こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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安定感 「大岡越前」

改めて、久しぶりに「大岡越前」を見ています。
月曜日の夜8時に放送されていた、加藤剛さん主演の「大岡越前」。
あの頃はわからなかったんですが、今見るとすごい安定感なんですね。

「暴れん坊将軍」の元祖みたいな、お忍びで江戸の町に出る名君・吉宗を山口祟さんが。
長崎帰りの腕の良いまじめな医者・榊原伊織を竹脇無我さんが。
頑固で昔ながらの厳格な武士でありながら、人が良くて愛すべき越前の父親を片岡千恵蔵さんが。
そして江戸の町を、庶民を守っていく名奉行を加藤剛さんが演じてます。

俳優それぞれが、ぴったりのポジションに収まっている。
自分のキャラクターを十分に理解し、存分に持ち味を見せてくれる。
予想がつくものをそのとおりに見せてくれて、こちらはそれで喜んでしまう。
見る人がこうだと思っているものを見せてくれれば、それで満足。

「大岡越前」とは、そんな世界だったんだなあと思いました。
だから、ものすごい安心感がある、安定している。
これはこれでとっても楽しいです。


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寝られないわ!

眠っていて、足がつって目を覚ますって、ほんとーにつらい。
しかも右がつったら、左もつって、交代でつってもまだつりそう。
いたたっ。

こういう時は声に出して「痛い」と言ったほうがいい。
いいけど、つるのは止まらない。
しまいには、「寝られないわ!」と誰に怒ってんだか、怒ってしまいました。

カリウムが足りないのか。
靴で無理したのか。
足がつりながらも泳げたんですけどね、足がつりながら眠るのは無理。
どうか、今夜は穏やかな夜になりますよーに!


悪い夢を見たね

「悪い夢を見たね」。
良からぬ野望を持ち、破滅する悪党が言うようなセリフです。
しかし、私が言いたいのはほんとに見た夢。

起きる直前で覚えている夢が、悪い夢。
怖い夢とかじゃなくて、夢占いとか夢判断によると「凶夢」と言われるような夢。
そんな夢を見てしまったら、どーしたらいいんだろう!

昔、聞いたのは「バク、バク、バク」とバクの名前を3回呼ぶ。
バクというと、夢を食べると言われている動物ですね。
3回名前を唱えて、バクを呼ぶ。
そして「バクにこの夢あげる」と言う。

これでバクが悪い夢を食べてくれる。
悪い夢なんか、見なかったことにしてくれると聞きました。
覚える言葉も簡単だし、子供の頃はよく使ってたな~。

…と、とっさに思い出して、先日は夢見た時に唱えてました。
夢はその時の状況や感情が反映されたり、一概には「こうです」とは言えないものだけど、気になる。
ええい、良くない夢見た時は、どーしたらいいんだ!


本田博太郎さんが「雲霧仁左衛門」を語る

中井貴一さんが「雲霧仁左衛門」を演じていますね。
私はまだ見ていないんですが、楽しみです。
山崎努さんの時は、私の好きな本田博太郎さんが演じていた州走りの熊五郎も楽しみです。

その博太郎さんの、「雲霧仁左衛門」についてのインタビューを、時代劇専門チャンネルで見ることができました。
プロデューサーとしてこの作品に関わった能村さんもこのときの本田さんのことを「良かったんだよ」と、おっしゃっていました。
義理堅く、与えられた仕事は完璧にこなす州走りの熊五郎。

博太郎さんは、「雲霧仁左衛門」の前に「必殺仕舞人」があったと語ります。
「松竹で工藤栄一監督、カメラ石原さん、照明中島さんという出会いがありまして、その10年後の作品なんです」。
「その、尊敬するチームに参加したい」。

これは以前、時代劇マガジンでも語っていました。
それで、意思表示を監督にしたと。
2007年の時代劇マガジンの時は、工藤監督が一言、「この役、本田でいいよ」と言ってくれたと語っていました。

「声をかけてもらえないということでしたら、お前はもう、ダメだという」。
「そういう意思表示をされるというものが、俺の中にあったものですからね。是が非でもこの作品には参加したい」。
これも時代劇マガジンで、これに呼ばれなかったらお前、もう役者としてダメなんだよと思っていたと語ってました。

そして、その撮影現場では?
「良い芝居をしようとか、演技をしようとか、そういうレベルじゃないんですよ。尊敬する山崎努さん、石橋蓮司さんですからね。芝居なんかしようもんなら、失礼ですよ」。
「頭で考えたものはだから、全部、あの人たちには通用しないんですよ。
「感性というかね、ここ(胸を押さえる)なんですよ。全部。まっすぐ。全部。愚直のごとくぶつかっていくだけですよ」。

張り詰めた空気の中、行われた撮影。
その中で印象的だったのは、お頭と小頭の別れだと語ります。
これもまた、マガジンでも語っていました。

頭・仁左衛門。
小頭・吉五郎。
火付け盗賊改めが迫る中、吉五郎を後にして叫ぶ仁左衛門。

2人の別れのシーン、セリフはほとんどないんです。
しかし、これが最後になるとお互いに覚悟している。
吉五郎が頭を下げる。
熊五郎が仁左衛門を乗せて舟をこぎ、離れていく。

