「その崖の上の独白、後でもいいよね?!」
サスペンス好きなら、思わず笑ってしまう宅間のセリフ。
病院の七不思議という都市伝説的な話から、本格的なミステリーになる。

「卵は一つのカゴに盛るな」。
何気なく耳にしたこの言葉から、犯人が株をやっていると見抜く。
すべては、こちらが狙いだったのだ。

誰にも、わからなかった。
完全犯罪になるはずだった。
宅間さえ、いなかったら。

「つくづく、小ざかしい奴!」
犯人に向けた宅間の指に、怒りが込められている。
「刑務所で絶対安静」。
犯人ががくりと膝を折る。


相変わらず、2時間サスペンスにしても不思議ではない内容を1時間にまとめている。
目が離せない。
「何かしながら」見るドラマじゃないんですよね~。


真里亜が言う。
「ここに配属になって、宅間さんと組んで、一つ気づいたことがあるんです」。
「なあにぃ?」
のんきそうに、姉小路が返事をする。

「宅間さんって犯人を捕まえるたびに、いつも、どこか残念そうな顔を見せる気がして」。
「それは多分、宅間が求めている事件や犯人に出会えてないからかもしれないわ」。
「求めているって…、宅間さんは一体何を」。

「その正体は私にも、おそらく宅間も、まだわかっていない。組織なのか誰か、個人を指すものなのか」。
「何のことです?」
姉小路が振り返る。

真里亜の顔を見る。
「でも我妻さんにも、確実に関係のあることだと思う」。
「え?」

残念そうに見える宅間。
その理由はまだ、自分の求めている犯罪に行き着かないこと。
だけどどこか、自分の予想を超える、クオリティではないことに残念なようにも見える。

しかし同時に、犯人に対していつも宅間は激しく怒っている。
犠牲者に対して、深い悲しみを感じている。
宅間は憎いのだ。

自分の犯罪のために、人を犠牲にする者が。
宅間の能力が危ないものであることは、わかる。
その能力が一線を越えずにいられるのは、宅間の犯罪を憎む心なのだということも。

宅間が1人、古いロッカールームにいる。
ロッカーをどける。
その先の壁一面には、今までの事件の関係者、仲間、犯人の写真がピン止めされている。
事件の記事。
資料。

「気をつけてください。この事件、今目に見えているのは氷山の一角にすぎません」。
佐神の言葉。
「おたくが、我々の存在に気が付いちゃったから」。

「我々の存在…、気をつけるんだ」。
「この部署は我々と、何か関係があるんですか」。
「そのことは口にしないほうが良いよ」。

これまで、宅間が見てきた事件の中で目にしたもの、聞いた言葉。
真里亜の父親の事件。
すべてが宅間の頭の中に、蘇る。
これが繋がる時が、来るのか。

すると、次回、「最終章」!
最終章って、え~、もう?!
終わっちゃうの~?!

ああ、8話なんですね。
早い。
やっぱり最後に、佐神と対決してほしい。

そして、宅間の元奥さんが何か、危なそう。
宅間には暖かい幸せは、来ないのでしょうか。
終わらないでほしいけど、宅間がこれ以上苦しくなるのは悲しい。
でも来週からの展開が、すごく楽しみ。

今回、草なぎさんの白衣姿、以前の医者のドラマを思い出しました。
スタッフも楽しんで作っているように見えます。
ぜひ、シーズン2を!って、まだ言うことが早過ぎる。


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2016.02.28 / Top↑
ちょっと遅くなりましたが、「スペシャリスト」第6話。
今回は、ネタバレになります。
まだご覧になっていらっしゃらない方は、注意!


冒頭ガード下で、めちゃくちゃに刺されて絶命している被害者。
何度も刺されていることから、怨恨と思われた。
だが宅間は、おかしいという。

何度も何度も刺すほど恨んでいる相手。
なのに、刺し傷はすべて背中にある。
「強い恨みを持っている犯人が何より見たいのが、相手の苦しんでる顔なんだよね」。

「なのに、遺体はうつぶせのまま倒れている」。
「この状況見る限り、犯人は相手の苦しんでる顔、一度も見てないでしょ」。
宅間は軽い口調で、怖ろしいことをサラリと言っている。

「そうやって何でもかんでも犯罪者目線で考えるのは、どうかと思いますけど」。
反発した真里亜の言葉に、宅間は軽く言い返す。
「そう言われても、犯罪データ全部頭の中に入っちゃってるし~」。

