こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
2018年06月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2018年08月
TOP ≫ CATEGORY ≫ 追悼・ありがとうございました
CATEGORY ≫ 追悼・ありがとうございました
       次ページ ≫

清廉な人 加藤剛さん

先週の金曜日でした。
今年も、というか、年齢的に仕方ないことでしょうが、最近は自分たちが子供の頃から見ていた俳優さん。
いて当たり前のようだった俳優さんが亡くなるようになったねえ、と友人と話していたんです。
その時、誰がいなくなってもショックだけど、加藤剛さんには長生きしてほしいと言っていたんです。

すごくお痩せになっていたので、心配してしまったんです。
「影の車」みたいな役もできるんですが、加藤剛さんってすごく清廉潔白、潔癖な正義の人が似あう。
なぜ、加藤剛さんが「大岡越前」だったのか。
それはもう、加藤さんから正義感清潔感が漂っていたからでしょう。

私には「大岡越前」様ですが、加藤剛さんには「砂の器」という名作がありますね。
今、一緒にお昼食べている人は、自分の見た最高の邦画は「砂の器」だと言っています。
追悼で放送してほしいけれど、おそらく今はいろんな部分がダメになるんでしょうね。
加藤嘉さんの「そんな人、知らね」には泣いた、泣いた。

「砂の器」は加藤嘉さんの映画と言っても良いんですが、息子の加藤剛さんもやはり素晴らしい。
本当は誰よりも好きな、誰よりも何よりも愛している父親。
父親にしても誰よりも大切な、誰よりも愛する息子。
しかし会えない、名乗れない。

「そんな人、知らね」。
そこには今の栄光を一瞬にして吹き飛ばすような、差別が存在していたから。
差別と、病に対する恐れがあったから。

だが差別はせず、恐れもせず、唯一優しく、人として接してくれた警官がいた。
その彼の正義感が、今度は息子を追い詰めてしまう。
警官の緒形拳さんも素晴らしい。

これは加藤剛さんだけではなく、加藤嘉さん、丹波哲郎さん、緒形拳さん、皆さん素晴らしい。
現・千葉県知事の森田健作さんも、素晴らしかった。
「砂の器」でもう一つ、素晴らしいのがあの風景。
まさに失われた風景でしょうが、日本の美しい昔の風景があの映画の中で生きています。

そして加藤剛さんというと忘れられないのが、「風と雲と虹と」。
藤原純友を緒形拳さんが演じていました。
私はいまだにこれを大河のベスト3に入る名作だと思っています。
もしかしたら私の大河ドラマの、原点かもしれません。

「剣客商売」の秋山大治郎も良いし…。
あと、忘れてはいけないのが「獅子の時代」。
私はこれもまたいまだに幕末・大河のベスト3に入る名作だと思っています。
考えたらこの主演の加藤さん、菅原文太さん、大原麗子さん、皆さん鬼籍に入られてしまった。

…加藤剛さんの訃報は、いろんな意味でショックですね。
今は加藤さんみたいなタイプの俳優さんは、なかなか見られなくなりました。
加藤剛さん、今までありがとうございます。
寂しいですね…。


スポンサーサイト

君も元気出せよ!

西城秀樹さんの告別式のニュースを見ました。
野口五郎さんと郷ひろみさんの出席、弔辞。
10代20代で親しくても、年齢が進み、お互いの環境が変わり、人生にいろいろなことがあると、人間関係も変わり、疎遠になるのは当たり前と言えば当たり前。
ましてや浮沈みも激しく、人間関係にいろんな思惑や利害が生まれるであろう芸能界。

でも西城秀樹さんと野口五郎さんには、それがなかったと感じました。
還暦パーティーでの抱擁の後、五郎さんがちょっと泣きそうなんですよね。
感極まってとは思いましたが、弔辞を聞いて、また違う思いがあったことを知りました。
一緒にやって来た友の、明らかな衰えは、ショックだったでしょう。

それは同年代の自分にも重なることです。
でもそれを抱き締めるまで感じさせなかった西城さんの精神力にも、涙が出たでしょう。
やり遂げるプロとしての根性にも。
泣き出したかったと思います。

しかし、ここは西城さんの還暦のお祝い。
自分の感情で、涙で濡らすわけにいかない。
五郎さんに、そんな思いがあったと感じました。

報道を見ていると、西城秀樹さんにはほんと人徳があったと思います。
リハビリ中の様子で、この人はほんとに強くて優しい人だとは思いましたが、想像以上です。
大杉漣さんといい、亡くなった時にやっぱりそういうのってわかるものですね。
昭和のスター・西城秀樹といったらすごかったでしょうに。

五郎さんに寄り添ってた郷さんにも、感じるものがありました。
郷さんは、自分は24時間郷ひろみと言った人です。
でも、郷さんが郷ひろみではなくなる時、もう郷ひろみを辞める時、誰よりその気持ちを理解してくれるのが、西城秀樹さんと野口五郎さんだと思います。

新御三家が活躍した時代って、アイドルも俳優も、年齢とともに大人になることを求められた時代だったと思うんです。
子供のまま、未熟なまま、10代や20代の時とあまり変わらずということはほとんど許されない。
誰が見ても大人であり、その魅力を身につけなければ残れない。

五郎さんの西城さんと抜け出して、夜の街に出た話を聞いた時。
スターの不安や恐怖、戦い、つらさ。
何より孤独を共有できたのは、新御三家と言われた3人だったのだとわかりました。
野口五郎さん、郷ひろみさんにはお元気でいてほしい。

西城秀樹さんのご冥福をお祈りします。
長い間、本当にありがとうございました。
憂鬱など吹き飛ばして、君も元気出せよ!って思いを込めて歌ってくれていた西城さん。
安らかに。

