こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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10月振り返り

10月は電化製品を4つ、買い換えました。 
テレビとDVDレコーダーは壊れたんだから、しかたない。
 インターフォンも壊れたんだから、しかたない。 
パソコンも…、古かったんだから、しかたない。 

 最後に魔法瓶が壊れた。
 壊れたんだから、しかたない。
 でもいくらなんでも、重なりすぎでしょ! と思ったら、使ってない魔法瓶があるのを発見。
 見つける前、魔法瓶買おうと思ったら行きつけの店になくて、電器店行ったらお休みだったんです。

 「も~」と思ったら、本来、自分のテリトリーではないクローゼットで発見。
 断捨離してて良かった。
 この魔法瓶に、運命的なものを感じました。
 良くお茶飲むから、保温ポットないの、不便なんですよ。

 回線工事だのテレビ、DVDレコーダー搬送だの、取り付けだの、良く、人が出入りした。
 風邪も引いた。  
10月は整骨院と断捨離と家の用事と自分の用事で、気持ちが休まった気がしない月でした。

 気がついたら寒い。 
 今年は秋がなかった。 
 夏日が続いたら、いきなり寒い。
 澄んだ空気に日射しが降り注ぐ季節がなかった。

 9月は雨ばっかりだった。
 こういう梅雨ありますね。
 町中がカビて行くような梅雨。
 一番嫌いなタイプの梅雨です。

 今年の秋も 自分の好みで言うと、一番嫌いな季節の展開でした。
 これからは、街がクリスマスに染まって行く。
 華やかな季節になる。
 良い季節になると良い。



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猫がいたんだ

9月28日の夜のこと。
家の廊下には、センサーつきのライトを置いています。
人が通ると灯りがついて、何十秒かすると消えるものです。

9月28日の深夜26時近く。
寝ているベッドからふと、ドアの方を見ました。
すると、廊下でセンサーライトがついている。

でも、誰もいない。
誰かが廊下に出て、おトイレに行って帰ってきてまだライトだけがついているのか。
でも今、他の部屋には誰もいない。
廊下に出てみたが、やっぱり誰もいない。

こんなこと初めてでした。
誰もいないはずの廊下でセンサーライトがついたら怖いな、なんて思うことはありました。
それが今、現実に起きてる。

センサーライトがついている。
誰もいない廊下で、ついている。
部屋にいるはずの子猫が、廊下に出てしまっているのかも。

そう思って子猫を探そうとしたら、自分がいた部屋から子猫が飛び出してきた。
やっぱり、子猫も廊下にいなかったんだ。
じゃあ、どうしてセンサーライトは反応したんだろう?

虫か何かなんでしょうね。
朝、家族に話したら、虫じゃ反応しないよって言われましたけど。
合理的な理由があるんでしょう。

でも自分が、ほんとに思ったことを言えば…。
3ヶ月前に旅立った、19歳の猫のような気がしました。
廊下に、あの子が来ていた。
あの子に反応して、ライトがついた。

そんな気がしました。
違うって、ハッキリとした証明がされないなら。
誰にも迷惑がかからず、そう考えて気持ちが穏やかになるなら。
そう思って良いんじゃないか。

こんな風に思ったので、そうだということにしました。
猫だよ。
猫がいたんだ。

でも…。
そこまで来たら、いつもしてたように枕の上に来てくれていたなら良いな。
あれから、誰もいない廊下のセンサーライトがついていることはない。


表の顔と裏の顔

時代劇専門チャンネルのオリジナル時代劇「顔」。
松平健さん主演、池波正太郎原作で、江戸の闇社会を描きます。
共演が火野正平さん、中村嘉つ雄(「つ」は律に草かんむり)さん。

ここでまた「必殺」を忘れられないしょうもない懐古主義者の私は、「新・仕置人の己代松と正八だあ…」って思ってしまったんですね。
すぐにそんな連想をする。
結びつけちゃう。
だから嫌われちゃうんですよね。