現場写真を見た宅間は言う。
「事件現場に、楽譜か。何かおもしろそう」。
「例えて言うなら、ドレミファ殺人事件~?」


相変わらず、導入はバッチリ。
グン!と、引き込んでいく。
おもしろい遊びを見つけたような、宅間の楽しそうな口調。

不謹慎?
この楽しそうな口調が、宅間が見てきた闇を感じる。
宅間の天才的な頭脳が持つ、危うい側面も感じる。


「そんなこと、どうだって良いでしょう?!」と言われるような宅間の質問。
平謝りしてきた真里亜が、帰り道、宅間をにらむ。
「ギロリ」。
「何か俺、悪いこと言った?」

誰もが呆れるようなことをするが、実は宅間は無駄なことは何一つしていない。
それがわかるのは、後半。
見ていないようで、誰にも気がつかないところに気がついている。
しかしそれは、犯罪者でなければわからない目線だったりする。

刑務所内で、鬼っちと呼ばれた怖ろしい風貌の男。
だがそれは見かけだけで、本人は甘えん坊であった。
誰にも気づかせないため、鬼っちは彼女への手紙に暗号を忍ばせていた。

「あいしてましゅ」。
手紙を書き終えた鬼っちは、赤ちゃん言葉で繰り返す。
「あいしてましゅ!」

つまり…、現場に置かれた楽譜に暗号があった?!
皆、仰天する。
宅間、怖ろしい男。

これはストーカーを利用し、綿密に計画された犯罪だった。
「おかしいなと思ったんだよねえ」。
「現場に指紋残しちゃうような犯人が、楽譜に指紋残さないなんてさあ」。
「誰か別の人が置いてったんじゃないかって」。

今や日本に凱旋コンサートを開くほど、成功した雨宮薫。
しかし、その成功は盗作によるまやかしの成功だった。
15年前になくなった、麗香という女性。
薫の作品「聖者のセレナーデ」は、彼女の盗作だったのだ。

恩師は、それに気づいていたと思った。
だから薫は、ストーカーが自分の電話を盗聴しているのを承知で、待ち合わせをした。
ストーカーに彼を殺させるために。

次にしなけらばならなかったのは、麗香の息子の仁をおびき寄せることだった。
自分の盗作を知る人間は、すべて始末しておかなければならない。
薫が日本に帰ってきた目的は、自分の盗作を知る人間を消すため。
だが、滞在時間は短い。

自分で仁を探さずに済む方法は、事件をセンセーショナルに報道させること。
そして、仁にはわかるメッセージが暗号によって書かれた楽譜を、現場に置いておいた。
薫の狙い通り、仁は暗号を理解した。
そして、自ら薫に連絡を取ってきた。

完全犯罪のはずだった。
宅間さえ、いなければ…。
仁にナイフをつきつけているところを、宅間と姉小路につきとめられた薫。

本当なら、すべてストーカーにやらせれば良かった。
宅間は言う。
「でも、麗香さんの才能を受け継いだ仁くんは、どうしても自分の手で殺したかった」。

飄々としていた宅間の口調が、目つきが変わる。
「しかも、麗香さんと同じ場所でね」。
宅間の声にはもう、笑いが含まれていない。

しかし薫は、不敵な態度を崩さない。
「…そんなこと、何でわかるのよ」。
「わかるんですよ。だって俺、10年10ヶ月入ってましたから」。

自分の頭を指差した宅間の手が、怒りにかすかに震えている。
そしてその声は、怒りだけではない。
哀しみが混ざっていた。

「『聖者のレクイエム』には、もう一つ隠された暗号がありました」。
「それは何でしょうか。答えられるよね、自分で作ったなら」。
「ばかばかしい。そんな手に乗ると思ってるの?他に暗号があるなんてありえない」。
「ぶぶー、不正解!」

聖者のレクイエムで最大に評価されたのは、不協和音の部分だった。
そこを和名表記して、横に並べると一つの文字になる。
「仁」。
今、薫がナイフをつきつけている青年の名だ。

夫を亡くした被害者にとって、これは希望の曲だったんじゃないかと宅間は言う。
「だからまだ、3歳だった仁くんに、演奏して聞かせてたんだ」。
陽だまりの中。
ひざに乗せた仁を慈しむように、演奏する被害者。

