それは患者が決めることです! 「冬のサクラ」第7回

萌奈美は祐と出て行った。
それを目撃した琴音はショックだった。
「あれが山形で一緒だった男なのね」と航一の母・章子は憤り、航一にあんな嫁は追い出そうと言う。
だが、航一は意外にもそれだけはダメだと言う。

家族写真を手に、「萌奈美は僕の妻なんだ~!」と叫ぶ航一。
異様な執着心を見て、不穏なものを感じる章子。
「必ず連れ戻してやる!」

あ、航一は航一なりに萌奈美を愛してるのか。
人に奪われそうになって、初めて不安を覚え、執着し始めたのか。
だから、だったらもっと話を聞いてやればよかったでしょう。

萌奈美は滞在先のホテルでも、頭痛と戦いながら娘へ残すレシピ本を書いている。
祐が心配しても、「大丈夫」と言う。
萌奈美の側で、眠ってしまった祐。
目が覚めると萌奈美は、一度家に戻ると言う。

いずれ話すつもりだったと萌奈美だが、琴音は聞きたくないと言って部屋に戻ってしまう。
学校も行けなくなった、と章子は萌奈美を責めるが、萌奈美ははっきりと言う。
手術すれば記憶を失うかもしれないということ。

琴音のことは忘れたくない。
だから手術は受けない。
そして、それを誤魔化していた夫ももう、信用できない。
こんなことは聞いていなかった章子は、愕然とする。

航一は航一で、萌奈美の行方を突き止めるので頭がいっぱい。
オペも忘れてる。
こんな人にオペされて、大丈夫なの?!

その夜、章子は航一に事の次第を聞きただす。
だけど意外だったのは、章子は母親として娘を忘れたくないという萌奈美の気持ちを尊重したこと。
当たり前だと言った。

あ、やっぱり母親だったんだ。
気持ちをわかってくれた。
そして、ダメだ!と言う航一に「それは患者が決めることです!」と言った。
患者が決めたら、もう医者はそれに従うしかない。

さすが、院長夫人として病院を支え、医者の夫を支えてきただけのことはある。
患者が決めたら、医者はもう何も言えないんだって。
でもね、航一は全然ダメ。
聞いちゃいません。

そして決心した肇は安奈に送り出され、院長室へ。
尊大な態度で接する航一に肇が出したのは、退職願だった。
何とか繕って、お前もバカな兄のせいで大変だなと言ってみたら、困るはずの肇は逆に軽蔑しきった目で「誤解しないでください。あなたの下で働きたくないからです」と言う。

さらに自分は、航一より確かに頭は悪いかもしれない。
でも、あなたより幸せですと言いきって、出て行く。
今まで見下してきた人間が、自分を見下して出て行く。
自分を支えていた権力とか、金の力が通用しない。

一方、萌奈美は携帯電話を置いてきてしまった。
その携帯が鳴っているのをキッチンで見つけた琴音は、「祐さん」という表示が出ていたのに、思わず出てしまう。
「萌奈美さん?」
「山形の人?」

心の準備が出来ていない祐に琴音、「ママを返して!」
そう叫んでしまう。
ああ、これは厳しい。
航一の責めなんてどうってことないけど、罪もない娘の叫びには心が痛む。

その萌奈美は、理恵に呼ばれて理恵の家。
大丈夫なの?といかにも友達らしく、心配してみせる理恵だけど、なんと人が来て応対して戻ってくると航一がいる。
してやったりの顔の理恵。
そう、萌奈美を家に呼び、航一と鉢合わせさせたんですね。

航一も「どういうことだ?」と驚き。
「もう私、面倒になっちゃった」。
理恵と航一の浮気も、ぶちまけてやったんですね。
この前の仕打ちに対しての、理恵の復讐。

理恵にまで裏切られていたたと知った萌奈美は、今度こそ、航一に愛想を尽かした。
航一に対して感情をぶちまけることもなく、ただ手を振り払って出て行こうとする。
それに対して「こんな女はどうでもいい」と、理恵を無視。
ひたすら萌奈美を引きとめようとする。

「これ以上あの男を頼っても、苦しめるだけだ!」
叫ぶのが精一杯。
「もういいじゃない」と航一に諦めさせようとした、すがる理恵に対して航一が言った言葉。
「君はもっと利口な女だと思ってたよ…」という、軽蔑と別れの言葉。

所詮、理恵は萌奈美という存在あっての愛人だった。
えーい、航一も理恵もプライドずたずた。
優越感を感じていた理恵が、あっさり萌奈美の前に敗北した。
理恵の目が、憎悪に変わる。

そりゃそうだと思うよ。
本気だったら愛人になんかしないで、ちゃんと萌奈美と理恵と3人で話し合うとか、そういうことすると思う。
安定した家庭あってのことで、たまに外でお食事するのと感覚としては変わらない。
航一のことだもの、その程度だって理解してなかったのか、理恵。

パニック状態の航一は、またもや肇の部屋にいる祐を訪ねたりする。
肇ちゃんが後で、不法侵入だって言うけど、まさにそう。
怖いよ、刺されそうだよ。

しかし、祐も強い意志を持って航一に屈しない。
まっすぐ目を見返す。
ちょっと狂気入っている航一にも、ひるまない。

この時の祐の目は、確かにあの彦一に通じる強いまなざしでしたよ。
あんなに凶暴な光は目に宿ってないけど、その演じ分けがまた、良かったですね。
細かい演じ分けしてると思いました。

航一相手に一歩もひるまない祐にいらだった航一。
人の首を絞めるクセは、やめなさい。
乱暴に祐の首に手をかけ、突き飛ばして出て行く。
捨てゼリフを吐こうが、乱暴に扱おうが、敗北はぬぐえない事実。

萌奈美は学校の帰り、琴音を待っていて、話をしようとした。
もう、パパとは一緒にいられない。
でもそれは祐という人のせいではない。

確かに夕べ、鳥かごをゆすりながら、萌奈美は自分のものだと異様な航一を見てるから、何だかわかる気もする。
でもね、自分を捨てたと思ってる琴音は許せない。
自分より、あの人を取ったんでしょうと。

「パパもママも大嫌い!」
もう、そう言うしかないよね。
走る琴音を追おうとした萌奈美だけど、頭痛の為、萌奈美はうずくまってしまう。

そして、肇に「好き」って言ったの?と聞かれる祐。
まだ言ってないの?と肇も安奈もビックリ。
言葉なんかより、態度でわかりますけどね、もう。

萌奈美が一番大切にしている娘の琴音。
その気持ちを傷つけるから、好きと言えない。
「愛してると言えなくても♪」なんですね!