わかってるんですけど、連想しちゃうのはしかたない。
許してほしい。
謝ったところで、「顔」のCMです。

松平健さんに裏の仕事を依頼するのが、どうも火野さんの役らしい。
しかし、CMで流れている、火野さんの声がすごい。
「人間にはね、表と裏の顔があるんですよ」。

「あるんですよ」というより、「あるんすよ」と言った方が良いニュアンスで話している。
どうも、松平健さん演じる男が描いている絵を評価してくれている男がいる。
その実直そうな男の殺しの依頼が、火野さんを通して松平さんに入ったらしい。

自分にも優しく、誠実そうな男。
演じるのは、石黒賢さんですね。
好感を抱いている男の、殺しの依頼。

なぜ。
あの人を殺してほしいなんて、依頼が来るのだ。
おそらくそこでの火野さんの一言なんでしょう。
「人間には、表と裏の顔があるんですよ」。

あなたに見せているのは、表の顔。
仏、菩薩の顔と言うべき顔なのかもしれない。
しかし、どんな人間にもいろんな面がある。
あなたには見せない、あなたには縁がない。

だが、この人を誰かは死ぬほど恨んでいるんです。
大枚はたいて、危険な裏街道の人間に殺しを依頼してもいいほどの恨み。
確かに松平さんに微笑んでいるのとは、ガラリと違う顔を見せている石黒賢さんがいる。
仏、菩薩に見える人間にも悪鬼、羅刹の顔があるんですよと。

火野さんの声に、凄みが宿っている。
この声はいろんなものを見て、いろんな修羅場をくぐって生き残ってきた男の声だ。
軽く、それゆえに怖ろしい。

もし、正八が裏の仕事にずっと関わって生きていたら。
数々の仲間がむごく死んでいくのを見ながら、生き残っていたとしたら。
こんな男になったかもしれない。

そんな想像してしまいました。
想像するぐらい、自分の中に正八が残っていた。
火野さんが演じる正八が残っていた。

さらりと演じているようで、ここまで人に深く残す。
短いセリフに、この男の背景まで想像させるほどの凄みを込める。
やっぱりこの俳優さんは、怖ろしい俳優さんだ。
「顔」がますます、楽しみです。




ジャミラの可能性

子供の頃見ていた番組なのに、大人になって、いろいろなことがわかるようになって見たらすごく切なかった。
そういう話は結構ありますが、これが「ウルトラマン」にあるから驚きです。
当時の製作者は子供の心に残って、考えてくれるきっかけになればいいと思って作ったんでしょうか。
子供と一緒に見ている大人に対して、作っていたんでしょうか。

以前にも書きましたが、「ジャミラ」という怪獣。
あれはほんと、大人になって、働くようになって見るとすごく切ない。
国際平和会議のために集まってきた世界のVIPが乗った飛行機が、次々襲われる。

見えない円盤による攻撃とわかった科学特捜隊によって、円盤が可視化される。
するとそこから現れたのは、ジャミラだった。
名は、国際平和会議にやってきたVIPの一人が、円盤から現れた怪獣を見て叫んだことからわかった。

ジャミラは怪獣ではなかった。
元は宇宙飛行士だったが事故により、水も空気もない惑星に放り出されたのだ。
各国による宇宙開発競争。

ジャミラは見捨てられた。
だがジャミラは生き延びた。
そのため、怪物化した。

自分を見捨てた国家に復讐するため、自分の宇宙船を改造し、地球にやってきたのだ。
ジャミラにとって、「故郷は地球」なのだ。
それを知った科学特捜隊のイデ隊員は叫ぶ。
「ジャミラは俺たちの仲間じゃないか」。

しかし「ジャミラの正体が知られないよう、怪獣として始末する」決定が下される。
ジャミラのやっていることは正当な復讐でも、巻き込まれるのは何も知らない、罪もない市民。
その市民生活が破壊され、犠牲が出る限り、ジャミラは排除されなければならない。

一般市民、それさえにも罪があると、ジャミラは言いたいかもしれない。
何も知らずに平穏に生活していることが、罪だと。
だがそれは現代の社会では、テロリストの論理に近い。