「この曲の本当の意味を知らないあんたは、偽物以外の何ものでもない」。
宅間の声は鋭かった。
犯人の心を粉砕した。
薫の手から、ナイフが落ちた。

仁は、夕日を見つめている。
「何で母は、自分を置いて死んでしまったんだろう…、ってずっと、考えてました」。
「でも自殺じゃなかったんですね」。

「自殺なんてするわけないって、俺は最初から思ってたけどね」。
「幼い子供を残して、一人で死ぬ親なんていないよ」。
「そんなの親じゃないし」。

「わかるんだよね俺。こうみても人の親だから」。
仁が泣きそうな、笑顔になる。
「ありがとうございました」。

深く、宅間に頭を下げる。
夜が近づいている夕闇の中、宅間が歩いていく。
姉小路が近づく。
「もしかして、会いたくなった?のりひこくんと、みやこさんに」。

ピーピーと時計が鳴る。
「ん、時間なんで俺、帰ります」。
そんなこと、微塵も感じさせない軽い口調で宅間が言う。
「ちょっと、宅間!」


宅間の妻。
息子。
なくなった幸せな時間。
あったはずの時間。

平気なはずはない。
明るいはずはない。
宅間は、10年の服役で、すべてを失っているのだ。
すべてを。

そんな言葉が浮かんでくる。
犯罪に対する、宅間の怒り。
哀しみ。

薫に向かった宅間の表情、口調にそれが感じられる。
矢田亜希子さんの薫とのやりとりに、宅間の思いが込められている。
本当の宅間が見える。

草なぎさんは、繊細な演技をしていると思います。
ミステリーの部分ももちろん、おもしろい。
「スペシャリスト」は本当に見応えあるドラマになっています。


2016.02.27 / Top↑
CM
このCM、相当、お好きな方が作りましたね。


"カップヌードルCM 「STAYHOT 名探偵 篇」 60秒 / 古谷一行" を YouTube で見る

大笑いしました。
カップヌードル、すばらしい。
古谷さんも、ありがとう!




2016.02.24 / Top↑
「恐怖劇場 アンバランス」。
初めて見ました。
第12話、墓場から呪いの手。

女性の遺体をバスルームに引きずっていく男。
シャワー。
流れる大量の血。

玄関で、ブザーが鳴った。
男は包丁を手にしたまま、出て行く。
人の気配に怯えた男は、電気を消す。

男は、応答しない。
やがて、ブザーは鳴り止んだ。
人の気配が去る。

再びシャワー。
男は包丁を手にしている。
手が動いている。
先ほどよりもっと大量に、どろどろと排水溝に向かって流れていく血。

トランクを持ってきた男は、小分けにした包みを一つ、二つとその中に放り込んでいく。
そして、トランクを玄関に引きずっていく。
ドアが閉まる。
誰もいない部屋。

シャワーから、もれた水音がする。
風呂場のタイルの床に、外から一筋、灯りがさしている。
灯りの中、手があった。
その指がゆっくりと、動く。

車を運転した男は、トランクの中の包みをひとつ、川に捨てる。
マンホールの蓋を開け、またひとつ放り込む。
すべてを捨て終わると男は、マンションに戻った。

息が荒い。
時計の音が、やけに大きく響く。
ギイイイ。
風呂場のドアが開く。

「はっ!」
男は思わず、声を上げ、ドアを閉める。
気持ちを落ち着かせるため、グラスに酒をつぎ、一気に飲み干す。
男はそのまま、ソファで寝入ってしまった。

朝日の中、男は首を押さえて起き上がる。
不愉快な目覚め。
我に返った男は、風呂場のドアに手をかける。
一瞬ためらい、だがドアを開ける。

鏡を見る。
丁寧に石鹸で手を洗う。
爪の間も、ブラシで洗う。
執拗に洗う。

顔を洗っていると、カチャン!
後ろで音がする。
男は振り返る。
冷蔵庫を開け、牛乳を飲む。

オフィスビルの中に、男はいた。
外を見ている男に、部下が近づいてくる。
「課長、やりましたね、夕べ」。

男はギョッとする。
「また、これでしょ」。
部下の手つきは、マージャンであった。

「何を言ってるんだ」。
「課長、これですが」。
男は部下の持ってきた書類に、印鑑を押した。

夜、バーが立ち並ぶ歓楽街。
「いらっしゃいませ」。
一軒のバーに、男は入った。
タバコに火をつける。

男がくわえたタバコを、やってきた女性が吹き消した。
そして自分がマッチをすり、男のタバコに火をつけた。
「麗子。お前、夕べ…」。
「店?休んだわよ」。

「どこへ行っていた。誰にも言えないところか」。
女性は笑った。
「妬ける?」

そして今度は急に、不機嫌そうになった。
「夕べ、…行ったのよ」。
「俺んとこへ?」

「そうよ。留守してたじゃない」。
女性はすねていた。
「麗子。いいか、夕べお前は俺のマンションへ来た。そして朝まで一緒に酒を飲んだ。いいな」。
「今夜も、でしょ?」

