「あんたこの世をどう思う」 (1/3)

必殺仕業人第1話です。

すすけた茶色の羽織を着て、無精ひげに襟巻きを巻いた中村主水が牢屋敷に出勤する。
「旦那!旦那!」と呼びかけるのは「出戻りの銀次」という、牢屋に入りたがって出されるとちょっとした犯罪を犯して戻ってくる男だ。
主水は処刑された囚人の首を確かめ、「本日はご苦労様でした」と同心に挨拶する。
小雪が舞い、風がうなる夜に主水は屋台の蕎麦屋へ立ち寄ると、塩を貰って全身を清める。
そこに一杯の蕎麦を2人で食べている芸人の女(中尾ミエ)と、顔を白塗りにしている芸人らしき男(中村敦夫)がいた。
主水が歩いてくるのを見た女は、すっと身を隠した。

寒そうに肩をすぼめて、咳き込みながら歩く主水に白塗りの男が聞いた。
「お前さん町方の役人かい?」
「それがどうした」
「中村主水って男を知らないか?」
「中村?知らねえな」
「そうかい、知らなきゃ知らねえでそれでいい」と男は言った。
そして、「あのう」と切り出したかと思うと、「金貸せ」と言う。

「金?」
「ああ。近頃の町方ときたらいつも懐に2両や3両の金暖めてるって聞いたぜ。貸してくれ」
「いいかげんにしやがれ。てめえ、なめた真似するとしょっぴくぞ」
フッと笑った男は蕎麦を食べた…瞬間、どんぶりが投げられ、その割れる音と居合いの声が響き、男は抱えていた異様に長い太刀を抜いた。
太刀は主水の首に押し付けられ、寸前で止まった。

影からその様子をそっと連れの女が見ている。
しかし主水はその刀を手でスーッとなぞると、「おい、いい加減にしてくれよぉ。竹みつで俺ゆすろうってのか」と苦笑した。
男は笑うと、「バレちまったか。しかたがねえな」と男は竹みつを抱えた。
主水は男に近寄ると、「白塗り!おめえ、名前は?」と聞いた。
男は答えずに「また会おう」と去っていこうとしたが、今度は主水が刀を抜いた。

男は主水が振り下ろした刀はかわしたが、主水は更に刀を横に払って構える。
男も竹みつを持って構える。
その途端、路地から女が走り出て来て「赤井、赤井剣之介!」と叫んだ。
叫んだ女の頬を男が打つ。
唇を噛み締める女、なおも油断しない男。
その様子を見た主水は刀を収めてやった。

剣之介と呼ばれた男は道を避けてやった主水の横を早足で通り抜けていった。
「お前さん、待っておくれよ、お前さん」
女が男の後を走ってついていく。
それを見送った主水はあまりの寒さに両手をこすり合わせる。

主水は牢屋で老囚人・伝蔵と話をしていた。
「こないだの話だがな、あれ、もう少し出ねえのかい?」
「金かね?」
「相手は大名の奥方様だ。5両ぽっきりじゃ俺も頼みにくいやね」と言う主水に伝蔵は、「中村さん、おれはお迎えを待っている身だ。明日にも呼び出されて首を落とされる身で…、あんまり欲張ると化けて出るぜ」と言った。
「けっ。食えねえとっつあんだぜ全く」と、笑い声を立てた主水の前を、囚人が引っ立てられていく。

伝蔵が言う。
「頼んだ奴は今行った豊島屋九助だよ」。
主水は老同心・島忠助(美川陽一郎)に豊島屋の事を聞いてみた。
5万石の大名・沼木藩の藩邸の門前で奥方を名指しして「人殺し」と叫んだらしい。

やいとや又右衛門(大出俊)の、関西風の灸で繁盛している店の窓の外を主水が通る。
主水は釜場の風呂焚きから洗濯屋に商売替えした、捨三のところへやってくる。
捨三が調べたところによると、豊島屋の妹が沼木藩に奉公していたが、何だかつまらないことでご成敗されてしまったらしい。
そして、兄の豊島屋が乗り込んでお縄になった。

「だったら話が通ったじゃないですか、やりましょう!」と言う捨三に主水は「誰がやるんだ?おめえがやんのか。相手は5万石の奥方だ。そう気楽にはいかねえぞ」と言った。
捨三はそれを聞くと、「全くなあ、これが1年前なら印玄もいた、市松もいた。やると決まりゃあ相手構わず乗り込んで、バーッとやったもんだ。それが今じゃどうですかい。あの銀流しのやいとや1人が相棒ってんじゃあ、こっちまで気が滅入ってくるよ、あーあ!」とこぼした。

洗濯場に又右衛門は顔をしかめながら、扇で仰ぎながら入ってくる。
「どうなんだ、沼木藩の屋敷の方は」と言う主水に又右衛門は、「いや、かないませんな、この異様な臭気は。こう見えても私は神経質な性質でね」と言った。
ムッとした捨三が「おうっ、悪かったな!このにおいがねえと生きていけねえ奴もいるんでな!」と言うと又右衛門の前に女郎の腰巻をつきつける。

主水にたしなめられた捨三が引っ込み、「で、中の様子は?」と聞かれた又右衛門は、「難しいね、大名屋敷ってのは。このやいとや又右衛門、女1人こますのに3日かかりましたよ、3日。私としては初めてだ、こんなことは」と答えた。
そんな時間はないと言う捨三を相手にせず、又右衛門は「おっと。ご老女松乃様、お待ちかねって、ね」と言うと悠々と沼木藩の老女・松乃(絵沢萌子)に会いに出かけた。
又右衛門を信用しきれない捨三は、後をつけてみましょうかと聞いたが、主水は「おめえに頼みがあるんだ」と言った。

捨三はある境内に来ていた。
月琴の調べが響き、美しい歌声が流れてくる。
あの夜の女だった。
その横で、剣之介と呼ばれた顔を白塗りにした長身の男が笠を構える。
群集を見ていた女がちらりと男に目配せする。
定町廻り同心が歩いてくる。

何も始まらないのかと業を煮やした人々が、文句を言い始めた時、「はいっ!」という掛け声で剣之介が笠を投げ、竹みつの太刀を抜く。
「何だよ、これだけかよ!」と文句を言う人々、女が「お願いします」と見物料を取ろうとしたが、みな手を横に振っていってしまう。
怒った女と幾人かがもみ合いになり、剣之介が割って入ったその時、群集を書き分けて数人の武士が走ってやって来た。

武士たちは剣之介を捕まえる。
1人が剣之介に向かって、「森之助、そのざまは何だ!そこまで身を落としても生き延びたいのか」と言った。
数人に囲まれ、連行されていく剣之介。
「命が惜しいか!貴様は藩法を犯した罪人。覚悟はできていような」
そこに「お待ちください。この人を殺すなら私を殺してください」とすがりつく女。
だが「女に用はない!どけっ!」と女は押しやられてしまった。

両脇を抱えられ、連行されていく剣之介だが2人の武士をひらりと倒し、「お歌!逃げろ!」と叫ぶと女と共に走る。
2人の姿は人ごみに紛れ、すぐに見えなくなった。

沼木藩の奥方・お未央の方(安田道代)は側用人・小沢勘兵衛から報告を受けると、「何?森之助が?」と、うれしそうな声をあげた。
小沢から森之助が大道芸人の真似事をしていたと聞くと、声の調子を変えると「…それで?まだあのお歌とかいう女と一緒なのですか?」と聞いた。
「どのようなおなごじゃ?」
「はっ…」と言ったきり、答えない小沢。