イデ隊員は叫ぶ。
人間の心を忘れたのかと。
それに反応したか、ジャミラは一度は去る。

しかし再び、国際平和会議の会場を襲う。
ウルトラマンがやって来る。
スペシウム光線ではなく、ジャミラはウルトラマンが放つ水流により倒れる。

命を育むための水は、怪物化したジャミラを溶かすものでしかなくなっていた。
水の惑星・地球。
故郷は地球なのに。
ジャミラはもう、水の惑星に住めない。

泥の中、溶けていくジャミラは泣き叫ぶ。
大地を叩き、足をばたつかせながら泣き叫ぶ。
そしてジャミラは溶けていく。
大地に拳を叩きつけ、足をバタバタさせて、溶けながら嘆き叫ぶジャミラ。

どこにも彼の行く場所はない。
ウルトラマンにも、科学特捜隊にも怪獣を倒した笑顔はなかった。
ジャミラの墓が建てられた。
墓碑には「人類の夢と科学の発展のために死んだ英雄ジャミラ」とあった。

イデ隊員は言う。
「いつでもそうだ」。
「文句だけは美しい」。

これはきつい話ですねえ…。
組織が個人を守らず、見捨てる時。
人はジャミラの気持ちがわかる。

会社のために、組織のために、やってきたのに。
いろんなものを犠牲にしてきたのに。
会社は、組織は、自分をあっさり捨てるのかと。

ジャミラは個人と国家の象徴でしたが。
誰かが泣き寝入りしなくてはならない時、それをどううまく収めるか。
納得させるか。
それが政治力だと聞きました。

自分を見捨てた国家に対する復讐、怨念でジャミラは生き延び、帰ってきた。
そして復讐を実行した。
結果、ジャミラは泥の中、泣き叫びながら溶けていった。
最期に、自分の国の国旗に手を伸ばそうとしながら。

逆らったら自分は怪獣で、ウルトラマンがやっつけに来る。
これを仕方のないことと、自分がジャミラになっても言えるだろうか。
納得できるだろうか。

自分は科学特捜隊じゃないし、ウルトラマンでもない。
ジャミラになる可能性は、誰にもある。
そう気づいた時、かつての子供はどうしたらいいか。
「子連れ狼」の拝一刀みたいに強くて、立ち向かって生き抜いていけたら良いんですけどね。


パニックと人間ドラマ「タワーリング・インフェルノ」

昔、洋画を放送するテレビのロードショー番組で、前後編の2週に渡って放送された超大作がありました。
当時のハリウッド映画を代表する2大スター。
ポール・ニューマン、スティーブ・マックイーンが主役のパニック映画超大作。
「タワーリング・インフェルノ」です。

138階建ての最新の超高層ビル・グラスタワー。
ビルの設計士のロバートが、ポール・ニューマン。
彼はビルの落成式のパーティの夜、ビルが自分が設計した通りに作られていないことに気づく。

経費を節約するため、ビルのオーナーの娘婿のロジャーが設備に手を抜いて建てていたのだ。
ロバートが抗議するも、今夜はパーティということで抗議は後回しになった。
しかしすでに、81階の倉庫の電気系統に異常が起きていた。

パーティ会場に集まった、今で言うセレブの男女。
タワーで暮らす住人。
秘密の密会をしている男女。
誰もその怖ろしさにまだ、気が付いていなかった。

やがて、ビルのあちこちで火の手が上がる。
パーティ会場のエレベーターのドアが開き、炎に包まれた男性が転がり出て来る。
会場に悲鳴が響き渡った。

火災の発生だ。
消防隊が、グラスタワーに到着した。
隊長のオハラはロバートに、ビルについて聞く。

オハラは言う。
「俺たち消防士が確実に消せるのは、5階までなんだ」。
「なのにあんたたち建築家は、どんどん高いビルを作りたがる」。
「バカと煙は、高いところに昇りたがる」。

…この映画を見て、高いところには、住みたくないな。
そう思ったお子さんは、多いんじゃないでしょうか。
オハラ隊とロバートによる、決死の救出が始まった。

ビル内にいる人々の、様々な人間模様。
極限状況で露わになる人間性。
ビルが炎上するスペクタクルもすごいですが、人間ドラマの部分が良く描けていた。


ロバートは子供2人と、女性を連れてとにかく炎を逃れ、パーティ会場のある上を目指す。
途中、ドアが閉鎖されていたり、階段が落ちていたりピンチの連続。
オハラ隊長はまだ、未熟な隊員が怯えるのを見て、一番最後に柱を登れと言う。
落ちる時、下にいて登ってくる仲間を巻き添えにしないで済む。