そう言うと、女性は笑った。
誰もいない部屋。
風呂場から、すすり泣く声が聞こえる…。



いやいやいや、子供の頃だったら絶対、見られませんね~!
親も見せないだろう。
トラウマになる。

「怪奇大作戦」も怖かったけど、子供に、子供と見ている大人に、訴えかけるものがあった。
考えてほしいテーマが伝わってきた。
進んでいく科学と、時代。

暴走する科学や、その犠牲になるものを描いた。
科学の裏にある人間の感情を描いていた。
近代都市となっていく日本。
戦前の面影を残している地方。

戦争を引きずっている世代と、知らない世代。
変わるもの、変わらないもの、変われないもの。
その対立とギャップ。
そこから起きる悲劇。

「怪奇大作戦」は、過渡期にある日本を映し出していた。
さらに、未来に来る日本を見せていた。
「アンバランス」はそれに対して、犯罪・心理サスペンスホラーという感じがする。

でも良くできていると思いました。
この話は朝、オフィスビルになるまで、セリフが一切ない。
音のみ。
だから水音が、かなり効果的に響く。

この緊張感。
臨場感。
暗さ。

アップになるのは、手のみ。
手が転がっているわけじゃない。
灯りに照らされて、手が映るだけ。

それでも前後の男の動きと描写で、何が起きたのかわかる。
おおお、何かが起きる。
期待を込めて、見て行きました…。

ネタバレしちゃうと、この男、桑田哲也課長は会社の金を使い込んでいた。
会社の女性、久美子はそれに気づいた。
そこで桑田は彼女に接近し、結婚を匂わせて黙らせた。

久美子は桑田が好きだったのか、好きになっちゃったのかはわからないけど、桑田が好きだった。
そこで久美子は桑田の使い込みの証拠を、隠滅した。
しかし桑田は調子に乗ったのか、久美子に別れを切り出す。

はっきり言うが、他に女性がいると言う桑田。
麗子のことなのか。
最初から麗子がいたのか、麗子と付き合うようになって久美子がうとましくなったのかはわからない。

桑田の部屋で食器を洗っているところから、久美子と桑田は親密だったことが伺える。
すると久美子は会社に辞表を提出し、桑田の罪を告発すると言う。
背後から久美子の首を絞めた桑田は、風呂場に久美子を引きずっていく。

バラバラにしたであろう描写は、流れ出す血や小さな包みをトランクに入れたりして、結構えぐいです。
包みの形態も、足首っぽい形があったりする。
しかし手首忘れるんだね。

この後、残された久美子の手は、埋められた自分の遺体を掘り起こしたりする。
線路を這う久美子の手を見て、保安員さんもビックリ。
さらには川辺に流れ着いた久美子の遺体の一部を、わからないで足で探ったアベックもいた。
この男性は久美子の手によって、死に至らしめられてしまう。

関係ない人たちを巻き込むのはちょっと、どうかと思う。
悪気はないのよ。
殺人事件に発展したため、警察が乗り出し、指紋から久美子が犯人とされる。

そこで行方不明の久美子について、妹が警察に呼び出される。
久美子の手にはまっていた指輪は、妹とおそろいで母親の形見。
妹の指輪を見た被害者の女性は、ひどく怯える。

一方、久美子の手は桑田の家に現れ、110番通報する。
警察がやってきた時、風呂場から水音が響く。
管理人が最近、桑田の部屋から水音がすると言われていたため、風呂場に入ろうとする。
異常な反応を見せる桑田に、管理人も警察官も不審な思いは抱くが、風呂場には何もなかった。

その後も久美子の手は、寝ている桑田の首を絞めたりする。
さらには自分のバラバラになった遺体を集め、桑田の部屋に持ってきたりしている。
遺体を、窓から入ってきた黒猫が食べ散らかしたりして、ぎゃー。

桑田は猫を追い出すため、ガラスに物を投げて叩き割る。
これじゃ、ご近所も夜中に何やってるんだと思うでしょう。
真夜中に久美子の手がブーブー、騒がしいブザーを鳴らしてるし。
うるさい家だな、と。