お未央の方は、茶の湯の柄杓を持って立ち上がった。
「小沢?どのようなおなごであった?」
小沢の目の前に柄杓が下げられる。

「はっ…。町人としては稀に見る女かと」
その答えを聞くが早いか、柄杓が小沢の顔を打った。
「奥方様!」
お未央の方はなおも小沢を柄杓で打つ。
「言うてみい!美しいと申すのか!」
「奥方様!」

顔をかばう小沢を、柄杓で打ち付けるお未央の方。
「お許しくださいませ、お願いです!」
松乃の「お呼びでございますか」という声がする。
お未央の方はフッと満足そうに笑うと、「小沢にあれを」と言った。

そう言ってふすまを開けて見せたのは、鮮やかな内掛けだった。
「どこでこのようなものを…」
それは、京都で修行した沼木藩にいる源兵衛という男が織り上げたものだった。
今、源兵衛は江戸に連れて来ていて、明後日、お未央の方にお目通りだ。
だが、源兵衛が故郷に帰れば今度はお国御前・緒前のさまの内掛けを織り上げるだろう。

「このように美しい打掛けはこの世に一枚だけのものです。他にあってはいけないのです…」
内掛けを手にうっとりするお未央の方。
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3週間の間にウダウダ考える 「必殺仕事人2009」

昨日は頭疲れたのですが、疲れる夢も見ないでよく眠れたです!
ヨカッタ!

あんな状態で終わって、3週間も待たされることになった「必殺仕事人2009」。
3週間の間にウダウダ考えてみます。

仲間に対して小五郎ってどのぐらいの気持ちでいるんでしょう。
読めませんね。
だから最後の小五郎の形相からすると源太と伝七どちらかを斬るつもりじゃないか、斬るならどちらを斬るつもりなんだかわからない。
だいたい、小五郎、涼次、源太って、それぞれが仕事人仲間をどう思っているのか。
こうして仕事を重ねてきているのに、割りと繋がりが薄い感じします。

「仕業人」の第1回のラストに、主水が新規に入れた赤井剣之介のことを、やいとや又右衛門に「信用できない!」と言われるシーンがあります。
それに対しての主水の言葉は「俺だっておめえ(又右衛門)なんか、はなっから信じちゃいねえや」でした。
ハッとする又右衛門。
更に主水は「仕置屋」の時から一緒の捨三のことも、「世の中、だーれも信用しちゃいない」と言うのです。

「おめえだけじゃねえぞ。あの捨三も、あののっぽ(赤井剣之介こと中村敦夫さんは背が高い)も。
俺はだーれも信じちゃいねえ。
俺たちは人様の命頂戴して金稼いでる悪党だ。
だから仲間が欲しいんじゃねえか。
地獄の道連れが、よ。
その道連れを裏切ってみろ、地獄へも行けやしねえぞ」。

主水はこの前、「仕置屋稼業」のラストで、これ以上ない厳しい追い詰められ方をして、きつい選択をしていました。
仲間というものに対して、主水はここで一度答えをはっきり出している。
だからこそ、この時の主水の言葉は、ものすごく重い。

そして「必殺仕事人2009」では、まさに小五郎がこのきつい選択をする状況に直面してるんだと思います。
小五郎だけじゃない、あの若い仕事人たちみんな。

小五郎は主水には同じ同心なのに仕事人に至った気持ちというのが、言わずとも伝わっているような雰囲気です。
主水は主水で、小五郎を理解しているようです。
だけど他の仕事人はどうなのかな、と。

「鬼の末路」でわかったことは、小五郎は自分を正義の代行者だなんて思っていなかったこと。
自分が鬼と自覚していたこと。
今の仲間でその自覚があるのは、主水だけじゃないでしょうか?
少なくとも小五郎はそう思っている。
だから小五郎は涼次にも源太にも距離を置いているし、あんまり信頼もしていない。

涼次は、小五郎って自由ないくせにこんな仕事をしていると思っているから、不信感と反感がある。
源太に至っては自分のことでいつも一杯一杯で、そこまでまだ考えが回っていない。
お互いに理解しあってない、そこまでの情報が源太以外、お互いにない。

そんな風に受け取っています。
この辺がまとまっていく過程を描くと、彼らの地獄行きへの覚悟を持った仕事人としての成長物語になるのではないかな?
そうすると、先がある物語になるのではないか、そんな期待をしています。

やっぱりね、せっかく復活した「必殺」だから先に繋がるいいものにしてほしいです。
小五郎も涼次も、膨らませられる要素があるので、そこのところお願いします(誰に言ってるんでしょうか)。

安らげない夢はつらい 「懲役30日」

夕べは夢の中でいっしょーけんめい!エクセルにデータ打ち込んで関数使ってたおかげで、全然頭が休まってません。
以前、一緒に仕事をしていた先輩の分厚いファイルがあって、これを全部済ませないと帰れない。
しかも夢らしく、思うようにならなくて、ひたすら関数と格闘していて、目覚めたら頭が疲れてる。
頭の中に関数と数字が残っている。
こ、こんな夢…。
いい夢って大切!

夢とはちょっと違うのかもしれませんが、世にも奇妙な物語の「懲役30日」。

7人を殺した凶悪犯の男(三上博史)は、懲役30日の刑に処せられる。
男は、懲役はたった30日と哄笑した。
しかしその30日は、拷問の毎日。
それに耐えた男を待っていたのは…。



一晩の夢で頭クタクタなんですのに…。
これはすごい。

ここの看守長を演じているのが、松重豊さん。
身長190cmというと衣装がないとかいろいろと厄介と思われて役がもらえなくなるので、189cmとプロフィールには書いていたそうです。
確かに背は高いですが、普通の役から特異な役までこなして、時代劇でも所作が綺麗。
村上弘明さん主演のNHK時代劇、「柳生十兵衛七番勝負」では敵役。
最後の対決は2人とも背が高くて、迫力でした。

今日は「必殺仕事人2009」がないんですね。
うーん、やっぱり必殺がないとつまらない。

今日は夕べ、頭が休まってないせいか眠い!
こ、今夜は数字の夢とか見ませんように…。

WBC日本2連覇!