登っていくと誰かが炎に包まれて落下していく。
仲間の誰かだ。
途中、ロバートと合流し、ドアを爆破し、突破する。
ヘリによる救出は、屋上にヘリが着陸できずに不可能になった。

秘密の密会をしていた男女は、部屋に煙が充満してきたことに気づく。
隣の部屋を見た男性は、思わず、電話をする。
だが密会を邪魔されたくなかった男性は、電話線を切っていた。

しかし女性を不安にさせないため、電話で救助を要請する振りをした。
救助が来ると思っていたが、やがて煙が隣の部屋とのドアの隙間からこの部屋に入ってくる。
謝る男性に女性は言う。

素敵ね、永遠に2人の秘密だわ。
それを聞いた男性は上着をかぶって、炎の中を行く決心をする。
消防隊を百人、連れて帰ってくるよ。

でもそれは無理なことだった。
部屋の半ばまで行く前に、炎の中、男性は倒れる。
女性はそれを見て、悲鳴を上げてドアを閉める。
炎が迫る。

追い立てられるようにして女性は炎から逃げ、窓ガラスを突き破って落下していく。
この密室での追い詰められ方も、怖かった。
男性は当時を代表する美形俳優、ロバート・ワグナー。
この最期に、絶句。

パーティ会場では、展望エレベーターで脱出する順番を決めるくじ引きが行われる。
展望エレベーターと言うだけあって、景色を楽しむためのエレベーター。
したがって、ガラス張りである。
こういう時には、頼りないことこの上ない。

会場には、金持ちの振りをして、タワーの住人の女性に近づいた詐欺師もいた。
しかし彼は、彼女のことを本当に愛してしまっていた。
展望エレベーターで脱出する女性に、本当のことを言っておかなくては。
詐欺師は、すべてを打ち明ける。

だが女性は彼が金持ちではないことに、気づいていた。
微笑みながら、女性は言う。
「あなたは人をだますことができないわ。優しいから詐欺師にはなれない」。
2人は地上で会おうと約束する。

ロバートを愛している女性は、自分のくじを人に譲り、ロバートとできるだけ一緒にいようとする。
それに気づいたロバートは、彼女を行かせる。
娘を乗せる社長。

残るもの、行くもの。
展望エレベーターのドアが閉まる直前、隙間が開いている最後の瞬間。
全員が、お互いを見つめあう。
どちらも生きて再び、会えるとは言い切れない。

展望エレベーターの脱出中、ビル内で爆発が起きる。
バランスを崩したエレベーターから、子供が落ちそうになる。
それを助けた女性が、落ちていく。
老詐欺師と会おうと約束した女性だった。

無念の表情のオハラ。
エレベータを吊るしているワイヤーのため、屋根にいたオハラの部下もバランスを崩して落ちそうになる。
その手を必死につなぐオハラ。

隊長まで落ちます、離して下さい。
だがオハラは、手を離さない。
握った手から、隊員の手が滑り落ちる。

その時はもう、隊員は地上で広げたマットの上に落ちる。
あの、未熟な隊員だった。
修羅場を抜けた部下は、一人前の消防士になった。

隊長と部下との絆。
女性と、老詐欺師のドラマも忘れられない。
一緒になってほしかった2人だった。

娘婿の不正と、彼によってこの惨劇が引き起こされたのを知っている社長。
ロジャーのエレベーターの順番が来る。
得意気に順番を書いたくじを引きちぎり、エレベーターに乗り込もうとするロジャー。

社長はロジャーを殴り飛ばす。
「お前と俺は、一番最後だ!」
しかしそのエレベーターもついに、火災により使えなくなる。

最後の手段として、隣のビルからリフトをつるし、それによって脱出となる。
ひゃ、138階の屋上から隣のビルの屋上に、ワイヤーを張って。
そこに通されたリフトに乗って、脱出。