さてこの猫は、翌日も割れたガラスを覆った絵画の隙間から入ってこようとする。
見ながら、「こらっ、食べてはいけません!」と言ってしまった。
でも、えぐい。
しかし猫によって、桑田はますます恐怖に駆られる。

久美子の手は散らばった自分の遺体をどんどん、集める。
風呂場の浴槽には、遺体のパーツが浮かぶ。
これを久美子の妹がやっていると考えた桑田は、妹を呼び出す。

久美子を殺したことを口走り、妹も手にかけようとした時、久美子の手が桑田を襲う。
指輪を見た妹は、姉だとわかる。
妹は久美子の件で知り合った刑事に連絡を取る。

警察がやってくる。
手に追われ、桑田は非常階段を上へ上へと上って逃げる。
そしてついに久美子の手に捕まり、首を絞められる。

桑田は階下へ転落。
警察官がいる中、桑田はパトカーの上へ落ちた。
その表情は、恐怖にひきつっていた。

桑田の首を絞めていた久美子の手が、離れる。
驚いた妹と刑事が見守る中、久美子の手は萎れていく。
やがて、久美子の手は消滅してしまった。
「お姉さん…」と、妹はつぶやく。

出だしはなかなか、スリリング。
その後はホラーを見慣れた現代では。そんなに怖くはない。
でも子供の頃見たら、相当怖かったと思います。
何だかリアルで、えぐいですし。

全話見たわけじゃないですけど、この12話は1時間、楽しめた。
これって金曜や土曜にミッドナイトドラマとしてやっていた「幻想ミッドナイト」や「ココだけの話」の原型は、この辺りなのかも。
「怪奇大作戦」といい、時代の先駆者ですね。

2016.02.21 / Top↑
日本で飼われている猫の数が犬に迫っているとかで、猫の時代が来た!と言われているようです。
猫好きからすると、自分の中ではずっと「猫の時代」なので、ピンと来ない。
ただ、今までペット番組と言ってもほとんどワンちゃんだったのに、最近、猫を見ることが多くなったな、とは思います。

ワンちゃんが多いのは、わかる。
猫を映すのって、なかなか難しそうだし。
ではなぜ、こんなに猫が取り上げられるようになったのか。

それはライフスタイルの変化や、ネットへの投稿動画の増加が原因とか。
今まで、飼ってる人しか知らなかった猫のかわいらしさや、意外な面が知られた、ということらしい。
しかし…。
私は、北村一輝さんと猫のあなごさん主演の「猫侍」も、かなりの役目を果たしたと思う!

「猫侍2」は、忙しい中の放送で、じっくり楽しもうとしてなかなか書けない。
でも白猫とコワモテ侍のコンビは、パワーアップしてた。
最高の猫愛で(ねこめで)ドラマ、「猫侍」。
その猫侍番外編が、放送されます!

玉之丞が、玉之丞になる前の話。
「我輩は猫である。飼い主はまだない」。
水攻め同心、実は猫愛で同心も出演してくれる。

テレビ神奈川では、明日2月19日(金)19時放送。
放送スケジュールは、日本で飼われている猫の数が犬に迫っているとかで、猫の時代が来た!と言われているようです。
猫好きからすると、自分の中ではずっと「猫の時代」なので、ピンと来ない。
ただ、今までペット番組と言ってもほとんどワンちゃんだったのに、最近、猫を見ることが多くなったな、とは思います。

ワンちゃんが多いのは、わかる。
猫を映すのって、なかなか難しそうだし。
なぜ、こんなに猫が取り上げられるようになったのか。

それはライフスタイルの変化や、ネットへの投稿動画の増加が原因とか。
今まで、飼ってる人しか知らなかった猫のかわいらしさや、意外な面が知られた、ということらしい。
しかし…。
私は、北村一輝さんと猫のあなごさん主演の「猫侍」も、かなりの役目を果たしたと思う!

「猫侍2」は、忙しい中の放送で、じっくり楽しもうとしてなかなか書けない。
でも白猫とコワモテ侍のコンビは、パワーアップしてた。
最高の猫愛で(ねこめで)ドラマ、「猫侍」。
その猫侍番外編が、放送されます!

