こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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子連れ狼「最終回」の萬屋版と北大路版の違い

今、平成・北大路版「子連れ狼」が再放送されてるんですね。
当たり前のようですが、萬屋版と北大路版の子連れ狼の最終回は違います。

まず、その前段階で、烈堂最後の子供、柳生鞘香の扱いも違ってました。
萬屋版の鞘香は柳生を何人も犠牲にして取得したお手玉の剣で、一刀に勝負を臨みます。
お手玉の剣とは、相手の頭上に刀を投げてその刀を避けた隙に斬り込んで行く方法。
しかし一刀があっさりと大五郎を肩車してしまったので、鞘香は大五郎の頭上に刀を投げ、大五郎に刺さるのを想像してしまいました。
結果、鞘香は大五郎に向かって垂直にではなく、水平に刀を投げてあっさり避けられ、その直後の捨て身の斬り込みをするも、これまたあまりにあっさり玉砕。
鞘香は「なぜ子供を肩に…、卑怯だっ!」と言いながら、「そなた、われら親子を斬ると言ったではないか…」と言われ、悲しそうな表情で死んで行きました。

父親に認めてもらいたい一心、そして寂しそうな大五郎と幼い頃の自分を重ね合わせる、本当は優しい娘なのは同じですが、北大路版では大五郎を同じ柳生からかばって死にました。
コスチュームは萬屋版は黒の革のサブリナパンツに黒革のブラでしたから、これも違ったんじゃないでしょうか。
北大路版では、本当は優しい娘である鞘香を、主人公が斬るというのがダメだったのではないかと思ってます。

それと、毒使いの阿部怪異の存在が北大路版では無理だったんでしょうね。
♪ねんねんねんころ、毒屋の子~♪などと歌いながら毒を調合したり、川に毒を流したりするのも、あの金田竜之助さんの出っ歯のビジュアル。
やっぱりまずかったのか、単に時間の問題なのか、ちょっとわかりませんが阿部怪異がいなかったので、萬屋版と北大路版の結末への過程が変わってしまってました。

萬屋版は阿部怪異が水門を爆破して江戸中を水浸しにするもんですから、決闘中の一刀と柳生烈堂は一旦、刀を納めて協力しあったりしました。
そのうち裏柳生ほとんど壊滅状態にされた烈堂と一刀に、お互いを認め合い、尊敬しあう空気が生まれてきます。
しかしやっぱり、この2人は共存はできない。
「天に二つの太陽はいらぬ」というか、ここまでお互い犠牲者を出し合ってこのまま終わっては申し訳ないというか、阿部怪異が悲惨な最期を遂げた後、この2人はやっぱり対決します。

一刀は斬馬刀・胴太貫と呼ばれる刀を使っていましたが、この決闘前に裏柳生の手の者が一刀の刀を砥ぎに来ます。
胴太貫に入れた、目では確認できないほどのわずかな傷。
最後に残っていた裏柳生たちは一刀に襲い掛かり、次々斬られていきますが、そのわずかな傷は確実に胴太貫を痛めていきます。
彼らは胴太貫に衝撃を与える為に、一刀に斬られていくのです。

そして、最後に現れた烈堂。
一刀と烈堂、まったく互角の壮絶な決闘。
ついに胴太貫が折れます。
一刀の白装束は、すでに裏柳生と己の血にまみれています。

倒れた裏柳生の者が「われらを卑怯と思うだろう」と言うと、一刀は「いや。この策謀に気づかなかった自分の不覚だ」と言うのです。

冥府魔道。
(めいふまどう)。
武士道とは正反対の、復讐のために相手を倒すなら何でもありの道。


武士の中の武士でありながらそれを選んできた一刀ならではの、勝つためにあらゆる手段を取り全滅していく裏柳生たちへの敬意だと思います。

一度は烈堂の陰謀に怒った将軍ですが、徳川家の為に尽くした烈堂を思い出し、烈堂「じい」の決闘を見届ける為に駆けつけます。
そこで壮絶な戦いを見た将軍は、兜を脱いで武士として最大の敬意を2人に表するのです。

烈堂の刃が閃き、一刀の頭上に刀が下りたかと思った瞬間、一刀は何と、柳生の奥義である素手で真剣をはさんで受ける真剣白刃取りを炸裂させます。
頭上で白刃を取り、拝むような姿で静止する一刀。
白刃を取られ、身動きができない烈堂。
烈堂もはやこれまでか…といった表情でしたが、一刀はそのまま動きません。
頭上で白刃を取ったまま、一刀は絶命していたのです。

おそるおそる離れた烈堂。
これで勝負は終わった、終わったのだ…と思った。
しかし、この決闘をずっと見ていた大五郎が槍を構え、烈堂に向かって突進してきます。
その時、烈堂は避けもせず、両手を広げて大五郎を向かい入れます。
将軍や見ていた武士たちが「あっ…!」とした瞬間、烈堂は大五郎の槍に貫かれてやるのです。
そして、大五郎を抱き寄せて、一言、
「我が、孫よ…」。 
画面が止まり、大五郎が烈堂の顔を見上げるところで、萬屋版「子連れ狼」は終わりです。