いや~ぁ、勝ちましたね。
WBC、日本2連覇!
うれし~い。

営業の外回りの人がテレビが見られる場所・喫茶店やらテレビがある場所に一杯いたそうです(笑)。
今日のお昼は、食べた気しない人も続出でしょうね。

どっちが勝ってもいい。
いい試合が見たい。
だってスポーツじゃない。

そう思ってたんです、いや、思うようにしてました。
そう、それほどプレッシャーだったんですね。
自分、ただ観てるだけなのに!
弱過ぎ!
でも実際見始めたら、もう大変。

9回表で友人はもう「気持ちが悪くなってきた…」と言い出し、9回裏で「見ていられない」と言う。
「リードしてる気がしないぐらい怖い」と言いつつ見ていたら同点に。
「ああ、貧血起こしそう」と言い出しました。
私も同じく。
自分が見てると打たれそうだから、と去って行く人あり。
何だか「ありがとう」と言ってしまう。
しかし同点になり延長戦に突入。
このまま続いたら、し、神経が持ちません状態。

イチロー登場!
もうね、イチロー見ていてすごく思いました。

自分ならバッターボックスにさえ行けない。
相手に負ける前に、自分に負ける。
このプレッシャーに耐えられない。
緊張のあまり、気絶する。

あの選手たちって、すごいんだって思いました。
友人も、「ものすごい勇気だってわかった」。
「この人たちの家族になることさえ無理だ」と。
私も見てるのさえ怖くて。
彼らみんなすごい。
彼らの精神力に敬意を。
本当にそう思いました。

家にいた友人は試合の最中、地元の派出所のお巡りさんが書類持ってきたそうです。
その時、玄関で応対しながら友人がちらちら部屋のテレビに目を走らせていたら、お巡りさん、
「どっちが勝ってます?!」。
友人「に、日本です、今、1点リード!」。

最後までやっぱり怖かった。
ダルビッシュううう~!とか祈ってましたね。
疲れました。
でも疲れた分、ものすごくうれしい!
前回のWBC優勝もうれしかったですけど、今回はまたひとしお。

でもイチローってやっぱり、すごいですね。
あの決め方!
そのイチローが感激しているのに、感動。

侍ジャパン、ありがとう。
お疲れ様。
しばらくは思い出すと、うれしい気持ちでいられそうです。

一筆啓上崩壊が見えた、ラスト・必殺シリーズの崩壊劇

最終回は、各登場人物の印象的ないくつかのセリフで振り返ってみたいと思います。

最終回では第1回以来の、市松と主水が火花散らす対立をしています。
今まで市松には理解を示していたように見える主水が、この危機に際して市松の抹殺を考え、印玄にそれを命じる。

市松は父親も殺し屋、育ての親も殺し屋という殺しの世界に育ってきた青年。
しかも育ての親は実の父親を裏切って死に追いやっていたし、自分の友達さえも罠に嵌めた。
人は人を裏切るもの。
市松は、どこかでそんな風に諦めざるを得ない人生を送ってきた。
主水が自分を殺すことを考えていたこともわかっていたし、この世界ではしかたのないことだと思っていた。

だから主水が自分を印玄に見張らせたことも、殺せと言っていても主水を恨んだりしない。
だってそういうものだから。
「八丁堀ってのは、そういう奴だ」。
だけど、印玄は違いました。
市松に対して、印玄は「信じてるんだ」と言い切りました。

「信じてる」なんてまっすぐに言われたのは、初めてだったのではないでしょうか。
そんなことは市松の人生にはなかったし、これからもないと思っていた。
だから心底、市松は驚愕しました。
「信じている?!」
この時、市松の中で何かが変わったんだと思います。
そして市松は印玄に「だが俺は死にたくない」と内面の弱さを初めて吐露する。

印玄は仲間と信じた人の為に、本当に命を張った。
印玄の背負った業とその終わらせ方は、市松をしてこう言わさせます。
「見事な死に様だったよ」。
だから市松は動かない主水に対して怒る、
「それじゃ死んでいったおこうや印玄はどうなる。みんな、てめえのツラ、さらけ出して死んでいったんだ!」。
今まで主水に対して感情をあらわにすることがほとんどなかった市松が、声を荒げます。

そして捕えられた市松に向かって「死んでもらうぞ」と言う主水に対し、市松は憤る。
「てめえの首が飛ぶのがそんなに怖いのか。それはおめえの本音だろう。何だかんだ言いながら結局てめえを一番大事にしてるのはおめえじゃねえか!」。
自分の命を懸けた印玄やおこうの死を見た市松は、主水の欺瞞と保身を鋭く糾弾するのです。

それは殺し屋として生きてきて、その掟を知っているはずの市松から出る、殺し屋としてではなく1人の青年としての怒りの言葉。
でも、そんな状況になっていても市松はまだ、主水の名前は奉行所に言わない。
番屋にいる役人に一言、言えば主水を地獄の道連れにできるのに…。
印玄とおこうを見た市松の心にも、何かが芽生えていたのではないかと思うのです。

「市松はそんな男じゃねえよ!そんな男じゃねえよ!」。 
そう、主水に言う印玄。
最初は「嫌な野郎だ…」という目つきで市松を見ていた印玄が主水に向かって、「市松はそんな男じゃねえよ!」と言う。
「八丁堀がどうだろうと、おめえは裏切るような男じゃねえ、俺はそう信じてるんだ!」。
印玄の言葉を聞いて、「信じてる?!」と驚く市松。
「ああ!」
この時、印玄は市松の固く、冷たい心を砕いたのだと思います。

顔をさらすことができない主水に変わって、おこうを助ける印玄。
女性が好きで、だけど一番身近な母親という女性にひどい心の傷をつけられた印玄。
自分を裏切った母親を殺して殺しの道に入った印玄は、最後に自分が仲間と信じた仕置屋の女性の為に死ぬ。
そうして最後の仕置相手と共に、自分の殺しの手口によって絶命する。
たくさんの殺し屋の末路見てきたはずの市松にとって印玄の死は、殺し屋として当然迎えるべき死ではなく、自分に友情をくれた仲間の死だったのだと思います。

「なんぼ、わてを殴ったかて、わてはなんも言わしまへんで!」。 
か弱い女でいながら、こんな言葉が言える。
おこうは、結局は謎の女でした。
なぜ主水の過去を知っていたのか、一体彼女は何者だったのか。
いつも明るく、がめつかったおこうが抱えていた闇は3話でちらりと、女を食い物にする男の仕置の際に見えただけです。
そんなおこうが主水に対して初めて気持ちを見せ、そして将来を夢見た。

どんなに自分を責めても無駄だと言って、そのまま死ぬつもりだったおこう。
彼女は仕置屋としてプロであった以上に、主水を守りたかったんだと思います。

彼女が、一緒になることが敵わなかった主水に対して言った言葉。
「この稼業、やめたらあきまへんで。いつまでも続けとくなはれや。いつまでも、この稼業、続けとくなはれや」。 
おこうにとって仕置屋はプライドある仕事。
そして主水がこの稼業を続けている限り、彼女は主水と一緒なのです。
そしてそれはどんな女性にも敵わない絆です。
地獄の道連れなのですから。

「やっぱり、てめえのことしか考えない、汚ねえ野郎だったんだ!」 
捨三は、市松とは反発しっぱなしでした。
印玄の事を主水に推薦したところから、捨三は印玄に対しても主水に対しても絶大の信頼を持っていました。
そして捨三は、最後に市松の為に命をかけた。
印玄の死を前に主水に怒った市松を見て、「てめえのことしか考えない、汚ねえ野郎」ではないと知ったから。
捨三は主水に体当たりし、そのまま姿をくらましました。

「死んだ奴は帰ってこねえぞ。捨三!ギリギリ一杯生きるんだ」。 
生き延びることが一番大切だと、そう言った主水。。

市松とは衝突を避けて大人の対応をしてきた主水。
その主水が自分の身の危険にさらされるに至って、市松の抹殺をあっさり決めます。
しかし、おこうが敵の手に落ちても、おこうを抹殺しようとは言いません。
この辺に主水の心が見えてると思います。