玉之丞が、玉之丞になる前の話。
「我輩は猫である。飼い主はまだない」。
水攻め同心、実は猫愛で同心も出演してくれる。
私には、これがうれしい。

テレビ神奈川では、明日2月19日(金)19時放送。
放送スケジュールは、こちらで。
http://nekozamurai.info/special/onair.html


2016.02.18 / Top↑
なつかしの映画を見ている最近。
「レッドオクトーバーを追え!」も見直しました。
潜水艦の映画といえば、「Uボート」が印象深い。

「Uボート」のラストにあるのは、絶望と破滅。
潜水艦の息苦しさと閉塞感が、見事に表現されていました。
限られた空間と、緊迫する状況が揃っている潜水艦は映画の良い材料になるなあと思いました。

「レッドオクトーバーを追え!」はアメリカを筆頭とする西側陣営と、ソ連を筆頭とする東側陣営の冷戦時代の話。
「ゴルバチョフ政権前夜」。
そうか、もうすぐ冷戦は終わるんだという。
だけど、夜明け前が一番暗いんだという、そんな時代。

ソ連が、音をまったく捕捉できない潜水艦を実戦配備。
それはアメリカに音もなく忍び寄り、攻撃ができると言うことであった。
その潜水艦・レッドオクトーバーの艦長ラミレスは、アメリカへの亡命を決意していた。

アメリカ側の誰かが、自分たちを見つけてくれるという期待を込めて、ラミレスは乗務員たちが国家を歌うことを止めない。
この歌声をキャッチしたのは、アメリカの潜水艦「ダラス」の乗務員だった。
「歌声が聞こえたような…」。
この、最新鋭の潜水艦の気配を感じ取ったのが、乗務員の「耳」という、人間の生の器官。

ほとんど家に帰ることがなかったラミレスの妻は、「未亡人同然だった」。
その妻の一周忌に、ラミレスは亡命する。
ラミレス以下、最新型の国家機密の潜水艦での将校たちの亡命を知ったソ連側は全力を挙げて追ってくる。
一方のアメリカも、アメリカに近づくレッドオクトーバーが攻撃を仕掛けてくると考えていた。

だがCIAのジャック・ライアンは、これは攻撃ではなく亡命だと主張。
一度、ライアンはラミレスに会っている。
ラミレスの人格から陰湿に攻撃をしてくる人物ではないと主張する。
政府、軍が懐疑的な中、ライアンはラミレスの亡命を信じて奔走。

このライアンが飛行機が苦手だというのに、次々、空を移動することになる。
荒れ狂う中、アメリカの潜水艦ダラスへ移動したりする。
パイロットが荒れた日本海を飛んだ時のゲロがどうこうと話した挙句、「食べます?」なんてお菓子出して来る無神経さがおかしい。
感覚がマヒしてます。

ライアンはダラスに到着して、ついにラミレスにソナーでコンタクト取る。
「亡命などの意思がある場合、一度だけ合図してくれ」。
「アメリカ側の指揮官がダメだった場合、自分たちを攻撃してくるだろう」。
最悪の予測もしていたラミレスは思わず、天を仰ぐ。

ライアンはライアンで周りが呆れる中、ラミレスにコンタクトを取り、返事が一度だけ返ってくる。
亡命だ!
深海で会おうという約束を交わし、ラミレスは乗員を潜水艦から降ろす。

ラミレスは考えた。
自分以下、将校は潜水艦もろとも死んだことにしたい。
ラミレスは乗務員を降ろし、自分たちは潜水艦に残ってアメリカの潜水艦と戦い死んだことにする。

乗務員を下ろすのに一番良い口実は、原子力潜水艦の事故だ。
事故が起きたから避難しろ。
だが潜水艦はアメリカの手に渡してはならない、自分たちは残ると、ラミレスたちは言う。
感動した政府の官僚はラミレスに「レーニン勲章ものです」と言う。

アメリカ側も、この計画に協力する。
ライアンの上官により、魚雷が自爆する。
乗組員に「魚雷は自爆ではない。そして私もここにいなかった。いいな」と言う。
スリリングな駆け引き。

「艦長が戦っている!」
魚雷の爆発、ダラスの浮上。
脱出した乗務員は、ラミレスがアメリカの潜水艦と戦っていると思い、思わず手を振り上げる。

ダラスからレッドオクトーバーに乗り移るライアンを見て、レッドオクトーバーの将校が「アメリカ人だ…」と言う。
お互い、ベールの向こうの異邦人。
だがレッドオクトーバーをラミレスたちごと、葬ろうとする者が潜水艦内にいた。

ライアンは謎の人物と戦う。
ソ連の魚雷を交わす、ラミレスの技量。
そして「潜水艦のチキンレース」と言って、ソ連の潜水艦と一騎打ちするダラスの艦長。
全員が全員、見せ場がある。