無言で背中を見せている仁左衛門。
舟が遠ざかる。
その時、仁左衛門が叫ぶ。
「吉五郎!」

このシーンですね。
仁左衛門を乗せた舟をこいで脱出する熊五郎役を演じていた本田さんは、時代劇マガジンではこのシーン、「魂が震えた」と語っていました。
「人としての山崎努さん、石橋蓮司さんの精神性の会話がある。そこで見える。大人の、ふかぁ~いシーンですね」。

本田さんは時代劇マガジンでは、仁左衛門に裏切った仲間を「殺せ」と命じられる時のシーンもあげていました。
その時、山崎さんは本田さんの演技を「うん、そういうことだな」と評価されたそうです。
このシーンには盗賊2人のやりきれなさ、哀しみがこめられていた。

そして本田さん、能村さんに一言。
「能村さん、お久しぶりです。能村さんの熱い、深い洞察力!エネルギーをもう一度開花させて、傑作をもう一度作りましょう」。
「お客様に応えるような、すごい作品を作りましょー!」と、手を振る。
能村さんが笑う。

そして、「本田さんは本当に、この作品に力を入れてくれたのをよぅく知ってます。本田さんというと、とんでもない偉い人をやったかと思うと、北京原人までやるような幅が広い人です。どちらかというと演技は濃い方なんだけど、この作品はほんとに役に入り込んでたってことです」。
山崎さんもインタビューで「僕は仁左衛門になりきってました」と語ってましたからね。
プロが集まって、プロの仕事をしたんですから、良い作品になるわけです。

ここで吉五郎役・石橋さんのインタビューも、聞きたいところです。
そして、そうですね。
私もこういう良い作品が、ぜひ見てみたいです。
「雲霧仁左衛門」は、90年代最高の時代劇の一本だと思います。


もう来ないで

金曜日の開放感といったら、このために会社勤めしてもいいと言った人がいますが、その気持ちがわかります。
ここから土曜日の朝っていうのが、土日休みならパラダイスですね。
土曜日がお休みじゃなくて、半日あった時なら土曜のお昼からがパラダイスでした。
そのパラダイスの夜が、すごい雨。

夜の猛烈な雨、被害が出た地域の方たちは怖かっただろうなと思います。
被害が出た大島には、旅行の思い出があります。
心が痛みます。
もう来ないで、ひどい雨。


止まるんだもん

今、家にいる時間が短くて何にもできない日々が続いております。
…要するに帰りが遅くて、朝が早いだけですね。
それにしても、台風がほんとによく来ます。

先週の台風では、朝、駅に行ったら人があふれていました。
嫌な予感。
すると、風速30メートルを超えたので、電車が橋を渡らないのだと。

そりゃ危ないですもんね。
ほとんどの電車がダメだったんじゃないか。
バスで行こうと考えたけど、バスの運転手さんがどっちにしても電車が橋を渡れないからダメでしょうとのこと。

それからちょっとして、電車は走ってくれたから会社に行くことはできた。
しかし、会社に行っても人はあんまりいなかった。
みんな、止まってるんだなあと。
電車止まっちゃ、どうにもならない。

明日はどうなってしまうんだろう。
でも通勤ぐらいで、文句言っちゃいけないな。
被害が出た地域にまた、ひどい雨が降りませんように…。
明日に備えて、おやすみなさい…。


猫のほかには残るものなし 「猫侍」第3話

招き猫貯金箱を拝む、斑目久太郎。
化け猫退治で思わぬ大金が転がり込んだ…、と思った時に玉之丞の声がする。
久太郎の心の声「退治してないが」。
でも、大金が転がり込んだことには違いない。

招き猫貯金箱の後ろで、尻尾をパタパタさせながらご機嫌で寝転がる玉之丞。
だが、突然、久太郎をかゆみが襲う。
かゆい、かゆい、たまらない!
ノミだ…。

町に出た久太郎は、猫の絵を売る老人を見る。
それはこの前、久太郎が助けた老人だった。
「これはいつぞやのお侍様。この前はお助けいただきまして、ありがとうございました」。

老人が描いている絵を見た久太郎は「狐か」と言う。
すると老人は「猫です」と言う。
この絵は「ねずみ除け」で、本物の猫を飼えない家でも、これがあれば大丈夫なのだということらしい。

「白、三毛、黒、ぶち、しましま。みんな、わしんとこの猫です」。
「5匹も。かゆそうだな」。
「のみですか。それなら、ちゃんと手入れをしておりますから」。

「手入れ?」
老人は「しゃもんです」と言った。
「しゃもん?」

にゃー。
久太郎が手にした風呂敷の包みから、玉之丞の声がする。
「ありがとうございました」の声がして、猫を抱いた女性が出てきた家には「猫見屋」という看板があった。
「猫のことならなんでも」とも書いてある。