「だがな、市松。俺が役人だからこそ、この稼業は成り立っているんだ。俺のツラの皮がはげてみろ。この稼業はやっていけねえぜ」。 
確かにそうです。
それに正体がバレるということは、奉行所での場所を失う以上に身の破滅となること。
だけどそれだけではない。
仕置屋稼業は、奉行所の正義に絶望した主水が自分らしく生きていける場所なのです。
それを失うことは絶対にできない。

だけど主水の言葉は、印玄とおこうの死を見た市松にとって保身に走る男の欺瞞の言葉でしかない。
その欺瞞を市松に厳しく暴かれる主水。
そして主水の心の動きは、印玄の死あたりから全く出さなくなります。

牢にいる市松へ、主水は竹串を渡します。
「どういう意味なんだ、八丁堀。死ねってことか」。
「うん。…死んでもらうぞ」。 

ここからはもう、ほとんど主水と市松だけの物語になります。
「俺が口を割ればおめえも一緒に地獄へ落ちる…」。 
そう言いながら、小伝馬町送りになるその朝になっても、市松もまた、主水の名前は言わないんですね。
それは市松のプロとしてのプライドというより、どこかで主水を信じていたからではなかったか。

「オヤジ、握り飯できてるか」。 
市松が移送される前の晩、番屋の前の蕎麦屋で主水が店のオヤジに言った言葉です。
その握り飯は、逃亡した市松に手渡しされた。
つまり、主水は何とかして市松を逃がせないか、そう考えていたのだと思います。
とにかく何とかして市松を逃がす。
それは自分にとって破滅でもある。
そして流れを上手く生かしたとはいえ、最後に主水が取った行動は見ての通りです。


仕置屋が崩壊して行く様。
ギリギリの状態に置かれた仕置屋たちの、それぞれの心の動きと行動。
その末に助け、助けられた2人が見せた笑み。

今まで見せたことがない、市松の暖かい微笑み。
義理の親を殺し、幼馴染を殺し、孤児となった子供も引き取れず、それでもなお殺し屋としてしか生きていけなかった市松。
その市松は印玄と主水から「殺し屋仲間」ではなく、同士として確かな気持ちを受け取った。
自分はいつ殺されても意味がない「殺し屋」なんかじゃなかった…。
自分を命をかけて助けてくれた人がいる。
市松はもう、人を信じて生きていける…。

市松を逃がした為に、奉行所でも最下層の牢屋敷見廻りに落とされた主水。
わびしい、打ちひしがれた姿で自分の定町廻りの書類を燃やしながら、それでも主水は笑う。
もし、市松を見殺しにしていたら主水のラストシーンには笑みはなく、ただ崩壊を噛み締めるのみだったと思います。
主水が、市松が思っていた以上に、いえ、予想外に仕置屋は固い絆で繋がっていたのです。
しかしその仕置屋は崩壊した。

最後に主水はこんな風に考えていたように思います。

俺は市松見捨てなかった。
仲間をも捨てるような男にはならなかった。
市松を、市松の人生を、俺は確実に変えた。

その思いが最下層に落とされてなお、笑みを浮かべさせる。
後悔…、してねえ。 
ボロボロの様子の主水の笑みがそうつぶやいているように見えます。

こうして「仕置屋稼業」は終わります。
そして次は、殺伐とした雰囲気の「仕業人」となるのです。
「仕置屋稼業」のレビューにお付き合いくださって、ありがとうございました。

一筆啓上崩壊が見えた、その4

同心たちが出払って無人になった番屋で、主水は市松の入っている牢にやってきた。
正座している市松を格子越しに覗き込む。
「佐兵衛が殺されたそうだな。おめえだな」
そう言うと市松は主水の近くにやってきた。

主水は「今の様子じゃ、おめえを逃がすのはとても無理だ。かみそり一本渡せやしねえ」と言う。
「そんな事を言いに来たのか。小伝馬町に行きゃ、調べが始まる。取調べに拷問はつきものだ」
「そりゃあ、おめえ…、俺だってこっから出してやりてえ。今すぐにもな、だがな、下手して俺の首が飛ぶようなことになってみろ。稼業に差し支えるんだ」
そう言った主水に、市松は言う。

「てめえの首が飛ぶのがそんなに怖いのか。それはおめえの本音だろう。何だかんだ言いながら結局てめえを一番大事にしてるのはおめえじゃねえか!」
市松の声は低かったが、その言葉には刺すような鋭さがあった。

主水はその夜、番屋の前で蕎麦を食べながら、「オヤジ、握り飯できてるか」と言うと握り飯を持って番屋に戻った。
主水は市松に竹串を渡した。
「これはどういう意味なんだ」
格子の向こうで横顔の主水は無言だった。

「どういう意味なんだ、八丁堀」
主水は何も答えない。
「死ねってことか…?」
主水は市松を見ると、「うん」と言った。
「死んでもらうぞ」
市松は燃える目で主水をまっすぐに見ると、「俺が口を割ればおめえも一緒に地獄へ落ちる…」と言った。

翌朝、市松が小伝馬町送りになる朝は、雪が降っていた。
雪の中、縛られた市松は主水ともう1人の同心、市松の縄を持つ役人と後ろを歩く役人2人で歩いていく。
市松の前の道で子供が遊んでいた。
先頭を行く主水、その時、竹とんぼが飛んできた。
市松の目の前に竹とんぼが落ちると、市松は体のバランスを崩して道に転んだ。
「もたもたするな!」と起き上がらせられた市松だが、後ろ手に縛られた手には竹とんぼの鋭い竹が握られていた。

その竹で縄を切り始める市松。
主水は市松の真後ろで、市松の手元が誰にも見えないように歩きはじめた。
「おい、中村、どうした!」と同僚が声をかける。
「いいえ、別に」
そう答えた主水たちの後ろを捨三がついてくる。
主水がちらりと捨三を見る。

角を曲がった時、激しくなってくる雪の中、主水が捨三を振り返った。
「何だ。おめえは!」と言うと、捨三を叱責する。
「列から離れろ!」と怒鳴る主水に、同僚は「みだりに列から離れるな!」と言う。
「いや、この野郎、様子がおかしいんで」と言う主水。
みんなが捨三を見た瞬間、縄が切れて自由になった市松がすばやい動きで同心の刀を抜き、首に押し当てた。
誰も身動きが取れない。

同僚の同心は「市松、貴様あ!」と言うと、主水に「俺はどうなってもかまわん、こやつを逃がさず斬れ!」と叫んだ。
「いや、しかし!」と言う主水に、「かまわん、斬るんだあ!」

刀を抜いて市松に無様に斬りかかる主水を背後から、捨三が突き飛ばす。
主水が転び、市松が逃げる。
捨三も役人から逃れる。

市松の姿が消え、右往左往する役人と同心。
「中村!貴様、職務怠慢だぞ!村野様に報告してやるからな!」と叫ぶ同僚に、「申し訳ありません」と頭を下げる主水。
「追え!」と市松を探す役人たち。
しかし主水は市松が潜んでいる物陰がわかっていた。

「市松」と声をかけると、座っていた市松が立ち上がり、窓越しに主水を見る。
市松を見た主水は、そのまま無言で市松を見つめると握り飯を包んだ包みを渡した。
無言でそれを受け取る市松。
主水が辺りを見てそこを離れると、市松もすっと姿を消した。

