地井武男さんが、29日お亡くなりになりました。
70歳、早いです。
体調不良で「ちい散歩」を降板してから、復帰を待っていました。

駐在さんや若い刑事さんたちをまとめる課長も良い味出してましたが、悪役も迫力ありました。
人の良い地井さんだけ知っていると、ビックリすると思います。
「ちい散歩」見ていると、カメラさんにも「はい!」と食べさせていて、とっても人柄が良さそうで…。

少し前の木曜日は、「空から日本を見てみよう」を見てから、地井さんも出ている「和風総本家」でした。
萬田久子さんの横で地井さんが答えたり、アナウンサーにいじられるのが見ていて楽しかった。
復帰されると信じていたので、悲しいです。

もう地井さんが見られない。
緒形拳さんの時や、藤田まことさんの時もすごく感じたんですが、いるのが当たり前になっている人がいなくなるのは、ショックです。
世の無常を感じます。

地井さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。


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2012.06.30 / Top↑
小野ヤスシさんの訃報が入ってきました。
近年では、2時間サスペンスのシリーズで刑事課長さんでした。
この前の作品では出演されていなかったので、気になっていたんですが、体調不良で出演されなかったんでしょうか。
寂しくなります…。

小野ヤスシさんのご冥福を、お祈り申し上げます。

2012.06.30 / Top↑
東京MXテレビで月曜日夜7時30分から放送されている「北斗の拳」ですが、CATVで見られるアニマックスでも放送してました。
…と思ったら、いきなり最終回前~!
ケンシロウがカイオウと戦って、カイオウの拳が破壊されてる~!
リンが眠りについてる~!

がくっ。
ラオウを見るには、MXを待ってないとダメなんですね。
しかしアニマックスは毎日放送してくれたみたいですが、MXの方は先が長い。
まだジャッカルが出て、デビルリバースが出てるところでした。

ということは、テレビアニメではまだ、南斗聖拳のシンがいるんですね。
私は勝手に、もう、拳王がトキを幽閉していた牢獄「カサンドラ」でしたっけ?
あの獄長・ウイグル辺りかと思ってました。

アニメは原作とは違って、カーネル率いる「ゴッドランド」の部下たちもシンの配下だし、サイドストーリーも多い。
連載がまだ続いていたので、先にアニメを作っちゃうわけにいかないですからね。
原作知っていると「早く早く!ラオウが出て来てほしい~」と歯がゆいんですが、放送当時、そこは割り切って楽しめてました。

今週の放送終了後、コミックを探しました。
すると、ラオウ編終了までは順番どおりにあったけど、その後の天帝~カイオウ編がないっ!
カイオウが滅びるところからは、ある。

私はカイオウが嫌いなのか。
アニマックスもコミックも、いきなり最終回。
自分が悪いのよ。

この後はラオウの子・リュウとの旅の話があったのが、私の持っているコミックスではいきなりリュウが預けられている。
そして記憶をなくしたリンとバットを結びつけて、終わり。
どーしたの、他の部分はどこに行っちゃったの!って、誰かに貸したか紛失してるんですね。

しかし、ラオウに子供がいたのには驚いた。
一体、誰との間の子なんですか!
海のリハクの娘・トウとの間に生まれた子なら、まだわかる。


それで「北斗の拳」って終了後も、外伝とか、テレビアニメとは別のオリジナルアニメ作品とか、いろいろあるんですね。
確かに登場人物多いし、それぞれにドラマ背負っているのでできそう。
ケンシロウの他に、3人も兄がいるわけですし。
ラオウとトキには、原作では兄弟のドラマがちゃんと用意されてました。

しかし、ジャギにはなかった。
3男ジャギにはラオウやサウザーのような、圧倒的な強さに裏打ちされた悪の魅力…というのもない。
ひたすら卑屈で、卑怯。
だから、大して描写することも、そんな必要もないキャラだったのかもしれません。

ジャギは2人の兄が強い、または崇高だったので、コンプレックスを感じていたんでしょうね。
さらに下の弟が伝承者としてできた男になっちゃったので、ヒネちゃった。
学校の時の友人が、「小さい頃、ピアノ習ってたんだけどね。1年やってた私に、あっさり弟がバイエル追いついた時のこと思い出すと、ジャギの気持ちがわからんでもないわ」と…。

そう考えるとジャギも哀しい…。
凡人の私にもこの気持ちはわかる、うむ。
気持ちだけ、行動はダメ。
リュウケンはラオウの前に、ジャギも封じておけば良かったかもしれませんね。


そして、私の好きな「サイレントサバイバー」のオープニングに現れるのは、シン、レイ、シュウ、サウザー、トキ。
もう1人はリュウガ、でよろしいんでしょうか。
オープニングのケンシロウの後ろに現れるレイ、シュウ、トキ、リュウガはわかるんですが、バチバチに対決したシンやサウザーの顔が穏やかなのが感動的です。
「横溝正史」といい、今のドラマも楽しいけど、昔のものも懐かしく、楽しいです。


2012.06.29 / Top↑
伊藤エミさんが死去されていたことが27日、明らかになりました。
ザ・ピーナッツの方です。
といえば、私にはこれです。
「モスラ」を呼ぶ小美人。





これ、何語なんだろう…、と思いました。
ものすごく、エキゾチック。
異国情緒たっぷりの歌に感じました。


神が創った最強の生物・リヴァイアサン。
無敵のリヴァイアサンは海を支配するが、生きるものは無敵になってはいけない。
リヴァイアサンが暴れたら、世界は破滅してしまう。

考えた神は、リヴァイアサンにも天敵を作った。
それは小さなトゲウオ。
リヴァイアサンは、この小さなトゲウオのトゲで倒れる。
こんな風にゴジラの天敵として神が、地球が用意したのが、「モスラ」と思ってました。





小美人の歌に呼ばれて近づいてくるモスラ。
ゴジラが正義の味方ではなく、人間に対する破壊神という位置で登場する場合、それに対抗するのがモスラという認識でした。
破壊するゴジラの前に飛んでくるモスラは、最後の希望。
「地球の救世主が来た」みたいでした。





後に破壊神はゴジラではなく、キングギドラになっちゃった感じですけどね。
しかも、宇宙、地球の外から来る侵略者だし。
ゴジラもモスラもラドンも、地球にいる怪獣は力を合わせて、キングギドラを撃退するのでした。
最初、モスラ1人が頑張ってて、危なくて、「モスラ頑張れー!」と思いました。

いや、私、キングギドラと言うキャラクターも大好きですけど。
しかしモスラと言ったら、小美人がいてほしい。
小美人が呼ばないなんて、モスラじゃない!と友人は言った。

わかる!
その時、今ならあの、双子の女優がやるのかなと話して考えました。
すると、ザ・ピーナッツのすごさが認識されてしまったのでした。

「エイリアン」のヒロイン、シガニー・ウィーバーも大好きだという「モスラ」。
日本の怪獣映画は何という、ファンタジーに満ちているのかと言っていました。
モスラは虫が嫌いな私でも嫌いにならないどころか、大好きです。
繭張っちゃうとか、妙にカワイイ。

そのモスラを子供に印象付けてくれた、ザ・ピーナッツ。
80年代に「フランクチキンズ」という、イギリスで活動していた女性コンビが「モスラ」を歌いました。
外国でも「モスラ」は通用するんだなと、感心した覚えがあります。

伊藤エミさんのご冥福を、お祈りいたします。



2012.06.28 / Top↑
6月11日にロンドンへ行った友人から、エリザベス女王さまの絵はがきが来ました。
ロンドンオリンピック前で盛り上がっているし、花が咲いていてとても良い季節だそうです。
この友人の会社が、占い師さんを呼ぶことがありました。
それで、私をここのタロット占いに連れて行ってくれたことがあります。

3月の半ばごろ。
いや、最初、私は「占いはいい、怖いし、いい。怖いからヤダ」と抵抗した。
タロットって、絵柄も怖いし。

だけど、「占いごときで人生変わりゃしない!良いことだけ信じてればいいの!」と言って連れて行ってくれた。
でも占い師さんは、「占いで出たから絶対こうなる!というものじゃない。こういう傾向があるみたいだから、気に留めてとか。こういうことが起きる可能性があるから、そうしたらこういう風に対処しようと考える余裕を持ったり、予防する為に活用してくれたら」と言う、良い人でした。

