心配、無用 「嘘の戦争」

草なぎさんの「嘘の戦争」の始まる日。
お正月番組も終わって、見応えあるドラマが見たいな~と思っていたところの開始のタイミング。
どんなドラマかと期待して見ましたら…。
気合が入っているのは予想がつきましたが、草なぎさんの演技の切れ味は予想以上。

タイのバンコクの夜。
毒々しいネオンの中を泳ぐ姿は、一匹の野良犬。
一転してスーツ姿で病院に入る姿は、やり手の営業マンにしか見えない。
経営コンサルタントとして近づく姿は、世界で通用するエリート。

彼女との別れ話をこじれさせケガをする姿は、普通の青年。
育った園で子供と戯れる姿は、子供の影が抜けきらない少年。
園長に話す姿は、本気で泣いているとしか思えない子供。

狡猾な詐欺師。
怒りに我を失う、その憤怒の表情。
嘘は嫌いだ。
深い傷を持ち、その傷口がまだパックリと口を開けているのがわかる表情。

笑った…。
なぜ、笑う。
俺の受けた思いをお前たち全員に。

これはいろんな貌ができなくては、やれない。
どれが本当の顔なのか。
すべてが本当で、すべてが嘘。
この迫力に飲み込まれました。

良い演技、良い表情しますね~。
バラエティで見ていた表情なんて、吹っ飛んでしまった。
心配、無用。
草なぎ剛さん、見せます、魅せます。


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覚醒 「スペシャリスト」最終回で

「スペシャリスト」が最終回を迎えました。

滝道「犯罪者じゃないのが、もったいないんだよ」。
宅間「俺は…、刑事です」。
「我々」への参加拒否。

永遠に宅間とは相容れないとわかった滝道の表情が、良かった。
鶴田真由さんの犯人は、殺したと思った真里亜の父親が生きていると知ったら、どうなんでしょうね。
彼女とか矢田亜希子さんとか、井上和香さんはまた登場してほしい悪女。

ラスト3話。
宅間は、失った時間を取り戻そうと戦った。
「殺してやりたい…」。
この言葉を言って、銃を向けた時の宅間。

全身から憎悪が立ち上っている。
憎悪、怒り、哀しみ。
どす黒いもので宅間が覆われていた。
善と悪の間を行き来する宅間の危うさが出る。

宅間だからもちろん、「我々」が警視庁にいるのは、わかっていた。
しかしまさか、一番最初から接して来た人間が「我々」だったとは驚きだったと思う。
滝道が関係者なのは、視聴者にはわかっていたけど。

野方は、「おぉ~!」でした。
いや、京都から一緒に来た仲間に「我々」がいなくて良かった。
宅間が人へ絶望するところだった。
良かった。

野方はずっと、宅間に嫉妬してたんでしょうね。
宅間は彼が欲しかったものを持っている。
しかし「我々」は、彼らで終わりなんでしょうか?

佐神もいますしね。
「私は貴方のネガ」。
「私とあなたは、決して交わらない」。

佐神は宅間に、「こちら」に来てほしいとは思っていない。
ただ、自分と戦える力を持つ相手がいるのが楽しい、うれしい。
厄介といえば厄介な相手です。

連続ドラマは、「我々」との決戦だけじゃなかった。
宅間が悪に転ばず、刑事の自覚と使命に目覚める過程を描いた。
過去を克服し、新たにスタートするドラマだった。
こうなるから、だから「我々」は、宅間は消さなければならなかったんだとわかる。

「覚醒」した宅間が、犯罪者と戦う。
宅間にチャレンジする知的犯罪者たちとの戦いは、シーズン2で見せてほしい。
悪に引き込まれそうになるかもしれない宅間に対して、ハラハラもしました。
草なぎさんは宅間を、繊細に演じてましたね。

姉小路の2年10ヶ月一緒という言葉は、SPを思い出して、ジーンとする。
宅間にとって姉小路は、相棒。
そして、「現世」に留める重要なストッパー。

良いドラマだったと思います。
宅間は良く、お菓子食べてました。
お菓子用意して、シーズン2待ちます。


さすが宅間 「スペシャリスト」

終わってしまった「スペシャリスト」。
「相棒」も「化捜研の女」も終わって、寂しくなりました。
来週のこの時間が寂しいなあ。

「相棒」が今回で終わりかと思っていたんですが、続きます。
「スペシャリスト」もこれ、シーズン2ありますよね?
「我々」が復活する。
黒幕が、まだいる。

最終回、さすが宅間だ!と思いました。
ネタバレになりますが、宅間と一緒にやって来た中に裏切りがなくて、良かった。
姉小路が締めて、やっぱり宅間と姉小路は最高のコンビでした。

見ていた、お年寄りと言われる世代の人は、「草なぎくんは男っぽい役が似合うようになったね」と言っていました。
話はたまについていけなくなった時もあったみたいですが、ずっと見てました。
躍動感あったんだと思います。
シーズン2が、待ち遠しいな…。

上様がこのようなところに?! 「スペシャリスト」

う、う、上様?!
まさか!
上様がこのようなところにおられるとはっ?!

