから借りていたけど、本心だったと思う。
あのセリフのドラマは、大ヒットしたというけど、そもそもドラマの中でメイが言ったセリフが、かなり本心こもってたんじゃないか。
メイを理解できる古美門、今回は去る時までメイに厳しく優しい。
彼女にとって、古美門は思い出に残る大人になったことでしょう。

さらに最後に真知子が、サンタクロースは誰かに何かを影ながらやってあげたいと思うのがサンタクロース。
だから、サンタクロースは世界中にいるし、確かにいるというのは、清蔵を象徴しているように思えました。
そして、笑ったのが、服部さんが自分が清蔵からの素敵なプレゼントだとほのめかしていたのに、真知子が自分のことだと勘違いしたところ。
服部さんはパパが古美門に与えてくれた、最終兵器かもしれないなあ。

紋次郎パロディは、最後の電話で紋次郎の主題歌が流れただけで、意外にも少なかった。
服部さんと、何か時代劇のパロディがあるかと思ったんですがそれもなかった。
でもそんなこと、気にならないほど、良かった。
ついに次回、三木と古美門の確執の理由が明らかになる?!