夕べ、11時から日本とパラグアイの試合を見て、今日は疲れてしまってます。
本日の私は、役に立ってない!と言われたら、そうだろうなーと思います。
能率悪いなーと思いながら、やってます。


自分はそういうの一切ない、翌日の仕事に響くような娯楽なんてありえないし、許しがたいという人もおりました。
「そういうの、俺、一切ないから!冗談じゃないだろ、そういうの」。
それはそれで良いし、正しいと思いますけど。
別にみんな、機能してないわけじゃないし、迷惑もかけていない。
つらいなーと言っているだけで。

…あんた、野暮。
器小さい。
同僚がそう言いに来てましたが、大丈夫!

W杯じゃなくて、ゴルフで同じようなことやらかしてるの、本人忘れてるだけですから。
そういう、周りの優しさに自分も助けられてるの、わかってないだけですから。
自分の興味のある範囲以外に、理解と想像力が足りないんです。


負けたのは残念でしたが、日本にとってはW杯は始まる前は決して、良い状態ではなかったと思うんですよね。
それがカメルーン戦から2勝して、ベスト16まで進んだ。
素晴らしかった。
次はもっと上を目指せるんじゃないか…?という希望ができました。
ここまで盛り上げてくれたんですし。

W杯でPK戦なんてことが、日本の試合で見られた。
PKまで持ち込んでくれた。
いや~、PKなんて他の国の試合でもドキドキするのに、日本だったからもう…。
そんな思いまで、させてくれました。

ここまで行って、さらに、「みんなで笑って、みんなで泣いた」と言えるような、日本代表が一体になっていたというのがわかったからでしょうか。
今回のW杯の日本代表は、立派だった。
立派に戦ったと、思ってしまいます。

さて、パラグアイ、これから頑張れ!
これからまた、どのチームが勝っていくか、楽しみです。


それに比べて、この私。
ああ~、許して。
今日はあんまり、厳しいこと言わないで。
お願い。


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2010.06.30 / Top↑
第26回、「西郷吉之助」。


神戸の海軍操練所が閉鎖になり、龍馬たち脱藩者は行き場をなくした。
そこで勝は龍馬に話をする。
勝は、薩摩に話を通していた。
薩摩軍の参謀・西郷吉之助に会ってみるか、と龍馬は言われる。

龍馬が向かった大坂の薩摩藩邸では、最新式の銃を使った兵の訓練が行われている。
蛤御門の変で、西郷は右足に銃弾を受け、松葉杖をついていた。
西郷に会った龍馬は、「西郷様は太ったおなごが、お好きと聞いておりますが」と言う。

西郷は笑って、「ころころっち、太った女はよか!」と言い、「坂本さんは、どげなおなごが好みか」と聞いた。
龍馬は京都に2人、気になるおなごがいる、と言う。
寺田屋であった母そっくりのお登勢のことと、もう1人。
もう1人、気が強くて愛想がない医者の娘。

人には愛想がないが、弟や妹にはとても優しい笑顔になる女性がいる。
その顔を見ると、この娘は必死に生きている、何とか助けてやりたいと思う。
だが、その女性と家族は蛤御門の戦で焼け出された。

京の都に火をつけた幕府と薩摩軍を心のそこから恨んでいる。
幕府と薩摩はこのまま、長州に攻め入ると聞いた。
今は日本の中で争っている場合ではない。
異国から日本が狙われている今、長州を攻撃するのはやめてつかあさい、と龍馬は言う。

しかし、西郷は龍馬にそんなことを言いに来たのか、と言い、坂本さんは銃を持ったことは?と、銃を手渡して言う。
それは重かった。
150間先の的を撃ち抜く、最新式の銃だった。

長州は、これを何百丁も持とうとしている。
彼らはしたたかだ。
今、征伐しておかなければ、必ずまた台頭してくる。

西郷は銃を撃ってみせ、振り向いて「坂本さんは長州の味方ごわすか?」と聞いた。
しかし、龍馬は西郷に向き合い、「わしは…、日本人の味方じゃ」と言う。

それを聞いた西郷は笑い、勝の弟子らしい答えだと言う。
だが、自分は薩摩が一番大事だ。
「薩摩人でごわんで」。
薩摩にとっては、長州も幕府も油断できない敵だ。

日本人と言うくくりにはできない。
勝は珍しく、幕閣において、先見の明がある人だが、甘い。
だから、このようなことになったのだ、当然だ。

そして、今の行き場のない脱藩者の龍馬は全ての後ろ盾をなくしている。
本来なら、薩摩の参謀の自分にものが言える立場でない。
龍馬は絶句していた。

だが、西郷はそんなことは気にしない、と言う。
薩摩は今、船を操れる者を求めている。
勝から頼まれた。
「勝、先生が?」

「じゃどん、何か坂本さんは薩摩がお嫌いのようじゃ」。
そう言って西郷は笑って、立ち上がる。
「そちらさあにそん気がなかとなると、こん話はなかったことになる。全ては坂本さん、あなた次第だ」。
龍馬は西郷に得たいの知れない、恐ろしさを感じていた。

海軍操練所は、閉鎖となった。
その噂は龍馬の実家にも届き、みな心配していた。

勝は生徒たちの前で言う。
「ここから先は、お前さんたちの舞台の幕が開く。昔、海は日本と世界を隔てていた。だが、今は違う。海は日本と世界を繋げている。お前さんたちはどこへでも行けるんだ」。
彼らを無念のうちに送り出さねばならない、勝の最後の言葉だった。

「この日本をどこにでも通じる国にしてみろ!お前さんたちの力で、この日本を変えろ」。
そして大きな声で言う。
「君たちは、私の…、の希望である」。
涙を流しながら、龍馬も言う。

「そうじゃ。先生の言う通りじゃ。わしらは何じゃち、できる!」
次々、生徒たちが賛同する。
「本日、海軍操練所は幕を閉じる。だが、ここからがおめえさんたちの幕開けだ!」
勝の声に、全員が並び、「ありがとうございました!」と声を合わせる。

「みんな、日本を頼む」。
その言葉を胸に、それぞれは別れの挨拶をし、帰って行く。
「達者でなあ」。
「志はひとつぜよ!」

龍馬、長次郎、沢村惣之丞、そして陸奥陽之助が浜に残っていた。
「みんな…、行ってしもうた」。
もう、どこにも帰れない者たちだけだ。
どことなく、外れそうな陸奥に龍馬は「陸奥!陸奥!はよう来いや!」と声をかけ、一同は歩き始めた。