…と昨日の「スペシャリスト」見た方で、叫んだ方。
「我々」のボスは上様?!
松平健さんの登場です。
私、盛り上がりました。

いや、やっぱり、ここは大物俳優さんがほしかったポジションです。
しかしここで、草なぎさんとも何度も共演している松平さんが来るとは。
ニクいキャスティング。

個人的な勝手な感想なんですが、松平さんは草なぎさんにかなり期待してるんじゃないかな?
舞台に呼びたいと思ってるように感じます。
この対決は、続いてほしい!


どっちへ? 「スペシャリスト」

「スペシャリスト」、SPから楽しみにしてきましたが、ついに連続ドラマ。
そしてクライマックス。
事態は怖れていた方向へ…。

使い方によって、神にも悪魔にもなる宅間の特殊能力。
それは犯罪者にとって脅威だが、同時に犯罪者を呼び寄せてしまう。
知能的で、犯罪を犯し、逃げ切ることに喜びを感じるような犯罪者だ。

佐神が登場。
今回の殺人トーナメント、そして「我々」の存在。
果たして、黒幕は佐神なのだろうか。

SPでは宅間が佐神に会いに刑務所に行き、ヒントを得ることもあった。
佐神は宅間に対しての個人的な敵意や、憎悪はないと思う。
彼はただ、犯罪のシナリオを書いて実現して喜びを感じているだけ。

姉小路は怖れている。
宅間が、犯罪者の側に行ってしまうことを。
それをギリギリの線であろうと、自分は引き止める決意を固めている。
だが、「闇」は宅間の元・妻に手を伸ばしてきた。

宅間がこれまでの事件の関係者、すべての資料を張り出している。
この中に、彼を裏切っている者がいるのだろうか。
仲間が?
つらい事実が待っているかもしれない。

そこに止めを刺すような、元・妻への襲撃。
宅間が帰るべき場所をなくしてしまえば、もう彼は平穏な日々に戻れない…。
彼を闇に突き落とす下地は、着々とできている。

一体誰が?
何のために?
なぜ、そこまでして宅間を潰しておかなければならないのか。
宅間の何を、誰が、怖れているのか。


謎だらけで、とてもあと2話で「我々」に近づき、解決するとは思えないんですが。
それはそれで次があると思って楽しみではあります。
しかし宅間には苛烈な運命が次々と降りかかる。

以前にも見た光景だけど、そこには、京都から一緒にやってきたメンバーの資料まであった。
姉小路の資料まで、あった。
軽いショック。

宅間は、誰も信じていないのか。
信じられなくなっているのか。
いや、裏切られる覚悟をしているのだ。
彼が経験してきたことは、それだけの覚悟をさせることだった。

でもこの中に裏切り者がいるとは、考えたくない。
「誰か」は、追い詰めていけば嫌でも宅間は自分たちの側に来ると思っているのか。
それとも、そうまでしても宅間は潰しておかなければいけないと思っているのか。

「任侠ヘルパー」の彦一は、もともと、人間らしい男だった。
それがどうしようもない父親、逃げていった(と思っていた)母親。
人間らしい真っ当な道から外れなければ彦一は自分を、自分の心を守れなかった。
しかし元は人一倍優しい男だったため、困っている人間を放置できずに「道を戻っていった」男だった。

今度の宅間は、どうなんだろう。
元々は普通の生活をしている男だった。
それがいわれもない冤罪で服役させられ、何もかも失った。

しかしそれと引き換えに、特殊能力に目覚めた。
神と悪魔、背中合わせの危険な特殊能力。
本来、彼は光の側にいる男だったのか。
もしかしたら、闇の側に行くべき男だったのか。

草なぎさんの演技はまだ、どちらとも答えを出していない。
ちらり、ちらりと見せる宅間の怖さ。
人間らしさ。
演技的にもおもしろく、見ています。

製作には、力が入っていますね~。
この局の刑事ドラマは見応えあるものが多いんですが、これも間違いなくその一つ。
謎解きといい、最後に来るカタルシスといい、ちょっともやっとするところも含めて、続いていってほしい作品です。
宅間は、どっちへ行く?


プロフィール

ちゃーすけ

Author:ちゃーすけ
癖の強い俳優さんや悪役さん大好き。
俳優さん、ドラマ、映画、CMその他、懐かしいもの、気になるものについて、長々と語っております。

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