リフトといっても、椅子ですよ椅子。
椅子と言うより、骨組みだけのカゴ。
そりゃそうだ、重いものは無理。

生きた心地もしないと言うか、高所恐怖症の人は気絶する。
いや、乗れない。
考えただけで手足の先が、冷たくなる。

女性が全員、救出された時だった。
「俺が乗るんだ!」
耐え切れなくなったロジャーが、椅子に飛びつく。

ロジャーの行為に怒った人々が、飛びかかる。
理性が吹っ飛び、我先にと椅子にしがみつく人々。
ロジャーは彼らを突き飛ばし、しがみつく人を突き落とし、椅子に乗る。
そして重量オーバーにより、落下していく。

彼らは、上等なタキシードや、豪華なドレスと装飾品を身にまとった人たち。
今で言う、セレブ。
その彼らが極限状況で、我先にと争う姿が目に焼きつきます。

ついに、最後の手段もなくなった。
残る手は…。
屋上にあるビルのための給水タンクを爆破し、上から大量の水を降らせて消火するだけだった。
誰かが、爆破をしなければいけない。

そんな危険な任務、誰が?
ロバートの問いに「そんな奴は1人しかいない。お前も知っているバカだ」。
オハラ隊長だ。
渋すぎ。

爆破される前、会場に残った人々は水に流されないため、体を柱や置物に縛り付ける。
バーテンは大事な酒のビンを抱きしめる。
何かにすがっていないと、怖ろしくて耐えられない。

だが恐怖のあまり、爆破前にロープを解いて逃げようとする人もいた。
逃げる人は水に流され、ガラスを突き破って落ちていく。
倒れてきたものの下敷きになって、息絶える人もいた。

あんな大量の水が、屋上にあるの。
そんなことを思ったのは、後、後。
見ている間は息を止めるようにして、見ていました。

タンクの水が、嵐のようにビルに降り注ぐ。
猛烈な炎も勢いを失っていく。
あちらこちらで吹いていた炎が、沈下して行く。
地上にも豪雨のように、水が降り注ぐ。

無事、生還した人々が地上に戻った。
戻った老詐欺師の手に、女性が飼っていた猫が消防士によって渡される。
この猫、「誰かいませんか!誰もいませんね?!」と消防隊が各部屋を回った時、ベッドの上にいたんです。
誰もいないことを確認した消防士が、立ち去ろうとした。

しかし消防隊員は、「お前も連れて行ってやるよ」と言って猫を連れてきた。
こんな時、猫なんて…と言わないアメリカの消防隊の余裕と言うか、男らしさと言うか。
そこに帰って優しさとプロを感じたものです。
今考えると、これだけの大惨事。

生きているものは、助けたい。
そんな思いもあったんでしょうね。
この猫が、詐欺師に渡される。

詐欺師は、フレッド・アステア。
この映画では、踊りません。
踊らないけれど、見事な演技です。
彼の話は、今でも覚えている人は多いのではないでしょうか。

猫を渡された彼は、消防士を見る。
彼女は…?
詐欺師は、消防士の表情ですべてを悟る。
地上で再会し、抱き合う人の中、彼は彼女の名を呼びながら、さ迷い歩いていく。

「だから見るなと言ったのに」と言っているのは、社長。
嗚咽しているのは、娘。
ロジャーを見たのでしょう。
彼に関しては、自業自得と言いたくなりました。

演じたのは、リチャード・チェンバレン。
「リチャード・チェンバレン様ぁ」と言って、巨大なポスターを貼っていたお姉さんがいました。
この方も、イケメンとして絶大な人気があった。

それがこの役、えらい!
最初から最期まで、同情するところがひとつもなかった。
そんな憎まれ役、ありがとう!

再会したロバートと恋人が、毛布にくるまれながら座っているところに通るオハラ。
死者が2百人以下に抑えられたのは、奇跡だ。
良かったと言う。
何と言う、シビアな言葉。

あれだけ尽力した彼が言うからこそ、ものすごく重い。
本当に、大惨事なんです。
しかもこれは、自然災害じゃない。
人災なんです。

良い人が助かって、悪い人が死ぬ。
そんな結末ではなかった。
苦い、苦い結末なんです。
現実はこの後、社長の責任が追及され、ロバートもいろいろと大変なんでしょうね。