アメリカのモンタナへの移住を夢見て、撃たれてしまう将校は哀しい。
それでも、「アメリカへようこそ」で終わる。
爽快。

散々な空の移動をしたライアンが飛行機の中、任務を終え、子供との約束の熊のぬいぐるみを隣に眠っている。
粋なラストで、映画は終わる。
ラミレスを演じたショーン・コネリーは、さすがの貫禄。

この後、ソ連にはゴルバチョフが登場。
ソ連→ロシアもかなり、つらい時期、混迷はある。
でも戦争を望まなかったラミレスたちはきっと、この状況に希望を持っていたと思います。
潜水艦映画の傑作です。


2016.02.17 / Top↑
「ターミネーター」。
「エイリアン」がSFホラーに輝く金字塔とすれば、これはSFアクション映画史上に、燦然と輝く金字塔。
そのDVDの特典映像に、未公開シーンがありました。
カットされたシーンではありますが、これがあるとまたちょっと違っておもしろかったかも。

警察署に保護されたサラ。
カイルの取調べが行われる。
同僚がカイルを狂っていると笑う中、警部は難しい顔をして黙っている。

突拍子もない話。
しかし警部は、この話はもしかしたら本当なんじゃないか…?と思っているんですね。
多くの異常者を見てきた警部が、カイルの様子にただならぬものを感じている。
実際にターミネーターの襲撃を受けた警部は、確信する。

そして瀕死の状態の時、サラを連れて逃げようとするカイルを呼び止める。
カイルに「サラを守りぬけ」と告げる。
自分の任務を果たせ、と。
感動的。

逃避行の最中、母親に電話したサラは電話帳でサイバーダイン社の住所を調べた。
カイルに、スカイネットを開発する前に爆破してしまおうと提案する。
「2」でジョンは、サラがサイバーダイン社を爆破しようとして捕まったと語っていますが、この時からサラは考えていた。
自分はジョンを生む前に抹殺されようとしたから、サラはそれをヒントに先回りしようと考えたわけです。

危険すぎると反対するカイルとサラが、もめる。
ひっぱたかれたカイルはとっさに、銃を構える。
戦争状態にいたカイルは、反射的に攻撃の態勢を取ってしまうんですね。

「撃ちなさいよ!」と言うサラに我に返ったカイルは、辺りを見渡す。
世界が美しいことに涙する。
自分のいた世界には、何もなかった。
夢のようだ。

緑。
花。
そして、サラ。

すべてが美しい。
だから、とてもつらい。
わかるだろうか。
自分のいる世界には、何もなかった。

美しいものはすべて、なくなってしまった。
この美しい世界が失われるのを知っている。
だから、とてもつらい。

すると、サラは言う。
だから未来を変える。
運命ではない。
自分で未来は、変えられる。

「NO FATE」。
「2」で核戦争の夢から覚めたサラが、無意識に木のテーブルに彫っていた文字。
「運命ではない」。
サラはずっと、そう思っていた。

最後の戦いの後、サラが救急車で運ばれていく。
その時、工場に残ったチップを手にする社長の姿がある。
警察が手を触れるなと言うが、社長は技術者に「マイコンチップだ」と言う。

見たことがない作りだ。
チップをポケットに入れる。
そして密かに技術者にこれを、研究するように言う。
サラが運ばれていった工場には「サイバーダインシステムズ」の文字があった…。

ここから、スカイネットは開発されるのだ。
「2」で技術者のダイソンは、このチップとターミネーターの腕を元にスカイネットの研究が始まったと言っていた。
交錯する現在と未来。

これらのシーンはほしいような、なくても大丈夫なような。
サラが運ばれた救急車の扉が閉じ、シーンが変わる。
1人嵐に向かっていく姿で終わるラスト。

この流れがすばらしかったので、なくても良かったような気はします。
複雑な気持ちですね。
でももう、「2」に繋がる構想はこの時なされていたんだなあと思いました。

2016.02.14 / Top↑
今週は「スペシャリスト」、第4話でした。
第2話はゲスト、鶴田真由さんの悪女ぶりが良かった。
最初からの悪女ではなくて、悪女になってしまったんですが。

早くも真里亜の生い立ちが明らかになった。
第1話に続き、捕まっちゃう真里亜、ちょっとかわいそう。
鶴田さんは不敵に、自信たっぷりに振舞っていたが、宅間にすべてを見通されてしまう。
草なぎさんと鶴田さんの対決が、見ごたえありました。