天真爛漫 朝丘雪路さん

女優の朝丘雪路さんが、お亡くなりになりました。
最近お見かけしなくなり、認知症…という噂も耳に入っていました。

トーク番組でお話しする朝丘さんは、」天真爛漫な方でした。
津川さんのお母様はお嫁さんである朝丘さんに、ちょっとした意地悪もしたことがあったようです。
ところが朝丘さんはそれに気が付かず、後で人に言われてああ、あれはそういうことだったのかと思ったとか。

お父様に溺愛されていた朝丘さんは、芸能界入りしてからは映画会社の社長さんの家で暮らしていたそうですね。
家に一緒に暮らしていたのは朝丘さんと、小山明子さんだけだったとおっしゃっていました。
買い物の時にお財布を持たなかったので、切符が買えないとか、スケールの大きなお話もされていました。
そういうことが嫌味にならない、かわいらしさを持った女優さんでした。

時代劇でもたくさん、出演作があります。
それこそ「仕置人」では鉄にも主水にも「あなたの子よ!」と迫るちょっと困った女性・お波を演じました。
22話、「楽あれば苦あり親はなし」
お波がそんなことをする理由は、怖ろしい盗賊の頭の旦那・藤造から子供を守るためだった。

この藤造、生まれた子供に「俺がいろいろ教えてやるからな、人のばらし方とか」と言う。
とんでもないあやし方をするような男。
それが時間が経つと、「どうも俺の子じゃねえ」と言い出す。
言い出しては子供もろとも、妻を殺してしまう。

伊藤雄之助さんの恐怖の名演。
夜中にお波が目を覚まして、ふっと横を見ると子供をじっと見る藤造がいる。
ぎゃあああ…、と叫びそうな恐怖です。

お波の最後の涙を浮かべながらの笑顔がとても美しく、哀しかった。
彼女の必死に伸ばした手に鉄が「何だ?!何がしてほしいんだ!」と叫ぶ。
「仇をとって。お願い」。
「あの子は本当はあなたの子なんです」。

ほんとは鉄の子だと言われた時の鉄の表情。
「わかったよ、俺の子だからな!」
この後の鉄たちの仕置、敵討ちが一層鮮やかに映ります。
「てめえにな、こんなことを三度までもやらせるわけにいかねえんだ」。

墓参りをする仕置人たち。
「もう一度、あんたの子だって追っかけられてみたいぜ」と主水が言う。
おきんが「死ねば会えるよ」と慰めの言葉を言う。

すると鉄が言う。
「いや、ダメだな。俺たちが行くのは地獄だからよ」。
お波や子供は天国。
自分たちは地獄。

主水も言う。
「待っているのは藤造みたいな奴ばっかり、か」。
他にも朝丘さんの名演はたくさんありますが、これもまた朝丘さんの魅力が発揮されたお話。
朝丘さんのご冥福をお祈りします。


スターらしいスター

♪リンゴとハチミツ、とろ~りとけてる♪
カレーのルーにリンゴとハチミツが入っているのを知ったのは、このCMでした。
続いて「秀樹、感激ぃ!」
インパクトすごかったですねー。

西城秀樹さんがお亡くなりになりました。
まだお若いのに!
お子さんがまだ成人してらっしゃらないのでは。
残念です。

リハビリしている姿を見せていましたからね。
それで、応援している人や勇気をもらった人も多いでしょう。
だからショック受けている人も多いと思います。

「ちびまる子ちゃん」でまるちゃんのお姉ちゃんが、秀樹の大ファン。
郷ひろみさん、野口五郎さんとともに新・御三家と呼ばれ、一時代を築いてきた人です。
生涯アイドルで、と答えていて、それを揶揄するのは簡単ですけど、できる人はそうそういない。

歌唱力もありました。
ヒット曲は印象的なものが多い。
歌唱力もあり、美形だし、スタイルは良いし、ワイルド。
男の子のファンも多かったと思います。

ヒット曲で言えば、「YMCA」はもう、別格。
「ローラ」、彼女は外国人?
恋愛の歌に「ブーメラン」!
「ブーツを脱いで朝食」?なんて突っ込みも楽しかった。

夏場に「明日、プール行くから『ギャランドゥ』にならないようにしなくっちゃ」なんて言う人もいました。
秀樹、ワイルドだったから…。
そんな風に、秀樹のヒット曲って生活になじんでいたんですよ。

「ブルースカイブルー」も、いい曲ですね。
「ちびまる子ちゃん」で「走れ正直者」を歌ってくれた時は、感激しました。
秀樹、健在!だと思いましたよ。

知り合いの実家の近くに一時、西城さんのお住まいがあったんです。
ご近所さんによると、気さくな良い方だったそうです。
ゴミ出しなんかも来ていて、気さくにお話してたとか。

還暦も迎えてね、これからまた、違ったステージで…。
ずっとついているファンの方もいて。
アイドルもずっとアイドルでいる時代に来て、まさに西城さんはまたその開拓者で。

子供の頃から当たり前のように見ていた方が亡くなるのは、本当に悲しい。
寂しいものです。
西城秀樹さん、スターらしいスターでした。
ご冥福をお祈りします。


早坂暁さん

脚本家の早坂暁さんが、お亡くなりになりました。
88歳でした。
…今、結構、ショック受けてます。

からくり人の切なさ、哀しさはすごいものがありました。
「花へんろ」を放送してほしいです。
この方の猫のエッセイも好きです。
大変楽しませていただきました。

この方抜きの娯楽はあり得なかったほど、早坂さんの描いたものは見てきました。
御冥福をお祈りします。
ありがとうございました。
…悲しいです。