栄光の日本ダービー

1990年 日本ダービー。
アイネスフウジンの逃げ切り勝ち。
すごかった、強かった。
痺れました。
騎手はベテラン・中野栄治騎手。

その後、恒例となった勝ち馬騎手コールですが、この時は自然発生に群集から「中野コール」が出てきました。
この時は武豊人気がすごかったけれど、みんな、自然に中野騎手を称えました。
それほど、見事だったんですね。
中野栄治騎手って、騎乗スタイルがすごく綺麗なんです。




今日、勝った横山典弘騎手がメジロライアンで2着。
そして今日、横山騎手がロジユニヴァースでダービージョッキーに。
おめでとうございます。

この後、4度もダービーを勝つ武豊騎手はこの時、ハクタイセイで初騎乗だったかな?

アイネスフウジンはこのレースを最後に二度と走ることはなかったんですけど、この栄光と感動はやっぱり…見ていた者にとっては永遠です。



こちらは武豊騎手が、スペシャルウィークで初ダービー制覇した時。
これの前の「むらさき賞」というレースも武豊騎手が勝ったんですが、逃げる馬を前に置いて最後に追い込む、まるでダービーの予行演習みたいに見えました。
この時、ライバルの逃げ馬は、今日の勝利騎手・横山典弘騎手のセイウンスカイでした。

この時は2番人気になっていたキングヘイローの福永騎手がパドックからもう、真っ青。
レースでいきなり先頭に立ったのを見て、デビュー2年目でダービー初騎乗で2番人気はすごいプレッシャーだったんだろうなあと思いました。




遠くに見える武豊騎手、いつもクールな武豊騎手だけど、私たちは「ねえ、豊、泣いてない?」って言ってました。
泣いてなかったそうですけど…、泣いてるように見えたなあ。

今日のレースにはこの時走ったスペシャルウィークの子供に武豊騎手が騎乗して、2着。
スペシャルウィークと一緒にレースを戦ったお馬さんの子供も、出走していました。

ここに出てくる18頭になるだけで、ものすごいこと。
毎年、どの馬にも、どの騎手にもいろんな思い出ができます。
好きな馬、応援している馬はもちろんいましたが、やっぱり、どの馬も無事で、どの騎手も無事でゴールしてね!と思います。
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必殺仕事人 「的は婿殿」

仕事の依頼をする三番筋に、1人の町娘がやって来た。
飴売りの娘のお春(柳生みゆ)で、姉のお志津(宮地真緒)と寺島村というところで暮らしていた。
姉は、幼い頃からお春の親代わりとなって小さな茶店を開いて働いていたと言う。
お春は、殺して欲しい相手の名を渡辺小五郎と言った。
小五郎は姉の心をもてあそんだ末に殺した、とお春は言う。

仰天するお菊。
主水や涼次、レンは事の真相を探り始める。
お菊はお春を尾行し、お春が寺島村の川べりに小さな墓を建てて、お参りをしているのを見る。

帰宅し、こうやふくに出迎えられて家に入った小五郎は、誰かが侵入している気配に気づく。
小五郎は殺気をたたえた様子で、刀を手に庭に下りる。
庭の物陰では、レンがふところに手をやり、仕事道具を取り出せるように構えていた。
一瞬即発のところに、ふくが声をかけてきて、その場の緊張は解けた。

レンが長屋に戻ってくると、やはり何者かの気配がする。
涼次が来ていたのだった。
涼次はレンが進入した場所は居間から全て見渡せること、忍び込むなら別の道があることを伝えた。
小五郎もこちらのことは、全て調べ上げているだろうと言った。
「俺たちはいつ、命のやり取りをしてもおかしくないんだ」と言う涼次。

主水が調べたところによると、ひと月前に寺島村に川べりを掘り返すと白骨が出てきた。
白骨は、行方不明になったお志津だった。
その白骨と一緒に見つかったお守り袋は、お志津が小五郎に渡したものだったのだ。
不穏な動きに気がついた小五郎は、お菊に向かって「俺の命を狙うなら、返り討ちにする」と言う。

小五郎は、寺島村の川べりに行く。
小五郎は昔、ここに同心として来ており、小さな茶店に良く立ち寄っていた。
茶店にはお志津という娘がいて、その傍らでは幼い娘が遊んでいたことを小五郎は思い出した。
お志津は小五郎がやがて転勤して去ってしまうことを悲しみ、小五郎はお志津に必ず去る前にはそのことを伝えに来ると言った。
だが実際には小五郎は、お志津にはいなくなることを告げずに去った。

過去に思いをはせていた小五郎の前に、昔、学問所で一緒だった左兵衛が現われた。
貧しかった左兵衛は、旗本・藤野の婿養子となって作事奉行の地位についていた。
自分の身の上を聞かれた小五郎は、とても左兵衛のようなわけにはいかないと言う。

小五郎は左兵衛の家に招かれたが、先代の当主は急死していた。
左兵衛の横で挨拶する若く美しい富江(北原佐和子)を小五郎は左兵衛の妻と思ったが、それは妻ではなく先代の後妻だった。
殺されたお志津のことを調べている小五郎を、左兵衛と藤野家の用人・又蔵はひそかに警戒する。

小五郎は、お春の長屋を訪ねた。
小五郎の姿を見たお春は姉の仇と飛びかかって来たが、小五郎はそのかんざしを持った手を交わした。
自分はお志津を殺していないと言う小五郎に、お春は姉の遺体からお守り袋が出たことを話し、号泣しながら小五郎に恨みの言葉をぶつける。

奉行所で寺島村で起きた事件のことを調べた小五郎は、お志津が殺された日に藤野家の先代が寺島村で死亡したことを知る。
そのことを左兵衛に話すと、左兵衛の様子が変わる。
小五郎はお志津の事件と、藤野家が関係していると察しをつけた。

実は左兵衛は、富江と密通してしまっていた。
それを先代に見つかった左兵衛は、ひどく動揺して動けなくなった。
その間に又蔵が先代を押さえつけ、富江が先代の口を覆って窒息死させてしまった。
そこにちょうど居合わせて、全てを目撃してしまったのがお志津だった。
呆然としていた左兵衛だったが又蔵に促され、左兵衛はお志津を斬り殺して埋めた。