久太郎はそこの店にいる女性・お七に、玉之丞を見せた。
「ひえじいの言っているのは、これよ。しゃぼん」。
「しゃぼん?」
お七はそう言うと、四角いものを見せた。

シャボン。
猫をお風呂に入れて、顔と耳を避けて、これで洗うのだとお七は言った。
その次はこの、狼の毛皮でできた手袋で丁寧に拭く。
すると、猫についたノミが全部、この手袋に「お引越しするわ」とお七は言う。

久太郎の心の声「お引越し?」
「日ごろからマメにお手入れしてあげることが大事なの。櫛を入れるだけでも全然違うんだから」。
久太郎の心の声「ふん、めんどくせー」。

するとお七が「今、めんどくさいと思ったでしょ?」と言った。
久太郎は、ギョッとした。
「猫ちゃんは家族よ。ねずみも捕ってくれるし」。

久太郎は、先ほどの老人が売っていた絵を広げた。
それを見たお七は「狐?」と言った。
久太郎の心の声「う、はっほ。だよね~!」

「とにかく、猫ちゃんは運を呼び込む、ありがた~い動物なの。大切にしてあげなきゃ」と、お七は言う。
久太郎の心の声「たかが猫だろう」。
お七はまたしても「今、たかが猫って思ったでしょ」と指摘した。

久太郎の心の声「えっ。見抜かれてる…」。
お七は「ところで名前は?」と聞いた。
「斑目久太郎」と久太郎は答えた。

するとお七は「久ちゃんか~、かわいいわね~」。
久太郎の心の声「猫の方かよ!」
お七が聞いたのは猫の名だったが、久太郎は自分の名を名乗ったのだった。

「猫ちゃんは家族。さ、一緒に!」
そう言うお七だが、久太郎は黙り込んだ。
「何?」

久太郎はおもむろに「こやつ…、化け猫では?」と聞いてみた。
「化け猫?」
お七は笑い出した。

「ふふふふ、本気で言ってるの~?でもちゃんと大事にしてあげないと、猫のたたりは怖いのよ~」。
そしてもう一度「猫ちゃんは家族。さ、一緒に!」と明るく言った。
久太郎の心の声「めんどくせ~…」。

にゃーと鳴く風呂敷を下げて町を歩く久太郎の目の先で、どなつぼうを売っている若菜がいた。
久太郎を見ると、若菜は駆け寄ってきた。
そして全然売れないといい、何がいけないんだろうと言って、どなつぼうをほおばる。
おいしいのに…。

目をあわさず、顔を下に向けたまま、久太郎は言った。
「形だ。味は良い」。
「え?」

にゃー。
玉之丞の声が響いた。
「今、にゃーって言った?」

若菜が問うと、久太郎は逃げるように去ろうとする。
「ね、ねねね、絶対言ったよね?」
無言で去る久太郎。
後に残った若菜は「かたち、かあ」と考え込んだ。

歩いていく久太郎の先で、数人の人が立て看板を見ている。
そこには石渡が設置した覚書があった。
「覚 玉之丞斬り候噺求事」と、そこには書かれていた。

「八月三日 丑三刻 呉服問屋 加賀屋与左衛門屋敷に賊押入り候折
家主の飼いたる愛猫の玉之丞を無残にも斬殺 便に骸を持ち去候 命に違い無く候為 獣とて無下に命を絶つ事道理外れし事也 殺生行いし罪 断じて免■(読み取れませんでした)く候 同刻限に怪しき者みかけ候者 町奉行所へ可訴出候事 八月三日 奉行」

読んでいる久太郎に「気になるかい?」と声がかかる。
見ていたみんなが、散っていく。
石渡と岡引だった。

「ずいぶん熱心に見ていたじゃねえか」。
「心当たりがあんのか」。
「いや」。

それだけ言うと、久太郎は去る。
後姿を見送る石渡に、岡引が声をかけた。
「どうかしましたか」。

「あの浪人…、獣のにおいがした」。
「そうですか?あっしには何にも…」。
岡引は、自分の着物をくんくんと嗅いだ。

角を曲がった久太郎。
久太郎の心の声「やべ~!ドキドキした」。
その時、風呂敷の中のにゃーん、にゃーんと言う声が激しくなったので、久太郎は包みをかかえて走り出した。

火の用心が、歩く夜となった。
長屋の部屋で、玉之丞は魚籠から上半身を乗り出していた。
久太郎の心の声「何も知らんで、のんびりしおって」。

その時、「どんどん、ごめんくださ~い」と声がかかる。
すると玉之丞が、魚籠にすんなりと入っていく。
薬屋だった。
久太郎が、妻に渡す手紙を取りに来たのだった。

今度江戸を離れると、当分戻れない。
薬屋によると、妻は文句ひとつ言わず、幼いお春と一緒に久太郎の帰りを待っているのだと言う。
そう言って、薬屋は涙ぐむ。

明日の夕方、江戸を出立するまでは橋の辺りにいる。
そう言いながら、薬屋は体をかきはじめた。
「もし、気が変わったら…」。

帰り支度を始めながら、落ち着きなく、薬屋は体をぽりぽりかきはじめる。
立ち上がりながら、「なんか…、かゆくないですかこの部屋!」
「かーいー!」
足やあちこちをかきながら、薬屋は去っていく。