「たわけもの!」
村野の前で主水はひたすら頭を下げていた。
主水が市松を逃がした為に、村野は減俸処分となった。
「中村、お前は減俸の上に、今後、牢屋敷見回り同心に格下げだ」。
ぎょっとする主水。
「えっ、牢屋敷…、奉行所の中で一番最低の…」

村野は主水の隣に来ると、「とうとう、行くところまで行ったな」と言った。
「しかし、これがお前の似合いの姿かも知れんぞ。わしから離れても体には十分、気をつけてな」
「村野様、今一度、おとりなしを!今一度!」と哀願する主水。

市松はすすきが揺れる中、地蔵尊の近くに座って、主水に貰った握り飯を食べていた。
その時、カチリと固いものが当たった。
握り飯を開くと、そこには小判が入っていた。
笑みを浮かべる市松。
しっかりと目を見据えると、市松は立ち上がった。

誰もいない奉行所、1人、背中を丸めて書類を破っている主水の姿。
中村主水と書いた書類を火鉢にくべると、その火で手を温めた。
外は雪が降りしきっている。
襟巻きを巻き、髪が乱れた主水はその煙に咳き込みながら、書類を燃やす。
奉行所での最下層の牢屋敷見回りに格下げになった、主水。
書類を燃やしながら、だが、市松を逃がした主水の口元は確かに笑っていた。

一筆啓上崩壊が見えた、その3

おこうを渡してくれと言う市松に、佐兵衛は誰に頼まれたか聞いていた。
市松はおこうを渡してからでないと言えないと言い張る。
佐兵衛は、市松が自分の命をおこうを引き換えにすることをわかっていた。

土蔵の天井から印玄が顔を出す。
左右から匕首が突きつけられて、「わかったよ」と言う市松だが、それをはねのけ、おこうに近づいた。
しかし、佐兵衛はピストルを持っていた。
「2人の匕首はかわせたが、俺のこいつはかわせねえぜ」。

「何も死に急ぐこたあ、ねえや。ここまで来たんだ。ついでに見て行ったらどうだい?」と佐兵衛が言うと、手下が再びおこうを責め始める。
おこうは「市松はん、わてのことなら心配いりまへんで…」とか細い声で言った。
その声に市松の目が閉じられる。

その時、吊るされていたおこうが天井に向かって揚がっていく。
印玄だった。
市松は間髪いれずに伊蔵を仕留める。
佐兵衛は印玄に向かって発砲し、あわてて手下に印玄を追わせる。

おこうを抱えて屋根の上に出た印玄は、下に走った市松を呼んだ。
印玄の背後に佐兵衛の手下が迫る。
「下ろせ!」と言う市松にうなづいた印玄はおこうを縄で結んで下ろそうとしたが、背後から刺されてしまった。
印玄は刺されながらも、おこうを下に下ろそうと縄を手にしたまま動かなかった。
深々と刺された印玄の手から縄に血が伝わっていく。
正面から印玄が刺され、手から縄が離れた時、市松は落下してきたおこうをしっかり受け止めた。

「印玄!」と叫ぶ市松。
印玄は自分を刺した男につかみかかると、男はさらに印玄を刺し貫いた。
印玄は男を抱え、一緒に市松の目の前に落下した。
「印玄…!」
印玄は一瞬、顔を上げて市松を見た。
そして何か言いかけたが、そのまま絶命した。

市松はおこうを背に走る。
釜場に入ると、捨三と主水が待っていた。
「市松!」
瀕死のおこうを抱きかかえた主水は、「おこう!おこう!」と呼びかける。
「印玄は死んだ」と言う市松。
「…そうか」と言う主水に市松はうちひしがれて、「見事な死に様だったよ…」と言った。

主水の呼びかけにおこうは目を開けた。
「あ、中村はん…」
「死ぬんじゃねえぞ」
「誰が…、誰が死んだりしますかいな。どっさり貯めたお金をあんたと使うまでは、死にまへんでえ…。死んだりしますかいな」。

おこうは主水を見ると、「中村はん…。あんた、アホや。ほんまにあほんだらや。あんな嫁はん、早う別れなはれ」と言った。
「それだけ憎まれ口がたたけりゃ、死んだりはしねえぞ」と言う主水。
おこうの意識は遠のき始めていたが、しっかり主水を見据えると、
「中村はん。この稼業、やめたらあきまへんで。いつまでも続けとくなはれや。いつまでも、この稼業、続けとくなはれや…」と言った。
その言葉が終わった時、おこうは事切れていた。

市松は立ち上がる。
主水は、「市松、しばらく動くのはやばいぞ」と言う。
「じゃあ、佐兵衛をやらねえのか!」
「佐兵衛は必ず俺がやる。だが面が割れてねえのは俺だけだ。しばらくは下手に動けねえぞ」
だが市松は怒りに燃えた目で、「それじゃ死んでいったおこうや印玄はどうなる。みんな、てめえのツラ、さらけ出して死んでいったんだ!」と主水を睨んだ。

「だがな、市松。俺が役人だからこそ、この稼業は成り立っているんだ。俺のツラの皮がはげてみろ。この稼業はやっていけねえぜ」と言う主水。
捨三が外に走り出ようとすると、主水は鋭く「待て!」と言った。
「死んだ奴は帰ってこねえぞ。捨三!ギリギリ一杯生きるんだ」。

翌日、主水が番屋に入ろうとすると、捨三が物陰から呼び止めた。
市松が捕まったらしい。
「どうして市松が…」と言う捨三に、主水は市松が人殺しだとタレこんだ奴がいると言った。
主水が番屋に入ると市松が捕縛され、座らされていた。
佐兵衛もいた。

市松を番頭の伊蔵を殺したのを見たと訴え出たのは、佐兵衛だったのだ。
市松は良くそんなことが言えるな、と佐兵衛を睨んだが、村野は市松に目撃者もいる、獄門首は間違いないなと言い渡した。
佐兵衛は仲間が助けに来るなら今夜だ、手下に「番屋から目を離すな」と言って帰った。

その夜、同心仲間に主水は、空腹になったので蕎麦を食べてくると言って番屋を出た。
主水は見張りの2人の前を通り、佐兵衛がうろうろしている路地の向かい側に入る。
廃屋を通って向かい側にいた佐兵衛の前に出ると、「あ、むつみ屋さん」と声をかけた。
「実はあんたにお願いがあるんですがな」
「お願い?何の?」
「市松のことなんですがね」
「市松の?」

主水は佐兵衛の前に出る。
「市松が殺しをやったのは人違いだと、あなたから申し出てくれませんかな。そうすりゃあ市松は無罪放免、獄門打ち首は取り消しになるんですがね」
「そうか、あんたが仕置屋の…!」
驚愕する佐兵衛に、主水は一言「中村主水だ!」。

いうが早いか、主水は背後の佐兵衛を突き刺した。
さらにピストルを手にした佐兵衛を下からばっさりと斬りつける。
佐兵衛が倒れながら、空に向かって引き金を引くが、銃声が響いた時には主水の姿はなかった。

手下が「だんな!」と駆けつけ、同心もやってくる。
そこへ「何だ、何だあ?」とやってくる主水、「どうしたんだ?」と暢気そうに覗き込む…。
遅れてやってきた主水は村野に叱責を受けた。
「お前みたいのがいるから!」