この「我が孫よ」は、ええ~?そうだったの?!という驚きと、つじつまが合わない!という謎を残していましたが、どうやら血の繋がった孫という意味ではないそうです。

決闘前に烈堂は大五郎に、「お前は父親以上にいけない」と言ってるんですね。
父親以上に烈堂にとって、厄介な敵になると。
だから「必ず、父親を殺したら、お前も殺す」と言っていたんです。

その一刀は烈堂にとって一番の敵であるが、お互いに全てを失って一番の気持ちの共有者となった。
今まで自分以上の男など存在を許さなかった烈堂が、殺し合いの果てに認めた唯一の男。
自分が率いていた裏柳生も全滅、子供たちも鞘香を最後に、全て一刀に斬られた。
もう自分の地位も権力も、誰も継ぐものがいない中、自分の力、気持ちを継ぐのは一刀の子供、大五郎以外にはいない…。
一刀のような男の子供こそ自分の孫…。
もはや、大五郎は自分の孫と同じ、というような気持ちから来た言葉らしいです。

北大路版では死力を尽くして戦った末、烈堂が倒れ、その後、一刀も大五郎に見守られながら息絶える結末でしたね。
私は最初はやっぱり自分がインパクトを受けた萬屋版の、「親狼が子狼に命を繋ぐ」、そしてその行為を宿敵烈堂が完成させるのが良くて、北大路版はそういう意味で普通の復讐劇になっていたと思いました。
そういう記事も書いてました。
でも今、北大路版を再び見て、これが今の「子連れ狼」であり、北大路版の味であり、北大路さんの一刀と小林くんの大五郎に合った最終回なんだろうなあと思いました。
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仕置屋稼業、第1回からメンバー

仕置屋のメンバーは、まず必殺の顔とも言える中村主水(藤田まこと)をリーダーに、
個人でも仕事を請け負っている市松(沖雅也)、
尾行・潜入・おとり・連絡係などを勤める捨三(渡辺篤史)、
捨三が推薦した坊主の印玄(新克利)がいます。

主水に、おさすり地蔵尊にお参りに来た風を装って仕事を依頼するのが、女髪結いどころのおこう(中村玉緒)。
大概の仕事は、おこうが持って来て主水に伝えます。
その際、おこうが最低1人1両、主水に渡します。

第1回の時、仕置人から足を洗っていた主水が、お昼に赴任したばかりの「南町」奉行所の前の屋台でふかし芋を食べている時に隣に来てたのがおこう。

主水は仕置屋前までは、「北町」奉行所勤務だったのです。
ここでは「南町」は「北町」より規律が厳しく、格が上みたいな感じに描かれてます。

おこうは奉行所前のふかし芋の屋台で、奉行所から同心たちが捕り物で出てくるのを前に、
「新富町で髪結いをやってるおこうだす。中村はんどすな」と、にこやかに声をかけ、社交辞令的にお辞儀を返した主水に芋をほおばりながら
「近江屋利兵衛を殺してほしいんだす」と言って、主水をぎょっとさせました。
それにまったく介さず、続けて「仕置料は4両」と明るく言いました。

「何の話だ?めったなこと言うと只じゃおかねえぜ」と、とぼける主水に
「中村はん。いっぺんお仕置をした人間は、一生そこから逃げられないのと違いますか?」 
と言い放ちました。
その時の玉緒さん、顔は朗らかな笑顔。
しかし目が笑ってません。
南町奉行所の前で話をする度胸、そしてこの言葉。
只者じゃない凄みを漂わせていて、中村玉緒さんってすごい女優さんなんですね~!


おこうは明るく、商売上手でがめつい面はありますが、基本的には人情に厚い人柄の良い女です。
どうしても仕置人稼業に戻らない主水に、一度は愛想を尽かせますが…。
おこうがいつ、どこで、どんなツテで主水が仕置人だったことを知ったのかは謎です。
彼女はおしゃべりで社交的ですが、自分のことは一切しゃべりません。

3話では、仕置した加吉(中尾彬)と過去に尋常じゃないことがあったのではないか、と少し匂わせたことがありました。
加吉を見たおこうの様子がおかしくて、最後に「加吉ってのは、おめえの何だったんだ?…亭主だったんじゃねえのか?」の主水の問いに、ふっと、とても遠い目をしただけです。
そこで主水が「まあ、いいか」って質問を引っ込めると、ニヤリと笑って終わりです。