久太郎は引き出しを開け、「父上様」と書かれた手紙を見つめる。
思い出の中、久太郎は素振りをしていた。
傍らには、お春がいた。

久太郎が虫に刺されたとき、お春は「今、塗り薬を持ってきます」と立ち上がった。
そして久太郎の背中に薬を塗って「どうですか?」と聞いた。
だが、久太郎は体をひねりはじめた。

様子がおかしい。
「父上、どうしたのですか父上」。
妻が来て、「どうしたの?」と声をかける。

「薬を塗ったんだけど」とお春が言うと、妻は「いやだ。これってカラシよ!」と言った。
ギョッとした久太郎がお春を見る。
妻が久太郎の薬を拭きながら、お春に「向こう行ってなさい」と言う。

お春は、しょんぼりして去っていく。
妻は久太郎に「そんな怖い顔しなくても。お春はあなたのためを思ってやったんですから!」と言って、久太郎をバチッと叩いた。
その力の強さに、久太郎は思わず息を呑む。

思い出から久太郎が、戻ってくる。
久太郎の心の声「怖い顔は生まれつきだ」。
そうつぶやいて、久太郎は引き出しを閉める。

体が、むずむずする。
久太郎の心の声「…かゆい。あいつ!」
押入れを見た久太郎が開けると、魚籠があった。

魚籠の中には、玉之丞が丸まっている。
久太郎の心の声「かゆい」。
にゃおーんと声がして、玉之丞が魚籠に収まっている。

今度は「あおーん」と言う声がする。
たらいに水を張り、久太郎が玉之丞を水につける。
玉之丞がこわばる。
久太郎の心の声「武士が猫を洗うなど、笑止千万」。

そうつぶやいた久太郎の手が、止まる。
「だが、かゆくてたまらん」。
久太郎は、お七に言われたとおりに玉之丞を洗い始める。

「まずはしゃぼんで洗い…」。
久太郎は、鼻歌を始める。
最初に、玉之丞を斬りに行った時、自分を勇気付けようとして歌っていた歌だ。
♪斬るべし!斬るべし!むてき~のま~だらおに~♪

久太郎は、だんだん楽しくなってきた。
♪おーとこがきーめた けんのみちー わーきめもふーらず つーきすすむ~ あーつきほーのおっをむーねにっ ひめ~♪
♪斬るべしっ!斬るべしっ!斬るべし~っ!むそ~うのまだら~おに~♪

歌い終わる頃には、玉之丞がおとなしく手袋になでられていた。
「気持ちいいのか?」
おとなしくなでられている玉之丞。

ふと、我に返った久太郎の心の声「俺は何を言っている!」
「あおん」と、玉之丞が鳴く。
久太郎は、手袋を七輪の上ではたく。

久太郎の心の声「ノミノミ、しねしね、ノミノミ、しねしね」。
七輪の網の上に手袋から、ノミを落とす。
久太郎の心の声「しかし結構、楽しいな」。

そして久太郎は、玉之丞に首輪をつける。
鈴が鳴る。
ハッとした久太郎の心の声「俺は何をしている!」
しかしその時、表でドカンと音がして玉之丞も久太郎も同時に戸の方を振り向いた。

「何であんたにお金払わなきゃいけないのよ」と言う、若菜の声がした。
続いて男の、「何だと。小娘だからって容赦しねえぞ!」がした。
どん、と言う音がして若菜の「きゃっ」と言う声がした。

久太郎が表に出ると、町のごろつきが若菜を突き飛ばしたらしかった。
しかし若菜はむっとして相手に向き直ると「女だからって」と、こぶしを握り締めた。
「ばかにしてんじゃないわよ!」

そう言って若菜は、見事なパンチを繰り出した。
パンチは男に命中した。
男はよろけた。

振り向いた男は懐に手を入れると「殺してやる」と言うと、ドスを抜いた。
刃物を見た若菜が、ひるむ。
振り向くと久太郎がいたので、思わず若菜は久太郎の背後に隠れた。

「何だ、てめえは!」
男は久太郎に向かってドスを振り回したが、久太郎は最小限の動きでそれを避けると男をつい、と突き飛ばした。
「こんのやろうお」。

再びどすを抜いて飛び掛ってきた男の腕を、久太郎は背負い投げのような体勢で押さえると、そのまま突き上げた。
「うわっ」と叫んで、男がドスを落とす。
突き飛ばされた男は木戸に叩きつけられ、こちらをにらみながら逃げていった。