幕府はその頃、一気に長州を攻めたくとも、軍資金がないという事態に直面していた。
しかたなく、幕府はフランス政府に援助を求めた。
フランスはこれを承知する。

その頃、土佐では弥太郎は半平太に渡された毒饅頭を前に、苦悩していた。
うっかり、饅頭を見つけた父の弥次郎がそれを口にしようとする。
弥太郎は止めるが、饅頭を独り占めしたいのだろうと取り合わない父親に、弥太郎は叫ぶ。

「違う!」
それは、半平太が以蔵を殺してくれと言って、預けたものだ、と。
「以蔵って…」。
家族がしん、となる。
「岡田以蔵か」。

「どうして饅頭受け取ったぞね!」
母の言葉に「わしは…、わしやち…、以蔵がかわいそうじゃと思ってしもうたきに」。
「えっ?」
重い石を抱かされて、血が吹きだして…。
自分が以蔵を楽にしてやれると思ってしまった。

喜勢は「やめてください」と言う。
しかし、弥次郎は「いや!…食わしちやれ」と言う。
自分たちはここでのうのうと暮らしているから、そんなことが言えるのだ。
半平太の苦しみ、以蔵の苦しみ。

弥太郎が毒饅頭を受け取ったのは、半平太の気持ちが、以蔵の苦しみがわかったからだ。
「そうじゃろう?楽にさせちゃりたいと思うきじゃろう?」
父は弥太郎の顔をあげて、言う。
「以蔵に…、饅頭食わしちゃり」。

以蔵はその頃、もう立ち上がれなくなっていた。
そんな以蔵の脳裏に、これまでのことが思い浮かぶ。
半平太に信頼されたと思ったこと。

「おまんはわしの友達じゃきに」。
半平太はそう言って、三条実美の警護の際、自分を隣に呼んだ。
「おまんはわしの側じゃ!」
「ありがとうございます!」

龍馬との再会。
抱き合って喜んだこと。
「おまんは、心根の優しい男じゃ。ケンカはすな!」と、龍馬は言った。
「昔は…、楽しかったのう…」。
以蔵がつぶやく。

その時、弥太郎が現れた。
「以蔵」と呼びかける。
こちらを見た以蔵に弥太郎は無理に笑いかける。

「おまん、饅頭は好きか?」
半平太から預かったと言って、饅頭を以蔵に差し出す。
「先生…」。
以蔵はもう、歩けない。

「先生…、先生」と言いながら、近づいてくる。
以蔵がかすかに笑い、それを受け取ろうとする。
しかし、饅頭を持つ弥太郎の手はどうしようもなく震えていた。
饅頭が上下する。

「こ、これは酒の飲みすぎぜよ。早う取れ、早う」と弥太郎は言う。
以蔵が饅頭を受け取る。
「ありがとうございます、先生…」。

以蔵がこの上もなく、うれしそうに笑う。
血に染まった爪。
力ない手で饅頭を、口に運ぼうとする。

だが、弥太郎は以蔵の手を押さえつけた。
「いかん、食うたらいかん」。
以蔵が弥太郎を見る。

「できん、わしにはできん。おまんを殺すことはできん」。
震えながら、泣きそうな弥太郎を見た以蔵は囁き声で言う。
「わしが自分で食うがじゃ…、返せ…」。

「弥太郎…」。
弥太郎は腰を抜かしながら、這いずって出て行く。
「弥太郎…、弥太郎…。わしは自分で舌を噛む力がないがじゃ…、わしは…。弥太郎…」。

「できん、わしにはできんがじゃあ」。
帰り道、弥太郎は饅頭をちぎって、川に叩き込む。

牢番から、半平太は以蔵がまだ「生きておられます」と言われ、驚く。
「どういて…、どういてじゃ」。
半平太は膝を折る。

象二郎の前に半平太は出され、吉田東洋暗殺の件を聞かれる。
「いい加減にしゃべりや、武市」。
半平太はひたすら、これまでの主張を繰り返す。

大殿様に忠義を尽くしてきた。
「大殿様に会わせてつかあさい」と、半平太は言う。
近づこうとして、半平太は押さえつけられる。
その大殿、山内容堂公もまたふらついていた。
誰も彼もが、追い詰められていた。

海を見ていた龍馬たち。
西郷の言葉が龍馬に蘇る。
「全ては坂本さん次第です」。

「行こう!」
龍馬は立ち上がる。
「飯を食いに行くがぜよ!」
龍馬は迷っていた。



蛤御門って、変わった呼び名ですよね。
それは天明の大火の時、この門が初めて開いたそうで、「焼けて口を開けた」。
つまり、火にあぶられて口を開けるとは、まるで蛤ということで、蛤御門と呼ばれたそうです。
昔の人も、ほんと、おもしろいことを考えたもんですよねー。

ええと、蛤御門の変ですが、この時、京都守護職で会津藩主の松平容保様はご病気。
それで慶喜が代わってを指揮していた。
だけど、会津藩は蛤御門から長州藩兵士の侵入されてしまったんですね。

そこになだれ込んで一気に長州藩を蹴散らしたのが、薩摩だった。
しかもそれを指揮していたのが西郷吉之助だった。
長州の指揮官・来島又兵衛が討たれると、長州藩に動揺が走り、そこで西郷達が一気に反転に転じたことで、蛤御門の変は長州の敗北に終わった。

その後、西郷は長州藩から兵糧を押収し、それを焼け出された京都の民に配ったそうで、薩摩の株は一気に庶民の間で上がってるんですね。
だから薩摩は幕府を翻弄するほどの力を持っていた、と。
龍馬はその西郷どんに、会いに行く。

勝先生の、「送る言葉」もとっても良かった。
でも、今回の見せ場は自分としては弥太郎が以蔵に毒饅頭を渡すところでした。
命ギリギリの選択ですから。

弥太郎の父親、弥次郎はどうしようもない父親っぷりをいつも発揮していますが、弥太郎、半平太、以蔵の苦しみを瞬時に理解する。
牢に入っていたこともあるから、半平太や以蔵の苦しみがわかるんでしょうし。
自分でもあれだけ理不尽な扱いを受けたんだから、拷問されていたら、重罪を犯した罪人として収容されていたら、どれだけ苦しめられることか…。

想像が及ぶんでしょう。
なんかね、こういうところをたまに見せるから弥太郎の母親も、「どうしようもないダメ親父」と言って、見捨てられないんだなあと思いました。
弥次郎の「食わしてやれ」にも、ジンとしました。