それで、結果として悪い結果は出なかった。
ちょっと、ギョッとするような当たり方はしてましたので、そこはビックリしました。
これで、ハマる人いるんだな。

それとは別に手相って言うのは、いつも使っている手だし、やっぱり職業やら何やらで個人個人が違うし、何かあるんじゃないかなと思ってしまってました。
だけど、町の占い師さんに見てもらおうとは思わなかった。
去年、病気の時は「良い手相を信じよう!」と思ったけど。

思えば、まだ学生の時は、それなりに占いは見ていました。
雑誌の最後のページで、自分の星座を探して見たり、1年の最初に四柱推命や干支や、おみくじを引いたりする程度ですが。
転職や恋愛に悩んで、何度も何度も、それこそ週に一度は同じ占い師さんや、違う占い師さんに見てもらって、月に2万とか使う同僚がいたけど。

それで同僚は、ある占い師さんと親しくなって、自宅に招かれたと言って、ある日、会社を早く出て行ったんですね。
翌日、昨日はどうだった?と聞くと、迷いながら占い師さんの自宅にたどり着いた、と。
そうしたら、玄関ドアに手紙が貼ってあった。

占い師さんの娘さんが急に熱を出したから、急遽、本日は取り止め、ごめんなさいと書いてあって、遠くまで迷いながら行ったのにガッカリしたと言う。
「彼の気持ち」とか本人に聞いた方が良いし、「彼の性格」とか、それこそ見ていてわかるのは占い師じゃなくて、付き合いがある彼女の方だろうに、と思ってました。
…って味気ないですね。

でも私は占い師さんにドタキャンされた彼女に「ねえ、占いに振り回されてるよ!」と言いました。
しかし、彼女は誰かに自分の悩みをじっくり聞いて、「間違ってないよ」「うまく行くよ」と言ってほしかったんですよね。
だって転職して、浮気な彼と別れたら、ころっと占いはやめてしまった。

私は、例えば去年の自分の病気みたいな、超現実というべきものに直面してからは、占いではどうしようもないと思ってしまっているところがどこかにあるんですね。
それで、やっぱり、良心的な人は、病気のこととかは聞いても答えないらしい。
私の見てもらった占い師さんも「私は医者じゃないですから、病気のことは占いではなく医者に行ってほしいんですよ」と言ってました。

思えば、ロンドンから絵はがきをくれた友人も超現実に直面していることがあるせいか、占いは娯楽という捉え方をしているように見える。
占いがどうだろうと、ロンドンには行っちゃうだろうし。
「怖いからやだ」と言う私の方が、まだまだ惑わされるってことでしょうね。

でも、何でも占いで先を知ってしまって、やる気をなくしたりするのは嫌だなと思ってしまうから、質問も限られてしまう。
しかしこんな私が、考えたら2月から何だか人との付き合いなどで、4回ぐらい占いに関わる機会があった。
聞きたいことは友人に連れて行ってもらった3月の占いで聞いているので、何度も同じことを聞いてもしかたない。
だから、その時々で聞くことは、それぞれに違った。

でも不思議と、あるものに対しての結果が似ている。
ほー?という感じがしています。
今の状況からすると、「本当に?」って思っちゃうんだけど、ちょっと楽しみにしていようと思います。


2012.06.28 / Top↑
古美門のもとを去った真知子。
1年ぶりに、古美門法律事務所を訪ねてきた。
花を用意し、真知子を歓迎し、紳士的に話をする古美門。
真知子もまた、大人の女性らしく振る舞う。

現在、真知子は黛法律事務所を立ち上げ、個人で仕事をしている。
今回、真知子が古美門のもとを訪ねたのは、彼女が準備している訴訟を共に戦おうという相談だった。
その真知子の依頼者は、八木沼佳奈。
あの1年前の仙羽化学の公害訴訟で、会社から極秘文書を持ち出し、告発した開発者の女性だ。

裁判後、佳奈は仙羽化学のライバル社・フロンティアケミカルラボにヘッドハンティングされ、転職していた。
だがそれは表向きで、佳奈は会社に飼い殺された挙句、解雇されたらしい。
仙羽化学とフロンティアケミカルラボはライバル会社のように見えるが、実は両社の社長は大学の先輩と後輩という間柄だった。

その関係を使って、仙羽化学が報復人事を行ったのだ。
佳奈は、両社を訴え、真知子が担当することになった。
仙羽化学の代理人は、三木だ。
真知子は「私たちが一緒にやるべき仕事」と古美門に力説するが、古美門はスケジュールがないと断った。  

裁判当日、三木や井手と真知子が対決する中、古美門が入廷してくる。
協力してくれると真知子が微笑んだ次の瞬間、古美門は真知子の前を通り過ぎ、三木の隣に立つ。
「本日、フロンティアケミカルラボから顧問を任され本件を担当代理となりました、古美門研介で~す」。
何と、古美門はフロンティアケミカルラボの代理人だったのだ!

「ひどい!先生は私の味方だと思っていたのに」。
「何を言う、いつも私は君を助けてやっただろう」。
「私だって先生を助けました」。

「な~にを言う、すべて私の実力の勝利だよ」。
「あの時だって、(代議士やら圭子さんやら、今までの案件を持ち出して)ぎゃーぎゃー」
裁判長「また、あなたたちですか…。あの!裁判始めてよろしいですか!」 

大人のしっとりした女性はどこへやら、真知子は古美門の事務所へ怒鳴り込みに行く。
だが古美門は、真知子のことを「この低能が私に勝てる確率など上空8千メートルからゴルフボールを落として、ゴルフカップに住んでるモグラの鼻に当たる確率よりも低~い!」と言う。
受けて立つ真知子。
真知子は、解雇の無効と、未払い賃金の支払いと慰謝料で2千万円を提示。

仙羽化学からフロンティアに佳奈が引き抜かれた代わりに、フロンティアから仙羽に反対に引き抜かれた金沢が証人として出廷。
佳奈同様、金沢は飼い殺しにあって解雇されたという。
つまり、佳奈と金沢、やめさせたい社員を交換して退職に追い込んでいるのではないか。

会社で金沢は孤立していたと訴えると、三木は金沢の趣味を暴露した。
「あなたには秘めた部分がありますね?そして、それをときおり、解放したくなる。今、ここでそれを解放してみませんか?」
「いや、それは」。

「どうしました?それこそが本当のあなたでしょう。それを会社でも、時には解放するのでしょう。何も隠すことはありません。本当のあなたを私にお見せください」。
「わかりました」。
金沢はSM趣味で、この日も服の下には女性物の扇情的な下着とガーターベルトをしていた!

それを露わにした金沢は、自分の趣味を誇る。
「これでは孤立もやむなしではないでしょうか、裁判長!」
孤立の理由がこの趣味では、いたしかたない…。

古美門と三木は互いの会社の社長を交えて、話し合うが、実は仙羽の池部社長(神保悟志さーん♪)は、佳奈と不倫関係だったことがあった。
さらに、別れを告げた、捨てた形なのは佳奈だった。
そこを法廷で明らかにすれば、報復人事と言う主張は成り立つ。
だが、佳奈の秘密を暴露し、仙羽の家庭をも壊しかねない行為は真知子にはできないだろうと古美門は言う。

古美門は真知子を呼びつけ、和解の提案をする。
拒絶する真知子に服部が、真「古美門先生は、黛先生を案じておられるのです」と言う。
「それはわかっています。わかっていますけど」。

「黛先生はかつて、こうおっしゃいました。古美門先生にはなれない弁護士になってみせると。黛先生はまっすぐにその道を進めばよろしいのでは?黛先生のひたむきな瞳は、きっと人の心を動かすことができますよ」。
そして真知子にしかできないことがあると教える
「旅人のコートを脱がすのは、北風だけではありません。古美門先生が北風なら、黛先生は太陽…」。

その言葉に真知子は、日照権で戦った人権派弁護士の大貫善三を居酒屋に呼んで相談する。
大貫は仙羽とフロンティア、両方を相手にするのは、「ゴジラとガメラを一度に敵にまわしたらだめだよ」と言う。
要するに共食いさせることだと大貫はアドバイスする。