「すぅごい!伊達に怖い顔していない!」と若菜が声を上げた。
久太郎の心の声「一言、多い」。
「助けてくれてありがとう!かたじけない!」

「これで明日もがんがん働けるよ!しっかり稼いで仕送りしなきゃ」。
「仕送り?」
若菜によると、故郷の妹が病気で寝ているらしい。
「もう、薬代かかるからね!」

そう言って若菜は、妻と同じように久太郎を叩いた。
久太郎の心の声「いたっ」。
「たぁいへんなの!」
若菜は久太郎を、また叩いた。

久太郎の心の声「いたっ」。
若菜は無邪気に笑った。
久太郎は、叩かれたところを抑える。

翌日、橋の上で薬屋は待っていた。
久太郎は来ない。
薬屋は、ため息をついて歩いていこうとした。

「おうい!」
久太郎が橋の上に、走ってくる。
そして懐から、招き猫の貯金箱を出す。

「これを?」
「中に文が」。
薬屋の顔に、笑顔が広がった。

「じゃっ、必ず送ります!何かコトヅケは?」
「ネコババするな」。
「あっしにじゃなくて!」

久太郎はそれだけ言うと、去っていく。
背中に薬屋の声が響く。
「でも、奥様もお春ちゃんもきっと喜びますよ!」

一文無しになった久太郎は、つぶやいた。
「また化け猫退治でもするか」。
「目の前を通り過ぎる金三両。猫のほかには残るものなし」。
長屋では、たたみの上で玉之丞がご機嫌で、尻尾をパタパタさせて座っていた。



いや~、3話はおもしろかった!
久太郎の心の声と、無言の厳格な武士の顔のギャップがますますおかしい!
そして、玉之丞の愛らしさ。
まず、パタパタとご機嫌に招き猫の前で寝そべり、尻尾を振る玉之丞がかわいい。

老人が描いている絵を見た久太郎は「狐か」と言う。
すると老人が「猫です」と言う、このタイミングがおかしい。
そして、その絵がやっぱり、狐みたい。

お七登場。
預言者か?と予告にありましたが、お七は猫に関してすごく勘がいいらしい。
久太郎が言い当てられて、ビビっちゃう。

そのお七も猫の絵を見て、「狐?」と言う。
この時の久太郎の「うほっ」という笑い声、「だよね~!」という調子に乗った声。
しかし顔はあくまでも、おごそかな表情を崩さない。
この顔で、心の中でこんな笑い声を出しているとは誰も思わない。

その帰り、久太郎はどなつぼうが売れない若菜を見る。
買ってと言われても、久太郎にはそんな余裕はないだろう。
しかし、久太郎は「形が悪い」と言ってやる。

おお、久太郎が答えてくれている。
「味は良い」とまで言っている。
進歩だ。

そこに「にゃー」。
今、にゃーって言ったよね?!
あわてて逃げる久太郎。
若菜はこの声をヒントに、どなつぼうを猫の形にするのだろうか。

さらに久太郎は、玉之丞が事件になっているのをこの目で見る。
忍び寄る石渡。
町の人が散っていくところを見ると、石渡は恐れられているらしい。
「獣のにおいがした」と言う石渡の言葉だけど、怪しい男という意味じゃなくて、本当に猫の匂いを嗅ぎ取っているんだったら笑える…。

石渡から逃れた久太郎の声がまた、「やっべえ~!」とまるで中学生みたい。
そこで玉之丞の声が激しくなったので、久太郎はこそこそっと逃げていく。
ここもおかしい。

長屋の部屋で、玉之丞が魚籠から上半身を乗り出しているのがまた、かわいい。
「どんどん、ごめんくださ~い」という声で、玉之丞が魚籠にすんなりと入っていく。
あまりに自然に戻っていくから、笑える!
もう、魚籠が籠状態なんですね。

さらに深刻に話している薬屋が体をかきはじめるのが、おかしい。
「なんか…、かゆくないですかこの部屋!」と言う言い方で、吹きました。
あの薬屋さんも♪太鼓が鳴ったらにぎやかで ほんとにそうならすまないね♪って歌うんですけど、歌いながらぽりぽりかいて去っていく様子が楽しかった。
このドラマ、みんなうまいなあ。

そして、久太郎の思い出。
玉之丞が引き起こす出来事は、まるで久太郎がお春の思い出を考えさせるように起きているみたいです。
武士としての威厳ある顔を崩せない、言いたいことがうまく不器用な久太郎のお春との苦い思い出。

「そんな怖い顔しなくても」。
「怖い顔は、生まれつきだ」。
久太郎も、哀しいんだ。

それに対して豪快な妻。
こちらは若菜が久太郎を叩く様子と重なる。
しかし若菜は力が強いのか。
久太郎もだけど、ごろつきに炸裂したパンチが見事。

お風呂に入れられた玉之丞がこわばるんだけど、あれだけで素直に洗わせる玉之丞っておとなしいなあ。
「武士が猫を洗うなど、笑止千万」って言う声が、久太郎の表情と重なるとおかしい。
♪斬るべし!斬るべし!むてき~のま~だらおに~♪を歌いだすところで爆笑。
この歌、出だしが♪よ~いこが住んでるよ~い町は♪っぽい。