小五郎が真相に近づいていることを感付いた左兵衛は、又蔵と用人の喜兵衛に小五郎を襲わせた。
さらに左兵衛は最近、自らが殺した夫の幻覚を見るようになった富江を始末することも考えていた。
だが小五郎は4人相手に反撃し、1人の着物の袖を切り落とした。
その袖の家紋は又蔵のものだったと気づいた小五郎は、お春が危険と長屋に急いだ。

しかしお春の長屋には既に喜兵衛が来ており、お春を殴りつけて動けなくすると刺してしまった。
小五郎が駆けつけた時、お春はもう瀕死の状態だった。
息も絶え絶えのお春は、小五郎に江戸に出てきた時、お春が小五郎を見た話をした。
ふくが荷物で両手がふさがった小五郎に、団子を食べさせていた。

幸せそうな夫婦を見て、たまらなかったと言うお春。
小五郎は、自分が持っていた守り袋を見せる。
守り袋は小五郎のものと、お志津のものと2つあったのだった。
お志津は、小五郎と同じ守り袋を持っていたのだ。

姉を殺したのは、小五郎ではなかった。
小五郎はお春を抱きしめると、「恨み晴らしてやる」と言った
小五郎の腕の中で、お春は「よかった…」と言うと死んだ。

お春が飴売りで稼いだ小銭が、頼み料になった。
小五郎の殺しではないと確信していた涼次に、小五郎は「経師屋、手間かけたな 」と言った。
小五郎の言葉を背中で聞いた涼次は、黙って仕事に向かった。
その頃、左兵衛は小五郎の襲撃に失敗した報告を受けていた。
「渡辺の腕をあなどるなと言ったのに」と言う左兵衛は、もう一度、小五郎を襲うように指示した。

最初はレンが、喜兵衛を仕事にかける。
喜兵衛はレンを刀を払って攻撃したが、レンは難なくそれを避けると糸を喜兵衛の首に絡ませ、締め付けた。
主水は、夜道を行く又蔵を呼び止めた。
「落し物でございます」と主水が差し出したものは、小五郎に切られた又蔵の袖だった。
又蔵が斬りかかるが、主水はそれよりも早く又蔵を脇差しで刺す。

次に屋敷内で怯える富江の前に、涼次の影が現われる。
涼次の影に恐怖に駆られた富江は屋敷内を逃げ惑うが、涼次は富江を押さえつけると心臓をひと突きにする。
1人、広い部屋にいた左兵衛は小五郎がやってくる気配に気づいた。

左兵衛は置いてあった刀を取り、小五郎と向き合う。
互いの刀がぶつかり合う。
しかし、次には小五郎の刃が左兵衛を斬っていた。
座り込み、やがて倒れる左兵衛。
小五郎は、誰もいなくなった屋敷を出た。

後はまた、いつものちょっと騒がしい、平和な仕事人たちの日常が戻ってくる。


小五郎に恨みを抱く娘の依頼。
今までにも何度かあった、仕置人側に何らかの理由で恨みを持った相手の話で、仕置人の過去にも関わる話か。
はたまた、「仕留人」の貢が言う「仕置きした人間にも愛する人がいた」ので、「新・仕置人」の己代松のように罪悪感に悩まされる話か。

そう思っていたのですが、「新・仕置人」の12話の主水のように、無実の罪で恨まれている話でした。
主水が仕事の前に「お~、怖え。どこで恨み買うかわかったもんじゃねえ。気いつけなよ」と仕事人たちに言いましたが、この話を思い出してしまいました。
しかし、小五郎の過去には少し触れました。

これは小五郎が渡辺家に婿養子に行く前の話なのか、後の話なのか、ちょっとわかりません。
でも感じからすると、行く前のようにも思えます。
小五郎としては、毎日の仕事の合間に和む茶店のひと時。
それは、ふくがいたからなのか、はたまた一緒にはなれないのをわかっていたからなのか、あるいはもう裏稼業に手を染めていたからなのか…。
お志津と小五郎、確かに淡い思いはあったように思います。

庭に忍び込んだレンと、やりあいそうな雰囲気。
そしてレンに忠告する涼次。
いつ命のやり取りをしてもおかしくない間柄…、この言葉がこの仕事人たちの間柄を物語っていたからこそ、小五郎の涼次への「すまなかったな」が利きました。

小五郎は珍しく涼次に一言、世話をかけたと礼と詫びを言う。
ちょっと戸惑っている涼次。
小五郎も鬼じゃないんだ、って感じでしょうか。
小五郎も涼次を「仕事人」として見直して、ちょっと信頼関係が芽生えたような。

左兵衛は、ちょっと惜しいキャラクターです。
苦労して、親にも期待された末に良い家に婿養子が決まったのに富江と密通してしまい、それを先代に見つかって泥沼へ。
富江たちが先代を殺すのを、ただ目を丸くして見ていた時の左兵衛は、気弱で真面目な婿養子だったのだと思います。

しかし、「もう後戻りできない」と背中を押されて、目撃者であるお志津を殺した。
その時から、彼は「もう行くところまで行くしかない」と変わった、変わらざるを得なかった。
最後の小五郎との対決で「お前に何がわかる!」と叫んだ気持ち。
この辺も深く描くと、かなり複雑な悪人像になったのではないかと思うと、左兵衛、ちょっと惜しいキャラクター。

お春は一方的に小五郎が殺したと決め付けてましたが、きっとお志津が小五郎をすごく好きだったのを見ていたからなんでしょう。
自分の為に一生懸命働いていたお姉さんの、たった一つの心の潤い、実らなかった想い。
怖ろしいことだけど、お春にとっては犯人は小五郎じゃなければ納得いかなかった。

しかし、しかし…、こんなに哀しい登場人物なんですが、先代が殺される時、呆然と見ている左兵衛の表情にはちょっと違和感ありました。
お春も小五郎を襲って果たせず、泣き崩れる時の演技がちょっと気になってしまいましたが、お春の最後はあまりにかわいそうでした。