だけど、肇ちゃんじゃないけど、ホテルで倒れそうになった萌奈美を後ろから抱きしめたら、もう、「愛してます」なんですよね。
萌奈美だって振り返った時、言わなくてもわかりましたよね。
祐の「好きです」か「愛してます」を待っていたかもしれないですが。

さらに夜、航一と話し合っていた章子は、萌奈美の体を心配しろと言う。
あ、この人、悪い人じゃない。
息子を奪った女に、嫉妬していただけなんじゃ。

だけど言うことを聞かない航一に、萌奈美さんはもう長くないんだから…と琴音の前でつい、口走ってしまう。
うわ、そんな!
愕然とする琴音。
そして、萌奈美が置いて行ったレシピ本を見つける。

今までの琴音との思い出も語られた、レシピ本。
いつでも琴音を見守っているというメッセージ。
琴音、号泣、あの年齢でこんな状況ってすごくかわいそう。
関係ないけど、レシピ本に並んでいた「クイーンアリスのレシピ本」、私も持ってるー!と喜んだ。

萌奈美を心配した祐だけど、萌奈美は既にホテルをチェックアウトしてしまっていた。
フロントに祐宛ての手紙を残して。
これ以上、迷惑をかけたくない。

しかし、その時、山形の駐在の次郎から電話。
あの人を見かけたんだけど…、と。
次郎、久しぶりですね!
祐は、山形に萌奈美がいることを知る。

あの桜だ。
萌奈美はあの木を見に、山形へ行った。
祐は琴音に携帯電話をかける。
そして、萌奈美が山形へ行ったことを伝える。

レシピ本を見ていた琴音、病気を知った琴音は今度は素直に祐と会う。
祐は萌奈美の病気を伝える。
そして、萌奈美は何より琴音を思っていることを。
萌奈美の行き先を渡した祐、祐の人柄にも触れた琴音は、一緒に山形へ向かう。

萌奈美はサクラにたどり着く前に、雪の中で倒れてしまっていた。
ああ、もう体力が…。
駆けつけた祐。
萌奈美を背負って、木まで連れて行く。

大丈夫です、と。
琴音ちゃんは、萌奈美の気持ちをわかってくれるはずだと。
祐の言葉に、微笑む萌奈美。
すると、「ママ!」と言う声がする。

琴音が立っている。
ドラマだ。
でもいい。

琴音に「最後まで、自分の道を信じて、まっすぐ進んで欲しい」と伝える萌奈美。
それが願いだと言って、抱きしめる。
見守る祐。

しかし、萌奈美にはもう、時間はそんなに残っていない。
医師会のつながりか、別の病院には入院拒否されちゃったしね。
搬送された病院から、航一へ連絡が入ってしまう。

琴音にもわかってもらったし、言うべきことは伝えた。
もう、あとは最期まで祐と静かにすごすだけだと萌奈美は思った。
だけど!

日に日に衰え、衰弱していく好きな人の姿を見た祐の心は揺れるのでしょうか。
助かるなら、何でもいいと思ってしまうのは、人情。
そうならない航一は、おかしいの。
となると、航一に別れを約束し、頭を下げて助けてもらうのか。

一瞬、萌奈美との第1章、そして成長した琴音との第2章があるのか、って思っちゃいましたよ。
それじゃ「青い鳥」ですか。
ちょっと、刑務所の門が閉ざされ、その中に消えていく祐っていうのも、想像しちゃったんですけどね。
その後、琴音と追われながら旅をするっていうのも。

どうなるのか、ちょっと読めなくなってきました!
意外にも章子が萌奈美の行動に理解を示した、ということが今回、一番ビックリしました。
案外、この後、うまくやっていけるかも。

ますます壊れてきた航一、もう院長のお仕事なんてそっちのけなんじゃないか。
いつここに現れるか、ドキドキしてしまう。
そして、このままでは航一を刺しかねないような理恵の動き。
派手じゃないけど、草なぎさんは繊細に演技してますね。


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「ヘブンズ・フラワー 第7話」 シャオガン踊る

金曜日の夜、「大奥」の後、深夜ドラマを見るのにお腹が空いて空いて。
それでも猫を膝に乗せてドラマ見ていたら、始まる前、いきなり博太郎さんがダンスし始めた。
2060年、ある事故によって花が咲かなくなった日本、そして事故が起きた土地「第7地区」で起きるドラマ。

川島海荷ちゃんがね、少女でありながら「ラストガーデン」という組織に所属する暗殺者。
ですけどね、かわいらしくていまいち凄みが出ない。
しょーがないですね。

敵対するチャイニーズマフィア 「星龍」 のボス・厳小剛 (イム・シャオガン) がねー、本田博太郎さんなんですよ。
今、謎の花の種「アルカナ」の争奪戦が起きているんですが、昨夜ドラマが始まる前に本田さんが踊ってくれた。
先週、次回予告でも踊っていたから、期待してたんですけどねー、まさかドラマ始まる前に対立している殺し屋さんと一緒に踊ってくれるとは思わなかった。

おごそかに「ヘブンズ・フラワー第7話、このあとすぐ」と言った後、掛け声かけて、いつも一緒にいる子供と殺し屋さんと3人で踊ってくれた。
どのぐらいおもしろかったかというとですね、今「チューボーですよ」を見た途端、神保悟志さんが「ドドスコ」踊ってたんですけど、そのぐらい。

「ヘブンズ・フラワー」には、この神保さんもご出演。
本田さんとナイショのお話をしてたんですから、私としてはやっぱり見ちゃいますよ、このドラマ。
それで今日もまた、「チューボーですよ」って見てたら、お腹空いちゃったんですよね。

しかし、本物の俳優さんって言うのはすごいわ。
何でもちゃんとこなす。
これだけ長い間、活躍しているわけだ。

きっとこれからも活躍する。
だって私がもしも、監督だったら使いたいもの。
私じゃ基準にならない、あっそ。

ということで?尊敬もこめて、カテゴリに本田さんを作って♪マークをつけてみました。
そして、いい大人なのに、「必殺DVDマガジン 直次郎」を買って来ました。
大人だって、いいよね?!


大奥は女の牢獄にございます

何なんだー、金曜日の天気は!
一気に春、桜が咲きそう。
ああ、何かもう、空気がカユイわ。

春一番が吹き荒れた。
花粉も飛び散る。
来ました、くしゃみ連発。

しかし、明日は冬。
お願いです、季節は徐々に移行してください。
体がついていけません。

今日は9時から映画の「大奥」。
「必殺仕置人」見たばかりですが、これはこれで綺麗にまとまってましたね。
主人公2人をもっと艶っぽくしちゃっても、良かったなとは思います。

断然、艶っぽかったのは役柄とシチュエーションはもちろんあれど、北村一輝さんと高島礼子さんかな。
杉田かおるさんも、表立っては出さないけれど、女の情念みたいなものが立ち上っていました。
今まで「大奥」に出演した人が、チラチラと出演しているのが楽しい。

「あっ、綱吉様!」
「まあ、春日のお局様!」
「おお、家康様!」

好きな俳優さんたちも出ていたし。
ええ、北村一輝さんなんか、まず第13代将軍・・徳川家定様しょう。
瓜二つで、滝山が心動かされる僧侶・柳丈。
最後がはっきりしなくて、見たかったのに。

おふくこと、後の春日の局を襲う盗賊も。
そして何と言っても、柳沢吉保様ですよ。
も~、後半は彼の野望の王国を見てました。
あの役は実に、北村さん良かった!
映画では、歌舞伎役者の役で、先代御正室・天英院が連れ込んでましたね。