しかも2番がある!
それを児童合唱団か、子供の声が歌いだして、久太郎がそれに合わせて歌って、またまた爆笑。
気持ち良さそうな玉之丞に思わず、声をかけてふと、我に返った久太郎の心の声「俺は何を言っている!」もおかしい。
いや~、見所一杯だなあ。

久太郎の心の声の「ノミノミ、しねしね、ノミノミ、しねしね」が、「傷だらけの天使」での「ゴキブリ、シヌシヌ」を思い出させました。
「しかし結構、楽しいな」。
そこでまたハッとした久太郎の心の声「俺は何をしている!」
騒動を聞いた久太郎と玉之丞が、同時に同じ方向を見るタイミングがばっちり合っている。

「これで明日もがんがん働けるよ!しっかり稼いで仕送りしなきゃ」と若菜の言葉を聞いた久太郎の声、「仕送り?」
そう、これが久太郎の実際口に出す言葉なんですね。
小さい細い声。
あとは全部、心の声。

今までだったら、手紙も渡さなかった久太郎が貯金箱を渡す。
久太郎の葛藤とはまったく無縁でマイペースで、ご機嫌な玉之丞との対比がおかしい。
あの石渡が猫を前に、どんなに崩れるのかも期待してしまう。
3話は本当に大満足でした。


女であればお互い惚れあっているのだろう 「眠狂四郎 円月殺法」第4話

第4話、「武士道残酷多情剣 藤沢の巻」。

ここ、山中藩の殿藩主・長久保忠宗は武芸は達者だが、横暴で、残酷。
逃げる百姓を、馬で追い詰め斬り殺すのを楽しんでいる。
側近たちもそんな忠宗を諌めるどころか、お見事と誉めそやすばかり。

忠宗は、自分の悪口を言ったと言って、百姓を斬った。
そんな忠宗に対し、反旗を翻した藩士たちもいたが、忠宗はたちまち斬り捨てた。
藩士を斬った後、馬を走らせた忠宗は、海辺で狂四郎とすれ違い、尋常ではない悟ったような目にギョッとする。
な、なんだ、あの目は…。

山中藩の一人の若い武士・又八が、切腹を命じられた。
理由は、忠宗の馬の前を横切った子供を斬ろうとした殿を止めたことだった。
又八の座敷牢に、兄嫁のときが入っていく。

義理の弟が、女性も知らずに死んでいくのが哀れでならない。
ときは先のない義理の弟に、身を任せた。
又八は、実はずっと義姉を慕っていたと告白する。

切腹の日。
白装束のまま、逃げ出した又八は狂四郎に遭遇する。
武士が一度、死に装束に身を包んだならば、逃げるなと狂四郎は取り押さえて引き渡してしまう。

だが突如、又八の切腹は忠宗により取りやめになる。
忠宗の本家で、世継ぎが必要となり、忠宗に話が来そうなのだ。
そのため、なるべく忠宗は身の回りを綺麗にしなければならない。
家来が切腹したとあれば、理由を探られるかもしれないためだった。

明日がないと思えばこそ、義弟と関係を結んだときは激しく動揺する。
夫が出仕した後、ときへの思いを抑えられなくなった又八はときの元へ行く。
拒み切れないときは、苦悩する。

苦悩するときだが、戻ってきた夫は役職を解かれ無役にされていた。
もう、藩では居場所がない。
絶望する夫を見たときは、自分の罪深さを思い、屋敷を飛び出す。

狂四郎は正宗を砥ぎに出し、引き取った。
その後をつける薩摩の刺客。
続々と、街角から終結してくる。
だが、狂四郎はすべてを斬り捨てた。

そして陰に潜んでいる水心に「そこにいる男。調所笑左衛門に伝えておけ。何人差し向けようとも。俺の行く手をさえぎるやつは必ず斬るとな」と言う。
水心は震え上がり、出てこられない。
屋敷を走り出たときは、それを見ていた。

ときの夫が帰ってきて、役職を解かれたと報告する。
夫は無役となり、藩での居場所を失った。
自分のためだと思った又八は、酒を飲み、荒れる。
小料理屋で狂四郎は、又八の様子を見た。

又八は再び、忠宗に向かって兄の復職を願う。
それがかないそうな希望を持った又八は、明るい気持ちになる。
だがその頃、ときは、狂四郎を探し出していた。

ときは狂四郎に義弟を斬ってほしいと言って、金を差し出した。
しかし狂四郎は金は受け取らず、人のいないお堂にときを連れて行く。
「金は要らぬ。そなたの操を頂戴しよう」。
「無礼な!」

「嫌か。ならば俺も手を出すまい」。
去ろうとした狂四郎にときは「お待ちください!」と叫び、横たわった。
ときの着物のをすそを、正宗でめくりあげる。

狂四郎の手が、ときの足に伸びていく。
ときが目を閉じる。
だが狂四郎は、ときから離れる。
「操はあずけておこう。それほどまでに思いつめた、そなたの心に免じて、申し入れは聞いてやろう。斬ってもらいたい相手の名は!」