おこうに誘われて悩んでいた主水ですが、被害者一家が近江屋利兵衛の欲望の為に全滅するのを見、奉行所という表の職業での自分の力のなさを痛感します。
被害者一家の最後の犠牲者の粗末な棺桶が、雨に打たれて運ばれていくのを見た主水は、ついに裏稼業に戻る決意をします。
主水が引き受けるのを聞いて、喜ぶおこうは依頼人の手紙を「読んでおくれやす」と渡します。
でも主水は、
「…金だけでいいんだ」
と。

その切ない手紙までは知りたくない。
助けてやれなかったことで、十分主水の心は痛んでいるんです。
だからこそ感情は排除したい…、お金だけでいいと言うんですね。


この時、訪ねていったのが風呂屋で釜炊きをしている捨三。
薪を割っては釜に投げ込み、熱いと言われれば水を汲んできて入れる、相当な重労働です。
訪ねてきた主水を見た捨三の様子と話から、スリだった頃、お世話になったことがあること、捨三は主水の裏稼業を知っていたことが伺えます。
「おめえに協力してもらいたことがある」と言われ、「手下なら奉行所にいっぱい…」と言いかけてハッとして、
「じゃあ、また…、あれ、やるんですかい?」と聞いた捨三。
この時の主水の目には、釜の燃える炎が映りこんでます。
ほとんどコミックの燃える男の描写ですが、主水の秘めていた怒り、情熱、この仕事への復帰の決意なんでしょうね。
きれいな画面です。

捨三は非常に優秀で身が軽く、潜入から尾行、お膳立て、後片付けから普段バラバラな仕置屋メンバーの連絡まで文句ひとつ言わず、よく動きます。
そこからは主水への恩義と信頼、そして仕置屋という職業への誇りがうかがえます。
最初の頃、市松をまったく信用しておらず、
「あいつは殺し屋でしょう。あっしらは仕置屋。殺し屋と仕置屋ってのは全然違うんですから」
と言ったのも捨三です。

その際に「絶対に頼りになる、何より気立て(気持ち、と表現してましたが)が良い」と推薦したのが、坊主の印玄。

主水は印玄に裏稼業のことを話した捨三を殴り、印玄を口封じに斬ろうと即、釜場に入ります。
そう、70年代の主水さん、いえ、主水さんだけじゃない仕置人たちは結構怖い面をちらちら見せます。

印玄は後ろで主水の殺気を感じると素手で丸太を裂き、
「生きるも地獄、死ぬも地獄。どこかで仏に会ったなら俺は仏を殺すかもしれぬ」
と、つぶやきます。
その笑う顔が、炎で照らされる。
この男に斬りかかったら、自分も無傷ではすまないという凄み。
少し破壊的なところがある彼は、仕置屋という仕事を待っていたかのようです。

普段の印玄は女好きで、坊主といっても寺に所属もしておらず、まともにお経を読んでいるのかどうかも怪しい。
捨三のところに来ては女風呂を覗いたり、ゴキブリと遊んでいて頭にきた捨三にゴキブリを踏まれて子供のように泣いてます。
後にわかるのですが、市松だけではなく印玄の過去も相当に悲惨です。

でも、印玄の緩急の切り替え、口調がほんとに上手いんです、新克利さん。
新さんがずっと後に「火曜サスペンス劇場」で、桃井かおりさん主演の「女検事・霞夕子シリーズ」で霞夕子の夫で出演した時、「あ、印玄だ」って思ってしまいましたよ。
確かお寺の住職役じゃなかったかな…、このキャスティング決めた人は印玄を知ってたのかな、なんて思います。

主水、市松、印玄、捨三、おこう、この5人に共通している事は、表の顔がどうあれ、裏の顔を持ち、そしてそれはちょっとひねてはいるが本当は誰よりも世の中の理不尽や不正に憤る気持ちから来ていることです。
次の仕業人はだいぶ生活の為に荒んできますが、この精神は「新・必殺仕置人」の念仏の鉄、巳代松、正八、おていにも受け継がれていると思います。 


…しかし、最初に第1回に沿ってメンバー書かないで今頃になって書くってほんと、感情だけで進めてるんですね、私。

一筆啓上魔性が見えた

必殺に出てくる悪女は、仕置きされても後味悪くならない為にとことん悪い!と思わせる必要があるんでしょうが…、このおるいという女性はまさに魔性の女という感じ。

市松は偶然、乾屋という商人の家に凶賊が押し入った現場を通りかかる。
奉公人から一家全員、9人を殺された乾屋の主人は市松に復讐を頼んで息絶えた。
主水によると乾屋というのは、タバコ1本の行商から苦労して店を持った男。
それが成功して家庭を持った途端、殺された。
「死人に口無しだ、金だけ取ってもわからない」と言ってみる市松だが、ほんとは怒っているんですね。
だってみんなが大きいお金取っちゃって、小さいお金しか残ってなくても文句ひとつ言わずに受け取ってる。