そして、大杉漣さんも出てたんですねえ。
家定の父・徳川家慶、徳川光圀も演じていて、なぜか徳川様ばかり。
貫禄ありましたね。

火野正平さんは、僧侶・隆光を!
この人のせいで、庶民が苦しんだんですね。
映画では、医師・奥山交竹院。

本田博太郎さんは薩摩藩主・島津斉彬様。
こんな腹黒そうな島津斉彬様って…、楽しい。
そして、老中・堀田正俊様。
映画では、新井白石。

いやー、楽しかった。
徳川家康を演じた藤田まことさんは、呉服問屋の奈良屋善右衛門だし。
大奥の女性を演じた女優さんたちの美しいこと、豪華なことはもちろんです。
梶芽衣子さんのナレーションも渋い。

83年のテレビドラマ・大奥でしたっけ。
「大奥は女の牢獄にございます」って。
さあ、これから今夜は深夜ドラマに突入です。


凄まじい大奥 「必殺仕置人」10話「ぬの地ぬす人ぬれば色」

毎日放送している「必殺仕置人」、10話「ぬの地ぬす人ぬれば色」。
後に何でも屋の加代をずうずうしくもたくましく演じる、鮎川いづみさんが可憐な娘・ゆきを演じる。
権勢を振るう将軍の側室が、宿下がりの際に見た美しい友禅。

買い求めると言った側室に対し、あれは売り物ではなく、娘のゆきの婚礼の衣装だと友禅を扱っていた父親が断る。
強引に金を置いて行く伊賀者に対し、父親は金を返そうとする。
すると側室は伊賀者に命じて、父親も、ゆきの婚約者も斬ってしまう。
悲鳴をあげるゆき。

話を聞いた錠は激しく憤る。
「てやんでえ、たかが将軍の妾だろう、妾が怖くて江戸の町が歩けるか!」
そうは言っても、将軍の側室が相手ではどうにもならない。

だが側室側としても、さすがにこれは、外聞が悪かった。
お詫びとして、独りぼっちになってしまったゆきを一生大奥で面倒を見ると言って、側室は大奥に上がらせる。
おきんは昔、すりをやった時にゆきの父親に見つかり、懇々と言い聞かされて返されたという恩があった。
心配したおきんは、ゆきの付き添いとして大奥についていく。

大奥でゆきを待っていたのは、側室による壮絶ないじめだった。
長い廊下を拭けと言われて、必ずこれで拭くようにと渡された雑巾は、あの友禅だった。
わらわがあのような下賎な友禅を、本当に身にまといたくて買い求めたと思うか。
最初から雑巾に使うつもりだったのじゃ、と笑う側室。

ゆきは耐えた。
おきんもまた、ゆきを懸命になぐさめた。
ある日、美しいゆきは将軍の目に留まる。

まずいと思った側室は、ゆきを嫁にやることを考えた。
しかも、あの、父親と婚約者を斬った伊賀者に。
自分を憎む女を側に置く、これもまた一興!と言う伊賀者に対し、ゆきは絶望する。

ゆきは首を吊ってしまった。
発見したおきんは、嘆き悲しむ。
もう、おきんは大奥に用はない。
だが、おきんは女には女の仕置きがあると言う。

剃刀を手に、側室の寝所に忍び込むおきん。
目が覚めた側室は、長い黒髪が目の前に置かれているのを見て、仰天した。
頭に手をやると、髪が切られている。

悲鳴に駆けつけた側近たちに、側によるな、見るなと叫ぶ。
これで当分、将軍とは会えなくなった。
だが、ゆきに付き添ってきたおきんは捕えられてしまった。

墓参りの際、父親にことの次第を訴える側室。
寺に坊主として忍び込んだ鉄、そして錠、警備として任務に当たっている主水。
おきんが閉じ込められている座敷にやってきた鉄、おきんを中間姿の半次が助け出す。
迎え撃つ伊賀者は、錠が相手をする。

鋼鉄の脚絆を手に巻き、伊賀者の攻撃を見事防いだ錠はジャンプし、柱を蹴って伊賀者を仕留める。
鉄は障子越しに側室の父親の首をつかみ、障子を滑らせて行く。
喉の骨を外した鉄、やってくる警護のものを主水は次々、十手で組み伏せ、さらに斬り伏せる。

逃げる側室の肩を持って振り向かせた鉄は、声を震わせ、「これが大奥の女か~!」と言う。
嫌悪に目を細めた女に抱きつくと、鉄は一気に背骨を折る。
よろよろと倒れる側室を見た主水は、「ありゃもう、使い物にならねえな。もったいない」とさしてもったいなさそうに言う。
冷静な目で見送る鉄。

昨今の「大奥」も及ばない、すさまじいいびり方。
「女の仕置きだ、たいしたことはできめえ」と言う鉄たちに対し、女は女の仕置きと髪を切る行動に出るおきん。
これで将軍の前には出られなくなったが、理由はどうしよう。
どうして髪など切られたか、なんと言えば良いのか。

父親は「だから、ゆきなどという娘にもう関わるなと言ったではないか」と言う。
しかし、そこは女の底意地の悪さだった。
何でも思い通りになる自分に、友禅を譲らなかった、そこまでさせたゆきが憎くて只では置けない。
結果、起きたのは身の破滅。

大奥に潜入する深刻さとは別に、「女ばっかり3千人!いいな~…っ!」と目を閉じてる鉄。
最後の仕置きは、意地を見せた錠が伊賀者を斬る。
そして、大奥の女を抱きしめる鉄。
息を吸い込み、大奥の空気を堪能するかのような表情。

かと思うと、非情にバキボキ。
あんな状態で放置されて、敵が多そうなあの側室を待っているのは地獄のみ。
それぞれの持ち味が、それぞれに生かされた見せ場があって、好きなエピソードです。
でも、ゆきはあんまりかわいそうでした。

タイトルの「ぬの地」は、友禅。
「ぬす人」は、あの側室。
「ぬれば色」は、側室の切られた黒髪のことみたい。
うまいこと、言ったもんです。


やっぱり、来てくれたんだ… 9話「必殺仕置人」 「利用する奴される奴」

時代劇専門チャンネルの「仕置人」、「利用する奴される奴」。
悪役ゲスト、女たらしの清造が津川雅彦さんです。

鉄は仕置き先で会ったお女郎さん、お順と再会。
お順と再会してから、鉄はお順のところに、おきんに借金してまでせっせと通い出す。
殺しを見られてるというか、お女郎屋さんからの依頼で、困った客を始末してるにせよ、あんなに堂々とお順に仕置きを見せて、いいんですか鉄つぁん。

まあ、2度と会わないし、相手は廓の中だし、苦界に身を沈めている女性を殺すこともない…と思ったんですか。
「このことは忘れてもらいますよ」と、小判を放り出して終わり。
別にお順も騒ぎ立てる気、なかったみたいですけどね。

再会したお順は鉄の手を怖ろしい手だと笑い、どこでそんな技を覚えたのかと聞く。
すると鉄、「佐渡の金山だ」と答える。
地獄のような佐渡で、金を掘る囚人たち。
怪我をしても、医者なんか呼んでくれるわけがない。

見よう見真似で、骨をどうにかする技を身につけた。
その前に、佐渡で命を救ってくれた「兄弟」に手ひどく裏切られていることもあって、鉄の過去もまた、痛い思い出ばかり。
「この手は人を殺してもいるが、人助けもしてるんだぜ」。
遠い目をする鉄。

このお順さん、鉄が昔、ふられた女性に目元がそっくりだそう。
鉄はおきんにお金を借りて、庭の手入れをしている主水の前に現れてお金を借りてまで、お順の元に通い出し、錠はあきれる錠。
しかし、お順には清造という男がいた。