ときは、義弟の名を言った。
「わけは聞かずにどうか、お聞き届けください」。
「わけは聞くまい。だが、憎しみで殺すのではないようだな」。
狂四郎の指摘に、ときは泣き崩れる。

忠宗は、今度は又八の家の者、全員を殺せと家臣に命じた。
奉公人から、ときの夫、全員が殺され、又八はときをつれて逃げる。
狂四郎はその騒ぎを宿屋から見ていた。
逃げ込んだ宿屋には、狂四郎とお蘭が泊っていた。

「俺が危ぶんでいたとおりになったな」。
狂四郎は宿の泊り客と、宿の人間は外に出した。
「やがてここは修羅場となろう」。

「おぬし、味方してくれるのか!」
「行きがかり上だ。無縁の往来物に変わりはない」。
そう言いながら、狂四郎は侵入してくる藩士たちを次々斬る。

「ここを切り抜けたらどうする?」
「姉上と、どこまでも行きます!」
「おぬしは?」

ときは答えない。
「私は…、まいるわけにはいきません」。
「なぜです」。

「私は…、又八どの。この方にあなたを斬ってもらうように頼んだのです」。
「それはまことですか」。
「そのとおりだ。だがその時、ともに死ぬる覚悟であったろう」と狂四郎が言う。

「私は不義者の、けだものと成り下がった女です!」
「あなたがけだものなら、わたくしも!どこまでもまいりましょう!」
2人はしっかりと抱き合う。
「だんな、来ましたよ!」と、見張っていたお蘭が叫ぶ。

2人の真実の愛を見た狂四郎は入ってくる刺客を次々、すさまじい剣で斬り殺す。
お蘭が2人を連れて、逃げようとする。
次々とやってくる藩士に、お蘭が必死に斬りむすぶ。

だが外に出た2人は、忠宗たちに捕らえられた。
忠宗がときを斬る。
続いて、又八を斬る。
倒れた2人は手を伸ばしあうが、忠宗の足がそれをさえぎる。

息絶えた2人を見て、狂四郎の怒りが燃える。
斬りかかる忠宗の家来、側近2人をいずれも一太刀で斬る。
武芸に自信がある忠宗が構える。

狂四郎の刃が、弧を描いていく。
無想正宗が妖しく光る。
正宗だけが光り、狂四郎の姿が黒く、陰になっていく。

狂四郎の姿が、顔が見えなくなっていく。
正宗は狂四郎の頭上で止まり、一層妖しく輝いた。
忠宗が斬りかかる。
狂四郎は、真一文字に斬り捨てた。

ふりむけば、ときと又八の無残な姿。
狂四郎が去っていく。
すべてが終わり、狂四郎は一人、また街道を行く…。



冒頭から残虐な忠宗。
腕が立つから、厄介。
その忠宗がすれ違った狂四郎の目を見て、ビビる。

異人の目だからっていうんじゃないんですよ。
人を斬ったのを見ても、何も動揺しない。
無、だったからでしょう。

何も知らない狂四郎は、又八を捕らえてしまう。
又八も「何も知らないくせに」と、わめいてしまう。
忠宗は、自分の馬の前を横切ったといって、子供を斬り殺そうとしたらしい。

それを止めて又八は切腹となったが、結局子供は殺したと側近たちは笑う。
又八は犬死と笑う。
このバカ殿に、バカ家来。

ときは、片桐夕子さん。
禁断の思いを抑えられず、苦悩する様子が美しい。
又八は草川祐馬さん。
ときに恋焦がれる、清廉な青年でした。

見どころとしては、城下で鍛冶屋に狂四郎が無想正宗を預けたシーン。
狂四郎は砥ぎに出した無想正宗を引き取る。
「無想正宗でございますな。砥ぎあがってございます」と主人が言う。

「お改めのほどを」と言われ、狂四郎が正宗を抜く。
それを見た主人が「大変な代物をお持ちでございますな」と言う。
以下、その会話です。

「砥いでいて、よくわかりました。そのお刀は女でございます」。
「女?」
「はい。刀にも男と女がございます。それは剛直でいて、なかなか白刃の肌理の細かさといい、たっぷりと血を吸い、あでやかに化粧でもしているようでもあり」。
「血で化粧か」。

狂四郎が、うっすらと笑う。
「お気を悪くなされては困りますが…。それは…、やはり魔剣の類に入るのでは」。
「知っている。承知のうえでこいつとは離れられんのだ。女であればなおさらだ。お互い惚れあっているのだろう」。

狂四郎が、うれしそう。
彼の一番のパートナーは、この無想正宗。
必殺の剣法、円月殺法で多くの刺客を葬り去る。

死神を背負っている。
虚無的で、孤独で、無頼の男。
何者にも縛られない男。

この男のパートナーは、この刀しか考えられない。
誰よりも狂四郎を知り、狂四郎に寄り添う正宗。
女は、狂四郎の恋人は、無想正宗がいれば十分…。
この2人の間には、誰も入れない。