第3話は、さすが、姉小路!
宅間と姉小路はやっぱり、最高で最強のコンビ。
2話のラストで、姉小路は宅間は犯罪を読むと我妻に語る。
その宅間に知能犯、異常犯罪者もまた、引き寄せられるようにやってくると語る。

宅間には正義がある。
だがその正義は、姉小路から見ると、とても危うい。
宅間は犯罪者たちを理解し、見抜き、見通す。

それは彼らを理解し、彼らの気持ちにならなければできない。
つまり、宅間の能力は非常に彼らと「近い」ものなのだ。
姉小路はわかっている。
宅間があちらと一線を越えないでいられるのは、宅間の犯罪を憎む心だと。

被害者に深く共感し、犯罪に怒りを感じる。
その気持ちが常に、宅間の危うい能力を制御している。
だが、その制御が外れた時。

次々現れる犯罪者や、陰謀を越えていくと、宅間はどうなるのだろう。
FBIのプロファイラーが書いた本には、哲学者、ニーチェの一節があります。

「怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように、気をつけなくてはならない」。
「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」。
不気味な、怖い一節です。

この言葉のように姉小路は、危惧しているのです。
そして自分は宅間の、ストッパーだと思っている。
彼を日常に戻す役目がある。
そうしなければ、いけない…。


2016.02.12 / Top↑
今さらですが、「相棒」元日スペシャル。
木村佳乃さんが演じる片山雛子議員は、辞職してしまったんですね。
ビックリ。
政治家だった父親を知っている人から「雛ちゃん」と呼ばれていましたが、彼女はそう呼ばれたくないんですね。

あの悪女ぶり。
野心。
人や事件を利用して大きくなる頭脳。
非情さ。

政治家として必要な要素。
必要な性格なんだろうなと、気になる登場人物ではありました。
それが事件で議員辞職。

まだ辞職しただけで、返り咲きは充分あり得る。
議員以外でまた、世の中に出て来る可能性は大です。
悪役キャラクターにしても、ここまで出て来たキャラクター。
退場させるにもぜひ、愛情ある退場のさせかたをして欲しいですね。

見せ場を作り、見て来た側が納得するような去りかたをさせて欲しい。
そうしたら、作品を盛り上げてくれたことに拍手して終わることができます。
お願いします!



2016.02.11 / Top↑
BSフジで放送された、北大路欣也さん主演の「三屋清左衛門残日録」。
私が小さい頃から華やかに活躍してきた俳優さんたちが、出演されていました。
この俳優さんたちが、引退して第一線を退いた武士たちの役を演じていました。

中村敦夫さんの徘徊する演技。
紋次郎と言う、国民的スターを演じた中村さん。
あのニヒルさ。
かっこ良さ。

その姿を強烈に目に焼き付けている者としては、お年を召されたなという気持ちは確かにありました。
が、それ以上に、この芸能界で良く、ここまで活躍を続けてきたと感動しました。
若い頃、または壮年の頃、スターになることも大変。
しかしその後、潰れることなく、ここまで来ることに感動します。

ましてや、木枯し紋次郎。
子供が長い楊枝をくわえて怒られて、セリフは流行語にまでなった。
このヒーロー像から抜け出るのは、並大抵の苦労ではないと思います。

良くここまで、そのイメージに付きまとわれることなく、縦横無尽の活躍をしてきたものです。
私などが言うのも失礼なんですが、頭がすばらしく切れて、才能があって。
お人柄も優れていなければできないことでしょう。

数々の時代劇で、悪役を演じてきた小沢象さんも渋い。
悪代官が枯れて、仏門に入ったような、全てを達観したような。
そんな雰囲気でした。

年を取るということ。
その年の取り方。
老いた姿は、もちろん寂しい。

しかしその寂しさを感じさせることも含めて、この俳優さんたちは見ている者に伝えてきているのだと思いました。
生き様を見せてくれているような気がしました。
これはもう、本物にしかできないこと。

やはり何かを続け、極めてきた方にしか身につけられないものがある。
「徳」のようなものが、漂うのですね。
そんなことを思った「残日録」でした。

この方たちを見ていれば、作品の良さは約束されたようなものだと思いました。
さて、自分はやがては、そんな雰囲気がつけられるものだろうか。
そう考えると、ますますもって、この俳優さんたちのすごさを思い知るしかない…。

2016.02.07 / Top↑