凶賊たちが隠れみのにしていると思われる越中屋を見張っていた市松は、そこから出てきた女に見覚えがあった。
10年前、子供だった市松が父親と滞在した三島の旅館にいたのが越中屋の女房、おるいだったのだ。
再会を喜ぶおるい。

市松はおるいと会った晩、乾屋の現場に連れて行く。
沖さんの口調といい、破れた障子や血の跡が残る凄惨な現場といい、BGMといい、この辺り怪談です。
おるいは怯え、これは夫の銀次(岸田森さんだっ!)の一味の仕事だと白状する。
おるいの父親も盗賊の頭。
銀次はその手下で、おるいは父親の跡を継いだ銀次の妻になっていたということ。
自分はこの押し込みについても、父親の職業についても、銀次についても、何にも知らなかったと言うおるいだけど…。

家に戻ったおるいに、「また悪い病気が出たのか」と言う銀次。
もう岸田さんったら、うまい。
今まで何度もおるいは浮気してきたんだろうなって感じですが、今度ばかりは本気。
銀次が嫌で市松に気持ちが完全に行っているんじゃないか、と。

銀次が、ロクという図面師から次の襲撃先の家の図面を奪って殺すのを見たおるいは市松の家に逃げてきた。
おるいを追って、市松の家にやってきた銀次の手下2人。
手下たちは余裕で市松を殺しておるいを連れて帰るつもりだったが、市松は作っていた竹串で苦もなく2人を葬る。
その様子をふすまの向こうから、猫のように見ているおるい。

おるいの夫を殺しても構わないかと言う市松に、
「殺して…、みんな殺して。一人でも残ったらあたしが殺される」
と懇願するおるい。
こうして銀次一味は仕置きにかけられるんですが…、今回は本当の見せ場というか怖いのは仕置きの後なんですね。 

翌朝、市松が家に戻ってくると、おるいが家にいて夕べの2人の手下の死体を手際良く片付けている。
お湯は沸いているし、お清めしながら「済んだの?うちの人は?」と平然と。
「みんな死んだ」と聞いても、
「そうぉ。あの2人はあたしが埋めといたわ。待っててね、すぐ食事の支度するわ」ってまるで普通にしている。
この辺りから市松は、おるいに違和感を感じ始める。

それで、おるいは乾屋の現場で既に市松も自分と同じ、暗がりで暮らす人間だとわかったとか、市松が手下2人を殺したのを見て、ゾクゾクしたって言う。
ますます違和感を感じる市松。

眠りに落ちた市松は子供の頃の夢を見る。
夕焼けに遊んだ、市松とおるい。
市松が目覚めると、部屋の中も同じような夕焼けなんですね。

故郷の三島には帰らないのかと言うと、おるいは「嫌だ、帰らない。だってあたし、人を殺したんだもの」って言うんですよ。
父親が後妻に迎えた女を殺してやったんだあ、って甘えた口調で。
驚く市松に「あたしだって女の一人ぐらい殺せますよ」って、行灯に入り込んでバタバタしていた虫を竹串で一突きにしちゃう。

ここからラストシーンまで、沖さんにセリフらしいセリフはありません。
しかし、「慟哭」と題されたBGM、夕焼けの紅さ、沖さんの表情だけで最後まで一気に市松の気持ちを見せます。
沖さん、そしてスタッフ、本当にすごかったんですねえ~。


おるいは「あたしと一緒に仕事をしよう」と、市松に抱きついてくる。
「好きよ、好きよ、ずっと子供の頃から好きだった…」と言うおるいに、嘘はなかったと思う。
だけど、市松にはわかるんですね。

おるいという女はこの先も必ず、罪もない人に災いをもたらす。
市松と自分さえ良ければ、関係のない人を殺してもきっと構わない。
市松の手がさっき、おるいが虫を刺した竹串に伸びる…。
市松が髪を愛撫していると勘違いして「くすぐったい」と笑うおるいの首筋を、市松は後ろからグッサリ…。

目を見開いて動かなくなったおるいを床に寝かせてやり、目を閉じてやる市松。
それは自分を好きだった女、魔性の女と化してしまった女への最後の慈しみ。

障子を開けると、そこは子供の頃遊んだような見事な夕焼け。
育ての親に続いて、またしても自分に近しい者を葬ってしまった市松。
「こうやって自分は生きていくのか」と。
子供の頃に、おるいと遊んだようなきれいな夕焼けの中、市松の目が潤む…。

傷だらけの天使、第11話、後編

ここから先はネタバレしてます。 

ペントハウスに来た辰巳さん。
「修ちゃん♪」って、「肝心な時はいつもいないんだから」って…、最初のころの修や亨にすご~く冷たい、クールな辰巳さんはどこ行っちゃったの!
でも岸田森さんのコミカル演技って、すごく楽しい!
成田三樹夫さんのコミカル演技も好きだけど、岸田さんのも大好きです。
修がいなくて、つまらなそうなところに初子から電話がかかってくる。
初子は辰巳を修と勘違いして、亨が仲直りしたいのでマンションに来てくれと言う。