そんなラブストーリーと、ときと又八が重なる。
ときが狂四郎に刺客依頼をする時、狂四郎はときの不義の匂いに気づいたのでしょう。
だから、金は要らぬ。操をいただくと言った。

ところが、ときは抵抗した。
嫌がる女性に言い寄るような趣味は、狂四郎にはない。
しかし、ときは思い直し、狂四郎に身をささげようとする。
狂四郎の、ときの扱い。

ときがふしだらな、情の薄い悪女かどうか…。
探っているようだった。
そしてときの性質を、見事に見抜く。

思いつめたときに、申し入れを聞いてやると言う。
ときがなぜ、この男を斬ってほしいと言うのか、それさえも見抜く。
後でわかるが、ときもまた死ぬ覚悟をしていることまで見抜いていた。
この観察眼、そりゃ、調所も怖れますわ。

互いに人の道に外れたことを自覚し、ともに地獄に落ちることを覚悟した2人に狂四郎は味方してくれる。
だが、誰も幸せにならないところが、眠狂四郎の虚無的なところ。
自分の腕に自信を持っていた忠宗。

狂四郎の恋人の無想正宗が、血を吸う予感にときめくように、弧を描く様子が美しい。
魔剣の名にふさわしく、妖しく輝く無想正宗。
それを操る狂四郎が、逆に光を失い、黒く消えていく。

無想正宗と狂四郎、まさに一心同体。
こちらの血塗られた恋人同士は、忠宗をたちまち葬り去る。
忠宗を成敗し、無常、無情をまたひとつ背負って、狂四郎は行く。


むてき~の まだらおに~

自動合唱団とともに、歌うは斑目久太郎さんです。
怖い時、猫洗う時、歌っちゃう。
忙しいので、「猫侍」に癒されております。

天下の妖刀 一太刀で
広くその名をとどろかす
百戦錬磨の剣さばき
斬るべし!斬るべし!斬るべし!
無敵の斑鬼

男が決めた剣の道
わき目もふらず突き進む
熱き炎を胸に秘め
斬るべし!斬るべし!斬るべし!
無双の斑鬼


台風接近に、走る

10年に一度の勢力の台風が、関東に接近もしくは上陸の可能性。
これがどうも、明日の通勤時間がピークになっちゃうらしい。
ああ、電車動くかな。

今日、すでに帰りが遅くなればなるほど雨風がひどくなるとのことで、早めに帰宅したんですけどね。
駅から家に帰るまでの間で、服の前面がびしょぬれになりました。
風速40メートル以上の予測も出てますけど、40メートルの時、叩きつけられる雨粒で勝手にチャイムが鳴ったんだった。

以前にも書きましたが、風雨が激しく、視界が白い夜明け。
鳴り響くチャイム。
こんな中、誰が来ているの?

窓が開けられないから、窓越しに外を見る。
誰もいない。
じゃ、誰が鳴らしてるの?

血の気が引きましたよ。
そうしたら、雨粒がチャイムを鳴らしてる。
びっくりしましたね~。
同じようなことが、友人の家でも起きたそうで、明日はその可能性がある。

そう思いながら、外を見ると、何かが走っていく。
傘でも差した急ぎ足の人か?
締めかけたカーテンをもう一度開けて見ると、猫?

小型犬のようにも見える大きさだけど、あれは猫だろうな。
茶色ベースに白いぶちがある、大きな猫。
ああ、家の前でひなたぼっこされたことがある。
どうしたんだ。

居場所から追い出されたのか。
それとも今のうちに、もっといい場所に移動するのか。
あれだけ栄養がよさそうだから、どこかのお坊ちゃんかお嬢さんで、急いで帰宅する途中なのか。
以前にいた猫も、土砂降りの中、走りこんで戻ってきたことがあった。

だといいな。
雨風の中、つい、野良猫を玄関に避難させたら、そのままその家の主に昇格してしまった…なんて話を思い出しました。
ええ、私も断る自信がない。


走っていく猫と来て、今日は「猫侍」の日。
前の日から楽しみにしているドラマで、その待ち遠しさは最近では「半沢直樹」並み。
本日の3話、笑った笑った。

斑目久太郎のテーマソングも、なんと演奏つきで出てきた。
前回、何かがさびしかったのは、久太郎のテーマソングがなかったから?!
さらには、久太郎の心の声も絶好調。
外見とのギャップも、表情もますますおもしろくなってきた。

話のほうも進んで、登場人物との絡みも出てきた。
久太郎の変化も。
玉之丞には、笑わせてもらった。
なんと魅力的に、かわいらしく撮ってるんだろう。

それから、エンディングの後にも気を抜けないのがこの番組の特長。
映画版の撮影中のCMがまた、たまらない。
途中、気象情報のテロップが入ってしまったけれど、これもまた、後で見るとこれを見ていた時の台風の夜を思い出すものになったことでしょう。
被害が出ないことを祈りつつ。