うなぎでも食べさせてやろうと思って迎えに来た鉄だけど、清造という男がお順に会いに来てしまう。
鉄を待たせて、清造に会ったお順は貯めた金を清造に渡す。
お順が遅いので、見ていた鉄は「2人でうまいもんでも食え」とカッコよく廓を去る。
だけどその後、錠とおきん相手に大荒れするんですねー。

「ばっかだねえ、女郎にイロがいないわけないだろ」。
「うるせーっ!」
そして、すっからかんの鉄は小銭稼ぎの為、托鉢に出たところ、清造と子分を見かける。
清造は小料理屋で、娘を「妹にそっくりだ」と言って、ひっかけているところだった。
金になる、と笑っている清造たち。

鉄が半次に調べてさせたところ、清造はとんでもない男だった。
女を自分に惚れさせては女郎奉公させ、用済みになると殺してしまうというひどい男。
だが、お順は生まれてこの方、人に優しくされたことがなかったと言う。
自分が病気の時、看病し、洗濯から何までやってくれた清造の優しさが忘れられない。

かわいそうに思ったおきんが思いやり深く、「女騙す男ってのは、そういうもんだよ」と言ってもお順は清造が忘れられない。
しかし、お順は清造が用が済んだ女性を殺すのを見てしまう。
恐ろしさのあまり逃げ出したお順は、その足で鉄のところに向かい、清造の仕置きを頼む。

思わず衝動的に「あの男を殺して!」と言ってしまったお順だけど、やっぱり清造が忘れられない。
いざ、仕置きが迫ると、お順は清造に危険を知らせに走ってしまう。
「あんたが憎いよ。でも好きなんだ。好きなんだよ」とすがって泣くお順、哀れ。

ところがそれを聞いた清造は、お順が殺し屋を頼んだと察し、お順を古井戸に投げ込んでしまう。
仕置きに向かう鉄と半次を、「お順がいなくなった」と錠が追ってくる。
清造は罠を張っているのではないか、と。

その通りに清造は、かねてより知り合いのヤクザに用心棒を頼んでいた。
用心棒の数を数え、1人でも生かして返すとまずいと錠に囁く鉄。
並みの用心棒じゃ相手になるわけもなく、余裕だった清造が再び現れた鉄を見て、青ざめる。

逃げる清造に鉄は「なぁに、殺しゃしねえよ。男として使い物にならなくしてやろうと思ってな」と笑う。
清造は男として使い物にならなくされ、声を潰される。
色男もこれではこの後の人生、どうにもならないであろう。
鉄に仕置きされる津川さんの絶叫、おもしろいリアクション。

仕置きの後、鉄たちはお順を探す。
清造の家の座敷をくまなく探しても、お順はみつからなかった。
土間に下りた鉄は古井戸に気づき、下りていく。
中に虫の息のお順がいた。

「助けに来てくれたんだね。やっぱり、来てくれたんだ…」と微笑むお順に、うなづく鉄。
しかし、お順は「清さん」と言って息絶えた。
結局、お順は自分を食い物にして、殺そうとまでした男にしか心が向かなかった。
その言葉を耳にした、鉄は井戸の底で黙っているしかない。

上で半次と錠が「いたのか?」「生きてるのか?」と、鉄を呼んでも。
翌朝、りつを連れて江ノ島に行く主水の前を、棺おけをかついだ錠と半次、鉄とおきんが横切る。
気になって行ってみた主水に鉄は、「女郎が1人、死んだだけだ」と言う。

鉄のお順の愚かさへの腹立たしさと、憐れみと、悲しみが込められている。
世の中、利用する奴とされる奴、どんなに誠実でも報われない奴っているのだ、というどうしようもない思い。
自分たちはただ、結末をつけただけで、それは変わらない。

おきんが悲しそうに、お順が清造にもらったであろう、かんざしを鉄に渡す。
それは清造が、女性にいつも渡していたかんざしだった。
鉄がそれを受け取り、穴の底の、棺おけの上に放り投げる。

そして、淡々と土をかけていく。
おきんや半次、主水が見ている。
小雨けぶる竹やぶの中、お順の棺おけが、かんざしが、みるみる土で見えなくなっていく。


この前まで放送していた「仕舞人」では直次郎が「ああいう女、嫁に貰いてえんだけどな」と言う場面があったんですけど、こういう「仕置人」が人を好きになるってどういうことでしょうね。
いや、人間だから好きな人ぐらい、できるでしょうけど。

以前、おはながしっかり、「惚れたはご法度だよ」と釘を刺されているのを見てわかっちゃいるから、本気でもないでしょうが。
まあ、直次郎がああ見えて、結構淡白なんですけどね。
「新・仕置人」の鉄の時は、刹那的だと思いました。

カタギの娘さんに夢中になったりもしましたが、どこか現実離れした楽しさで、ウキウキしているだけのように見える。
楽しい気分になったり心から同情しても、本気で所帯を持とうとか思ってはないでしょう。
まず、仕置人をやめなきゃいけないし、やめられはしないし。

正八の場合は、虎の会から追われても仕置人辞めて逃げる、とまで覚悟してしまいましたが。
それでみんな、「しょーがねえ野郎だ」と言いながら、何とかしてやるつもりに見えました。
仇を討たせてやるつもりの正八に鉄は、「もう抜けようなんて、甘いことは言えねえぞ」って言ってました。

捕まれば、一蓮托生、全員獄門、区別はつかない。
でも、殺しを実行はしているいないは大きいのかもしれません。
そういえば、この「夢想無用」って「代用無用」や「愛情無用」と並んで火野正平さんの演じた数々のキャリアの中でも、ベストの話ですね。


どうして早く気づかなかったんだろう 「僕と彼女と彼女の生きる道」第11回

「僕と彼女と彼女の生きる道」、第11回。


徹朗が洋食屋で働いている間、義朗が家に来て、家事を手伝ってくれることになった。
慣れない仕事で忙しくても、凛を見ていると徹朗は幸せだった。
凛の担任の石田には、家庭裁判所で親権の審判になっていることを伝えた。

石田は「教師として、子供に本気で接することの意味を改めて考えるようになりました」と言った。
徹朗が学校に抗議した時から、石田もまた、教師になった時の初心を思い出していた。
教師になった原点に帰った、というのだった。

美奈子は家庭裁判所の調査官から、凛と徹朗の生活について聞かれていた。
「て一生懸命やってくれてますが、正直いたらないところもあると思います」と美奈子は答えた。
だが、内心、かなりのためらいがあった。
凛が徹朗のことを楽しそうに話すからだ。

家に戻った美奈子は、可奈子に言う。
「これからは何があっても、凛ちゃんのことを一番に考えてね」。
「約束する」と可奈子は言った。

美奈子の陳述書が、次の審判に出された。
可奈子側の弁護士は「作れる料理はわずかですね。母親なら、今すぐ栄養のバランスのとれた料理を作ることができます」と言った。
徹朗は何も言えなかった。