「ゴジラとガメラを敵対させれぱいい。ゴジラ対モスラとか、いや、ゴジラとキングギ…(キングギドラ!)」
真知子「例えはもういいです」。
「それにしてもゴジラ対ガメラ…、見たいな」。

次に、古美門に叩きのめされた杉浦検事にも真知子は相談を持ちかける。
真知子の誉め言葉によって自信を取り戻した杉浦は、「証人がいない時の武器は、相手の証人だ。古美門が立ててくる証人を、自分の手札にすることが出来れば、きっと勝てる」と教える。
そして杉浦は言う。
「どんなに強い者でも、いつかは必ず負ける日が来る。そして大抵、意外な相手に負けるものだよ」と。

真知子はさらに、鹿児島にいる古美門の父・清蔵(中村敦夫さん♪)にも電話をかける。
清蔵は「こんな老いぼれ当てにすることないでしょう」と言う。
息子の手の内は、今や真知子が一番知り尽くしている、と。

「何も恐れることはない。あなたの良さは、そのまっすぐさだ。その目を見ていると、惹き込まれる。みんなあなたに、味方したくなるはずだ」。
「まっすぐ、相手の目を見て、ただただ誠心誠意ぶつかればいい。邪道は所詮、邪道。正道には適わぬものだよ」と清蔵は言った。
「ドスは腰を低くして、身体ごと相手に預ける要領でぶつかる。心の臓ではなく腹を!」

さらに真知子は、古美門の元妻の圭子・シュナイダーにメールで相談した。
返事は真知子が「はやっ!」と言うほどすぐに来たが、そこには「知るか」と一言だけがあった。
「女・古美門だった…」。
だが、メールを下にスクロールすると、そこには「バカで頑固で夢想家。世界を変えてきたのは、いつもそういう人」とあった。 

真知子はアドバイスを元に、仙羽を抜いて、古美門のフロンティアのみを相手にすることを考えた。
三木が古美門を恨んでいるサオリの話をし、真知子は三木に「古美門先生を倒しましょう」と持ちかける。
サオリという女の子が、訴訟に勝つ為に古美門によって死に追いやられたことを、三木は許していなかった。
なんとしても古美門を倒したい三木は、フロンティアの弁護から降りた。

古美門は、村上と言う研究者を証人に立てた。
金銭トラブルを抱えている村上は、古美門に金で有利な発言をするはずだった。
だが真知子は村上を見つめ、「八木沼さんは、かつてのあなたです」と言った。

「あなたは成功した。しかし、あなたにも八木沼さんのように不遇な時代もあったでしょう?すべての研究の成果は、そうした冷遇に耐えた研究者の努力の結果ではないのでしょうか?あそこにすわっている人はあなた自身ではないのでしょうか」。
何度も資金が底を尽き、無駄な研究だと世間に笑われようとも、諦めず研究に没頭していたあの頃のあなただ、と。

若き全ての研究者の指標として、答えてほしい。
「八木沼さんに対し、フロンティアが用意した待遇は適切だったとお思いですか?」 
かつての研究者魂を呼び覚まされた村上は「適切とは思わない」と答えてしまった。
さらに古美門に金で証言をする約束をしたと村上は暴露し、「私は正しいことをした者が報われる社会を望む者です」と言ってしまう。 

さらにフロンティアの池部が、報復人事の相談をする電話を沢地が聞いたと証言する。
古美門は、沢地の証言など当てにならない。
自分に振られた腹いせで、沢地は自分の邪魔をすることを生きがいとしていると言うが、逆に沢地は古美門が圭子と結婚中に自分に言い寄ってきたメールを読み始めた。

「当時、奥様がいらっしゃったにもかかわらず古美門先生が私に出したメールも保存してあります。『君江ちゃん、どうしてそんなにも僕の心を惑わすの?夕べまた、君の夢を見ちゃったよ。君にお尻ぺんぺんされてる夢。正夢になるといいな』」。 
古美門は「やめてー、お願い!」とすがりつくしかなかった。
参った様子の古美門に真知子は、「和解は絶対にしません」と言う。 
ヘトヘトに見えた古美門だが、真知子に「君は致命的なミスを犯していることに、当然気付いているだろうな?最も大事な鍵を投げ捨てたことだよ」と言って階段を降りていく。

そして家での食事中、今度は蘭丸が隠密活動からの引退を告げる。
真知子に俳優に専念するよう、言われたのだ。
俳優への夢を思い出した蘭丸は、別れを告げて去っていく。
「まーゆーずーみー!」と古美門は怒る

古美門はスポーツクラブで池部に接触しようとするが、真知子が邪魔をする。 
真知子は、古美門が勝ちにこだわる理由が分かった、と言う、
サオリではないのか。

古美門は勝つために、罪のない子の命を奪ってしまった。
なのにもし勝利にこだわることをやめたら、古美門は自分がしたことを否定することになる。
だから古美門は勝ち続けることで、罪の意識から必死に逃げ続けていると真知子は分析した。
「その旅は、きっとお辛いものだったでしょう。勝たせて頂きます。それが、私の先生への恩返しです」と真知子は言う。

裁判の日。
真知子は語る。
清蔵に言われたように、真摯にまっすぐに。

「私は、この裁判で多くのことを学びました。正義とは何でしょうか?法とは何でしょうか?この世界に正義などない。勝った者が正義だ、と言う人がいます」。
古美門がクローズアップされる。
「私もそうかもしれないと思った時期もありました。でも今は確信を持って言えます。我々人間には、正義を愛し、求める心があると。裁判は勝ち負けのゲームでも、金もうけのギャンブルでもありません。また、傷つけ合う場でもないはずです」。

「裁判はきっとどこかにある正義と真実を見つけ、みんなが幸せになれる道を探す場なのではないでしょうか。正しい人が報われ、幸せになれる社会。そんなのは夢物語。現実は非情。確かにそうかもしれません。でも、人は夢を見るから生きられるんです。理想を叶えようとするから、私たちはこの諦めに満ちた現実を生きていけるんです。私は理想が現実を覆せると、信じています。必ず」。 

真知子の言葉は傍聴人に響き渡り、涙ぐむものもいた。
対して古美門は「ありません」と、反論をしなかった。
傍聴席でずっと古美門と真知子の裁判を描いていた男が、古美門にノートを渡した。
「いい弁護士になったね、彼女」。

夜、家でノートを見ている古美門。
真知子の顔の横に「大変よくできました」のマークが描かれている。
服部が話しかける。

「どうやら先生は、とんでもない弁護士をお育てになられたのかもしれませんね。きっと心のどこかで、期待されていたんでしょう。いつかこの方が、自分を負かしてくれるのではないかと。勝ち続けなければならない生き方も、お辛かったでしょう。そろそろその重荷も、降ろされてもいい頃では」。
古美門は黙って聞いていた。

判決が迫った。
真知子は駄目押しで追加の証人として、池部社長を出廷させた。
池部は真知子の情に心を動かされていたはずだった。
証言台に池部が立った。

「あなたは確かに、フロンティアの社長に対して報復人事を依頼しましたね」。
「私は、社員だった八木沼君に報復するため、フロンティアさんとの間で、不当解雇する取り引きを行った…」と言う言葉が池部から出る。
だが、次の瞬間、池部は「そんな事実はありません!」と口走った。

「そうでしょう…、ええーっ?!」
「まったく記憶にありません!」
話が違う。
仰天する真知子。

畳みかけるように、今度はフロンティア側が証言。
そして古美門が演説を始める。
仙羽とフロンティアの間に、そのようなやり取りの電話はなかったと通話記録を提示してくる古美門。

他の社員同士にも、そんな記録はない。
店の公衆電話ではなかったかと真知子は抵抗するが、古美門は先ほど、池部は通話には携帯を使っていたことを明言していたことを指摘する。
古美門は、真知子が仙羽化学とフロンティアが取り引きをしていたことを証拠を示す確たる証拠を何一つあげられていないと言う。

そして、「そちらの弁護士先生」が主張なさったことは、何の論理的根拠もなく、ひたすら情に訴えるのみの「中学生が同人誌に投降して落選するライトノベル以下の作文であり、しかも自分に酔って涙する始末」と言った。
さらに「裁判は夢を探す場所?そんなものを見つけたければ、インドのガンジス川か、下北沢の三流劇団にでも入りたまえ」とまで言い放った。
「失礼、言葉が過ぎました」と古美門は謝りながら一転して、おごそかに話し始める。