そして、弥太郎の、やっぱりできない、も。
ここまで見せられると、半平太さん、あなたはいつも通り、それでいいけど、人のことも考えようよ…って思ってしまいましたね。
震える弥太郎の手。
何かを察した以蔵。
このやり取り、悲しくて、切なかった。

いいんだ。
自分が好きで食べるんだ。
弥太郎は何一つ、感じることはない…。
これで楽になれる。

誰よりも尊敬した、先生の手にかかって死ねる…。
もう、自分は舌を噛む力も残っていない。

そんな、以蔵のつぶやきが聞こえてきそうでした。
蟹江敬三さん、香川照之さん、そして佐藤健さん。
いい演技を見せてくれました。

いやー、佐藤健さんのファンの方、本当にこの以蔵はつらいですよね。
見てるのが、本当に残酷でつらい。
でも佐藤さん、確実に俳優としてステップアップしたと思います。

さて、西郷に自分の今の立場を言い当てられた龍馬。
その甘い、理想主義も。
うーん、西郷さんは修羅場くぐってますもんねえ。
にこやかにしても、凄み出ちゃうんですよね。

そういえば、雷お新という有名な女性犯罪者、いわば姐御と呼ばれた女性がいたんですが、その女性が西郷をひっかけた。
刺青を見せて凄んだ時、西郷は「おまんが雷お新か。噂に聞く、よかおなごじゃのう。だが、わしはそんなもんでは驚かんぞ」と笑ったとか。

豪胆な人なんですね。
肝が据わっている。
高橋克美さん、ちょっと柔らかい西郷さんです。

本来なら、相手にもされない龍馬たち。
だが、勝に頼まれた。
それだけじゃない。

何と言っても、海軍操練所の者は、みな、最新の知識と技術を持っている。
薩摩にしても喉から手が出るほど、ほしい人材なのだ。
だから、話は通る。
全ては龍馬次第だと言われた龍馬の選択は?


2010.06.30 / Top↑
このところ、湿度が高くて気温が高いという、つらい気候が続きますね。
数年前、梅雨明けの前の日、夜に雨が降っていたせいで駅で電車を待っていたらもう、ミストサウナ状態で…。
部活をしている高校生を見て、「今日はそんなことしてたら倒れるぞー」と思ったことがありました。

ただ、この日の午後から晴れ始め、翌日は梅雨明け。
それから約1ヶ月、雨ほとんど降らなかったんですけどね。
今年の梅雨は今のところ、去年みたいにしとしとじとじと、1ヶ月ほとんど晴れないで降っている状態ではないですね。
必ず、降った後に晴れの日がある。

ありがたい。
去年みたいな梅雨だと、ほんと、町中がカビてくる気がします。
昨日、雷が鳴った時、外に行けなくてヤケを起こしていた私は、「梅雨明けだー!」とか言ってやったんですけど。
バカにされただけでした。
ヤケは起こすもんじゃありません。

それで、湿度が高くて、ついにやってきたのが熱帯夜。
いやー、私の部屋はえらい日差しなんです。
日照はお金では買えない価値があるので文句は言いませんが、夏は温室のようです。
同じような部屋の人に出会うと、「日差しすごいねー」と言います。

友人の家も日照すごいんですが、この方、部屋にエアコンがない!
家にはお姉さん夫婦も同居しているんですが、新しく建てたこちらの棟にはあるそうなんですね。
両親の部屋にもつけた。
しかし、彼女の部屋にはない。

夏に自分の部屋で寝ると、手のひら、足の裏まで汗かいて、朝起きるとタオルケットがしっとりしているんだそうです。
うわー、聞いただけで不快。
だから会社に来ると、「あー、涼しー!」と感激し、「よく寝られるわー!」って喜んでます。
実際、寝不足になるらしく、お昼をさっさと食べると、「寝てくる!」とマシン室へ行ってます。

このマシン室がまた、冷え冷えなんですよ。
マシンの為か、室温10何度しかないんじゃないかな。
冷蔵庫みたい。
ドアを開けると、一昔前のデパートに入った時の気分を味わえます。
体に悪い。

だけど、この気温が必要らしくて、ここで作業する時は、カーディガンとひざ掛けが必需品です。
彼女、昼ご飯食べると、人のひざ掛けとストールを持って、そこに行きます。
それで、エアコンの冷え冷え空気を満喫しながら、約1時間寝てます。
起きてくると、「あー、私、今ならエアコンあるってだけで嫁行くわー」とか勝手なことを言ってます。

窓開けて寝るのは物騒だから、と言われていたので、姉のワンちゃんの犬のミドリちゃんを借りてきたこともあるとか。
ベランダにミドリちゃんを置いて、「ミドリ、頼んだよ」と言って寝たそうです。
「ミドリさあ、大人しいんだけど、体は大きいし、人相はすごいから」って。

そうです、ミドリちゃんはシェパード。
「何犬だと思う?」と聞かれた時、「シェパード」と私は答えました。
どこからどう見ても、シェパードです。
しかし、お母様はなぜか、ミドリは秋田犬だと言い張っているそうです。

ミドリちゃんは非常に猫の匂いをまとっているであろう、私にも親切。
いや、嗅覚だけで判断したら、私なんか大きな猫だろうに。
それで友人はそのミドリちゃんを置いて、一晩中窓開けて寝て、朝起きたら喉が痛かったそうです。
だからこの方法はもう、やめた。

「エアコンなんて要らないわよ」と言っているお母様は、夏の終わりに「今だから言うけど…、よくあんな中で寝られるわねえ~」と感心したそうです。
いや、夏はこれからだぞ。
もう…、エアコン、買えば…?