あんな体の小さい町娘、殴らなくたっていいでしょう~!
そして小五郎が犯人ではなくて、姉とお揃いのお守り袋を持っていたことを知って「よかった…」と言い残して息絶える。
小五郎はかんざしが落ちているのを拾って、お春の髪にさしてやる。
小五郎って実はクールなんじゃなくて、熱くなってはいけないと自分を律してる人なんだな、と思いました。

今回、レンの動きが激しかったです。
だけど、弱い者に常に肩入れするレンとしては飴売りの娘を殴った上に殺すような侍は許せーん!なのでは。
所詮、無抵抗な町娘しか斬れないような剣の腕だせ!というような交わし方。

そしてエンディングに流れる仕事人たちの日常。
レンは長屋の子供に仕立物を教えている。
仕立物を覚えれば生活していけると、やっぱり、面倒見が良いレンちゃん。
さらに、前々回、長屋でレンと仲良くケンカしていた坊主頭の男の子が再び出演!

井戸端でおかみさんたちがレンを見て逃げたにもかかわらず、残っていたのがこの坊主頭の子。
レンが同じ坊主頭だと撫でて、「頑張れよ」と言うのに対して「お前に言われたかない!」と言って、額をくっつけあってのにらみ合いになってました。
そしてエンディングでは井戸端で並んでいて、どうもレンは隣の坊主頭の子が気になっている…、というおかしい場面。

今回は仕立物を一生懸命やっている女の子の隣の部屋で、この子は寝転がっている。
レンが怒ると、この子、既に完成させた仕立物を見せて得意げ。
そしてレンはちゃんとできている仕立物を見て、この子をぐりぐりっと誉めちゃう。

良いコンビ!
かんのん長屋で鉄つぁんの日常が、お気楽でおかしかったみたいに和みます。
こんなに楽しくなってきたのに、あと数回で終わりとは。
寂しい!
 

トクホン 「ハリコレ」

トクホンのCM「ハリコレ」。

もちろん、パリコレがネタなんですが、ショーの様子といい、写真を撮る男性とか、ファッションジャーナリストらしき女性といい、舞台裏のデザイナーやら、最後にみんなで取るポーズも全部、すごく特長を掴んでる!それっぽい!



春夏編と秋冬編、ちゃんと作ってくれました。
モデルさん同士は、ちょっと怖いけど、おかしい。

夜光の階段 第6回目

第6回。

佐山は、青山に新しい会員制の美容院をオープン、女優はもちろん、政財界の有力者の妻や娘、文化人などが競って会員になり、マスコミは佐山を取り上げた。。
佐山は店の外で桑山検事と桜田が自分を見張っているのに気づくが、幸子は桑山と桜田に不敵に笑いかける。
その笑みを見た桜田は幸子は自分たちをバカにしていると言うが、桑山は「彼女が危険だ」と言う。

幸子に桑山検事が話しかけてきた。
桑山は、幸子が雅子と佐山の青梅での行動を調べたことを知っていた。
しかし幸子は佐山は雅子を青梅駅まで車で送っただけだと言い、佐山を侮辱するなら告訴すると言い放つ。
物陰から2人の会話を聞いていた佐山は、幸子が何も言わなかったことにホッとするが、幸子は佐山に「あなたの首には私の縄がかかっている。何かあればギューッと締めるわよ」と言う。

幸子はふんぞり返って店の売り上げ金を数え、従業員に裏金は作っていないのか聞いた。
幸子はこれだけの売り上げがあって、裏金一つ作れないような無能は首だと言い渡す。
従業員は幸子に反発し、第一、その席は佐山の席だと怒ったが、幸子は全ての経営は自分がやると言った。
札束をぶちまけた幸子に、稼いだ金を撒き散らすことは許さない、拾え!と怒る佐山。
ずっと一緒にやってきた従業員を首にすることは許さないと佐山がきつく言うと、幸子は手がつけられなくなった。

佐山は沖縄での仕事に、幸子に内緒と言ってフジ子を呼ぶ。
佐山は幸子と別れたいと訴え、フジ子を抱きしめキスをする。
その頃、幸子は弓子の料亭で弓子と対峙していた。
幸子が弓子のパトロンに弓子と佐山の仲をリークした為、弓子のパトロンがやってくる。
パトロンに今すぐ、料亭から出て行くよう言われた弓子は泣き崩れ、幸子は部屋の外で笑った。
数日後、弓子は鉄道自殺する。

弓子の自殺でマスコミは佐山の元へ殺到した。
従業員は佐山を避難させ、フジ子は佐山に電話をしてきて、自分がマスコミは抑えると言う。
佐山の部屋で佐山とフジ子を前に、幸子は従業員たちの対応を非難。
幸子は自分が手を回してマスコミを抑えたと言うが、さすがにフジ子はそれは自分のやったことだと反発。
幸子は弓子の死を平然と貶め、従業員たちも同じだとバカにする。
そして佐山の収入をこれからは歩合ではなく、月80万の給料制とし、全てのお金は自分が握ると宣言した。

佐山に幸子は「言う事を聞かないと、暗い、くら~い刑務所に入れるわよ」と言う。
さすがに不愉快そうなフジ子と、佐山の間に連帯感のようなものが流れる。
幸子は2人の間に流れる空気を微妙に感じ取り、佐山にフジ子にまで手を出したのかと責める。
フジ子はバカバカしいと出て行った。

その夜、佐山に幸子から電話がかかってきた。
電話に出た佐山は、自分がかつて、幸子に村岡トモ子を殺した事を自白した自分の声を聞く。
幸子は笑い声を聞いた佐山は「誰にも邪魔はさせない…」と幸子を殺すことを決意。

フジ子は佐山の依頼で、佐山の昔からの友人のデザイナー・岡野を取材する。
フジ子の雑誌がとりあげたことにより、岡野に食品会社から大きな仕事が舞い込む。
しかし、まだ大した実績もない岡野は次第に自分の手に余る大きな仕事に行き詰まり始める。