「我々は神ではありません。人間はこの私も含め、愚かな、感情的で、間違えてばかりの、ちっぽけな生き物です。そんな人間に、人間を裁くことはできるのでしょうか?いいえ、できません。だから人間になりかわり、法が裁くんです!」と言う。
「どんなに怪しかろうと、どんなに憎かろうと、一切の感情を排除し、法と証拠によってのみ、人を裁く。それこそが、我々人類が、長い歴史の中で手に入れた、法治国家という、大切な大切な財産なのです!」

「公明正大なる裁判所におかれましては、情緒的な弁論に惑わされる事など微塵もなく、徹頭徹尾、法と証拠のみに基づいて、判断なさることでしょう」。 
古美門の言葉に裁判官はうなづく。
判決は「原告の請求を、いずれも棄却する」。
真知子の負けであった。

「勝ったと思ったかー!百億万年早いわー!」と、古美門は判決文の最中に真知子に向かって嘲笑う。
金切り声を上げ、髪の毛をかきむしる真知子。
「あの~、判決読んでいいかな~?」と裁判長が言う。

判決の後、佳奈はタイから引き抜きの話があると、タイに向かうことを話す。
「君のような優秀な人材が、タイに流出したのは日本の損失だろう。何年か後、日本は後悔するだろう。タイで不当解雇されたら、私が担当しよう」。
佳奈は笑って去っていく。

古美門と池部は、組んでいたのだ。
「いつから…」と聞く真知子に古美門は「最初から」と言う。
池部が守りたかったのは、元愛人ではない。
不倫がばれたら、崩壊しかねない家族でもない。

池部が守りたかったのは、仙羽という会社だけだったのだ。
最初から古美門は真知子に罠を仕掛けていた。
その罠に真知子は、アッサリ引っかかった。

池部を引っ張り出さなければ、勝てた。
だが真知子が池部を引っ張り出すだろうことは、古美門にはわかっていた。
真知子の手の内は全て読み、行動まで見切っていたのだ。

「自分が成長したと思ったか?ぜ~んぜん成長してない。ぜ~んぜん!」
「私を追いつめたと思ったか?遊んでやっていただけだ」。
「一度、次期惑星探査機『はやぶさ2』にくくりつけられて、数年間、小惑星を探査してくるといい。少しは、マシになるだろう」。
「成層圏で燃え尽きなければ、なー!」 

古美門の悪態に真知子が思わず聞く。
「私、何がいけなかったんでしょうか?」
「旅人のコートを脱がせたくらいで、勝てると思うな?太陽やるなら灼熱地獄で、パンツ一枚残さず剥ぎ取れ。それくらいでなければ、理想と現実を変えることなどできやしない。もっともっと強く、賢くなれ、『朝ドラ!』」  
打ちのめされたかに見えた真知子だが、古美門にはまだやることがあると言って立ち上がる。
「先生は、決着をつけるべきです」。
真知子は古美門を連れ、三木の事務所へ向かう。

三木と対峙した古美門は「あの子は死ぬ運命だったんです」と言う。
デスクから写真たてを取りだし、三木は「サオリの目を見て、もう一度今のセリフを言ってみろ」と、古美門に写真立てを突きつける。 
古美門が目をそらす。

「サオリは私にとって、娘同然だったんだ!」
古美門が写真立てをはじく。
写真立ては、真知子の前に飛んで来た。

その伏せられた写真立てを拾って見た真知子。
「あの…、サオリさんって…」。
沢地は、サオリは新薬開発の投薬実験にされたと言った。
だが、そのうちに三木はサオリに癒され、本当の娘のようにかわいがり始めたのだと。

サオリとは新薬の実験の為の、ハムスターだった…。
しかし、古美門は実験をやめようとはしなかった。
「勝つためだった、勝つためだったんだ~!」

古美門と三木の殴り合いに呆然とする真知子は「じゃ、あなたは…、何が…」と沢地に尋ねる。
沢地は「私?」
嫣然と微笑んだ沢地は「私は男のケンカが好きなの」と言った。
そして古美門を殴っている三木を見て、沢地は高らかに笑い出した。

古美門の家に戻った真知子は、服部に全ての窓を閉めてくれるように頼む。
そして服部に大声を出すことをことわると、耳をふさいだ服部を前に天高く真知子は叫ぶ。
「なんじゃー、そりゃあああー!」

真知子はまた、古美門への借金返済のため、古美門の事務所で働くことになった。
給料は70%だと言う古美門に、80%で20%を返済にと言う真知子。
そこで蘭丸も来年から役者に専念することにした、と戻って来る。
古美門と真知子は、今日も裁判所の前でも言い争うのだった。



いや~、真知子が優勢に進めていたので、これは真知子が負けるなと思いました。
最初に古美門が優勢だったら、真知子が逆転勝利だなと思ってたんですが。
本当にその通りだった。
裁判に勝つ執念と根性がもう、佳奈と真知子より仙羽社長と古美門の方が強かった。

真知子は佳奈に対する正義感と責任感から仙羽に対して不当解雇を訴えたが、大金もらって、居続けてるのが佳奈の幸せなのか。
それより新天地に行くのが、佳奈の再出発には良いのではないか。
これ、依頼人にとって一番良い方向へ導いてやる、圭子さんの離婚訴訟の時と同じですね。
だからか、負けた佳奈の表情がサバサバして、明るかった。

真知子は途中までなら、勝っていた。
そして、社長の証言ではなく、仙波とフロンティアの取引の証拠をつかむべきだった。
でも仙波の社長が証言してくれると思って、勝ちのダメ押しをしたから負けた。
真知子がそうするであろうことを、古美門は読んでいた。

たぶん、古美門は真知子の性格を読んで、全てを勝ちに結びつけるように動かしていたんですね。
圭子さんもそういう「操られ方」していたから、嫌になってしまったんだと思う。
しかし、真知子はめげない。
古美門事務所におかえり、真知子。

そして見ているうち、三木のサオリは、絶対!バカバカしいオチで終わってほしいと思うようになって来ました。
うんとバカバカしくしてほしい!
そうしたら、ほんとにモルモットじゃなくて、サオリちゃんはハムスターだった!
勝つ為に全てを尽くすのが古美門なら、例えハムスターだろうが愛の為に尽くすのが三木さんだったんですね~。

いや、ハムスターかわいいですよ。
愛情を受けた動物はそれがハムスターだろうが、犬だろうが、その人には代わりがないパートナーになる。
飼ってた同僚は、ハムスターの為なら何でもしてやりたいと言って、冬に外出する時、ハムスター用のあったかカーペット買ってたもの。
部長はハムスターが死んじゃったと言って、悲しんでたもの。

沢地さんの、たまに古美門助けた理由がわかった。
三木が勝っちゃうと、争いがなくなっちゃうもんね。
古美門側でも三木側でもなく、とにかく争ってほしいのね。
沢地さん役の小池さんの旦那さんが「男のケンカ」をする職業だから…?

そしてその通り、まるで幼い少女を犠牲にしたかのような深刻さで、大の男が殴り合っている。
満足そうな沢地さんは、高笑いしてる。
脇では助手がその光景に、浸っている。
この光景に、真知子の神経が耐えられなかった。

「なんじゃああ~!」
真知子の叫びが町に、地球に、銀河系に広がっていく。
どれだけ叫んだか、この表現楽しい。
でもあまりの衝撃に古美門先生の家の壁にかかったものでも落ちるとか、花瓶が割れるとかしたらおもしろかったのに。

ゲストも大貫弁護士、杉浦検事、清蔵と豪華。
圭子さんはメールだけだけど、まるで圭子さんが浮かぶような文面!
「ゴジラ対キングギドラ」って、会社の2人の女性がバチバチのケンカした時、男性社員がボソッと言ってたな~。

そしてきっと圭子さん、この結果もわかってたと思う。
メールの向こうでの笑い顔が、目に浮かぶ。
印象深いゲストがもう一度出演してくれて、見ていた人にはうれしいサービス。

特に中村敦夫さん、大物なのにもう一度出てくれて、本当に懐が大きいです。
「ドスは腰を低くして、身体ごと相手に預ける要領でぶつかる。心の臓ではなく腹を!」って、真顔ですごいこと言ってる検事に笑った。
紋次郎してる~!