だが徹朗側の弁護士は「美奈子さんは可奈子さんの実母で、信用性に欠けます」と言う。
弁護士は次回、美奈子への反対尋問を要請した。
それは受け入れられた。

可奈子は宮林と会っていた。
宮林は徹朗の退職の顛末を語った。
「本当に凛のために銀行を辞めたのね」と可奈子は驚いた。

審判になっていると聞いた宮林は、「凛ちゃんが小柳をどんどん、好きになるのが怖いんだろ?」と言った。
それは図星だった。
可奈子は黙る。

徹朗が仕事から帰宅すると、ゆらがいた。
ゆらは凛の願い事を伝える。
「一度でいいから、お父さんとお母さんと3人で、遊園地に行きたいそうです」。

それを聞いた徹朗は「どうしたらいい?」とゆらに聞いた。
「小柳さんが思ったとおりで、いいんじゃないですか」とゆらは答える。
徹朗は決心し、可奈子に連絡を取った。

日曜日、徹朗と凛は遊園地に行く。
可奈子が待っていた。
凛は2人の真ん中で、2人と手をつなぐ。
3人で遊園地に行った凛は、徹朗とも可奈子とも乗り物に乗った。

とても楽しそうだった。
いつか、徹朗とペンキ塗りたてなのに、座ってしまったベンチがあった。
凛はその時のことを思い出して、徹朗と笑った。
可奈子は徹朗と凛の間に、自分がいない間にできた絆と思い出にショックだった。

可奈子は家に帰ると、凛が生まれてからずっとつけていた育児日記とアルバムを見た。
凛が生まれた日から、ずっとつけていた日記。
そして凛の写真。

初めて凛が話した時。
可奈子はずっと、凛を見て来た。
「凛との思い出、終わらせたくない」と、可奈子は日記を抱きしめる。
美奈子はじっと見つめていた。

可奈子はその日記とアルバムを、家庭裁判所の審判に提出した。
「これはなかなか強力かもしれません」。
弁護士は言った。

徹朗は思い出す。
凛が生まれた当初は、凛の話を可奈子から仕事から帰っても聞いた。
だが、仕事が忙しくなり、段々、可奈子の話が面倒になった。
聞き流すようになり、可奈子の話を聞かなくなった。

2人は言い争うようになり、やがて可奈子は徹朗と話をしなくなった。
これまでの凛を、徹朗は知らない。
凛が初めて逆上がりができた時の、喜びを思い出す。
あんなことがたくさん、たくさん、あったに違いない。

なのに、無関心だった。
自分はほんの少しの間、凛といただけではないか。
「どうしてもっと早く、大切なものに気づかなかったんだろう…」。
後悔してつぶやく徹朗に、ゆらは言った。
「いいじゃないですか。やっと、気づけたんだから」。

家庭裁判所で、徹朗側の弁護士による美奈子の反対尋問の日が来た。
可奈子側の弁護士は、徹朗がは凛の世話を見られなかったことを並べあげ、責めた。
確かに、その通りだと徹朗は思った。
可奈子が徹朗を見る。

「つまり小柳さんは、父親失格ということですね」と弁護士が美奈子に同意を求めた。
美奈子は沈黙していた。
それを同意と受け取った時、美奈子がおもむろに言った。
「いえ、徹朗さんは立派な父親です」。

可奈子が驚いて、美奈子を見る。
徹朗も美奈子の意外な言葉に驚く。
可奈子の弁護士も、徹朗の弁護士も驚く。

「反対尋問は」。
「結構です」と徹朗側の弁護士は終わらせた。
「決定は追って、お知らせします」。

審判は終わった。
帰り道、可奈子は美奈子の言葉は自分への罰だと受け取っていると話した。
母親が徹朗の弁護をするなど、信じられなかった。

徹朗にも落ち着かない日々だった。
仕事中、徹朗の携帯に電話が入った。
徹朗はすぐに飛びつくようにして、出た。

そして…。
皿洗いをする徹朗の目から、涙が溢れる。
親権は、可奈子になってしまった。

仕事を終えた徹朗が帰宅すると、可奈子が凛を迎えに来ていた。
少しでも早く、凛と暮らしたい。
「お父さんに挨拶して」。

そう言われた凛は、徹朗を見つめた。
「お父さん、さよなら」。
玄関で凛が徹朗に言う。

ドアが閉まる音が響く。
誰もいなくなった部屋。
徹朗は絶句し、凛がいなくなった部屋で立ち尽くす。



凛は3人で遊園地に行きたいと話す。
おそらく、いつも可奈子とだけ、行っていたであろう遊園地。
可奈子がいなくなった後は、徹朗と初めて打ち解けた遊園地。

3人で行きたい、こうやって家族で行きたかった。
もう、子供なりにもう3人では暮らせないことはわかっているけど。
子供の心が、切ないですね。

楽しそうだから、悲しい。
凛は可奈子とも徹朗とも乗るんですが、徹朗と可奈子は一緒には乗らないですもんね。
そして、思い出す、凛と初めて交流ができた時のこと。
同じ失敗をし、同じ寂しさを共有した時のこと。

徹朗と凛に、自分の知らない時間が生まれていることに気づいた可奈子が、焦る。
不安になる。
自分が信じてきた凛とだけ生まれていたはずの絆。
だけど、凛は徹朗ともちゃんと絆を築いている。

可奈子が信じていたものが、ゆらぐ。
まるでその不安を、今までの積み重ねで確認するように、可奈子が凛の成長記録とアルバムを見ている。
絶対、ここで凛との生活を途切れさせてはいけない。

だったらなぜ、凛を置いて出たのか。
愛してない、なんて言ったのか。
衝動をバネに出て行かなくてはいけなかったのはわかるけど、日記を抱きしめる可奈子がちょっと愚かに見える。

可奈子に、母親として味方した美奈子だけど、今度は徹朗に、人間として言わなきゃいけないんじゃないか…と葛藤する。
凛の幸せを考えたら、徹朗を全面否定したままでは不誠実なのではないか…と。
徹朗側では、義朗の肩を徹朗がもむシーンがありましたが、不器用な、言葉が足りない男同士が、感謝と信頼を表しているみたいでとっても良かった。

そして、徹朗は徹朗で、自分はまったく凛のことに無関心だったことを、改めて思い知らされてる。
徹朗もショック。
自分が無関心だった間にも、凛にはいろんなことがあった。
逆上がりの時の喜びを思い、あんなことがいっぱいあったんだとわかる。

それに対して、可奈子だけが向き合っていたことも。
自分は父親でいる資格がないのではないだろうか?
不安になった徹朗に、ゆらが助言してくれる。
気づいたんだから、いいじゃないですか、って。

過去って、とりもどせないんですよね…。
つらいなあと思いました。
でも、やり直すことはできたりする。

相手がいてくれれば。
だって、石田先生だって原点に戻れたわけだし。
しかし、凛ちゃんの親権は可奈子に。
そんな気がしました。

まるで、不安を断ち切るかのように可奈子は凛と徹朗を引き離す。
でも、結果として、可奈子に振り回されてる凛ちゃんの気持ちってどうなんだ!
それを一番に考えてやってくれ!と言いたくはなりました。

おー、私、ドラマに入り込んでる、入り込んでる。
ねえ、草なぎさんには彦一の欠片もないですよ。
今の不器用だけど、誠実で、引っ込み思案で、でも芯が強い祐とも違うし。
草なぎさんの別の一面を見せてもらってます。