同じく、変温動物仲間の友人もマシン室が大好きです。
でも、この前もこの人がエアコンに張り付いていたら、日本代表が勝ったので放置しておこうと思います。
そんなマシン室にこもる2人ですが、夏は大好きだそうです。
すばらしー。


2010.06.29 / Top↑
見てはいましたが、改めて劇場版を見ました。

ストーリーは、盗賊たちに「鬼の平蔵」として恐れられている、火付盗賊改方・長谷川平蔵の過去に関わってきました。
江戸に「狐火」という、盗賊が現れた、という噂が入る。
鬼平の密偵のおまさは、昔、狐火の勇五郎と愛し合っていた。
同時に江戸にいる盗賊の女の頭、荒神のお豊に狐火と名乗る男が会いに行く。

ある日、大店の前の道で倒れそうになっている女性を店の者が助けた。
一晩、宿を貸したその女性は引き込みとなって、凶賊たちを店に入れる。
店の者は、皆殺しにされた。
天井に貼られた、狐火の絵。

平蔵は激怒する。
狐火は、そういう、凶悪な盗賊だった。
外道。

だが、それは本物の狐火ではなく、異母弟の文吉の仕業だった。
荒神のお豊は文吉の所業を、江戸には鬼平がいるというのに何と言うことをすると責め、自分の元から追い出す。
一方、おまさは勇五郎を助けたい一心を、平蔵に見破られた。

平蔵は、おまさに、自分を裏切った、愚かな女の浅知恵と怒り、いたたまれないおまさは出て行く。
しかし、それは平蔵の作戦であった。
自分の名を語られた勇五郎は、引き込み女を問い詰めて殺し、文吉の居場所を突き止める。

文吉の元へ向かう勇五郎に、おまさは付き添う。
だが、文吉は勇五郎を殺そうとした。
おまさも勇五郎とともに、応戦する。
しかし、多勢に無勢。

間一髪、2人を助けたのは平蔵率いる火盗改だった。
文吉一味はことごとく、斬られ、捕まる。
平蔵は文吉を斬らず、おのれが殺した者の痛みを味わってもらうと捕えた。

平蔵は、おまさをもう、自分の元には置いて置けないと言って、追い出す。
それはおまさに、平凡な女の幸せを与えようと言う、平蔵の優しさだった。
平蔵は勇五郎の腕を落とすことで、勇五郎が二度と盗人に戻れないようにし、逃がした。

だが、江戸庶民の怨嗟の声の中、市中引き回しにされる文吉を見ていた者がいた。
大阪の白子の菊右衛門という、盗賊の頭が江戸に入り込んできた。
菊右衛門は、長谷川平蔵を消そうとしていたが、お豊は平蔵はそう簡単に片付けられないと言う。
お豊には考えがあった。

平蔵の息子・辰蔵は偉大な父親に反抗していた。
町でならず者相手に暴れる辰蔵を見たお豊は、たくみに接近。
お豊が言う切り札とは、辰蔵のことだった。
その時、お豊は昔、たった一人だけ、本気で好きになった侍がいた、と話す。

しかし、結局は侍と町人。
恋は実らなかった。
その男は、辰蔵に似ていた。
立派な侍だった。

辰蔵は立派な侍が大嫌いと言うが、お豊はその言葉までが同じと笑う。
男は、お豊に言っていたのだ。
「親もいらねば、あるじもいらぬ。お前さえいればそれでいい」。

だが、侍は時が経てば、あるべきところに戻っていった。
辰蔵はまだその男を愛しているのだろうと言った。
お豊が沈黙する…。

私邸へ戻る途中、平蔵は菊右衛門の手の者に襲われる。
相手を倒した平蔵は、辰蔵を叱ると、辰蔵は家を出た為、お豊の切り札はなくなった。
菊右衛門は次に、火付盗賊改方の同心の妻を殺す。

妻を巻き添えにする盗賊のやり方に、平蔵は部下に頭を下げ、そして、敵討ちを誓う。
盗賊たちは町中に火を放つ。
しかし、盗みはその時にする行き当たりばったりのもの、捕まるのは下っ端ばかり。
盗賊の狙いも、正体もわからない。
その時、おまさが戻ってくる。

一緒になった勇五郎は、流行り病であっさりなくなった。
もう一度、密偵になりたいと言うおまさに、平蔵はせっかく嫁に出したのに、と言い、今度はもう手放さないぞと言う。
上方にいたおまさは、菊右衛門のことを知らせてきた。
そして、菊右衛門と組んだお豊のことも。

お豊の話を聞いた平蔵は、自分が昔、深い仲だった女だと気づく。
去っていく自分に恨みの言葉を投げつけた、お豊。
父親とお豊の確執を知った辰蔵。

平蔵は一計を案じ、嘘の噂を流させる。
捕り方が入るという話を聞いたお豊たちは、動く。
平蔵の私邸に押し込み、妻と娘を殺そうというのだった。

菊右衛門とお豊の配下が、平蔵の屋敷に押し入る。
だが、そこに火付盗賊改方がやってきた。
火付盗賊改方でも手が出せないほどの凄腕、菊右衛門の右腕と斬りあった平蔵は見事にこれを斬り捨てた。
父の姿を加勢しようと刀を構えていた辰蔵は、目に刻む。

お豊が潜む見世物小屋を、ずらりと火付盗賊改方が囲む。
平蔵はお豊を捕えに行く。
何故、こんなことをすると聞いた平蔵に、お豊は平蔵を目障りだと言った。

不幸な奴は一生、不幸だ。
そのままなのに、それを捻じ曲げようとする平蔵が目障りだ、と。
お豊は密かに匕首を持ち、背後から平蔵を討とうとするが、抑えられる。

手をつかまれたお豊の耳元で、平蔵は囁く。
「親もいらねば、あるじもいらぬ。お前さえいればそれでいい」。
お豊の全身から力が抜ける。
そして、次には匕首を柱に投げつけると、しゃんとして引き立てられて行った。

菊右衛門は、自分の計画が全て失敗したことを知った。
「ぼつぼつ行きまひょか…」。
それは自分の、獄門行きを覚悟した言葉だった。



15年という年月を感じます。
こうやって見ると、今もよく見る俳優さんたちが若い!
若いと言っても未熟なわけでは当然、なく、鬼平の世界をこれ以上ないほど、実写にして見せてくれてます。
みんな、かっこいい!