さてそんな最終回を迎えた「リーガル・ハイ」。
これは必ずしも「正しい」側が勝たない裁判ドラマだった。
勝つのは常に、古美門だけ。

だから時として、何が悪なのか、正義なのかがわからなくなる。
誰かの正義は、誰かにとっての悪になる。
光と影が必ず発生する。

最終回の裁判が、前回、前々回の大きな山場の裁判と同じ企業の訴訟から始まっているのが、そもそも、これを象徴している気がします。
国を代表する大企業相手に、死んでも構わない老人たちが勝つのが、光。
そこから報復人事が発生するのが、影。
ここで、必ずしも「正しい」側が勝たない「リーガル・ハイ」という、コメディの形はとっていても苦いドラマが、その通りに終わる。

延長無しの最終回だけど、密度は濃かった。
というよりも、前回が実質上の最終回で、今回が延長と考えられなくない。
だから最終回がちょっと弱いという印象も、あるかもしれない。

でも最終回に真知子の理想論と、古美門がぶつかったのは良かったんじゃないでしょうか。
古美門と真知子、どちらも正しい。
両極端な2人がいるから、良いようにバランス取れて、お互いの主張がより一層、鮮やかに対比される。
このドラマに、ふさわしいラストだったのでは。

真知子が「我々人間には、正義を愛し、求める心がある。裁判は勝ち負けのゲームでも、金もうけのギャンブルでもないし、傷つけ合う場でもない」と言う。
「裁判はきっとどこかにある正義と真実を見つけ、みんなが幸せになれる道を探す場」。
「正しい人が報われ、幸せになれる社会。そんなのは夢物語。現実は非情。確かにそうかもしれません。でも、人は夢を見るから生きられるんです。理想を叶えようとするから生きていける」。 

それは本当だと思う、本当なら良いとおもう。
「正しいことをした者が報われる社会を望む」彼女のような人ばかりだと、世の中はとても良くなる、暮らしやすいと思う。
しかし真知子のような感情論は、時として危うい事態を引き起こす。
だから、古美門は言う。

「愚かな、感情的で、間違えてばかりの、ちっぽけな生き物である人間に、人間を裁くことはできない」と。
「だからどんなに怪しかろうと、どんなに憎かろうと、一切の感情を排除し、法と証拠によってのみ裁く。それこそが人が長い歴史の中で手に入れた、法治国家という、大切な財産なのだ」と言う。
「情緒的な弁論に惑わされる事など微塵もなく、徹頭徹尾、法と証拠のみに基づいて、判断してくれ」と。

結局、真っ当ですくすく育った真知子は裁判には勝てず、古美門の前には通用しなかった。
けど、古美門も、真知子を全面否定はしていないと思う。
甘いとは思っても、愚かと言っても。

裁判に勝っても、心は救えない時がある。
その時に、真知子のような人が救う。
心が救えても、現実が厳しい時がある。
その時は、古美門のような人が救う。

どちらも必要。
そのバランスをとって、人間は生きていくしかない。
そういう両方を描いたのは、裁判ドラマとしては良かったんじゃないでしょうか。

古美門のマシンガントークは、楽しかった。
堺さんはすばらしかった。
爆笑な早口の言い回しは、最高。
本物の俳優さんの凄みを感じました。

法廷で今までの裁判が、真知子が自分のおかげで勝ったんじゃないかと言い争うのも楽しかった。
「またあんたたち?」とでも言いたそうな裁判長の表情どおり、法廷での「仲良しのケンカ」は楽しかった。
新垣さん自身が堺さんとの共演で、真知子同様、成長した気がします。

フロンティア側に東幹久さんを持って来て、最後まで勧善懲悪の「水戸黄門」していたのもおかしかった。
そうそう、スポーツクラブでの古美門さん、あれは「死亡遊戯」なんですか、「キル・ビル」なんですか。
しかし、服部さんは謎のままだった。
服部さんは「水戸黄門」ではなく、「服部半蔵」だったのかもしれない。


2012.06.27 / Top↑
第27話、「江戸大暗黒」。


船宿「船善」の女将・おえいが、お吉を通じて助け人に相談してきた。
水茶屋で密会しているところをやくざの兵六に見つかり、ふた月で80両もゆすり取られた。
だが今月からは10日に一度、10両出すように言われ、困り果てて相談に来たのだ。

おえいは、水茶屋で誰と密会していたのか。
利吉は一応、助け人の仕事をする以上、必要な情報だと尋ねる。
しかし、おえいは「それは言えない」と口を閉ざした。

口を閉ざすおえいに利吉は、こう言っては何だが不義密通していたなら、おえいの自業自得だと言う。
そんな利吉にお吉は冷たいと言うが、利吉は清兵衛から留守を預かっている身。
ではみんなで、この仕事を請けるかどうか協議したらどうか。
そんな話の最中、若い同心がやってきた。

利吉はお吉に急いでおえいを裏から逃がすように言い、応対に出る。
ところがそれは、清兵衛のところから事故の遭った工事に人を出してないかどうかの改めだった。
お吉は安心するが、最近、奉行所も手の込んだ探りを入れてくる。
「用心にこしたことはない」と、文十郎と平内は言う。

おえいの亭主で「船善」の主人の善兵衛は痛んでいる船を使って、使用人を2人、死なせてしまった。
その罪で現在、江戸ところ払い中だ。
それがあと、ふた月もすれば戻ってくる。
だから「その間にこの話に決着をつけたいのだろう」と、平内は言った。

おえいは船宿で誰と密会していたのか、どうあっても言わない。
利吉は、「この仕事は受けない方がいい」と主張する。
だが小判を見た平内はもちろん、龍も考え込む。
「やっちまえばいい」と龍は言うが、文十郎は「相手によってはぶっ飛ばせば良い話。まずは探りを入れよう」と言った。

その後、しのの茶屋で平内が、籠に乗ってきた男が駕籠を下りるのを見る。
男は駕籠を下りたが、忘れ物と戻ってきた。
そして駕籠をつきやぶり、転んでケガをする。
転んだ男は頭をかかえ、男たちが集まってくる。

しのは心配したが、平内はあれは強請りで、ああやって金をせしめるんだと教えた。
信じられないと言うしのを、平内は駕籠屋の主人のところまで連れて行く。
すると平内の言った通り、男たちは怪我人を盾に駕籠屋の主人から大金をせしめた。

龍が食事をしていた蕎麦屋では、一度出て行った男が財布を忘れたと戻ってきた。
蕎麦屋の娘は、財布を男に渡し、男は帰って行った。
だがその直後、別の男が財布を忘れたと言ってやってきた。
娘は「財布は連れに返した」と言うが、男は連れではなく、赤の他人だと言った。

並んで食べていたから、てっきり連れだと思ったのだ。
だが男は、「並んで蕎麦を食べていたからといって連れとは限らない。赤の他人だ。財布をどうしてくれる」と言い始めた。
困り果てた娘が父親を呼ぶと、男は「¥中に5両入っていた。払え」と言って凄んだ。
このやりとりを、龍がのれんの向こうから見ていた。

やがておえいが兵六に金を渡す約束の日が、来た。
おえいは金を持って行ったが、とても要求された額には足りない。
とりあえず、兵六は引き下がってくれた。

利吉が兵六を尾行してたどり着いた屋敷には、龍も蕎麦屋の男を尾行してたどり着いていた。
その屋敷は、大門の大五郎の屋敷だった。
屋敷の中では、肩に猫を乗せた大五郎がいた。
大勢の親分たちが、売り上げを差し出す。

売り上げが悪い親分に大五郎は、「たまちゃん、お前も大きくなればネズミの3匹くらい取れるよな」と猫をなでながら言う。
その言葉に、親分たちは怯える。
一連の事件の黒幕は、どうも大五郎らしい。

兵六から「船善」ももう、金が搾り取れなくなったとの報告を受けた大五郎は「店があるではないか」と言った。
船宿は、密談に使われることが多い。
「船善」を手に入れることで、強請り仕事の幅が広がる。
大五郎は猫をなぜながら、そう言った。

利吉はさらに探ろうとしたが、そこにあの若い同心がやってきた。
「いけねえ!八丁堀だ」と言って、利吉は隠れる。
若い同心は、小宮といった。
小宮と大勢の屋敷の警戒に、利吉は引きあげていく。