本当に変わったんだ  「僕と彼女と彼女の生きる道」第10回

「僕と彼女と彼女の生きる道」、第10回。

凛の親権は審判となった。
徹朗はそれは自分のわがままかと悩み、ゆらに相談した。
「たった数ヶ月、凛のこと見ただけなのに」。
「そんなこと、ないと思います」。

凛にも徹朗は、今の状態を話した。
凛は素直にそれを受け入れた。
徹朗はゆらから、弁護士を紹介してもらう。
ゆらから頼まれた勝亦は、徹朗に名刺を渡した。

徹朗は今、自分には名刺がないと言った。
美奈子が訪ねてきて、凛の親権を可奈子に渡してほしいと頭を下げた。
自分も母親だから…と許しを請う美奈子だったが徹朗も、これだけは譲れなかった。
「すみません」。

徹朗と凛の生活を調査しに、家庭裁判所から調査官がやって来た。
調査官は徹朗に席を外すように言うと、凛は徹朗の顔を見る。
「思ったとおりに答えればいいから」と言って、徹朗は出て行く。
だがやはり、徹朗は落ちつかない。

可奈子と一緒の時は、凛はどうなのだろう。
徹朗はゆらに不安を打ち明ける。
調査官が同席し、凛と会った可奈子は徹朗に凛を今晩、家に泊めたいと言う。

凛の楽しそうな様子を見て徹朗は内心、動揺したが、「いいよ」と答えた。
手をつなぎ、楽しそうに遠ざかっていく凛と可奈子。
徹朗の不安はつのる。

翌日、凛を連れて行く可奈子は、ゆらに会った。
挨拶した可奈子だが、「母ったら、ゆら先生と徹朗が親しそうだって言うのよ」と言った。
ゆらは何も言わない。

可奈子は微笑み「近いうちに凛は私と暮らすことになると思うの。それまでよろしく」と言って凛を連れて遠ざかっていく。
ゆらが徹朗のマンションを訪ねると、そこには義朗がいた。
徹朗は仕事にでかけたので、義朗が留守を預かっていた。
ゆらを見た義朗は、弁護士さんのことでゆらに礼を言った。

義朗のところにも調査官が来るらしい。
だが義朗は考えたら、凛のことは何も知らない。
「何もわからなくてね」と言う義朗に、「きっとすぐ仲良くなれます。凛ちゃんはいい子ですから」と言った。
そして、とまどう義朗に「凛ちゃんを呼んできてください」とお願いした。

義朗はとまどいながらも子供部屋に行き、「先生がおみえになったぞ」と声をかけた。
凛が振り向き、「はい」と返事をした。
笑いかけられて義朗も思わず、微笑む。

審判の最初の日。
徹朗側の弁護士は、可奈子が凛を置いてきたことを指摘した。
可奈子はまず、離婚がしたかったと答えた。
徹朗は凛に無関心だった。

だから、親権の肩書がほしいだけで、養育は可奈子にさせてくれると思った、と。
それを聞いた徹朗は言った。
「可奈子、俺、本当に変わったんだ。凛に聞いてみてくれ」。

しかし、可奈子は答えた。
「凛はあなたのこと、何も言わなかったわ」。
徹朗が黙る。

可奈子側の弁護士は、離婚の原因は徹朗だと指摘した。
徹朗は素直に「あの頃の私は、父親として失格だったと思います」と答えた。
弁護士はさらにマミとの浮気を調べてきていた。

「あなたは3年前に浮気をしましたね」。
可奈子がチラリ、とこちらを見る。
気づいていた…。
徹朗は動揺し、「たった1回です!」と口走ってしまう。

徹朗側の弁護士も可奈子を責める。
「あなたは子供を捨てたんです」。
それを言われた可奈子は涙声で「後悔しているんです。もう2度としません」と言った。

「だから凛の母親でいさせてください。他に何もいりません」。
可奈子は最後の方は泣いていた。
数日後、弁護士事務所を訪ねた徹朗は、弁護士から手紙を手渡された。

義朗が届けてきたものだった。
「上申書のようなものです。家庭裁判所に提出するつもりですが、読まれますか?」
徹朗は読みはじめた。
手紙には、義朗が徹朗の子供時代、仕事一筋でまったく家庭を顧みなかったことが書かれていた。

それでいいと思っていた。
だからもし、徹朗がそうだったならば、それは自分に責任がある。
しかし、徹朗は自分とは違った。

凛の面倒を真摯に見ていた。
徹朗から凛を、取り上げないでください。
父の手紙を読んだ徹朗は、言葉に出さなかった父の、徹朗への愛情を感じる。



徹朗側から見ると、美奈子はやっぱり可奈子の味方で、少々身勝手に見えるんだけど、母親として娘を取り上げられたくない思い。
そしてやっぱり、娘の味方になってしまう。
親だなあと、ありがたいと思ってしまった。

逆に今まで、ごく控えめな、不器用な表現してなかった義朗の親心がはっきりわかって、徹朗じゃなくてもジーンとしました。
他人から見て身勝手だとしても、親だけは味方についてやりたい。
そこで、徹朗はお互いを傷つけあう審判を、不毛だとは思っているような表情。

頭の良い人だから、可奈子の凛を思う気持ちが自分と同じことは気づいていると思う。
逆に可奈子はもう、徹朗を敵としか認識していない。
同じ、凛の親なのに、傷つけあわなければ凛とは暮らしていけない。
だけど、これだけは譲れない。

そして、母親と一緒に過ごせる凛のうれしそうな表情を見ていると、不安になってくる。
自分のことなんか、どうでもよくなってしまうんじゃないだろうか。
やっぱり、可奈子がいいのではないだろうか。
不安を話すのは、いつもゆら。

ゆらから頼まれて弁護士を紹介した勝亦は、ゆらに打ち明ける。
名刺を渡したのは、わざと…。
徹朗が今、名刺がある身の上じゃないのをわかっていて、わざと名刺を渡した。

だけど、その後来たのは、猛烈な自己嫌悪だって。
勝亦さん、いい人ね。
人間らしいね。

凛のことを徹朗の時同様、何も知らないことを自覚させられた義朗。
とまどいながら、凛と接していく。
屈託ない凛に、愛情が芽生えていく。
徹朗の気持ちがわかる。

いや、この人も不器用だっただけ。
家族を守ることが父親の仕事で、それは仕事で上に行くことだったから。
可奈子はここでは、とっても身勝手な自己満足の人に見えますけど、無関心な徹朗との長い生活の積み重ねがあったと解釈しました。
でも、もうちょっと凛ちゃんが大人になったら、責められるようなことしてるけど。

このドラマ、結局、誰かが悪い!という方向に話を持って行かないんですね。
誰も悪くはない。
やり方が違うだけ。
根底には、愛情がある。

だからみんな、困ってしまっている。
結論が出ないテーマを扱うだけあって、誰かを憎まれ役にして、安易に結論を出さないところがいいです。
ベテラン俳優に混じって、草なぎさんは繊細な演技を見せてますね。


俺、間違ってないよな 「冬のサクラ」第6回

祐は航一に、萌奈美には2度と会わない約束をして、手術をしてもらうことになった。
だけど、3日後の手術までは見守りたくて、東京にいることにした。
肇ちゃんの恋人の安奈ちゃんは、そんな条件を出す医者なんて最低だ!と怒り、会えなければ手紙を書いたらどうでしょう?と便箋を差し出す。