一筆啓上崩壊が見えた、その2

市松をつけていた印玄は、市松に見つかってしまった。
「どうして俺を付け回すんだ。八丁堀に言われて来たのか」
「俺は嫌だって言ったんだ、ほんとなんだ」
「やっぱりそうか。もし俺が裏切るようなそぶりを見せたら…、殺せと言われてるんだろう?」と言う市松に、印玄はそっぽを向いていた。

市松はわずかな笑みを浮かべると、「八丁堀ってのはそういう男だ」と言った。
それを聞いた印玄は「八丁堀がどうだろうと、おめえは裏切るような男じゃねえ、俺はそう信じてるんだ!」と言う。
「信じてる?!」
「ああ!」
心底、驚く市松。

「だが俺は死にたくねえ。もし俺が裏切ったら殺すか」と聞いた市松に、印玄は
「ばかやろう、おめえはな、断じてそんな男じゃねえんだ。俺はそう信じてるんだよ!」と言った。
市松は「八丁堀に言ってくれ。おめえの命は俺がにぎってるってな」と言うと、帰っていった。

おさよの父親・与平は伊蔵に連れられ、佐兵衛の家に向かっていた。
その後をつけている捨三。
おさよと与平は再会を喜んだが、おさよを身請けしたのは佐兵衛だった。

「お前のおかげでせがれは殺されたんだ」と言うと佐兵衛はおさよを土蔵で吊るし上げ、与平に仕置屋の名前を言うように迫った。
娘を責められ、与平は口を割った。
その様子を土蔵の窓から見た捨三は、主水の元へ走る。
「何だって?頼み人が口を割った?!おこうが危ねえぜ!」

主水が捨三と駆けつけると、おこうは迎えに来た伊蔵と出かけるところだった。
そこへ主水がおこうを盗人の疑いで番屋へ連行して行った。
歩きながらおこうに理由を話した主水だが、おこうは髪結いが泥棒の疑いで牢に入ったとあらば、もう髪結いはやっていけないとこぼす。
主水は、「おめえ、命と金とどっちが大事だ」と言うが、おこうは「どっちも大事だす」と答える。
考え込む主水におこうは、「そやけど中村はん、あんたとわてと、ちょっとした道行きでんな」とうれしそうだった。
「けっ、気楽なこと言ってやがる」と吐き捨てた主水に、「心中だぞ!」と言う声が聞こえてきた。

川原におさよと与平の遺体があがったのだ。
「佐兵衛の仕業だ。おこう、おめえもすんでのところでああなるところだったんだぞ」
それを聞いたおこうは、さすがに険しい顔つきになった。
「だから俺の言うことを聞け」
おこうは主水に言われた通り、牢に入った。

主水は釜場で市松と印玄に、おこうを牢にとりあえず匿った話をした。
おこうとの繋がりは主水だけだ。
もし、おこうが口を割れば主水の立場が危ない。
「場合によっちゃ、おこうの口を封じるんだ」と言う市松。
「市松、おめえ…」と絶句する捨三。
「俺の口だって封じるつもりでいるんだろう。そうだろう、八丁堀」
主水と市松は互いを見ていた。
先に目を伏せたのは主水の方だった。

何も言わず、うつむいたままの主水に印玄が「八丁堀!どうしたんだよ!」と声をかけた。
「うん?」
主水はその言葉で我に帰った。
「どうすんだよ!おこうのことだ!」
それはいずれ、主水が決めると言って主水は番屋に帰ってきた。
牢を見ると、おこうがいない。

同僚が「盗人は火盗改めが吟味するのが筋だから連れて行った」と答える。
「ほお…」と言う主水だが、おこうは伊蔵におさよ同様、責められていた。
おそらく、佐兵衛が役人に手を回しておこうを連れてきたのだろう。

「なんぼ、わてを殴ったかて、わてはなんも言わしまへんで!」
おこうは殺さず、吐くまで痛めつけろと命令する佐兵衛。
釜場で炎を前に待つ主水に、印玄がおこうは主水が睨んだとおり、佐兵衛の家にいると知らせてきた。

「あのまんまだと、おこうは責め殺されるな」と言う印玄。
だが主水は、「責め殺されるならまだ楽だ。佐兵衛はおこうを殺すようなことはしねえ。俺の名前を吐かせるまでは殺されるまで責め続けられるだろう。その方がどれだけ、おこうの奴、苦しいか…」と言う。

それを聞いた印玄は主水の前に回り、主水に「俺はおこうを助けに行くぜ」と言った。
「ダメだ、そんなことをしたらおめえのツラ奴らにさらすことになるぜ!」と止める主水に、印玄は「じゃあ、どうすりゃいいんだい。おこうを見殺しにするのか、どうなんだ八丁堀!」と問いただした。
主水は無言だった。

その時、捨三が「市松、来てるか!」と入ってきた。
市松はいない。
捨三は、「あんのやろう、やっぱりずらかりやがった!」と吐き捨てた。

捨三は市松を「やっぱり、てめえのことしか考えない、汚ねえ野郎だったんだ!」と言う。
印玄は「八丁堀、俺はおこうを助けに行くぜ」と言った。
「行かさねえぞ」と言う主水に、印玄は自分が行くしかないと言うと、捨三も印玄と一緒に行くと言う。
だが、印玄は捨三は主水と一緒にいなければどうしようもないと怒る。

印玄は自分ができなかった時は後を頼むと言うと、佐兵衛の家に走った。
その頃、市松は佐兵衛の前にいた。

一筆啓上崩壊が見えた、その1

最終回です。

2両を差し出して「お願いします」と頭を下げる女郎に、「これっぽっちか」と凄む男。
吉原に身を売った30両あるはずだというが、それは男に工面した金の借金の精算に使い、あと体の不自由な父親の当座の暮らし分しか残っていない。
そう訴える女郎に、「俺がお上にお恐れながら、と訴え出りゃあ、お前のおとっつあんもたちまち打ち首なんだぜ」と言う男。
「それはわかっています、でも私が廓に行ったら誰もおとっつあんの面倒を見る人がいなくなるんです」と訴える女郎を男は押し倒そうとした。
その途端、市松の竹串が男の首筋を刺した。
その時、庭で何かが折れる音がした。
市松が廊下に出ると格子窓に、花が刺してある。

釜場で花を見た主水は、「市松、おめえ、見られたのに間違いねえな」と言った。
「ああ、卯之吉をやった時に、庭でこいつを折った奴がいる」。
市松は「どうもおめえたちゃ何もかも知ってるようだな」と、市松と主水の話を聞きながら、蕎麦を食べている印玄と捨三の間を通った。
卯之吉はただの強請り屋ではなかった。

仕置屋以外の殺しの仕事も請け負っている市松は、むつみ屋佐兵衛という元締めからの仕事を請け負ったことがあった。
市松が殺した卯之吉はむつみ屋の息子で、父親のところに殺しを頼みに来た依頼人を強請っていたのだ。
だからおこうが、卯之吉にゆすられていたおさよの父親・与平から殺しを請け負ってきた。
だが、佐兵衛が息子殺しが市松の仕事と知ったならば、タダではすまない。
「市松の命、取りに来るってのか」と言う印玄。
「市松だけじゃねえや。俺達の命もだ」と言う主水。