一方、おえいはどうしても水茶屋で会っていた相手の名を言わない。
小宮が来たこともあり、文十郎は「この仕事は止めた方が賢明のではないか」と言った。
だがお吉は「もっともらしいことは言うが、要するに十手が怖いんだろう。いちいち十手が怖いだったらね、助け人なんてカッコイイこと言わなきゃいいんだよ!」と怒る。
文十郎が「お吉」と、たしなめる。

しかしお吉は収まらなかった。
「わかってますよ。感情に溺れるなって言いたいんでしょう?でもあたしも人間ですからね。時には感情に溺れることだってありますよ!」
だが、利吉は「今度の仕事はやめにしましょう」と決断する。
そしてお吉に、金はおえいに返すように言う。

お吉は納得行かない気持ちのまま、走って外に出て行く。
帰り際、利吉は龍を呼び止めた。
小宮が助け人と大五郎と、どちらに目をつけているのか探ってくれと言うのだ。
そして文十郎は平内の誘いに応じず、帰って行った。

お吉が行く料亭の前で、文十郎が立っていた。
まだ気持ちが治まらないお吉は文十郎に、「甲斐性なし!」と悪態をつく。
そのまま座敷に出たお吉は散々酒を勧めらて飲んだ上、その旦那に迫られて、投げ飛ばしてしまった。

店の女将は客にケガをさせたが、3両で話をつけたと言う。
それを聞いたお吉は「3両で売られてたまるか!」と怒り、女将に5両を叩きつける。
料亭から出たお吉を、文十郎がつけていく。
お吉が叩きつけた5両は、おえいに返すはずの5両だった。

家で、冷静になったお吉はうなだれていた。
そして箪笥の引き出しを開け、着物を畳み始める。
文十郎が後ろから声をかけた。
「それを全部売り払ったところで、たかだか1両」。

「ここに5両ある」。
「文さん、そのお金は?」と、お吉が驚く。
「驚くこたあない。5両ぐらいならいつでもある」。
そう言って、文十郎は小判を並べる。

「刀を…」。
お吉は文十郎が、刀を売ったことに気づいた。
「武士の魂を売って…。それでそのお金を…」。
「そんなもんは、とっくの昔にどっか捨てちまったよ」と文十郎は笑う。

「文さん…。許して。私なんて、バカなことを…」。
お吉は詫びた。
「俺たちの仲間で町方にガンつけられてねえのは、おめえ1人だけだ。問題を起こすようなことはやめてくれ」。
文十郎の言葉に、お吉はうなづく。

翌日、お吉はおえいに「自分たちの仕事は納得がいかないことは引き受けるわけにはいかない」と言って、金を返していた。
お吉が帰る時、船大工の棟梁がおえいに会いに来ていた。
帰るお吉は龍とバッタリ会った。

龍は「八丁堀だ」と言った。
「あたしがつけられたの?」
お吉は驚く。

表から中の様子をうかがう小宮の姿が見えた。
だが龍は「違うな。たぶん、大物を追ってきたんだ」と言った。
龍はお吉を先に帰らせた。

やがて、「船善」の前に駕籠が到着し、中から大五郎が下りて来る。
「船善」では船大工が金の返却を迫り、おえいは困り果てていたところだった。
その時、「あまり大きな声がしたので」と言って、大五郎が入ってきた。
大五郎はおえいの夫を知っていると言う。

そして、今は自分は隠居の身だと話した。
大五郎は船大工に「自分からも頼むから、もう少し返却を待ってくれ」と言った。
船大工が、「では代わりに80両払ってくれるのか」と言うと、何と大五郎は「乗りかかった船だ、お払いしましょう」と言った。
「そんなことはしてもらえない」とおえいが言うと、大五郎は「立て替えるだけだ」と言う。

横には、金貸しの銀造がいた。
大五郎は、「今80両は用意していない。しかしここにいる友人が、金貸しをしている。その友人に立て替えてもらおう」と言った。
すぐに証文が書かれ、船大工は大五郎のところまでついていく。
大五郎が出て行くと、小宮が「船善」に現れた。

小宮はおえいに「先ほどの隠居は、大門の大五郎という大物の悪党だ」と言った。
驚くおえいに、小宮は「隠さず勇気を持って全てを話せ」と言う。
だが、おえいは口を閉ざす。

見ていた龍は利吉に「八丁堀の目的は、俺たちじゃない」と報告した。
小宮は大五郎の悪事を暴き、捕縛しようと情熱を燃やしているのだ。
目的が自分たちではないとわかって、利吉は胸をなでおろした。

奉行所でも正義感の強い小宮は、他の同心との折り合いは悪かった。
「何だ、あの態度」。
「誰でも新米の頃は、みんなああなんだ」と言ってくれる同心もいた。

しかし「だが、狙っている相手が悪い、大物過ぎる」と言う。
「誰だ?」
「大門の大五郎だ」。

小宮は大物である大五郎の悪事を暴き、捕縛しようと情熱を燃やしているのだ。
同僚の同心たちがそんな噂をしている中、訴えを持って行った小宮は与力に「些細な泣き言を取り上げるな」と怒られた。
しかし小宮は「庶民の声だ。自分たちが守ってやらなければ」と引き下がらない。
そしておえいの件のことを持ち出し、「先ほども大門の大五郎に動きがあった。これ以上野放しにはできない」と言った。

ちょうどその頃、大五郎は銀造と笑い会っていた。
「こんなにも上手く行くとは」。
「これで船善は手に入った」。
先ほどの証文から、大五郎の名前の部分は切り取られてしまっていた。

見せられた証文を前に、おえいはガックリとうなだれた。
おえいはやっと、利吉に全てを話した。
水茶屋で会っていたのは、現在、江戸ところ払いになったおえいの亭主で「船善」の主人の善兵衛だった。

江戸ところ払いのはずの主人が江戸に戻っていたのがわかれば、次は遠島だ。
おえいはそれで、口を閉ざしていたのだ。
何故、そんなことをしたのかというと、おえいは主人がいない間の商売のことやら何やらを話したのだが、それがこんなことになってしまった。

全てを聞いた利吉は「わかりました。お引き受けしましょう」と言った。
「ただし、その方法は一切、わたくしどもにお任せいただきます。よろしゅうございますね?」
「ありがとうございます」。
おえいは、頭を下げた。

平内はすぐに旅に出ると、善兵衛に会った。
善兵衛から平内は、手紙を持って「船善」に戻った。
おそらくその手紙には、おえいが1人で苦しんでいたことを悲しみ、「苦しみは分かち合いたい」と書いてあったのではないか。
平内はおえいにそう言って、あの若い同心・小宮に本当のことを話すように勧める。

その頃、大五郎の屋敷では「船善」の件で、子分の虎吉が、忠治がやる気がなかったと密告していた。
虎吉が言うには、「船善」からは5両しかとれなかった。
しかし忠治は自分の5両を足して、10両にして大五郎に届けていたということだった。

それを聞いた大五郎は「やる気がないものはいなくていい」と言うとて、虎吉の懐から匕首を取り出した。
大五郎は忠治を見ながら、密告した虎吉のことを「お前は若いし、頭もいい」と言った。
匕首を向けられ、忠治が怯んだ。

その一瞬、大五郎は忠治ではなく、匕首を背中の方にいる虎吉に突きたてた。
「自分の親分を裏切るなんて、もってのほかだ。そういう奴は必ず、わしも裏切る」。
大五郎はそう言った。
その時、表で見張っていた小宮が「見たぞ!」と言ってやってきた。

大五郎は虎吉殺しの現行犯として、小宮が牢に引き立てて行った。
しかし、すぐに忠治が、「虎吉を殺したのは自分だ」と出頭してきた。
そして、与力の香川と大五郎は座敷で話をしていた。

香川が別のある殺しの下手人の話を大五郎にした。
「もう1ヶ月にもなるのに下手人がわからない」と香川が言うと、大五郎は「下手人はすぐに突き出す」と笑った。
そうして大五郎は悠々と廊下を歩き、小宮に挨拶までして帰った。