人間の傲慢を象徴するものとして、このタワーは残した方が良い。
こんなことはきっとまた、繰り返される。
「誰かが、ビルの作り方について聞きに来るまでな」。

ロバートはオハラに、いつが良い?と聞く。
では来週。
渋い大人の男の2人は、こんな悲劇を繰り返さないことを胸に約束して、別れる。

我先にと逃げる人、自分のためではない、人を助けるために命を賭ける人。
技術と傲慢さ。
人間の本性とは、品格とは、勇気とは。
いろんなメッセージも読み取れる映画。

社長役は、ウイリアム・ホールデン。
ロバートの恋人は、フェイ・ダナウェイ。
みなさん、主役を張るスターです。

その中で主人公を演じたポール・ニューマン、スティーブ・マックイーンがいかにすごいか。
彼らのスター性ってすごかったんですね。
いつも思うんですが、この時も彼らの無言の演技がすごい。

1974年の作品。
子供だった自分が、ハリウッドのすごさを知った作品です。
今のように特撮技術はなかったけど、迫り来る火災は十分リアルで怖かった。

この8年ほど後、日本でも有名ホテルの火災が起きます。
オハラ隊長の言葉が、蘇ります。
時は流れて、阪神大震災、東日本大震災、アメリカでは9.11が起きます。
映画は「消防士たちにこの映画を捧げる」と書いてあった記憶も蘇りました。

そういうことも含めて、忘れられない映画です。
スペクタクル映画、パニック映画、人間ドラマ。
ハリウッドが誇る、名作じゃないでしょうか。


宿命のスクラップアンドビルド

「シン・ゴジラ」のことをこんなの、ゴジラじゃない!
おもしろいけど、ゴジラより災害シュミレーション映画だという感想も聞きました。
この感想は、1998年のハリウッド版ゴジラでも似たようなことが言われていましたね。
モンスターパニック映画としてはおもしろいが、これはゴジラじゃない!とか。

ゴジラ映画ではなく、別ジャンルとして評価したいと言われる。
自分もこのゴジラには、そんなこと言ったと思います。
「シン・ゴジラ」もそんな声が聞かれます。

でも「シン・ゴジラ」って、原点に立ち返っていると思うんですよね。
やはりゴジラは、特に最初のゴジラは神のようなものだったと思うんです。
自分たちの想像を超えた存在。
暴れる理由も、何もわからない。

ただ、そこにいて暴れ狂う。
自然災害のような存在。
カヨコも言ったけど、人智を越えた神の化身。

2014年の「ゴジラ」ではゴジラのことを「原始生態系の頂点に君臨する。いわば神ね」と言っている。
それに対して主人公は「モンスター…」と言いますが。
こうなるとゴジラとムートーとの対決は、神々の戦いなわけです。

神々の戦いに、人間の抵抗は無意味。
戦っている神々は、地上の人間のことなど考えない。
戦闘中の人間が、地面の蟻を気にしないのと同じ。

でも、このゴジラはまだ、主人公と目が合っている。
蟻に対するような気持ちであったとしても、人間の主人公と目が合って、認識している。
生物としての「意思」を感じないこともない。
ところが「シン・ゴジラ」のゴジラは、意思の疎通なんて無理そうです。

劇中でも行動パターンを分析するも何も、ただ歩いているだけと言っていますが、意思なんて読めない。
第2形態なんて、何でこっち来るんだって思いしか抱けないような違和感ある容貌。
意思があるのか?
本能のみか?

そういうものが自分たちの良く知っている光景に入ってきて、日常を壊していく衝撃、拒否感。
今の日本人には、それは震災を思わせる。
だから今度のゴジラの所業には、戦慄する。
もうダメかと思ったが、最後の最後に日本はゴジラを凍結させることに成功する。

日本は今後、ゴジラと共存していく覚悟を固める。
まるで震災時の原発事故。
「スクラップアンドビルドで、この国はのし上がってきた」。
赤坂の言葉は、震災を経験した日本へのメッセージ。

先の大戦で日本は徹底的に、破壊された。
その他にも日本は嫌でも、定期的に自然災害により破壊されてきた。
だから今度も、今も、これからもスクラップアンドビルド。
これが宿命の国かもしれない。