佐山を岡野に探らせていた幸子は、そんなプレッシャーに苦しむ岡野を呼び出す。
岡野には、幸子の香水の香りがうつっていた。
和子はその香りに気がつき、佐山に、岡野がプレッシャーで少しおかしくなっていること、女性に逃避しかねないことを打ち明けた。

フジ子の家を訪ねた佐山は、幸子に別の男性がいるようだと嘘をつく。
幸子と別れる為、幸子が男と会っている時に踏み込みたいと言った佐山は、10月8日にフジ子に事務所に来てもらい、佐山がそこにいるように振舞ってアリバイを作ってほしいと言った。

佐山は幸子に、10月8日の8時、岡野に出来上がったポスターを持って幸子のマンションに来るようにして欲しいと言う。
佐山と幸子と岡野の3人で祝杯をあげたいと言う佐山に幸子は優しさを感じ、自分が意地悪だったことを反省し、これからはできるだけ優しくしようと決心した。
遠ざかる幸子を車のサイドミラーで見ながら、佐山は「さよなら。愛していた」とつぶやく。

10月8日。
佐山はフジ子が事務所に来るのを待って、幸子のマンションへ行った。
幸子の為に買った靴を見せ、佐山は「これが最後のプレゼントだ」と言った。
佐山が事務所を出た直後、佐山を待っている幸子から電話が入る。
フジ子はその電話に出た時、佐山の怖ろしい計画に気がついたが、ショックを受けながらも佐山は今、店の資金の事で人に会いに行ったと告げた。
そして、佐山に退社の挨拶をする従業員の声がすると、いかにも佐山が奥にいるようにアリバイを作った。

佐山は幸子のマンションに到着すると、誰にも見られないよう幸子の部屋の階に向かう。
幸子に靴のプレゼントを見せると、幸子は喜んだ。
クローゼットの中で手袋をはめた佐山は、真っ赤な大きな帽子とブルーのスカーフを取り出す。

そして幸子の元へ戻ると、はしゃいでいる幸子に帽子をかぶせ、楽しそうに笑う幸子の首にスカーフを巻きつける。
佐山はそのスカーフから手を離さずに締め付けた。
幸子を絞め殺しながら、殺したくて殺す相手は君が初めてだ…と、心の中でつぶやく佐山。
締められながら、幸子は「アイシテル」「アイシテル」とつぶやいていた。

幸子が絶命すると佐山はレコーダーを探し、大急ぎで指紋を拭き取り、部屋を出る。
岡野はタクシーでマンションの下に到着し、エレベーターを使って上がってきていた。
岡野が乗っているエレベーターの前を通り過ぎる佐山。
幸子の部屋に向かう岡野の背後で、佐山は階段を降りた。

岡野は幸子の部屋に来たが返事がなく、ドアに鍵がかかっていないことに気づき、部屋に入る。
幸子の顔には、赤い帽子が置かれている。
岡野が帽子を取ると、口から白い泡を吹き、幸子は目を見開き、涙を流していた。
パニックを起こした岡野は、悲鳴を上げながら部屋の外に転がり出て、男性とぶつかった。

1人、事務所に座って待っていたフジ子の背後からレコーダーが近づき、佐山の告白が流れる。
フジ子が振り返ると、佐山がいた。
恐怖に佐山に抱きついたフジ子。
その時、佐山の携帯が鳴る。
岡野だとわかった佐山はフジ子に携帯を持たせ、喋らせる。
佐山はフジ子に優しく膝枕されながら、殺してきた幸子の事を想うのだった。


木村佳乃さん、キレてましたね~。
木村さんの悪役って「相棒」の雛子を初めて見た時は違和感あったんですが、段々似合って来た!
幸子役は、ハマっていました。
よくここまで嫌らしく演じてくれました!

一見、有頂天で調子に乗っているように見えるけど、自分から佐山の心が離れているのを知っている。
ただ、脅迫して繋ぎとめているだけ。
頭の良い女性だから、その辺はわかっているはず。
だから佐山にも周りにもものすごく意地悪になるし、幸せで満ち足りてるわけじゃない。
真に欲しいもの、佐山の心が手に入っていない。
だから、あのハイテンションはヒステリーに見えました。

幸子は最後、佐山に殺されかけながら、「愛してる」と心の中で何度もつぶやく。
検事に「危ない」「彼女は佐山を甘く見ている」と指摘されるまでもなく、どーして、こういう男に自分だけは殺されないと思って危ない橋を渡るような真似をするのかと思いますが、どこかで自分だけは違うと信じてた、信じたかったんでしょうね。
あの横暴さは不安と不幸と、佐山の愛情を試す為と思うと、この人も不幸な人だったなあ。
あれだけの知性と美貌があれば、いろんな可能性があったのに。

佐山は幸子のことが本当に好きだったけれど、ああなったらもう、上手くはいかない。
好きな人を不安な状態にしておかないというのは、思いやりだと思うけど、佐山は女性を不安定な状態にしてひきつけておく男。
女性に満足感を与えると同時に、飢餓感も感じさせる。

フジ子が「あなたは幸子を幸せにできないみたいね」と言ったけれど、佐山は女性を幸せにはしない人でしょう~。
こういう人にかかると、頭がよくて美しい幸子は嫌な女になっちゃう、地位も名誉もある男の妻でそれなりの女性のはずの雅子も変になっちゃう、したたかなはずの弓子も破滅しちゃう。
ついにフジ子も。

フジ子の場合は佐山の悪魔性もわかっていたし、わかっていた上で理解していたけれど、自分は女性としての幸せを捨てていたから一歩引いていられた。
幸子も好きだった。

それが女性として認められちゃって、頼られちゃうし、幸子は嫌な女になっているしで、もう歯止めがない。
フジ子は母性に近い愛を佐山に示しているみたいなので、本当なら一番上手く行くはずなんですが…。
佐山の、人を信じない性格が破綻になりそうですね、やっぱり。
東山版のフジ子とはかけ離れていてどう収束をつけるのかわからなかったのですが、なるほど、ここに来てフジ子と佐山の関係がどうなるか、ちょっと見えてきました。
このフジ子だと最後、幸子以上の見せ場になりそう。

岡野は災難。
しかし、佐山は岡野が幸子に協力した時点できっと、見限っていたんでしょうね。

幸子がいなくなってしまった穴は、次回から検事の房子で余貴美子さんが活躍してくれそうです。
余さんと夏川さんの戦いになるとしたら、余さんの起用もわかる!
これは女の戦い、そして佐山を巡る愛の物語だとすると、男性の桑山検事はやっぱり、ただ、物語に結末をつけるだけの存在になりそうです。

今回は木村さんが、頑張ってくれたせいで、すごくおもしろかった!
幸子役、お疲れ様でした!
 