小宮は香川に「確かに自分が見て捕えたのに、このまま帰して良いんですか!」と詰め寄った。
香川は「真犯人が名乗り出たのだからしかたがない」と言うが、小宮は「町民からの訴えはほとんど大五郎にからむものです」と言った。
しかし、香川は「確かな証拠がないのに、軽々しく話をするな!」と一喝する。
それを聞いた小宮は、「わかりました!御免!」と言って立ち去る。

その夜、夜道で小宮は突然、背後から喉元に刃物を突きつけられた。
「大門の大五郎の手のものか!」
だがその刃物は、文十郎の兜割りだった。
「黙って、俺の話を聞いて欲しい」と文十郎は言った。

「被害者の立場は弱いんだ。だから本当のことが言えない」。
文十郎は言う。
「あんたは勇気を出せと言っているが、その勇気は時と場合によっちゃあ、命と引き換えになる場合がある。その命、一体誰が守ってやる?」
すると小宮は、「俺にできる限りのことはしてみせる」と言った。

兜割りが引っ込み、笠を深くかぶった文十郎が、小宮の背後に姿を現す。
「船善の女将さんがもうそろそろ、本当のことを言うだろう」。
そう言うと、文十郎は闇の中に消えた。

翌朝、小宮はおえいに会う。
話を聞いた小宮はおえいに、「良く打ち明けてくれた。ご公儀には必ずお慈悲があるだろう。後は何も案ずることはない」と言った。
おえいは小宮に、深く頭を下げた。

次に小宮は、しのが見た駕籠屋に話を聞きに行った。
財布に5両が入っていたと言われ、払わされた蕎麦屋にも行った。
次々、大五郎の悪行が小宮によってまとめられる。

小宮はその訴えを持って、香川に「一日も早く大五郎を召し取るよう」言った。
香川は驚いたが、小宮の訴えを見て承知した。
利吉は「もうすぐ、町方が大五郎の屋敷に踏み込むから、その前に船善の証文をいただいてくる」と文十郎に言った。

確かに香川は、大五郎の屋敷に向かった。
だが、香川は大五郎に調書を見せると「他には一切もれていないので、安心せい」と言った。
屋敷に忍び込んだ利吉は、庭で大五郎と手下に囲まれた小宮を見つけて、身を潜めた。

大五郎は「わしを甘く見ていたな」と言って、調書を投げ出す。
小宮はハッとする。
それは香川に提出した調書だった。

「わしは、かぎまわる奴が大嫌いだ」。
座敷の障子が開くと、そこには香川が座っていた。
「香川様…」。
つぶやいた途端、小宮は斬られた。

小宮が倒れると、全員、香川のいる座敷に戻っていく。
それを利吉が見ていた。
利吉は戻ると、文十郎と平内、龍に報告した。

「与力が奴らとグルだったとは、うかつでした」。
「そうか…、許せねえ」。
刀を持っていない文十郎は、紫の布で包まれた刀のようなものを取り出す。
それは、鉄心だった。

大五郎の屋敷では、「船善の次は駕籠屋がほしい:」と大五郎が男たちに言っていた。
ちらりと大五郎は香川を見ると、「手抜かりが多いようですなあ。もっと身の安全を守ってもらわねば」と言う。
「わかっておる」と言って、香川は金を受け取った。

男たちが屋敷の外に出て行く。
その時、次々とうなりをあげた音がして、提灯が壊される。
「何しやがんでい、この野郎!」

子分たちが叫んだ先に、文十郎が現れる。
文十郎がゆっくり、鉄心を抜く。
鉄心を振りかざした文十郎はまず、手前の男を叩き伏せる。
「うわっ」と声をあげて、男は倒れる。

次に文十郎は、別の男の足に鉄心を叩きつける。
足はボキリと妙な方向に曲がり、男は地面に転がった。
文十郎が鉄心を横に払い、鉄心は男の胸元に当たった。
最後の男にも、文十郎は鉄心を叩き込んで倒した。

香川が夜道を帰って行く。
その香川を、木の上から龍が見ている。
龍はひらりと木から下りると香川を捕え、抱えあげた。

砂利道に向かって、香川を脳天から落とす。
グキッという音がする。
香川の首が、妙な方向に曲がる。

表の音に気づいた大五郎の用心棒が、門の外に出てくる。
用心棒の前に文十郎が現れる。
刀を抜いた用心棒が、文十郎に斬りかかってくる。
文十郎が振り下ろされる刀を鉄心で受け止めると、刀はあっさりと真っ二つに折れた。

用心棒は鉄心で手をはたかれ、折れた刀を落とす。
文十郎は用心棒を鉄心で捕え、自分の前で鉄心とで挟み打ちにした。
そのままグッと押さえつけると、骨が折れる音がした。
鉄心を上へと移動させていくと、次々、骨が折れていく。

部屋の中で、大五郎は猫の名を呼んでいた。
猫の声はするが、姿が見えない。
大五郎は縁側に這って行き、縁の下を覗き込んだ。

床下には、探していた白い子猫がいた。
そして、その横から紫煙が流れてくる。
わけがわからないと、大五郎は一度、顔を上げた。

確かに、床下から猫の声がする。
平内がキセルの先を取り、針を出す。
もう一度、大五郎が猫の名を呼びながら縁の下を覗き込んだ。
その時、平内の針が大五郎のこめかみを捕え、刺す。

大五郎が目をむく。
そしてそのまま、床下を覗き込んだ姿勢で、絶命する。
平内は猫を拾い、動かない大五郎の上に乗せる。
すると猫はそのまま、大五郎の上を通り過ぎて歩いていく。

座敷にある「船善」の証文を手に、平内が出て来た。
表には、文十郎と龍が待っていた。
平内は証文を破り捨てる。
3人が闇の中、去って行く。

翌朝、「船善」に主人の善兵衛が戻ってきた。
おえいも、番頭も待ちかねたように頭を下げる。
おえいが足を洗う桶を持ってくる。
主人も、おえいも、みんな微笑む。



お吉が激昂し、おえいに返すはずの5両を使ってしまう。
最初から感情が入って危なかったお吉が、ここに来て爆発。
受けられない仕事の頼み料を返さないわけにはいかない。
そして、ついに文十郎が刀を手放す。

感情に走った自分を、お吉は深く後悔。
唯一、奉行所に目をつけられていないお吉を、このまま守っておきたい。
奉行所が怖いのではなく、自分を心配していたのだと文十郎の深い気持ちがわかってお吉は謝る。
「武士の魂など、なくしてしまった」と言う文十郎。

しかし!
文さんは、鉄心という武器を持っていて、それを使いこなせるのだった!
この鉄心、前にも書いたけど、扱いが難しそう。
文さんって、いや、田村高廣さんてすごい。

助け人仕事を奉行所の目をかいくぐって続ける文さんは、藁をもすがる思いで悪人にすがり、ひどい目に遭う人を見て来た。
だから、小宮に言ってやる。
どうやって守ってやるのか、と。
小宮は、その人たちは自分が守ると確約してくれる。

助け人が奉行所に見張られているので、小宮が助け人を探っているのではないかという疑惑が途中まであった。
おえいの依頼も、罠かもしれないと。
しかし、小宮は正義感が強く、もっと大きな本当の悪を追っていたのだった。

ならば、と仕置き仕事に持って行くのではなく、できるだけ正当な手段で解決させようとする助け人。
あんまり動けませんもんね。
しかし、その結果は正義感の強い若い同心が殺されてしまうという、残酷なものだった。

奉行所が庶民を守る機関として、機能していない。
お吉はみんなで協議しようと言いますけど、ほとんど利吉が元締めとしてやっている。
しかし清兵衛さんと違って、まだ鶴の一声で決めることはできない。

与力の香川は、五味龍太郎さん。
大五郎は、多々良純さん。
かわいい子猫を抱っこしているんだから、気のいいご隠居さんでいたらどうかと思います。

こういう奴はいつか自分も裏切ると言って、密告した方を刺すビックリの展開。
見ていた男は、ますます大五郎の怖さを知って、服従する。
きっと子猫の方が、配下より大事。

子猫を探して床下を覗き込み、紫煙流れる光景を見て、自分の目が信じられない。
一度目をぱちくりさせて、再び子猫を呼ぶ。
そこをグッサリ。

怖いけれど、どこかユーモラス。
あんなにかわいがっていた子猫が、平然と大五郎の上を乗り越えて歩いていく。
スバラシイ、非情で。
子猫、いい暮らししてたんでしょうが、どこに行くのかしらん。