修の振りをして、初子の部屋に来た辰巳。
ねえ、辰巳さん、修ちゃんってそんななんですか?
それとも、辰巳さんが修ちゃんファッションしてるのに激しく違和感あるだけ?
まあ、修ちゃんの振りをしても、ついつい礼儀正しくなってしまってますけどね。
初子に誘惑された時は、ほとんどホラーのような血走った目ですよ。
岸田さんのホラー映画、思い出しちゃうよ。

初子の誘いに乗ったかに見えた辰巳だったが…、そこはさすが。
初子のおかしな点を突いて、初子「一味」の男たちと大立ち回りに。
この立ち回り、危ない、危ない、いろんな意味で危ない。

翌日、辰巳は浪越に初子が偽物というのはわかったが、5千万円で手を打とうと持ちかけた。
初子に会いに来た亨は影で浪越と初子が、「修と初枝をつかまえて口を塞ごう」と言うのを聞いてしまう。
初子の部屋に、浪越の部下たちが押し入ってきた。
重症を追う初子。
修は急いで病院に駆けつけ、そこにいる辰巳を責めるが…。

ペントハウスに、初子のお骨が置かれている。
ああ、これだから傷天は油断ができない。
この情け容赦ない展開。

修と亨は、初子の田舎に初子を連れて帰る。
修は初枝の祖母(浦辺粂子)にお骨を渡して、初子の死を言うつもりが言い出せない。
決心して切り出そうとして…、言えなくて…、言えなくて…、すごすごと戻る修ちゃん。
珍しく亨ちゃんに叩かれたりしてる。
でも亨に「健太のおふくろさん、初枝さんみたいな人だったら良かったね」って言われたけど…、たぶん修もそんな気になりかけてたんじゃないだろうか。

翌朝、修が買い物から戻ると亨が傷を負って、ボロボロになって現れる。
初枝に暴行した男たちが修を追いかけて、証拠の品を探しに来たのだ。
お婆ちゃんにまで暴行するとは、「傷天」、ほんとに情け容赦ない展開(泣)。

「俺がいけなかったんだ。俺、初枝さんのことよお…」と言う修に
「わかってるよ。若い人がこんなとこにきてくれるのはいい話じゃないよ」とお婆ちゃん。
「俺、初枝さんのこと殺しちゃったからよ」と謝る修。
するとお婆ちゃんは「謝らなきゃいけないのはあたしの方だよ。
あたしが上杉さんのところから初枝を連れて来なかったら、あの子はつらい目に遭わなかったのに」、と。
予想はついたけど誘拐犯はお婆ちゃんで、初枝は本物の孫だったんですね。

男たちが戻ってきた。修、
「亨、婆さんと健太頼むぞ。健太、来週参観日だからな、俺の代わりに授業参観出てくれ!」 
と言うと、大勢の敵に向かっていく。

「兄貴い、1人じゃ殺されるからよお。逃げようぜ」と引き止めていた亨が見る見るうちに
「兄貴ってすげえ…!」
って誇らしげな顔になる。
水谷さん、うまい。
そしてその表情も納得の、ショーケンの戦う姿!
それから、やっぱりこの2人はいいコンビ!


修ががんばっている間に警察が来て、何もかも終わった。
上杉氏の遺産は相続人がいなくなって、国へ寄付された。
辰巳さんと仲良くケンカしながら、報酬を受け取った修と亨。
初枝さんの歌声をテープに吹き込んで「声のお便り」にして、お婆ちゃんのもとへ向かう2人。

良くも悪くも子供のような亨。
時にひねて、わかりにくい修。
そんな2人は、「傷だらけの天使」なんだなあ、と思ったラストシーンでした。

傷だらけの天使、第11話、前編

シンデレラの死に母の歌を

前回が水谷豊さんの亨ちゃんの魅力を堪能する回なら、今回はショーケンのカッコよさを味わう回では。

久々に健太に会おうとしていた修は、綾部さんからの仕事を一応断ったものの断りきれず、
「ごめんね、健太君また帰れなくなりました。
ふんぎりの悪いお父ちゃんだと思ってあきらめてください」と「声のお便り」を吹き込む。

資産数十億を持つ伊豆の山林王・上杉氏が20年前に誘拐されて行方不明になった、たった一人の財産相続人の孫娘・初子を探している。
新聞で上杉氏の重体を知った2人の女性が、名乗り出てきた。

1人は松原初子、新宿のバーでホステスをやっている派手な美人。
もう1人は村山初枝、ある中小企業のキーパンチャー。
いろんな部分から鑑定したがどちらが本物かわからないから、2人に近づき親しくなって、どっちが本物か探ってほしい。
期間は一週間。
「俺に兄貴と同等の勝負させてくれるんですか!」と、色めきたつ亨。