 

「ワンちゃんの安らぎ」 セコムのCM

セコムのCM。
そうか~、彼はワンちゃんだったんだ。



安らげる日々が来て良かった。

加賀まりこさん、30年ほど前のインタビュー記事から

先週、「必殺仕事人2009」の「ゴミ屋敷」にゲスト出演した加賀まりこさんの、30年ほど前のインタビュー記事で興味深いものが見つかったので、ちょっとご紹介。

1960年代の加賀さんは、ファンから見ると圧倒的な存在感があったけれど、「乾いた花」('64)の篠田監督には、「まだ女優じゃない。オブジェ」と評されていたそうです。

この翌年、北大路欣也さんと加賀さんは舞台「オンディーヌ」に出演。
その時、加賀さんと北大路さんは同じ年齢。

加賀さん「脚本を読んで、頭では理解できる。でも表現する時に声も、手段もついていかない。それなのに北大路さんはポン、とできる。セリフひとつ喋るにも、左から右に歩くのもちゃんとできない。
これまで演技なんてそんなに大切に考えないで育ってきちゃったと思った。くやしくて、くやしくて、それから2年間、劇団入って一から勉強した」。

「それからしばらくして、松竹の映画に戻った。
久しぶりに松竹の映画に出たら、松竹の人たちが声に質感が出てきたねって言うの。それまでは発声も何もなかったから。舞台の声で喋るんじゃないのよ、でも自然に声に重さが出て来てるって言うの。

今、歌手の子たちがちょっとドラマとか、芝居とかやると、セリフが上っすべりしてるのがわかる。(インタビュアーに)わかるかなあ。
だから、声に重さが出てきたって言われた時、うれしかったなあ」。

「東宝育ちの人と松竹育ちの人の絶対違うものが、ひとつだけあるの。
呼吸。セリフを『~で』と言った後、呼吸を『ヒーッ』って取る。またはセリフを言う為にその前に『ヒーッ』って呼吸を取る。
これを松竹は絶対許さないわけ。これは絶対しちゃいけないことだって言うのよ。
語尾で呼吸を引く、呼吸を取る。あれは良くないって、松竹の人は言うわけ」。

これは70年代後半の話ですが、今も加賀さんが輝いている理由が分かる気がしました。
北大路さんにしても、やっぱり基礎ができてるんですね。
厳しい時代に鍛えられて、努力して来た人たちなんだなあ…。

まだまだ、この年代の方たちには頑張っていただきたいです。

インウイのCM

資生堂インウイのCM。
女性のおしゃべりを、鳥のさえずりにしたセンス良いCM。




インウイには、香水のCMもありました。
女性がドアのこちら側の部屋にいて、男性が廊下側のドアを開けると、そのドアで女性が隠れる。
男性は何かを一生懸命探している風で、部屋を見渡すと、またドアを閉めてしまう。
ドアが閉まると、女性がまた見える。
すると、もう一度、ドアが開いて、男性がまた部屋を見渡す。
ドアの影に女性が隠れる。
また男性がドアを閉めると、女性はもういない。

「そして、香りだけが残った」

すごく洒落ていたCMでした。

必殺仕事人2009 「ゴミ屋敷」

主水の元に住人たちからゴミ屋敷の苦情を訴えてくる。
今は無人となった、元旗本屋敷に老女が住み着くようになり、屋敷がゴミ捨て場と化して、凄まじい悪臭を放っていると言う。
主水がその屋敷に行ってみると、そこにいたのは、あやめ(加賀まりこ)だった。

主水はあやめを知っていた。
そして、あやめも主水を仕事人と知っていた。
なぜなら、あやめは、表沙汰にできない死体をひそかに始末してくれる始末人という裏稼業の女だったのだ。
あやめは裏稼業に利用する為、この旗本屋敷に住み着き、人が寄り付かないよう、ゴミ屋敷にした。

そしてゴミが捨てられているこの屋敷には、人々もひそかにゴミを捨てに来ていた。
しかし、捨てられたのはゴミだけではなかった。
お荷物となってしまった老人を、ゴミ屋敷に置き去りにしていく者が出てきたのだ。
あやめは、ボケて置き去りになった老人、あるいは家族の邪魔にならないよう自分からここに来た老人たちを世話していた。
そして、何とレンもそこで老人たちの面倒を見ていたのだ。
あやめはやってきた主水に、守って欲しいと訴えた。
あやめの様子に不審を抱いた主水は、お菊に探らせる。

その頃、江戸には体のいずれかの部分に、黒い蜘蛛の刺青をした者が現われ始める。
ある日、ゴミ屋敷を探る女がいた。
お菊がその女の後をつけると、涼次に出くわす。
涼次が言うには、今、涼次が張替えをしている大槻という旗本の屋敷に出入りしている八重という茶問屋の女将で、涼次は「いけ好かない女だ」と言った。
八重は大槻とねんごろの仲であり、そのはだけた肌には黒い蜘蛛の刺青があった。

小五郎と伝七は、南町奉行所筆頭同心・坂本勘助(宇梶剛士)から凶賊・土蜘蛛一味を何としても捕えるよう、檄を飛ばされていた。
頭領は十兵衛(綿引勝彦)と言う男で、1年前に5千両を奪って姿を消していたが、最近、どうもまた江戸に戻ってきているようだった。
その十兵衛こそが茶問屋の主人であり、八重を始めとして使用人たちは全員、黒の蜘蛛の刺青を持つ十兵衛の手下だった。