そして、映像が綺麗。
鬼平をはじめとして、所作が美しい。
決まっている!
時代劇の動きのお手本を見た思いです。

話は、原作のいくつかをあわせたんだと思いますが、岩下志麻さんの演じるお豊の鬼平への愛憎が強く描かれています。
辰蔵が指摘した通り、鬼平の話をするお豊を見れば、わかる。
これはお豊という女の、鬼平への凶悪な、はた迷惑な、恋愛感情。

最後の鬼平の言葉。
「親もいらねば、あるじもいらぬ。お前さえいればそれでいい」。
きっとお豊は、この言葉がもう一度、聞きたかったんでしょう。
もう一度、会いたかった。
そうですねえ、おまさへの態度でわかりますけど、鬼平、いい男ですから…。

鬼平を何故そこまで憎むのか。
愛情と憎しみは裏返し、愛情の反対は憎しみではなく無関心。
無関心になったなら、そこまで憎みはしなかった。

だから鬼平はもしかしたら、自分がこの女をこんな風に追いやったのかもしれない、と思う。
しかし、毅然としている。
鬼平の言葉は、お豊への優しさ、そして別れの言葉。

この男と女の関係、情の表れ方が何とも悲しく、艶っぽい。
全てを開けっぴろげに描かない、でも、こちらにいろいろと伝わってくるものがある。
江戸の昔の男女の機微、みたいなものを感じました。
こういうのを感じられるのが、時代劇の良さですね。

菊右衛門役が、藤田まことさん。
主水がもちろん、有名ですが、ここでは盗賊の頭。
いや、ほとんど出ませんが相当の貫禄。
言葉は柔らかいが、凄みがある。
主水とはそれぐらいしか共通点がない役ですが、主水しか知らない人は見て欲しいと思いました。

犯科帳ではあるけれど、これはやっぱり人間ドラマ。
人間をしっかり描いてくれていると、本当に古さとか感じるどころか、何度でも引き込まれて見られるんだなあと思いました。

唯一、惜しいなと思ったのはエンディングをカットしたところ。
町を行く鬼平に「インスピレイション」が重なって、余韻が生まれるので、そこは残念でした。
ああ、鬼平が、こういう時代劇がまだ、作ってもらえますように。


2010.06.29 / Top↑
第25回、「寺田屋の母」。


龍馬は母そっくりの女性を見た。
それは寺田屋という宿の女将で、お登勢といった。
龍馬は思わず宿泊する。
女将に対し、土佐にいたことはないか、死にかけたことはないか、妹はいないかと聞くが、お登勢は何のことやらわからず、あしらわれる。

しかしあまりのそっくりさにまだ納得できない龍馬は寝付けず、外に出る。
夜風に当たっている龍馬の目の前に、お登勢がいた。
仕事が終わって、歌など口ずさみながら夜風に当たっているお登勢に龍馬は話しかける。
お登勢はなくなった母親にそっくりなのだ、と。

「一度だけ、母上と呼ばせてください」と言う龍馬。
驚きながらも、お登勢は微笑んで承知してくれる。
お登勢「どうぞ」。
龍馬「ほんなら…、…、母上」。
お登勢「りょうま」。

そう言って微笑むお登勢だが、龍馬は一瞬の間を置いた。
龍馬は笑顔になると、「やっぱり…、全然違う」と言った。
きょとん、とするお登勢に龍馬は丁寧に「龍馬は、「ありがとうございました!おやすみなさい!」と、吹っ切れたように寺田屋に戻る。

やはり、母上じゃない…。
当たり前のことだが、お登勢はぽかんとし、「何や!」と憤慨する。
しかし、次の瞬間、お登勢もまた、笑った。
龍馬は海軍操練所に戻った。

その頃、土佐ではまだ、以蔵の拷問が続いていた。
連日の責めにも関わらず、吉田東洋暗殺に半平太が関与していることを以蔵は話さない。
「先生は…、立派なお方じゃあ」。

業を煮やした後藤象二郎は、山内容堂公に半平太の拷問を許してくれるよう、願い出る。
しかし、半平太は上士となっている。
上士に拷問は許されない。

容堂公は苛つき、「岡田以蔵を拷問すればええがじゃ!」と象二郎に酒をかける。
「何でわしが悩まねばならんのじゃ!」。
そう言って容堂公は、極楽絵図の部屋に逃げ込む。

弥太郎は以蔵の拷問を目の前で見せられ、耐えられなくなっていた。
半平太の牢に向かうと、弥太郎は白状してくれるよう、半平太に呼びかける。
「わしゃあ、もう、辛ろうてたまらん」と弥太郎は訴える。

「何でわしが、こんな思いをせにゃあならんのか。白状してくれ!」
無言の半平太。
「以蔵が、死んでしまうぜよ!」
弥太郎の声が悲鳴のように響く。

すると、半平太は弥太郎に、「おまんに頼みがある…」と切り出した。
半平太が弥太郎に向かって取り出したのは、饅頭の包みだった。
「これを以蔵に…」。

半平太の言葉に苛だちも頂点に達した弥太郎だが、半平太は言う。
「以蔵を楽にしてやりたいがぜよ」。
饅頭には毒が仕込まれているのだった。
腰を抜かす弥太郎。

とても怖ろしくて受け取れない。
後ずさりしていく弥太郎に、半平太はすがる。
「このままでは以蔵は…」。
拷問で、もはや起き上がることもできない以蔵。
半平太は、そんな以蔵を楽にしてやってくれと言うのだった。

元治元年。
幕府と長州が戦を始めた。
蛤御門の変だった。

ボロボロになった長州は京都に兵を送り、帝を実力で御所から連れ出す、という手段に出た。
御所の蛤御門を大砲を撃って破壊し、突破しようとする長州の前に立ちはだかったのはまたしても薩摩であった。
薩摩によって長州は敗走し、京都の町は戦に巻き込まれた。
久坂玄瑞は「正義は長州にあり」と言い残し、鷹司関白邸で自刃して果てた。

海軍操練所にいた龍馬は、この戦を聞き、京都に向かう。
長州兵士の無残な姿、燃えた町を見て嘆く龍馬は、物乞いに化けて逃げる桂小五郎と遭遇する。
小五郎は無念を口にし、しかし「長州は死なず」と復活を誓い、龍馬に別れを告げる。
戦により殺され、破壊された町。
憎しみは憎しみを生む。

お龍の元へ向かう龍馬。
龍馬を見たお龍の幼い妹や弟は喜んだ。
お龍の家は無事で、家族も全員無事であった。
だが、お龍の働いていた宿屋も燃えてしまった。

しかも、戦乱にあった人々が暴徒化していることを思えば、家族がここにいるのは危険な状態であった。
「お侍は勝手や。国を守るゆうて…、何でうちらはこんな目にあわんといかんの」。
侍の身分として、龍馬は謝るしかない。
だが、このまま家族をここに置いておくには危険すぎる。

そう思った龍馬はお龍の家族を寺田屋に連れて行く。
寺田屋に置いてくれと言う龍馬に、お登勢はいくら母上に似てると言われたからといって、赤の他人の龍馬の言うことをそこまで聞く義理はないと言う。
しかし、危なくて家には戻らせられない。
お登勢と龍馬のやり取りを聞いていたお龍は、龍馬の無理にもうやめてくれと言う。