亨は新宿のバーに行って、首尾よく初子の部屋に行く事に成功。
修はスーパーの安売りで初枝に接近するものの、ひっぱたかれる事態に。
翌日、修は初枝の会社に昨日のお詫びを持って訪ねて行き公園で会うことに。

野暮ったい初枝が来るのを見ながら、「仕事とはいえつらいなあ、もう。どうにかなんねえのかな」とつぶやく修。
そこへ派手な初子を連れた亨がやって来て、順調なところを見せ付ける。
修がお堅い初枝に四苦八苦しているうち、約束の一週間が来た。

亨は弁護士の浪越(平田昭彦・わーお、ゴジラの人だ)の前で、初子を誘拐した犯人を連れてきた。
亨の証人をひっくり返すだけの証拠がつかめなかった修は、あと3日だけ猶予を貰った。

屋台で亨は上機嫌でペラペラペラペラ…、調子に乗って浮かれてて、危ないなあ、修、イライラしてきてるよ…と思っていたら、やっぱり修、キレました。
ちょっと殴りすぎなほど亨を殴りながら、修は寂しそうに「亨、もう1人でやっていけ」と。
冒頭で修は「いつも俺にくっついてばっかいるな!」って言ったのに、悲しそうなんですね。
もちろん、亨は思いっきり傷ついてるし。
2人のバランスが崩れてしまった。

翌日、もう、修は初枝に上杉氏の新聞記事を出して聞いてしまう。
泣き伏してしまう初枝だったが、捨て子だった自分を今まで育ててくれたお婆ちゃんに楽をさせたくて、名乗り出てしまったと告白する。

落胆する修に「キャバレーにでも勤めたいけれど…、この顔でしょう」と言う初枝。
思わず修、むきになって「そんなことないよ、ほんとに」と。
困ったように笑った修に初枝は、
「ほんとにいいんだったら。慰められるとみじめになるだけだから」。
すると修は初枝の手を取って「ちょっと来いよ!」。 


それで修がどこに初枝を連れて行ったかというと、美容院。
その間、ブティックで服を選んで、初枝を変身させる。

ベタな展開といえばベタなのかもしれませんが、修ってやっぱりすごくいい男だなあ~と思いましたね。
亨の不器用な一途さと、修のちょっと屈折した女性への優しさ。
相手が変わっても、亨ちゃんの人への対応の質は変わらないんですが、修はそれぞれに違う。
だけど、修の芯にいつもあるのは、自分を犠牲にしても人に対して優しいってところです。
この2人はこんなところまで対照的なんだなあ。
初枝もデートしながら、父親の顔も見せる修に初枝「あんたってほんとは優しいのね」って言うし。

一筆啓上姦計が見えた

仕置屋稼業の沖さんには、魅力的なシーンがたくさんあります。
やっぱり外せないのは、子供を引き取るエピソードでしょう。

仕置屋のタイトルは必ず「一筆啓上~が見えた」になってます。
これは「一筆啓上姦計が見えた」です。

主水の友人で、まじめな同心である安田弥一郎(横内正)は罠にはまり、死罪を言い渡されます。
八丁堀小町と呼ばれた美人の妻(弓恵子)は、奉行との話し合いに応じれば夫の命が助かるかもしれないと料亭に赴き…、もう言わなくてもわかりますね。
お奉行様なんて来てなかったんです。
来ていたのは同心たちの不正を取り締まる立場の役人3人。

夫婦2人とも彼らによって死に追いやられ、孤児となった子供・小太郎はいったん中村主水の家に引き取られますが、彼には20両という借金が付きまとった為、中村家でもあまり歓迎されません。
それを知った市松は子供を自分の家に連れてきます。

市松がこの年頃だったんです…、朝になっても仕事に行った父親が帰ってこなかったのは。
仕置屋の仲間にはクールな市松ですが、子供にはとことん優しい。

子供を育てる決意の市松に主水は
「おめえの親父がおめえを育てたみたいにか」。
「いや、あの子はカタギにする!」

反発する市松。

仕置の依頼も「あの子の側にいてやりたい」と断るのですが、「あの子の親の敵討ちだぜ」と聞いて参加することにします。

並べられた仕置料は25両。
「25両!」
「25両!」と、手引きや段取りする係りで、これがかなり優秀な捨三(渡辺篤史)と、躁鬱の気がある女好きの破戒僧・印玄(新克利)が色めきたつ。
しかし主水は「20両はあの子の借金の分だ!」。
「あ、そう」
「そうだよな」

この「仕置屋」、印玄が軽妙で楽しいんです。
普通のセリフ言ってるだけなのに、なんかおかしくて好きです。
主水の子分として岡引・亀吉に小松政夫さんがいますが、亀吉をいいように使う主水、ほんとは親分を尊敬なんてしてない亀吉、いいコンビです。