しかし肇は食堂で、他の医者が萌奈美の手術について、「4cmもあるんだよな」「しかもあんな深いところに」「いくら石川先生でも無理だ。記憶障害が残るか、意識障害で寝たきりになる可能性が」って話しているのを聞いてしまう。
一方の航一は、「手術さえしてしまえば全て終わる…」ってニヤリしてますから、あなた、何をする気なんです。

祐の記憶を消せるなら、萌奈美は死んでもかまわないってわけですか。
娘のことも考えてませんね。
肇ちゃんは研修医とはいえ、医者の良心から黙っていられず、安奈にうながされて祐にお話を。
話が違うじゃないか…と、驚愕の祐。

娘へのレシピを書きながらも、頭痛と戦う萌奈美。
夫の性格を知っている上、手術前で不安でしょうがないよね。
かわいそうだ。
それでももう、祐は萌奈美からの電話に出ることが出来ない。

不安な萌奈美。
わかっている祐。
こんな大手術を控えた人の言うことは、ワガママでも大概のことは聞いてやって欲しい。
少しでも不安っていうのを、和らげてやりたいと思うのが家族じゃないのかと。

公衆電話から戻った萌奈美を待っているのは、いつも意外なところにいる航一。
いないと思っているのに、いきなり病室で「どこへ行っていたんだ?」って待ってる。
この人、ほんとーに怖い。

愛人の理恵は航一が萌奈美の手術で頭がいっぱいで、自分を冷たくあしらったことにムカムカ。
前回の首絞めもあるし、腹いせに姑に萌奈美が山形で祐の家にいたことを喋ってやりました。
…やな女だなあ。

すると大人気ない姑は、それを責めに萌奈美のところにやってきました。
しかし、心配する姑にも、「手術で全て終わる…」とニヤリする息子は異様に映りましたね。
あなたが作ってしまった怪物ですよ。

さらに今回、来ましたよ、肇への航一の攻撃。
期待されていたのに、担当医を替えられてしまった。
みんな、院長を怒らせた…という噂で持ちきり、誰も院長を恐れて肇に近寄らず、院内で肇は居場所がなくなる。
病院、勤め先が航一の独裁政権下にあるようなものですから。

何の為に頑張ってきたんだ、苦労して大学にやってくれた兄ちゃんの為にも立派な医者にならなきゃいけないのに!
「たまたま出会った人に、オレの人生邪魔されなきゃなんねえんだよ!」と思わず声を荒げてしまう肇。
もっともかもしれない。
それでも萌奈美のことが心配だと、祐は頭を下げるしかない。

ああ、自分の器の小ささにも頭に来る…という感じの肇に、「大丈夫よ」といわんばかりに安奈が後ろから抱きつく。
この世で誰が敵であろうと、1人味方がいる。
そう思えることが「恋」なんだな、と、ふと思いましたね。
肇も祐も、萌奈美も安奈もその中にいるわけで。

手術も明日に迫った日、屋上にいた安奈と萌奈美が再会。
「あなた、確か」。
安奈は萌奈美に、祐の弟でここに勤めている肇と付き合っていると自己紹介。
すると、萌奈美は祐への感謝のメッセージを安奈に託すんですね。

一方、祐は航一本人に手術について確かめに会いに行く。
記憶がなくなるなら、萌奈美の希望とは違うじゃないか、と。
しかし、航一、「君の存在が私の家族も、君の弟も不幸にしている」と言う。
祐は「萌奈美さんの命はあなたのものじゃない!」と叫ぶ。
でも警備員を呼ばれ、連行されてしまう。

肇の部屋に買い物をして帰宅した安奈はゴミ箱を倒し、丸めて捨てられていた祐の書いた手紙を見つけてしまう。
「この手紙を読む頃は、手術が終わっていると思います」で始まった文面は「誰のものでもない、あなただけの人生を歩んでください」で終わっていた。
安奈が肇に手紙を読ませた。

「俺、間違ってないよな」と言う肇。
抱きしめる安奈。
ああ、いい2人だ…。
こっちも幸せになってほしい。

祐は病院の外から、明日、手術と言う萌奈美を見守るしかできないでいた。
「そこで何している!」という声に祐が振り向くと、そこには肇がいた。
部外者は立ち入り禁止、「このパスがないと入れないの」という肇。

パスを使って、祐を病院内に入れてくれる。
寒そうな兄に巻いてやったのは、あの、母の編んだマフラーだった。
兄弟の絆。

病院に入った兄を置いて出て行く肇に、今度は兄が巻いてやる。
言葉はないけど、「ありがとう」「がんばれば」という会話があるのと同じ。
微笑んで病院を出た肇は、自分がいた病院を見上げる。

そうか、辞める決心がついたんだ…。
「医者の世界は意外とせまい。この病院を辞めたからって、別の病院に勤められるなんて思うなよ」。
航一にそう言われたけど、もうそんなことはどうでもいいんだ。

教えてもらった萌奈美の病室にかけつける祐、祐を見てびっくりする萌奈美。
そりゃ、ビックリもしますよね。
でも、祐は手術によって萌奈美は記憶をなくす…ということを伝える。
これだけは伝えておかなきゃ!

やっぱり、夫は、航一はそういう人だと思う萌奈美。
「ここを出ましょう。今すぐに」と言う祐。
おおっ!

明日は手術なのに、いや、明日が手術だからこそ?!
まさかの駆け落ち展開。
こりゃ盛り上がる。

2人で病院を抜け出そうとした時、出ました!
航一!
いつもいつも、見張ってるんですかね、この人は。
「俺より、こいつを信じるのか!」と言う航一に対し、萌奈美は猛反撃。

自分の一番の願いは、娘の琴音のこと。
だから、琴音を忘れるぐらいなら、死んでもいい。
記憶をなくしたくないと言ったはず。

「私は幸せな家庭を築くことが夢でした。なのに、あなたはいつも自分の気持ちだけを優先して、少しもわかろうとしてくれなかった!」
ぼーぜんとしている航一。
琴音には説明するつもりでいる。
「最後くらい、私は私でありたいんです」。

生かすも殺すも手の中にあったはずの妻からの、全人格否定の言葉。
「勝手は許さない」と萌奈美を連れ戻そうとした時、その前に祐が立ちはだかる。
妻が、何にも出来ないと思っていた妻が、自分がバカにしていた男を選んで、その男と出て行く。

今、航一の中でプライドとか、いろーんなものが崩壊していく。
「絶対、後悔させてやるぞ!」と捨てゼリフ。
冬彦さんは泣き喚いたけど、院長はさすがに病院でそれはしない。

タクシーを拾い、病院を後にする2人。
しかし、それを見ていたのがお見舞いの手作りのお守りを持って、姑の章子と来ていた琴音。
そうと走らず、タクシーは走っていった。

「何で」と立ち尽くす琴音。
今日でなければ絶対にダメ、と章子を振り切って作っていたお守りなのに…。
そしてそれを見送る章子。
航一と章子のコンビを組んだ攻撃が、予想されます。

心の中で見下していた萌奈美あっての存在だと思い知らされた理恵の、陰険な仕返しもまだまだこれから。
でもこの人、どんどんドツボにはまると思う。
しかし、病気の人を前にして、航一の周りは誰も彼も自分のことしか考えてないんだなあ…。
心が弱くなったところを、萌奈美が祐にすがっちゃっても、しょうがないかも。