とにかく市松にはしばらく身を隠せと言うが、捨三は「あいつ、あのままにしておいて大丈夫ですかね」と不安に思う。
主水は印玄に、「しばらくの間、市松から目を離すな。何かやばいことがあったら守ってやってくれ」と言う。
印玄は承知するが、主水は「ただし、だ」と続けた。
「ただし?ただし…、なんだ?」
「俺達を売るようなそぶりを見せたら、構わねえから殺せ」。
それを聞いた印玄は主水に向かって、「市松はそんな男じゃねえよ!」と言った。
「そんな男じゃねえよ!」

むつみ屋佐兵衛が卯之吉の遺体を引き取りに、番屋に来た。
嘆く佐兵衛、卯之吉の遺体に花を置く男と、佐兵衛を立たせようと脇に回る男。
それを見ていた主水は、雨の中を出て行く。

主水はおこうの店におこうを訪ねていったが、おこうは主水の家に出張に行ってると言われた。
主水に頼まれて髪を結いに来たおこうに、りつとせんは信じられないと言う。
「あの能無しにそのように気の利いたことができるとは」、と言うりつに、おこうは「仮にもご主人様の事をそんな風に言うのは言い過ぎやおまへんか?」と抗議した。

「うちの人の事を連れ合いのわたくしがどう言おうと勝手でしょ」と言うりつに、おこうは主水があまりにかわいそうと言った。
りつに、「妙にうちの人の肩を持つのねえ」と言われても、「少しはご主人様の気持ちも汲んであげないと、誰ぞにご主人様取られまっせ」ときかない。
だが、りつは「そんな物好きがいたらお目にかかりたいわ」と笑う。
「おおきに」と言いながら、憤然として家を出るおこうを主水が玄関で呼び止めた。

おこうを川辺に連れて行くと、主水は市松が仕事を見られた話をした。
まだ自分たちのことはわかっていないが、あらゆる手を使って調べ、命を狙ってくるだろう。
「どうせろくな死に方はできへんと覚悟はしてますけど」と言うおこうに、主水は「あの世に銭持っていけるわけでもなし、今のうちにパッと道楽でもするんだな」と言った。

「それにしても中村はん、あんたの嫁はんは出来が悪い、悪いと聞いてましたけど、あそこまで出来が悪いと嫁はんやとは思いませんでしたわ。あんな嫁はん、早よう、縁切てクソババと一緒に追い出しなはれ!」と言うおこうに、
「俺は百年も前からそう思ってらあ。だが追い出すと言っても俺は養子だからな出て行くのは俺の方だ」と答える主水。
おこうは「出て行ったらよろしいがな。わてが面倒見てあげまんがな」と言った。
驚く主水だが、「…髪結いの亭主か。ハハ、悪かねえな!」と笑った。

家の周りに竹の葉を撒いている市松、その動きが止まった。
物陰でそれを見ている印玄。
その前を主水と与力の村野がやってきた。
目安箱に市松が人殺しという訴状があったのだ。
村野はこの半年、次々あがる変死体を殺しと思っていた。
覚悟をしておけと言う村野、無言で立ち去る主水。

夜、竹とんぼを作っている市松のところへドスを構えて入ってきた男がいた。
市松と向かい合う男は「おめえにそう出られちゃかなわねえや。だが弟の仇はきっと討ってやる」と言った。
男は卯之吉の兄・徳太郎だった。
昼間、市松は子供達に竹とんぼを渡してやっていた。
喜ぶ子供を見て、見張っている印玄も笑顔になる。

市松の前を百姓が通りかかった、と、その百姓は鎌を市松の首に押し付けていた。
市松も竹串を持っていたが、「竹串が急所を突く前に、てめえの首から血が飛ぶぞ」と言われてしまった。
その男の背後から現われた男に竹串を折られ、市松は連行されていった。
後をつける印玄。
夕べの男・徳太郎が市松に斬りつけるが、市松はすっと身をかわす。
市松に鎌を突きつけた伊蔵が「若旦那」となだめ、現われた佐兵衛が「徳太郎、引っ込んでろい!」と言う。

佐兵衛は市松に、「何も言わなくてもわかってるだろうな!卯之吉をどんなに俺がどんなにかわいがっていたか」と言うが市松は平然と
「人殺しは俺の商売だ。誰を殺ろうがしかたのねえこっちゃねえか」と言った。
思わず市松を殴った佐兵衛は、「俺はお前を絞め殺してやりてえ!だがおめえ1人を殺しやしねえ。おめえに殺しを命じた奴、その仲間を1人残らず殺さにゃあ、俺の気がすまねえ!」と言った。

徳太郎は市松を殴り、仕置屋の名前を吐かせようとしたが、佐兵衛は「そんなこって吐くような男じゃねえ」と言うと、市松に「事と次第によっちゃ、おめえを見逃してやってもいいんだぜ」と言った。
そして、元締め、そして仲間の名前を言えば市松の命は保証すると持ちかけた。

「その名前を言ったら、俺の命を保証するってんだな」
「ああ、俺が言うんだ。間違いねえ」と言う佐兵衛、「考えとこう」と言う市松に佐兵衛は「3日だけ待ってやろう」と言った。
返事がない時は市松の命も保証しない、と。
突きつけられた刃をどけると、市松は去っていく。
その市松を佐兵衛は、じっと見ていた。

必殺仕事人2009 「鬼の末路」

昨日は3ヶ月ぶりに美容院へ行ってきました。
12月に短くしすぎて、2月ごろに「あ、ちょうど良くなったな」というぐらいだったのですが、まあ、そろそろ。
ロングにしていた時は半年も放置していたんですけど、さすがにショートのボブですから、3ヶ月放置すると毛先がバラバラ。

出かける前は雨風ひどかったのですが、「私は晴れ女だから!」と言い張っていたら出かける時には本当に雨が止んでました。
帰る頃には晴れてました。
単なる思い込みなのはわかってますが、いつも言い張る「私は晴れ女」。

…ここまで、「必殺仕事人2009」とは、全然関係ない話。

昨夜の「必殺仕事人2009」は「鬼の末路」。
正直、「2009」であそこまでハードな話を作るとは思わなかったです。
「必殺」の被害者が出て頼み人が出て仕事、というフォーマットをなぞっているな、と思っていました。
独自性が出るとしたら、まだまだこれからなのかなと。
そんな風に思いながら見ていたら、昨夜の10話「鬼の末路」はそんな期待に応えてくれそうな感じがする回でした。

「仕事の掟・どこまで非情になれるか」
「人を殺すことで発生する因果」
「もう決して幸せにはなれない」
「どうせロクな死に方しない」

殺しを請け負う者たちがぶつかる、こういった問題を描いた回はいくつかあります。

「仕事の掟」。
つまり、どこまで非情になれるか、ですね。
裏の仕事を見られたら殺すか、仲間に入れるしかない。
仲間に入れるというのは、何度かありました。

「仕置屋稼業・一筆啓上地獄が見えた」では、市松が目撃した子供の前に竹串を振り下ろすシーンがありました。
主水も頼み人の娘が死ぬ前に書いた手紙をおこうに「読んでやってくれ」と言われて、「金だけでいいんだ」と言って、個人的な怒りに任せて人を殺してはいけないという理性と、どうしようもない怒りとの間に立つ葛藤を見せました。