さて、この仕置料、彼らから主水が借金してるんです。
もちろん、返す気なんてないです。
捨三も、「仕置料を仕置相手から取るってのはちょっといいですね」って言ってる。

仕置の相手をおびき出すのに、主水はりつを餌にします。
あんまり彼らは気が進まないようなんですけど…。
りつ、かわいそう。
りつがお百度参りしている間に、りつを襲うつもりの3人をりつに気づかれずに仕置する。
主水に「それが(できるのが)玄人だろう」と言われると、みんなの仕置屋魂(?)も燃えるってもんです。

無事、仕置が終わって市松が家に戻る。
しかし市松が襖の穴から見た光景は、市松が竹串を作っているのを布団の中から見ていた小太郎が、その竹串を使ってちょろちょろと這っている蜘蛛を一撃で刺す光景だった。
無表情に刺した蜘蛛を見つめる小太郎。
あの子はカタギに育てる…。
そう言った市松はその光景に声もなく、後ずさりする。


後ろから
「門前の小僧、習わぬ経を読む、だ。
あの坊主、手放すなら今のうちだぜ」

主水の声。 
「…わかった」と答えるのが精一杯の市松。 

あのままでは小太郎は確実に市松と同じ道をたどる…。
70年代の必殺には必ず、人殺しの業というものが出てきますが、「仕置屋稼業」ではここに出てると言っていいでしょうか。
…「仕置屋」にはもう1本、「一筆啓上業苦が見えた」という剣が強いがゆえに陥る地獄を描いた凄まじい名作がありますが。

前のコメントにも書きましたが、最近のドラマはナレーションやセリフで説明することが多いですが、「必殺」では俳優さんの表情が全てを語っています。
この沖さんの表情、素晴らしいです。

必殺仕置屋稼業、市松その2

第2回以後、徐々にわかってくるのですが、市松はまだ幼い頃、殺し屋だった父親がある朝、帰ってこなかったため、これからは1人で生きて行かなければいけないと決意。
第2回では父親の死後、同業者に引き取られ、殺しの才能を開花させる。
しかし、その親代わりこそ父親の仇だった話が登場します。
父親を陥れたのと同じ方法で市松の親友を死に追いやった育ての親(津川雅彦が怪演)。
仕置屋からの仕置依頼は断ったが、父親の仇と知った市松は育ての親を手にかける。
結果、ピストルを突きつけられた主水の危機を救ったわけで、礼を言われるのですが…。

仇とはいえ、育ての親を手にかけ、目に涙を溜めて遠ざかっていた市松。
それが主水たちに振り向いた時は不敵な笑みを浮かべて、「おめえを殺ればよかったかな」と憎まれ口を叩くのです。
更には「金を寄越せ」と手まで出して。
仕置きを断っていた市松にお金は渡してなかったのですが、仕事をしたのなら仕方ないとお金を渡す主水。
そこに市松「2両か。安い命だな」。

当然、そこにいた全員がいや~な気持ちになりますね。
市松は「あぶねえ時ゃ、またな」と去って行きます。
「こんのやろう!」「嫌な野郎だぜ」と言われながら…。
でも見ているこちらにだけは、わかるんです。
背中が泣いている。
その目には涙がいっぱいであることが…。

壮絶な生い立ち、人一番優しさを持ちながらも人を信じられない世界に生きてきた青年・市松。
この市松が仕置屋の仲間になり、一緒に困難を越えたり、人の情に触れて行くうち、徐々に人間らしくなる。
その過程が1話完結の「仕置屋稼業」26話に連続性を持たせていました。
沖雅也さん、もっと評価されてほしい俳優さんです。

必殺に出てくる女性は魔性の女というのが他の時代劇に比べてダントツに多いのですが、こちらの動画↓で最初に仕置されている女性は相当怖い。
自分に惚れた男を使ってまんまとライバルを殺させたんですが(もちろん、その実行犯の男はもうこの世にはいません)、その殺されたライバル側の女も今まで邪魔な相手を次々殺しているんです。
この回では市松はこの女の仕置き依頼を「別口の依頼があるから」と、断ってるんですが…。
ライバルを殺させて勝利の美酒に酔っているこの女の殺しの依頼は、何と、市松に出されていたというオチなのです。
美しさを競った女の殺し合いです。

中尾彬さんの後に(4分25秒辺り)殺されるのは、凶賊の頭の岸田森さんです。
辰巳さ~ん、いい仕事してますね~! 
見覚えある悪役さんが一杯です。
5分50秒過ぎに出てくるのは、バカ侍やらせたら世界一と思ってる菅貫太郎さん。
その前にはアクション映画でもよくお見かけした今井健二さん。
ラストを飾るのは米倉斉加年さんです。