平内さんが証文を破ってくれて、「船善」は無事。
江戸ところ払いだった主人も戻ってきて、丸く収まる。
小宮は殺されてしまいましたが、おえいも善兵衛も死ななくて良かった。



2012.06.26 / Top↑
日曜の夜は、東京MXテレビで「ウルトラマン」を見ています。
この東京MXテレビ、月曜日の夜7時30分からは「北斗の拳」を放送してます。
「北斗の拳」は総集編みたいな雑誌が出た時に買って、全部読みました。
オープニングも変わりましたが、私はこれが好き。





長兄・ラオウとの戦い編~シンVSユダ編~サウザー編~ラオウとの最終対決編は、盛り上がった~。
コミックの方は、ラオウとの戦いの後も話が続いてるんですね。
ラオウの兄・カイオウが母親が死んだ後、慰めに来た子犬・リュウを自らの手で殺したシーンが非常に痛々しく、心に残りました。
動物の哀しいシーンは苦手なんですが、カイオウが「痛む…!心が痛む…!」と自分の体に刃物を突き刺すのは、こっちも見ていてつらかったですよ。

「心が痛む!」って、そりゃそうです。
心を持っていたら、情けがあったら、そんなことできやしない。
まさに悪魔へのパスポート。
魔王への扉。

あまりの心の痛みに心を失い、非情になる決意をした点は、サウザーと似ているかもしれない。
サウザーの場合、最後の試練と言われ、今夜、暗闇の中、襲ってくる敵を倒せと言われる。
しかし、倒した相手は、幼い頃から自分を育ててくれた師匠だった。

師匠の大きな手に抱かれる為、サウザーは精進してきた。
でも、一子相伝の拳法の為、師匠はサウザーに殺されなければならなかった。
父と慕っていた師匠を自分の手にかけてしまったサウザーは、こんなにも心が痛むのなら「愛などいらぬ!」と叫び、血も涙もない独裁者になる。

2人とものその後の人生と、彼らに巻き込まれる人々に悲劇が起きないよう、今ならカウンセラーのお世話になることを勧めたい。
成長期の心の傷って、本当にその後の人生を左右するんだなあと、心の傷を癒す重要さも知りましたよ。
こんなにも肉体的には超人な彼らが、心は拳法のように超人で無敵ではないから哀しい。

それで、その心の傷を癒せる能力の持ち主が、ユリアだったんですね。
だから戦いで傷つくことが多い戦士が、ユリアに惹かれる。
最初に見ていた時は私は無条件でヒロイン・ユリアを受け入れていたんですが、友人はユリアが嫌いでした。

同じ顔をしているマミヤが、あんなに傷つきながらも戦っている。
なのに、ユリアはメソメソと「ケン」と言いながらケンを待っているだけ。
なのに、小さい頃から南斗の将になるお方と、周りから大事にされて、マミヤがかわいそうだ!と。
私は単純だから、その時はわからなかった。

でも後に友人の言っていることが、わかった。
そういえば、この友人は「日出処の天子」でも刀自古がかわいそうで、布都姫は嫌いだと言っていた。
うん、わかる。
問題が、似ている気がする。

でもねー、本来のユリアは、ケンという男性と、普通の女性の幸せを得たいタイプだったと思うんです。
だけど、ユリアは傷ついた人々を癒す役目を背負って生まれてきた人。
これもつらいぞ。
ユリアは望むと望まざると関係無しに大きな運命を背負って、普通の女性にはない苦労をしてきてると思うんです。

それでもって、そういう役目を持っているユリアと言う女性は、ああいう世の中に必要なんですよー。
第一、そういうヒロイン設定だから、しょーがないんですよー。
ユリアは女神様という設定なんです。
しかし私もジュウザに「私の為にお前の命がほしい」と言った時は、ユリアが好きだったのに腹違いの妹と知って諦めて世捨て人になったジュウザに、それはあんまりだと思ったデス、はい。


2012.06.25 / Top↑
4月から始まったドラマが、次々最終回を迎えていますね。
慣れ親しんだドラマが終わるのは、やっぱり寂しい。
本日は「ATARU」が最終回。

チョコザイが最後は涙をこぼさずに、笑顔でミッション終了したのがうれしかった。
彼の視点のシャボン玉も、ついにチョコザイの傷も癒されたようで良かった。
舞子の父親の襟をチョコザイが直してあげて、舞子の父親も癒されたと思います。

犬飼さんも、元に戻って良かった~。
舞子がネズミのぬいぐるみを渡されて、そして全てを吹っ切れたように歩いていく。
沢には…、いつも持っているケチャップ…。
あれはアタルが精一杯考えた末の好意だと思うよー、沢さん。

ラリーは通りがかった女性まで拉致したので、アメリカの暗部の組織に関わる怖い人かと思ったら、良い人だった。
そのラリーとアタルが結局一緒に帰って行くというのも、良かった。
厄介な人扱いされる場所より、必要とされる場所。
捜査に当たって、解決するのもアタルの喜びなんでしょう。

アタルと舞子、沢のお別れの場面で終わりかなと思ったら、舞子がネズミを飼っていて、アタルに貰ったネズミを見せている終わり方も良かった。
お別れしても、繋がってる。
寂しいけど、良い終わり方で良かった!
出演者がみんな、芸達者で、キャラが立っていて楽しかったです。


2012.06.24 / Top↑
「三毛猫ホームズの推理」も最終回。
毎週土曜日の夜は、三毛猫シュシュちゃんで癒されてました…。
ただ、ちょっと出番が短かった。
猫の撮影は大変だから、しかたがないけど、もっと見たかった~。

だけど、あのシュシュちゃんはえらかったな~。
最終回もちゃんと演技していた。
見えないところで、義太郎をちゃんと助けていた。

義太郎を起こすのに、見事に義太郎に着地してたのもかわいい。
最後に非常ベルを押した時は、拍手!
見せ場あった~、見てよかった~。

最終回、真犯人は珍しく私の予想通り。
いや、俳優さんが何のヒネリもなく、正義側の人間だとは思わなかっただけですけど。
好きな俳優さんですね、コメディーもホラーもこなせる俳優さんです。

管理官、ホームズに無駄撃ちしたために、弾丸がなくなった。
そこまでホームズは狙っていたのかも。
陣内さんはちょっと、かわいそうだった。

最後に、怖ろしいほど怒鳴っていた根本刑事だけど、報われてほしい。
石坂さんとのシーンでは、ジワッとしました。
もちろん、石坂さんはベテランさんですが、根本役の尾美としのりさんも上手い俳優さんですから、良いシーンになりますよね。
石坂さんは、かわいらしかったなー。

そして、ラストの展開が何と、投票によって「おかえりホームズ」になるか「さよならホームズ」になるか決まるとのことで、ビックリ。
ドラマの最後はあれは、「おかえり」で良いのかな?
猫の姿になって帰って来ると思っていたのですが、あれは本物の人間の家政婦じゃないのかな?
だとすると、「さよなら」?

ホームズの正体についても、謎のまま。
祖父の代から片山家にいるとしたら、一体ホームズって何?!
化け猫設定としても、なぜ片山家にいるのかも謎。

一応、兄がホームズの謎についてまとめていて、栗原部長とホームズが知り合いなのはわかりました。
でも栗原部長は片山家の父の飼い猫だったホームズが、今も片山家にいることに疑問を持たなかったのですね?
栗原部長はホームズの正体を、化け猫だと認識しているのかな?

しかし、ホームズの正体については、謎のままでいいのかもしれませんね。
片山家との関係は、明らかになって欲しいなと思いますが。
やっぱり、あの家政婦はホームズの化身で、義太郎が一人前になったから今度は家政婦になって出てきたということでいいのかな。
いや、元々あの姿だったんだけど、義太郎が一人前になったので、人間に戻ったとか?

うーん、それはありえないな。
化け猫でもいい。
ずっとずっと一緒にいられる。
これは、猫好きの願い。

いや、ペットがいる人、みんなが思うことかも。
最後に鏡に映ったマツコの姿がホームズとか、影が猫だとかがあると、良かったですね。
そんなことを思うほど、最終回のラストまで、猫に振り回された私。
猫に振り回されるなら、それはそれでいいのだ!


2012.06.23 / Top↑