琴音の手から落ちたお守りは、萌奈美の心のよりどころだった琴音との絆がゆらいだということか。
この子を利用して、航一と章子は、祐と萌奈美にうんと罪悪感を植えつけて、攻撃してくることでしょう。
琴音と肇が、かわいそうだなあ…。

兄に苛立ちながらも、結局は兄に協力してしまう弟に心温まった。
佐藤健さん、いいですね。
支える安奈ちゃんもいい。

草なぎくんは抑えた演技してましたが、ここに来てカッコイイ見せ場が来ました。
萌奈美を連れ出す時、航一の前に立ちはだかった時の目は決意みなぎってましたよ。
昼間、前半のダイジェストやってましたけど、後半は動きが出てきそうですね。

というか、戦わざるを得ないのでは。
ツッコミどころはたくさんあると思いますけど、私はそれも含めて楽しんでます。
演技力はあって真面目な人だから、彼を見ているだけでも楽しめるんだと思います。


日曜の夜くだらないことを思う

少し前、テレビ東京で日曜日には「田舎に泊まろう」という番組を放送していました。
行き先を告げずにゲストを田舎に連れて行って、そこで一晩宿を借りて、翌日一宿一飯の恩義で何かお手伝いをして帰って来るという番組でした。

要するにコミュニケーション取ってくる番組で、一応、どんな田舎に行きたいか希望を聞きます。
「新・仕置人」のサディスト同心・諸岡さまこと、清水紘治さんもご出演してました。
それでか、悪役俳優さんでやってほしいというとんでもない提案を聞きました。

「今井健二さんで!」
なぜか盛大にウケてしまった。
あの方のシャイな感じが、とってもかわいらしいだろうなと思いまして。
いえ、私はお泊めしますよ。

「内田勝正さん!」
オッケー!
「五味龍太郎さん!」
おもてなしします!


「冬のサクラ」見ていたんですが、日曜日の夜、「金曜日、頑張った自分にビール」というCMを見ると、ガックリしませんか。
明日から月曜日。
日曜の夜の、くだらない発想でした。


転機だったのか 7話「閉じたまなこに深い闇」

時代劇専門チャンネルの「仕置人」が、「閉じたまなこに深い闇」「力をかわす露の草」「利用する奴される奴」まで来ました。
聞いた話ですが、「閉じたまなこに深い闇」を見て荒い気持ちになり、殺人まで行ってしまった…と証言した犯罪者がいたとか。
後には否定したらしいですけど、それでこの後、「仕置人」はややソフトな路線になったそうです。

必殺に出てくる悪の検校は目が見えている、という印象は「閉じたまなこに深い闇」から来たんでしょうか。
「必殺仕置人」第7話、「閉じたまなこに深い闇」。
転機だったのかな?

ある三味線弾きの女性が「両親の仇、あにさんの仇」と斬りかかり、主水に取り押さえられた。
主水は錠に娘を預けたが、娘は鉄が連れて行った。
検校から金を借りている奉行の命令で、主水は娘を検校にひったてていかなければならない。

鉄は主水が娘を迎えに来た際、検校に斬りかかった理由を教えてみろ、と言う。
救えない者に話させたって、しょうがないじゃねえか!と怒る錠。
いいじゃねえか、木戸銭払うわけじゃねんだから!と言う鉄の言い分がおもしろい。
娘を差し出さなければならない主水も、そっぽを向いて娘の話を促す。

検校を襲った娘から聞いた話は、こうだった。
生まれつき目の見えない弟に店を閉めて検校ができるよう、お金を持って京に上っていた両親と弟を使用人の弁蔵が殺した。
その金で弁蔵は検校になった…と思った娘は、斬りかかったのだった。

検校の屋敷の門の前で「悪いが、縄をかけさせてもらうぜ」と言う。
素直にうなづいた娘に縄をかけ、娘が検校の屋敷の者に引き渡されていくのを見ても、何もできない。
思わず、無力な十手で検校の看板をパン!と割る。

半次とおきんは、娘に渡された金で、自分たちでお念仏をあげてやろっか?と言う。
鉄たちはまず、弁蔵が検校かどうかを調べることにする。
目が見えるかどうか。
鉄が按摩を装って潜入するが、わからない。

助けられない者はほっておけ!と怒鳴った錠なのに落ち着かず、屋敷に娘の遺体を引き取りに行ってやる。
屋敷内にある遺体を、安値で引き取って葬ってやると錠は言ったが、屋敷内でお手討ちになった者はいないと言われる。
娘はなぜか、生かされていた。
閉じ込められていた娘を鉄と錠が助け出す。

しかし、娘は検校の用心棒に殺されてしまった。
おきんは検校に金を借りに行き、借金のかたに検校に召し上げられることになり、さらわれてしまった。
そして、検校の目が見えることを突き止めた。

鉄と錠と半次は仕置きを決意、鉄が娘を背負い、検校屋敷に連れてきた。
屋敷に乱入した錠の空手の構え。
娘を直接殺害した用心棒を見つけると、槍を叩き込む。

逃げ出した検校の寝所に、娘が横たわっている。
検校を目潰しし、断末魔をあげるうち、娘の三味線のバチで首を切り裂く。
鉄は娘のあわせた手に、バチを置いてやる。

今回は主水は仕置きは休み。
でも、釣りを見物していた主水の前に、橋の上から紙包みが投げられる。
橋の上には、おきん。

おきんが主水に向けて「し、お、き、りょ、う」と口真似をする。
手を振って、ひらひらと去っていくおきんに向かって、「ちょっと待ってくれ、今回俺は何もしてねえんだ。これを貰うわけにいかねえよ」と叫ぶ主水。
長屋に戻ったおきん。

検校から取った証文を、錠と半次が燃やしている。
鉄は洗濯をしている。
おきんは検校から借りた金を、追加の仕置料と言って配る。

ちょうど「仕事人III」では仕事に不満を言う主水が、しっかり仕事料を貰っていくのに加代や秀が文句を言っていた回。
無力な十手、それでも召し上げられるとまずい主水。
そんな気持ちからか、ここでは主水が仕事はしていないから、とおきんに仕置料を返そうとする。
「仕置人」から放送が始まって、ずいぶん時間がたって、主水も変わりました。

娘から検校を狙ったわけを聞いて、ムカムカしてキセルをふかす鉄。
口元がワナワナしている。
助けられないことがわかっているんだから、同情なんかするな!と怒鳴っておきながらいてもたってもいられない錠。
シィッという声とともに、構える錠のアクションがカッコイイ。

怒りの鉄のすさまじい仕置き。
誰の、何の恨みか、というのがはっきりしてる。
世間的には無力な、仕置人たちのそれぞれの行動とか、表情が魅力的。

みんな悪で、情け深くて、すごい魅力的なキャラ。
でもこれ、今じゃ到底、作れない話なんでしょうね。
この回が転機になったとしても、悪の上を行く悪、と自分たちを称する仕置人たちのどうしようもない怒りと悲しみが良く出ている回でした。



プロフィール

ちゃーすけ

Author:ちゃーすけ
癖の強い俳優さんや悪役さん大好き。
俳優さん、ドラマ、映画、CMその他、懐かしいもの、気になるものについて、長々と語っております。

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