ある夜、黒装束の者たちにゴミ屋敷が襲われる。
居合わせたレンが応戦して、老人たちを守る。
レンに襲い掛かる男の首に、背後から刃物が投げられて刺さる。
投げたのはあやめだった。
あやめはレンを仕事人と見抜いていた。

さらに八重はゴミ屋敷に火をつけるが、あやめと老人たちは協力して火を食い止めた。
笑いあうあやめ、老人たち。
だがゴミ屋敷は大槻の奉行所への圧力により、撤去が決まる。
しかしゴミ屋敷の撤去に来た小五郎と伝七だが、主水に今は土蜘蛛一味の方が忙しいだろうと言われ、撤去を諦めて帰ってしまう。
今度は何とか取り壊しを免れたが、それも時間の問題だ。
あやめは主水に、屋敷の秘密を明かした。

ゴミ屋敷には地下室があった。
その地下室には、土蜘蛛一味が隠した5千両があった。
ここは土蜘蛛一味が金を隠す為の場所だった。
そして、土蜘蛛一味の黒幕は大槻で、彼が用意した偽の手形により土蜘蛛一味は逃亡し、また江戸に舞い戻る事ができたのだ。
土蜘蛛と大槻は、この5千両を取り返す為にあやめたちとゴミ屋敷を始末したい。
ここは危険だと言う主水に、あやめは金を渡し、万が一の時にはこれで仕事を頼むと言った。

家族に捨てられた者。
自分のことも、何もわからなくなった者。
自らここへ来た者。
わからない振りをして、絶望を紛らわせる者。
そんな老人たちが寄り添って暮らせる、ここは最後の場所。
あやめは主水に、ここを命を張って守る覚悟だと話す。
しかし、あやめは、一生懸命世話をしてくれるレンに、「助けは要らない」と言うと、追い出してしまう。
レンは立ち去るしかなかった。

その晩、十兵衛たちはゴミ屋敷を襲った。
ここに居させてくれるよう、あやめは誠心誠意頼んだ。
しかしあやめの目の前で、1人の老女が刺し殺された。
皆殺しにするまで、と、土蜘蛛一味は老人たちを殺し始める。
あやめは必死に老人たちを守るが、多勢に無勢だった。

最後の力を振り絞り、十兵衛の背後に迫ったあやめだが、あやめの刃より十兵衛が後ろ向きにあやめを刺す方が早かった。
刺されながら、あやめが十兵衛の耳元に囁く。
「人が死ぬのは飽きるほど見てきたけど、自分が死ぬのは一遍きりなんだね。どんなもんだか、ゆっくり…」
そう言うと、あやめは絶命した。
だが、その顔にはうっすらと笑みが浮かんでいるようだった。

翌朝、奉行所がゴミ屋敷の玄関前のゴミを撤去し始める。
中に入った小五郎たちが見たものは、死んでいるあやめと老人たちだった。
あやめも、老人たちの遺体を引き取る者は、誰もいなかった…。

あやめから頼まれた金が分けられ、仕事人たちが動き出す。
自分の武器を準備し、殺しに備える涼次、そしてレン。
大槻の屋敷から出て、次の標的を襲う準備をしている十兵衛たちの元へ向かう八重を、涼次が屋根の上から尾行する。
その八重を、屋根から飛び降りた涼次がゆっくりと刺す。
驚愕の表情を浮かべたまま、八重は殺される。

小五郎は、盗みの装束に身を包んだ土蜘蛛一味の手下たちのところに乗り込むと、老人たちを殺した手下を全員、斬り捨てた。
そして1人、残った雅蔵の首にレンの赤い糸が巻きついた。
怒りを込めて、雅蔵を締め上げるレン。

八重が遅いとイライラしていた十兵衛は、もう待てないと灯りを消した。
その障子の向こうに浮かび上がる影。
十兵衛が障子を開けると、そこには手下の雅蔵が座り込んでいた。
安心したのもつかの間、雅蔵はそのまま崩れ、殺されているとわかって引いた十兵衛。
部屋のふすまの影から、主水が現われる。
十兵衛が刃物を閃かせる前に、主水がふすまに十兵衛の手をはさんだと思う間もなく、十兵衛は主水に刺されていた。

大槻の屋敷では、大槻が抜いていた刀に小五郎が映る。
振り向いて小五郎を斬ろうとした大槻だが、小五郎は大槻を一太刀に斬った。

そして、また戻ってくる日常。
墓の前で立っている主水。
ヤクザ風の男たちに追われるレンと、レンの友達らしき若い男。
その騒動に巻き込まれそうになる涼次。
こうとふくを相手に、困っている小五郎…。


加賀まりこさん、「仕掛人」の「おんな殺し」の頃よりさすがに年齢はいきましたが、やっぱりお綺麗です。
綺麗なご老女だなあ、と思いました。
あやめは裏稼業に身を沈めていたけれど、薄汚れたところがなかった。
芸能人とはいえ、あの年齢であの綺麗さ、老けた!というのは簡単だけど、すごいことだと思います。

ゴミ屋敷で暮らす老人たち。
外でみなバラバラになり、1人、孤独に死を迎えるより、楽しかったあの屋敷で殺されるのを選んだに見えた老人たち。
「仕事人の力は借りない」と、最後に彼女なりの意地を通して死んでいったあやめの顔は、どこか安らか。
きっと裏稼業で生きてきた彼女は、いずれはろくな死に方をせず、孤独に死んでいくと思っていたのでは。
それが守るべき仲間ができて、その為に戦えて、裏稼業の人間としてそれは幸せだったのかもしれません…。

そして同じような裏稼業で生きてきた者の、人生の最期を見た主水。
これまでも同業者の最期を見て来てはいましたが、老いに差し掛かってきた主水があやめの死を前に思うことは…。
「いずれ私も地獄道」と思っていた主水が、仲間の死を何度も越えて、生きて、老いた今。
その地獄をどう迎えるのか。
どう行くのか。
主水は老境を迎えるまで生き延びた仕事人の最期の迎え方を、思っていたのではないでしょうか。