必殺仕置屋稼業 沖雅也さんの市松

沖雅也さん。
端正な顔立ちで「太陽にほえろ」のスコッチ刑事から、「俺たちは天使だ!」のキャップから、必殺シリーズの殺し屋と、現代劇も時代劇も、クールな二枚目からコミカルな役も熱血漢までこなした俳優さんです。
自殺の際のスキャンダラスな報道だけが残って、不当な扱いをされている俳優さんだと思います。

沖さんの必殺シリーズのレギュラーは3つ。
ここでも以前触れた「必殺仕置人」の、薩摩の弾圧と戦い、琉球から逃げて来た熱血漢の錠。
「必殺仕置屋稼業」の、殺し屋のことして生まれ、殺し屋に育てられたまさに殺し屋になるべくしてなった青年・市松。
「必殺からくり人富嶽百系殺し旅」の一座の助っ人的存在で、頼れる大人の男・唐十郎。

「仕置人」の錠も魅力的ですが、沖さんの俳優としてのキャリアの中でもベスト!と言っていいのがこの市松でしょう。

殺しの道具は竹串。
たいていの場合は、これで首筋を刺して自然死に見せかけます。
人ごみの中、あるいは闇にまぎれて音もなく標的に近づき、鮮やかに仕留めます。
第一回では町中での殺しを中村主水に目撃されますが、これは中村主水も同じ殺しの職業についていたために気がついたのでしょう。
目撃者である中村主水を狙い、主水に竹串をつきつけたものの、刀が自分に向けられていたのを知る。
自分の技量に自信を持つ、若いけれど殺しのかなりのキャリアを持つ市松が初めて対峙した怖ろしい相手。
その主水の誘いで仕置屋に参加はしたが、態度や物の言い方で他のメンバーとは衝突し通し。
「あいつは殺し屋。俺たちは仕置屋。殺し屋と仕置屋は全然違うんですから」と言われてしまうんですね。

市松の冷酷さと裏腹な優しさを見事に表現していたのが、第1回。
クライマックスの仕置きの後、振り向くと子供が見ていた。
その時、すばやい動きで市松は子供に駆け寄り、目の前に竹串をかざします。
見ていた主水は仰天。
ところが子供は無反応。

やがて子供の手が市松の手に伸びて、「おじちゃん?船まで連れてって」。
そうです、子供は目が見えていなかったんですね。
そのせいで市松は気配を感じなかったのでしょうか。
市松は驚き、しかし優しい声で「おめえ、一人旅か?」
子供が「うん」と言うと、市松は竹串を折り、優しい微笑を浮かべて子供を抱いて連れて行ってやるのです。
その様子にホッと安堵する主水。

市松がその時、本当に子供を刺してしまったかどうかはわかりません。
殺したなら、おそらく主水は市松をこの一度限りで絶対に仲間に入れなかったとは思います。
非情さと、暖かさと…、この反する二面が奇妙に入り混じった市松というキャラクターを沖さんは完全に自分のものにしていました。

第1回と第2回の仕置きシーン。
BGMといい、画面の美しさ、沖さんの優美さ。



今ではなかなか見られない時代劇だと思います。

仕事屋のDVD

夕べはものすごい久しぶりに会う友達と食事して、盛り上がって、それで今日は午前中、気が抜けてたんですね。
13-7=が、とっさにわからないようなボンヤリっぷり。
とんでもないっすよ、ほんとに。

緒形拳さんの訃報を聞いた友達が、何年も貸りていた「必殺必中仕事屋稼業」のDVDを返します!と連絡してきてくれたからなんだけど。
気心知れてるから、DVD何年も貸してるけどいいや、借りてるけどいいやって感じです。
家が近所だからいつでも会えるっていうのもあるし。
これから久々にまた、「仕事屋」を見直してみようと思ってるところ。



これは第一回。
緒形拳さんの演じる蕎麦屋の半兵衛が、初めて殺しに手を染めるシーンです。
仕事屋は毎回、どんでん返しがある展開なのですが、ここではこれから先、相棒になる政吉と同じターゲット相手に鉢合わせ、殺し合いになる展開。
更にはその政吉、この元締めが赤ん坊の頃に旗本に預けたはずの息子だったという話も入ってる。
これはできすぎのようですが、この伏線、ずっと放置されていて、最終回近くにかなり重い「因縁」というか、「人殺しの業」というドラマとなって出てきます。

今は人のいいおじさまを演じることが多い石橋蓮司さんだけど、ここでは女をネチネチいびる、いや~な役人を演じてます。
この方の演じる放火魔とかシャレにならない怖さがあった。
上手い俳優さんですね。
もう1人、殺しの手引きをする元盗賊の蔵破りが「渡る世間は鬼ばかり」の中華料理店「幸楽」の従業員さんです。
こんな怖ろしい過去があったとは…(笑)。

眠いのよ

…眠い。
夕べの外出が効いてます。

眠気覚ましってわけじゃないですけど、マグリットが飼い猫をモチーフに描いた絵です。

老猫ラミナグロビス

おっきいよ、猫。