だが、お登勢はそれでは自分が人でなしのようだと言って、家を世話すると言った。
赤の他人にそこまでしてもらういわれはない、と突っぱねるお龍。
龍馬は、人の好意を受け取ってもいい時がある!と主張する。
お登勢はお龍に、その代わり、ここで働いてもらうと言い、それでお龍を何とか納得させるのだった。

よく働くお龍だが、愛想がないとお登勢は言う。
うちは客商売なんだから、笑ってくれないと。
だが、お龍は思うように笑顔が出ない。

そんなお龍に、訪ねてきた龍馬は「う、み」と言ってみるようにうながす。
戸惑いながらも、龍馬の言うとおり、「う、み」と発音するお龍。
龍馬はもっと口を広げて、「う、み」と言うようにうながす。
お龍が龍馬のやるとおり、「う、み」と言った時、龍馬はこれなら、笑っているように見えると言う。

声に出さず、「う、み」と言えば、笑っているように見える。
無理して笑顔を作らなくてもいい。
そう言いながら龍馬はお龍の笑顔は、とてもいいと言う。

海軍操練所に戻ろうとする龍馬を、思わずお龍は呼び止めてしまう。
「今度はいつ…」と口走ってしまったお龍に、龍馬は当分は来ないと言って笑って去って行った。
龍馬を見送りながら、お龍は「う、み」と練習する。

だが、戻った龍馬を待っていたのは、海軍操練所の解散だった。
一橋慶喜は、この際に長州を徹底的に叩くことを主張した。
しかし、勝は今、そんなことをしてはいけない、日本は1つにならなければいけないと言う。

常々、勝をよく思っていなかった慶喜は激怒し、勝の軍艦奉行の職を解いてしまった。
脱藩浪人がいること、その中の者が池田屋にいたことで立場が悪くなっていた勝は海軍操練所をやっていけなくなった…。
操練所に解散を告げるしかない勝は、訓練生の前に土下座して謝った。

「すまねえ!」
「先生!」
海軍が必要なはずなのに、何故…。
龍馬に衝撃が走る。



蛤御門の変。
歴史の一大事なんですが、龍馬にとっては動きがない。
だからか、こういう話を出しましたね。

しかし、この回、動きがない代わりに龍馬の女性に対する魅力と言うものを見せてくれました。
「母上に似てる」なんて、人によっては何なんだ、この男は!不気味だ、あっち行け!になるところをお登勢さんに「あら…、この子、何を言い出すやら」みたいな気持ちにさせる。
ちょっとかわいいな、みたいに思ったお登勢さんがリクエストどおり、「龍馬」って甘く優しく、母性たっぷりに呼びかけてあげる。

それに対して龍馬、ちょっと動きを止めたと思ったら…。
「やっぱり全然違う」。
お登勢さん、この勝手な言い分に、ぽかーん。

ちょっと何なの!って怒ったかと思ったら、「でもやっぱりかわいい」という感じ。
同時にちょっと甘酸っぱい気持ちになっていた自分に気づいて、笑っちゃう。
「やーだ、あたしったら」って。

それで、何か、あの子いいじゃない?となる。
こんなお登勢さんの心の動きと、それを天真爛漫に引き出す龍馬。
福山さん、この龍馬ピッタリだなあと思ってしまいました。

そして、お龍さん。
龍馬に新撰組も勤皇の人もみんな嫌い!って言ったけれど、戦乱に巻き込まれて、まさにこれだから嫌い!と言う。
返す言葉がない龍馬は、「すまん」って謝っちゃう。
武士代表で、ごめんなさい。
こういう言葉がすらっと出るところが、また良いんでしょうね。

それで、こんな危ない状態で置いて置けないと寺田屋へ。
お登勢さんも、お龍さんも、あなたは赤の他人、そんなしてやる、される理由はない!なんですけど、どんな魅力的な誘いでもやっぱり一応そう言わなきゃ。
それが世間一般の常識と言うもの。
しかし龍馬はそんな建前というか、ちょっとした抵抗をやすやすと破る。
考えてみると、これ、全て龍馬の人柄とか、そういうもので突破しているんですよね。

お登勢さんは、世話する理由として、お龍を働かせることに。
そんな好意は受けられない!と言う頑張って生きてきた女性に、受け取っても良い時があるがじゃ!って殺し文句みたいですよねー。
何だか、自分には頼ってもいい!って言われているようで。

トドメが今回、「う、み」でしたね。
お登勢さんは別に龍馬に「愛想が悪いから笑うように言ってくれ」と、頼んだわけでもない。
でも龍馬は、お龍さんに笑顔になって欲しくて、無理なく笑顔に見える方法を教える。
笑顔になれないお龍さんは、要するに心理的に垣根を作っているわけですね。

それを無理に取り払えとは言わない。
でも、自然にもう、お龍さんのガードを下げてしまっている。
「お龍さんの笑顔は、何よりもいい!」

そう言われて戸惑う、でもとっても惹かれている。
このお龍さんの表情が、すごく良かった!
去っていく龍馬につい、「今度はいつ?!」と叫んでしまうお龍さん。

その後、1人で「う、み」って練習している。
気丈な女性の見せる、かわいらしさが出ていました。
「あの子ったら…」といった感じに、微笑ましく見守るお登勢さん。
龍馬をめぐる女性の心理を、今回はたくみに描写していましたね。

さて、蛤御門の変。
久坂玄瑞がテンション高く登場し、何だかあっという間に退場。
桂小五郎は、これから逃亡生活に入ります。
かる~い感じの桂さんですが、池田屋、蛤御門とこういう時に熱い情熱を見せてくれます。

反対にものすごく重い、つらいパートは土佐の半平太と弥太郎、以蔵。
以蔵への過酷な拷問は、弥太郎でなくてもいたたまれない、耐えられない。
象二郎さんたちは楽しいんでしょうけど…。

だけど、耐えられない弥太郎はついに半平太に直談判。
すると半平太、どこで手に入れたのか、牢番にでも言ったのか…。
毒饅頭を弥太郎に手渡す。

前も龍馬に毒を盛れなかった弥太郎、何の因果か、また毒を渡されて…。
以蔵を殺してやってくれ。
そんな怖ろしい…、自分に人を殺せだなんて。

弥太郎は怖ろしいものを手渡され、腰を抜かして後ずさりする。
基本的に血なまぐさいことが苦手で、悪党ではない弥太郎。
この弥太郎のリアクションも、すごく良かった!