レンが、回を追うごとに良いキャラクターになっていってますねえ。
他の仕事人たちとも絡め易いし、そうすると全体にも動きが出て良い感じです。
悪たれだけど、憎めない、優しさを持つ愛すべきキャラクター。

今回もレンは何故かまた、人の世話を焼いている!
登場の時といい、虐げられた人の面倒を無償で見て、そして最後に1人になる。
あやめはレンを巻き添えにしない為に言ったのでしょうし、レンもわかっているけれど、いつもいつも自分は残されてしまう。
優しくて、寂しいレンが何故、仕事人になったのか…。
レンは人一倍、正義感が強くて、弱者に肩入れする性格みたいなので、この辺が仕事人になった原因じゃないかと思ったりしますね。

殺しは輪を作って雅蔵を締め、倒した雅蔵が悶絶する様を下からとらえる構図。
これは「仕事屋稼業」の5話の牢内の博打のイカサマシーン、「からくり人」の第1回の元締め・芦田伸介さんが刺されるシーンでも使われていましたが、久々に見ました。
光りと影もですが、こういうの、継承されていってるんですね。

綿引勝彦さんが仕置きされるシーンはこれまた、当たり前ですが、久々。
今回は殺しの時の主水の動きが良くて、うれしかった。
やっぱり、綿引さんが主水との息がピッタリなのかも?!
あやめの最期の言葉は同じ闇に生きて、人の死を見て来た人間だけが敏感に感じるものがある言葉。
それは十兵衛もやがて、悲惨な死を迎えることを確信しているような言葉だったと思います。

それにしても、老いた裏稼業の人間の最期といい、行き場のない老人たちといい、切ない、哀しいお話でした…。
そして、町でやくざっぽい人たちに追っかけられてるレンちゃん、何したの…。

どっちも石ノ森章太郎さん?!

真面目に見入った「仮面ライダー 次回予告集」。
本郷猛、ライダー1号ですね。



この「トカゲロン」という怪人は、サッカー選手が改造されちゃったんじゃなかったかな?
キックが強力で、1号だけでは手に負えず、2号が登場。
そんな風な展開だったと思うんですけどね~。

これは、人造人間キカイダー。
あんまり話題にならないところを見ると、マイナーなんでしょうか?



彼が生まれたダークという組織のロボットは悪心回路のみを持つのですが、キカイダーは良心回路と悪心回路の両方を持つ。
赤と青はそれを表していて、プロフェッサーギルの吹く笛の音を聞くと悪心回路が動きそうになり、良心回路がそれと戦う。
なので毎回、笛の音が鳴ると苦しみます。

赤と青のツートンカラーにスケルトンなデザインが好きで、毎週、楽しみに見てました。
そのせいなのかなんなのか、今でもスケルトンな時計が好きです。

あれ、ライダー、キカイダー、どっちも石ノ森章太郎さんのキャラクターー?!

夜光の階段 第5回目

第5回。

桑山検事の疑惑をよそに、波多野雅子の首吊りは自殺と断定された。
佐山は幸子と婚約。
盛大に婚約発表が行われ、売れっ子の佐山の婚約にはフジ子を始めとして取材が殺到する。
その華やかな場の中、雅子の夫の伍一郎から電話があり、佐山は伍一郎に会いに行った。

佐山に名義書換による私文書偽造の疑惑を向ける伍一郎に、佐山は雅子が自由が丘の店を担保に大きな出資を申し出ていたこと、その場合、名義が自分では不可能になるので名義を書き換えることを承知していたことを話す。
更に佐山は、伍一郎が銀座に店を持たせた愛人に夢中で、雅子は離婚されるのではないかと不安がっていたことを話す。
愛人の話を持ち出された伍一郎は、証券会社の社長の自分の信用にも関わる話だと激昂。
「お前のようなチンピラと、私は違う!」
そして佐山が持ち出した、まだ残っている5千万円の負債のことを「手切れ金だ!」と言い放つ。
雅子のことは全て忘れ、今後一切、関わらないことを互いに約束し、伍一郎は佐山の追及をやめる。

フジ子に桑山の部下の事務官の桜田(高知東生)が、接近。
桜田の佐山への雅子殺しの説を録音したフジ子だが、桜田の説は間違っていると主張。
なぜなら、その雅子が死んだ日には、自分が佐山と会っていたと言う。
雅子が佐山のアリバイを証明したことにより、桜田の説は崩壊。
何故、フジ子が佐山の偽証に加担するのか…、立ち去ろうとするフジ子の腕を取った桜田に、フジ子はとまどいと嫌悪の表情を見せる。

その晩、新店舗の出資の為、料亭の女将の弓子と会っていた佐山にフジ子から電話が入る。
雅子に関する話と言われた佐山は、フジ子の自宅に向かう。
フジ子の自宅に入った佐山は、凍りつく。
豪奢なリビングの突き当たりの壁には、一面に佐山の写真が貼られていた。
最近のものもあり、古いものもある。
一体何故…。

立ちつくす佐山にフジ子は、今日、桜田に会ったこと、桜田に佐山のアリバイを証明したことを話す。
そしてフジ子は、自分のつらい過去を話し始めた。
佐賀にいた頃、フジ子は妻子ある男性と付き合って子供ができた。
フジ子は産もうとして5ヶ月まで頑張ったが、結局は手術を受けさせられてしまい、その結果、フジ子の手術は失敗した。
フジ子を妊娠させた男は、手術中に姿を消し、戻ってこなかった。

手術の失敗、心の傷でズタズタになっていたフジ子の病室に見知らぬ男性が入ってきて、泣いていたフジ子の手にお地蔵様を握らせた。
「元気を出して」と言うその言葉は、死を考えていたフジ子を思いとどまらせた。
回復したフジ子は、その男性が佐山であることを知り、村岡トモ子と楽しそうに話している佐山を見た。
そしてその後、村岡トモ子が殺されたことを知ったフジ子は、直感で佐山がやったと確信したと言う。
それからずっとフジ子は佐山のことを追っていたのだ。
「私は幸子も好き」と言うフジ子は、佐山が幸子と一緒になることを勧める。
衝撃の告白に帰りかける佐山が履いた靴にフジ子の手が伸び、佐山の靴を拭く。
「こういうことを一度、やってみたかった」と言うフジ子。