主水を殺し屋としてではなく1人の剣に生きる男としての宿命に向かい合わせたのは「仕置屋稼業・一筆啓上業苦が見えた」。

「仕置屋稼業・一筆啓上欺瞞が見えた」は、依頼人が自分の子供同然に育てた男を自分の目の前で殺すよう依頼し、その直後自害する話でした。
市松の背後で依頼人が自害している。
市松はそれを察しているが、それはもう自分が立ち入る範疇ではない。
だから市松は息を呑み、それでも黙って立ち去っています。

「仕業人」では盗賊の女が息子が処刑されたことで主水を逆恨みし、せんとりつと間借り人を人質に主水の家に立てこもった。
その際に盗賊を始末した仕業人たちを目撃しているかに思えたせんとりつ・間借り人に対し、「見たんですか」と言う時の主水の絶望と非情さの入りまじった表情。
しかし、あまりの早業と恐怖にせんもりつも間借り人も顔はよくわかっていなかった。
めでたし。

「人を殺すことで発生する因果」。
「仕留人」では、糸井貢が「俺達が殺した相手にだって家族や愛する人がいたはずだ」と言い、実際そんな気持ちでいたせいもあって、最後の殺しに失敗しました。

「新・必殺仕置人」では巳代松が、自分が殺した悪人の子どもが路頭に迷ったのを知って苦悩していました。
正八は「悪党の親父のせいだ。親父が悪いんだよ」と巳代松を慰めていましたが、最後まで無表情の子供を見てさすがに、「あの子…、まっつぁんが親父殺したの、見てたんじゃねえのかな」と切ない一言。

「からくり人」では子供を利用して悪事を働く親を、子供の目の前で殺してしまった。
子供はいつかこんなことになると思っていたと親の悪事を認識しながらも、家に来いと言うからくり人を「おっかさんを殺した奴のところになんか、行くもんか!」と拒絶、からくり人は子供が赤ん坊を抱えて夜の闇に消えていくのをただ見送るしかなかった。
これなんか「仕事の掟」にも「因果」にも、関わった話でしたね。

「もう決して幸せにはなれない」。
「商売人」ではりつの懐妊という話が、ずっと物語を貫いていました。
仲間を殺されて怒りの主水が仕事を終えて戻った時、子供は死産だった。
子供の葬列の先頭を行く主水の顔が「もう決して幸せにはなれない」、そう悟っていました。

「仕事屋稼業」でも半兵衛は人の親になることなんか、もうできないと覚悟していました。
同じ仕事に生きるおせいと政吉も、もはや親子の名乗りはできない。

「どうせロクな死に方しない」。
「仕置屋稼業」では市松が父親の位牌を作りながら、「俺もあんたと同じ、そう長くはねえだろうよ。来年こうして盆を迎えられるかどうか」。
「仕業人」では、赤井剣之介が殺した者の恨みが自分の肩に積もっているようだと訴えていました。

「仕置人」では、ずっと鉄が抱えていた気持ちですね。
常にそう思っていた鉄は享楽的で、刹那的で、そしてやっぱり最後に壮絶な最期を迎えることになった。
「仕掛人」の梅安の享楽さも、そんな気持ちから来ていたように思います。

初期の必殺シリーズの最終回は「因果応報」じゃないけれど、今まで彼らがしてきたことを清算させるものだったんですね。

「2009」の仕事人たちは、すんなりと裏稼業に入ってプロっぽくやっているように見える。
そう見えるとしたら、こういう葛藤がなかったこと、挫折がなかったからだと思います。
しかし、今回の話はそういう風に見られがちだった「2009」の仕事人たち、特に本当にあっさりと普通の人から仕事人になったかに見えた源太に問題を突きつけました。
涼次もまた、「どこまで非情になれるか」「腕は立つが、仕事人としては失格」という問題にぶちあたっています。
そして、小五郎はそういうのをもうあっさりとクリアしているように見えます。

主水の場合は、「仕置人」では彼なりに事件に対処していました。
それでもどうしようもない時に、鉄たちと一緒に仕置をしました。
「仕置屋稼業」でも、結構良い上司に恵まれて、やる気は見せていました。
「仕業人」ではどん底でしたが。
「新・仕置人」では「仕業人」のどん底状態からすくいあげてくれたはずの上司にとことん裏切られ、絶望しました。
その上司を仕置する際に「金輪際、真面目に仕事はしません」と言ってからは、本当に昼行灯になっちゃった感じです。

昨日の「鬼の末路」の終わり方は、フォーマットにはまらないのにものすごく「必殺」的でした。
涼次が殺しの最中、依頼人である母親が自分が依頼したのにも関わらず、やっぱり「やめて!」と止めに入った。
しかし涼次は構わず、殺した。
だけど狂乱した母親は置いて帰ろうとした…、途端、小五郎が母親を一刀の元に斬り捨てた。
怒りを表す涼次、当たり前だと言う小五郎。

そして殺しに失敗し、仕事人にあるまじき殺し方をして、小五郎の同僚の同心・伝七に死体の側にいるのを見られるという大失態を犯した源太。
その源太をさっき、ばっさり依頼人を斬って来た小五郎はどう扱うのか。

小五郎はなぜあの依頼人の母親を斬ったのか。
依頼したのは自分だけど、逆恨みをして彼の正体を奉行所に話す恐れもあり、とにかく目撃者は殺すしかないというのが考えられる理由。
しかしもしかしたらもうあの状態で1人残ってもしょうがない、彼なりの情けをかけた上での殺しだったのかもしれない。

主水よりは全然大切にされているように見える婿であり、剣の腕もたつ小五郎。
そんな一見、不満がなさそうな彼が一体なぜあそこまでやる気がなくなったのか、なぜ裏稼業に足を踏み入れたのか。
昨日の回にからめて、この辺の背景が描かれると、より登場人物に深みが出るのでは。
こういうのも含めて、どう解決をつけるのか、つけなくても今回の件がどう彼らに変化を与えてくれるのか。

無差別に人を斬る通り魔を演じた荒川良々さんが上手かったですね~、一見無害そうな男が狂気に走る様子が非常に怖かった!
魂が抜けたような表情といい、陰惨な話をより一層引き立ててくれました。
葬列の灯りを持った行列が町を行く映像はまるで悪夢のようで、昨夜は1時間、迫力がありました。
仕事の際、相手に刀を抜かせない主水もさすがでした。
東山さんも昨夜が一番凄みが出ていたんじゃないかな。

「仕置屋稼業」では岡っ引きを仕置にかける時、主水が市松に「おめえは組織の怖さを知らねえ。同心が殺されたとあったら、奉行所は絶対に下手人を探し出す」と釘を刺していて、その通り、仕置人たちにとって奉行所は結構怖いものでした。
今の奉行所は、全然機能していないみたいですが、伝七がどうなるのかでこの動きも変わってくるかも?

次回が楽しみなんですが、それは何と3週間後。
プロフィール

ちゃーすけ

Author:ちゃーすけ
癖の強い俳優さんや悪役さん大好き。
俳優さん、ドラマ、映画、CMその他、懐かしいもの、気になるものについて、長々と語っております。

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