それで、何となく、どうしてだか、容堂公も耐えられなくなっているご様子。
自分の為、という相手を責めていることが、良心に食い込んできたのでしょうか?
ああ、いつまで続くの…。

弥太郎や半平太じゃなくても、つらい。
でも以蔵を良く知っているわけじゃない、単に生意気な下士だと思っている象二郎さんは全然平気。
いちいち言いに来るな!という、容堂公にぶつけられた苛立ちは、倍になってむかつく以蔵に向けられる。

そして、勝先生も前々からそりが合わなかった上司、じゃない、慶喜に職を解かれてしまう。
動揺する操練所の面々ですが、言い訳というか事情は一切言わない。
全部自分で引き受けるって、相当、器が大きくないとできないです。
人間は器に応じたストレスが来る、っていうけれど、こういう人により多くのストレスが来ちゃうって…、ほんと…、大変…。

さて、これから龍馬の運命は一気に変わっていく。
人間的な魅力はあれど、イチ脱藩者だった龍馬が「ピンチをチャンスに変えて」行くんですね。
龍馬にはそれだけの魅力と器がある!という描写の今回だったかな。

歴史ではなく龍馬の身の回りの話かあ…、という感じになりそうなところを、人間を描写することで見せた。
龍馬も、龍馬の周りにも魅力的な人が一杯、と思いました。

そこでふと思ったんですが、桂さん。
桂さんはお龍さんに対しても自分の魅力を確信しているようなところがありましたが、龍馬は対照的ですね。
桂さんは桂さんで、そんなナルシストなところが見えますが、それがまた、「『俺ってカッコイイ~』って思ってるおバカさん!」って感じさせないのは、やっぱり、知性と、そこに秘めた志、熱い思いがあるからでしょうか。

単にカッコつけた男にならない。
谷原さんが、いい感じ!

そして龍馬。
弥太郎や半平太が嫉妬していたように、龍馬は自分の魅力に無頓着。
それがまた、人をひきつけるんですから、上に立とうという野心がある男には嫉妬されると思います。

でも、桂さんはそういうことはない。
あらかじめ、タイプが違うことを当たり前のようにやり過ごし、自分の道を行ける人でないと、龍馬によってちょっと狂わされたりする…。
龍馬には、そんなところがあるのかもしれません。

そんなことを思った中、次回、大物中の大物、西郷どん、登場!


2010.06.28 / Top↑
えー、何で昨日、蛇に噛まれた話なんか書いたのかと申しますと、飼い猫に噛まれたからなんですね。
いや、猫がカステラを失敬して食べようとしていたので、止めようとしたんです。

だって、ビニールに包まれていたから。
ビニールなんか食べちゃいかーん!と口に手を突っ込んで取り上げようとしたら、猫が「ええい、食ってしまえー!」と口を閉じたんですね。

「痛ーい!」
猫の歯ってすごいですね。
指に穴が開きましたよ。

でもね、私が悪い。
それで蛇に噛まれた人の話を思い出したってわけです。
「とほほ」な連想。

もういいの、元気なら。
人の指に穴開けるほど、元気ならそれでいいの。


それで先週の「龍馬伝」をまだ書いてません。
また遅れちゃった。
読んでくださっている方、いましたら、すみません。

書きます、すみません。
録画がなぜか、消えてしまっていたので、頑張って思い出して書きます。

お猫がー噛んだー、人差し指がー痛いー♪
良くあるオチですね。


2010.06.28 / Top↑
金曜日は寝不足に疲れもあったのですが、前々からマッサージを予約していたので、ぐっすり眠ってしまいました。
それで、土曜日もまだ眠い…。
昼寝したんですけど、もう眠い。
ドライアイも進んでいるようなので、ちょっとプライベートでのパソコンは控えなければいけないなあーと反省。

そういえば、昔、蛇に噛まれたという人がいました。
その人が高校生の時、庭に1mぐらいの青大将がいたんですって。
それで、動かないから、ひょいっとつかんでみた。
しっぽの方をつかんで、ぶらさげてみた。

そうしたら今までダラーンとしていたのが、くいっと頭を持ち上げて、Cの字型になった。
…と思ったら!
持っていた手に噛み付かれたそうです。

ぎえー。
ゾーッ。
それで慌てて放した。

当然のことながら、医者に駆け込んだ。
蛇の牙は針のようで、傷口が小さくふさがってしまうけれど、治療は大変だったらしい。
爬虫類って、なめちゃいけませんね。

蛇に噛まれる…。
いやー、ゾッとする話です。
ゾッとする話で、すみません。

では、目が冴えないうちに、おやすみなさいませ。


2010.06.27 / Top↑
テレビ東京で、夏に放送されていた怪談番組で、「日本名作怪談劇場」。
「怪談死神」。

「必殺仕事人」の初代元締、鹿蔵役の中村雁冶郎さん。
この名優が、死神役でした。

何でも、この仕事人の撮影中に「死神」の台本を知り、「これは自分の役だ」と監督に訴えたそうです。
ほんとにそうです。

ある男を、死神が間違えて、冥土に連れて行こうとした。
殺しかけた男に、死神は詫びに、と、ある話を持ちかける。

死にかけた人間のところには、必ず自分、つまり死神がいる。
足元にいたら、その人間はまだ寿命ではない。
したがって、死神は連れて行かない。
だが枕元にいたら、その人間は寿命だ。
自分が連れて行かなければならない。

死神の話はこうだった。
男は死神が枕元にいる場合、「助かりません」と言え。
だが、足元にいる場合は治してやると言い、呪文を教えてやるから、それを唱えろ。
その呪文を聞くと、死神は消えなければいけないのだ。

自分がどけば、病人やけが人は元気になる。
お前は礼金を貰えるだろう…、と。
要するに死神と組んだ金儲けだった。

男は、次々、寝付いている病人を治していった。
簡単だった。
死神が足元にいれば、呪文を唱える。

すると死神はどき、病人はあっという間に起き上がる。
家の者は感謝し、男に謝礼を払う。
男は大評判になった。

そんなある時、大店の主人が病に倒れたと言って男に治療の依頼が舞い込んだ。
男が店に行くと、死神は枕元にいた。
すまして座っている死神。
これはだめだ…と男は思ったが、主人を治してくれたら、お店の娘を嫁にしてやってもいいと言われる。