その頃、幸子は佐山を待っていた。
男を見下して生きてきた幸子が、帰らない男を料理を作りながら待つ。
幸子にとってそれは屈辱だった。
佐山はこれからも華やかなスポットライトを浴び、階段を駆け上っていく。
しかし、自分は会社を辞め、フリーとして行き詰まり、佐山のお荷物になっていく…、このままでは必ず、佐山に捨てられる。
そう思った幸子は、佐山のアパートの隣の部屋に住んでいた岡野を呼び出す。

幸子に憧れている岡野は、刺激的な服装と佐山の浮気に苦しんでいるという幸子に頼られ、雅子が死んだ6月10日の佐山の行動を浮気調査だと思って調べ始める。
佐山がガソリンスタンドで給油したことから、遠くにドライブに行ったこと、タイヤに泥がついていたことから、田舎をドライブしたことを突き止めた岡野は幸子に報告。
岡野の行動を知った佐山は、岡野も幸子も忌々しく思ったが、逆に岡野を呼び出したホテルに弓子も呼び出す。
うろたえる岡野に釘を刺しつつ、佐山は弓子と堂々と付き合っている事を見せ付ける。
岡野はこの事を幸子に報告すれば、幸子は怒る。
佐山は幸子を捨てるつもりだった。

岡野から佐山が6月10日に遠出をした事を聞いた幸子は、佐山の当日の行動を調べ始める。
雅子が発見された場所で、木の位置から、自殺に見せかけて首を締めることができる事を確認。
解剖結果でわかったが、雅子は当日、やきそばを食べていた。
幸子は山からの帰り道沿いに、中華料理店を発見。

そこの従業員に佐山の写真を見せると、従業員は佐山を覚えていた。
従業員の話から、駐車場でトラブルがあり、地元のトラック運転手ともめていた佐山を止めた和服の女性が雅子だということもわかった。
そして、佐山とやきそばを食べていた雅子に元気がなかった事も…。
更に幸子は、佐山ともめた運転手を探し、日付の確認も取った。
調べてきたことを幸子はフジ子に報告した。

その夜、引越しのパーティでモデルやカメラマンたちと騒ぎ、酔った佐山は幸子の部屋を訪ねてきた。
最近の佐山の態度から、もう自分を用済みの女として捨てる気なのだと責める幸子。
佐山は幸子に「別れる」と宣告、幸子は自分が佐山の出世のきっかけを作ってやったのにと逆上。
その時、フジ子から電話が入るが、幸子は「ケンカ中!」と叫ぶ。
それを聞いたフジ子は、幸子が調べた6月10日のことは佐山に話してはいけないと叫ぶ。

だが幸子は、冷たい佐山に向かって、雅子を殺したことをつかんでいると言う。
呆然とする佐山は力なく座り込み、雅子が「殺して」と願ったと打ち明ける。
涙を流す佐山に幸子は佐山の手を優しく包み、「このことは誰にも言わない。警察にも言ってない。これからは私があなたを守る」と言う。
ついに佐山を独占できる。
有頂天にワインをつぐ幸子。
「これで僕は、一生、君の奴隷だな」とつぶやく佐山。
抱き合いながら、佐山はきっと、自分は幸子を殺すだろうと予感する。


今回は「汚い男!」「汚いだと~?!」が、ありませんでした。
従って、つっこみどころはなかったんですが、迫力が出てきました!
真面目におもしろかった!
これは、幸子とフジ子に迫力が出てきたせいですね。

佐山を愛するあまり、つまらない女となっていく自分を嫌悪し、佐山が彼の世界からも、自分からも気持ちが離れていくのがわかる。
それでも佐山が好きで、佐山にしがみつくしかない幸子。
その哀しい感情の爆発っぷりが、すごかったです。
「私を軽蔑してる!私の体も軽蔑してる!」

そして哀しい感情の爆発といえば、佐山に捨てられ、夫にも興味を持たれなくなった雅子の「殺して!」もすごかった。
佐山って、女性に満足感を与えない、ジゴロとしては上手いんですけど、追い込んで不幸にしますね。

でも順調に?幸子が佐山を支配し始めました!
黒木さんの時は、佐山に対して愛情もあったが野心もあった感じでしたが、木村さんの場合は佐山を独占したいがため、という感じです。
しかし佐山は自分を支配しようとする女は、許しません。
高まっていく不気味な緊張感。

だけど今回は、フジ子のキャラクターをずいぶん、膨らませてあるので一筋縄では終わらなさそうです。
佐山の靴をそっと拭くフジ子。
「こういうこと、してみたかった」。
怖いです。
冷や~っとしますね。

自分は佐山を愛しているが、女性としてはもう自分はダメなので、代わりにそこは幸子で満たしてくれたら自分は幸せ。
この屈折した愛情。
これはこれで、冷静なだけにヒシヒシと迫る、一途な怖さがあります。
幸子と良い対比が出てました。
フジ子は、東山版より一途で怖くなりそうです。

佐山は基本的に人を信じていないので、愛情を持って自分に接してくれていても、それは彼にとって愛じゃなくて借りのようなもの。
徹底して、人に借りを作るのは嫌うだけに、この2人、いや、3人、これからどう関係が変わっていくんでしょう。
ちょっと原作とも、東山版とも違うけど、フジ子が幸子と佐山のどちらにつくかで、だいぶ結末が変わりそうです。

みんな、嫌な奴で、それでいて何だか哀しい。
欲を言えば、余貴美子さんがまだ全然生かされてない!
脇が贅沢なドラマなのかも…。

プロフィール

ちゃーすけ

Author:ちゃーすけ
癖の強い俳優さんや悪役さん大好き。
俳優さん、ドラマ、映画、CMその他、懐かしいもの、気になるものについて、長々と語っております。

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