男の頭の中に美しい娘と、大店を前に、ひとつの考えが閃いた。
店の者を部屋に待機させ、夜更けまで男は待っていた。
夜更け。

知らん顔をして座っていた死神がつい、うとうととし始めた。
その時、「いまだ!」と男は叫んだ。
男の声に店の者が主人の布団を180度、回転させる。

男はすかさず呪文を唱えた。
「ええっ!」と声をあげる死神。
死神の姿は消え、主人は元気になった。
男は感謝され、良い気分で帰って行った。

その夜、死神が男を訪ねてきた。
「お前に見せたいものがある」と言う。
男が死神についていくと、洞窟に着いた。
無数のろうそくが立っている。

「このろうそくは人間の命をのろうそくだ。この火が消えた時が死ぬ時だ」と死神は言う。
この長くて勢いの良いろうそくは、生まれたばかりの赤ん坊。
短いもの、長いもの、勢いの良いもの。
無数のろうそくがあった。

死神は1本のろうそくを指さす。
このろうそくは短く、炎が消えそうだったが、新しいろうそくを得て生きながらえたのだと言う。
「これはさっき、お前が助けた男のろうそくだよ。それで、お前のろうそくはこれになった」。
そう言って死神は、今にも消えそうな、短いロウソクを指した。

「お前は自分のろうそくと、この男のろうそくを入れ替えてしまったんだよ」。
男は自分の命と引き換えに、もう寿命のはずの男の命を救ってしまったのだ。
男は悲鳴をあげた。

死神にすがりつき、悪かった、助けてくれ、何とかしてくれと頼む。
死神は言う。
方法はある、と。

長いろうそくにこの消えそうな炎を移し変えれば、命は助かるのだ。
死神に言われ、男は長いろうそくに消えそうなろうそくの火を移そうとする。

「ほら、ほら…、消えてしまうぞ」。
男は文字通り、死に物狂いで焦るが、手は震え、なかなかできない。
だが、消える寸前、炎は長いろうそくに移った。

「やった!」
歓喜の男。
「おお」。
死神も笑いかける。
助かった…。

しかし、次の瞬間、男は大きなクシャミをした。
すると…。
移ったばかりのろうそくの火は消えた。
男は物も言わず、倒れた。

「ありゃあ~…」。
死神は男を見つめる。
その表情は、怒ってもいないし、笑ってもいない。
男は大店からの帰り道、往来で引っくり返って息絶えていた。


この「死神」は落語の話を元にしてます。
いや~、雁次郎さんの演技が本当に怖い。
脅かすような演技は、何一つしていない、温厚なじいさんなんですが、これが凄みがある。

「仕事人」でも女性の頬を覆い、「よし、よし…、よし、よし」と子供をあやすように包み込んで笑顔になる。
次の瞬間、女性は倒れる…。
そんなシーンがありました。

この時も表情はないんです。
死神って、あんな温厚そうな老人の姿で現れるのかもしれない…。
この世のものではないものと、妙な取り引きするのはもちろん、欲かいちゃいけないですね。
いや、命を儲けの道具にしちゃいけない。

それで、「必殺」のスタッフとこの怪談のスタッフは同じだったらしいです。
「必殺」はある種の怪談、という話を聞いたことがありますが、大いにうなづけました。


2010.06.26 / Top↑
ね、眠い…。
眠いというか、疲れている。

しかし、W杯、日本はデンマークに勝ちました!
それだけでもう、この疲れのかいがあったというか、うれしい。
カメルーン戦なんか、私の後輩なんかテレビ見ていて「ああ、カメルーンが勝つんだな」と思っていたので、日本が勝った時ビックリしたんですと。
いや、私も「勝ったー!」とか言ってましたけど。

だってW杯前までは、ボッコボコにやられて、何かボロボロだったじゃないですか?
それがかえって、良かったんでしょうか?
W杯本番で有力チームがてこずっている中、驚きですよ。
すごい。
がんばってる!

だから午後から眠くても、がんばる…。
お昼食べて2時ぐらいに、眠気のピークが来ますね、こりゃ…。
しかし、眠いけど良いもの見せてもらったから後悔しない…。


2010.06.25 / Top↑
窓から見えるご近所の窓。
みなさん、起きていらっしゃるよう。
3時半からW杯の日本VSデンマーク。
早く寝て3時前に起きる…という方も多いのでは。

木曜日でよかったですね。
明日は金曜日ですから。
もう、午後からはカウントダウンです。

あと半日!
3時間!
4時過ぎには、同僚同士顔を合わせると、「あと1時間ちょっと~!」となる日がありましたが、明日はそういう日になるでしょう。

友人からメール。
「起きてる?」
はい、起きてますよ。

会議中に同僚の携帯が鳴ったんですが、着信音がこれだった。



笑いが止まらなかった。
私はどこかツボに入っちゃったらしく、いつまでもおかしくてしょうがなかった。


このところ、暑いですね。
夏は好きなんですが、というか、寒いのが苦手らしい。
この着信音の同僚は、初めて私の部署に来た時、私がえらい不機嫌だったので「何だよ、何で最初からこのねーちゃんは俺を嫌ってるんだよ」と思ったそうです。

…ねーちゃん。
おばちゃんと言わないところが、彼の思いやりだ。
…と、受け取っておこう。

「それで後でわかったんだけど、機嫌が悪いんじゃなくて、寒いから元気なかったんだね!」と言われました。
気分で人に対応しない!と思っていたのに、不機嫌だったと言われて反省したと同時に、寒いとそんなに私は元気ないか?と思いました。
ウールのコートの上に大判ストールをぐるぐる巻きにした私は、乗換駅で課長に会った時、「…そんなに寒いか~?」と笑われましたっけ。
駅に向かう時と、駅で電車を待っている間が、一番寒いじゃないですかー!

それで段々わかってきたんですけど、私は変温動物に近い。
いや、「私は変温動物」なんて本があって、カッコよかったですけど、自分はそんなんじゃない。
外の気温が高けりゃ、体温高い。
低けりゃ、体温低い。
このまま冬眠してしまいそうだったりする。

それで夏はというと、暑いんですよ。
最近は冷房を高めに設定しているでしょ?
暑い。

同じような体質の友人は、冷房の噴出し口にくっついてる。
おーい、さすがに体に悪そうだぞー、と言っても、気持ちはわかる。
つくづく、エコな体質じゃないな、と思います。

うーん、3時半まで、まだ遠いな~。
明日が使い物にならなさそうだから、やっぱり仮眠でも取りましょうか。


2010.06.25 / Top↑