これが悲劇であり、強みである国。
だから「諦めず、最後までこの国を見捨てずにやろう」。
矢口のこの言葉もまた、メッセージ。

思ったんですが、これってゴジラそのものにも言えるんですね。
「シン・ゴジラ」はゴジラ映画ではないと言うのであれば、ゴジラは「シン・ゴジラ」で一度スクラップされ新しいゴジラをビルドされたことにならないかと。
制作費もスケールもはるかに巨大なハリウッドにまかせたゴジラを、もう一度日本で作る。

これはかなり怖いこと。
正直、私もあまり期待していなかった。
だから「シン・ゴジラ」を観て、そんな思いを初めから抱いていた自分を申し訳なく思った。

前にも書いたけれど、こんなゴジラ映画を作るのはかなりな勇気が必要だと思う。
監督も、そして東宝も勇気がいったと思う。
ここで言うスクラップアンドビルドは、ゴジラそのものにも、さらには日本映画に対しても当てはまるのかもしれない。


トカゲが聞いたらあきれけえるぞ 「必殺仕事人V 激闘編」第27話

第27話、「主水、トカゲのしっぽ切りに怒る」。


ある雨の日、軒下で雨宿りしている加代は出前で商売繁盛しているお藤を見る。
縄張りを荒らすなと言う加代だが、やがてお藤と組んで仕事を始める。
吟味役の神尾は、奉行から呼び出される。

神尾の賄賂が発覚しそうになったのだ。
そこで神尾は勘定組頭の安藤と部下の村田に命じ、無理やり金を受け取らせた下役の男に罪をなすりつけ、自害に追い込んだ。
病弱の妻も道連れに自害した男の話は広まり、主水たちは上から賄賂はおろか、町で茶の一杯もご馳走になるなときつく言い渡される。

加代とお藤は仕事の帰り、お藤の妹婿の若杉仙太郎とバッタリ会う。
お藤は早くに両親をなくし、親代わりに妹の綾野を育てて来た。
その夫となった仙太郎は成績優秀で、この度、勘定方に迎えられ、出世した。


お藤はこれからは学問が重要と言って綾野を学問所に通わせ、綾野はそこで仙太郎と知り合ったのだった。
仙太郎は旗本の三男坊なので、婿に来てくれた。
お藤は仕事の合間に瓦版屋の朝日堂の倉吉を手伝い、仙太郎と綾野が幸せになるのを、楽しみにしていたのだ。
加代はお藤に触発され、政の姉代わりとして政の世話を焼き始める。

仙太郎は神尾公認で、越後屋から金を受け取り、その金で綾野とお藤に竜の作る組紐を買った。
翌日、仙太郎は越後屋から大奥御用達の許しを貰った祝いの席に呼ばれた。
仙太郎は廊下を歩いている時、高価な買い物をしているのを見た同僚たちが、仙太郎が賄賂を受け取っているのではないかと噂しているのを耳にする。
その夜、仙太郎は心配しながらも神尾も来るという座敷に行き、慣れない酒を飲む。

酔って足元がふらつく仙太郎は駕籠に乗せられ、越後屋から袖の下を渡された。
しかし、仙太郎は何も覚えていなかった。
帰宅した仙太郎を介抱した綾野は、仙太郎が大金を持ち帰ったのを見つける。
仙太郎はこれは料亭の支払いだと言うが、出勤してから越後屋に金を返しに行く。

たかがお駕籠代と越後屋は笑ったが、仙太郎は返してしまった。
このことは、すぐに神尾に報告された。
安藤は、既に仙太郎が賄賂を取っているという噂が流れていると言う。
神尾は奉行に報告し、老中への出世が控えている奉行は神尾に徹底した処分をと、言い渡す。

仙太郎は謹慎を言い渡された挙げ句、夜道で安藤と沼田に斬られてしまう。
夫の帰りを待っていた綾野だが、仙太郎は屋敷前で息絶える。
仙太郎の遺体を見た綾野は号泣。
安藤たちは賄賂の噂を仙太郎に問い詰めたところ、手向かってきたので斬ったと言っていた。

お藤が綾野の家に行くと綾野は自害し、果てるところだった。
妹夫婦の墓参りをしながら、お藤はこの一件を調べると言った。
一年前にも同じようなことがあって調べたのだが、お上から瓦版には書くなとお達しがあったのだった。
だが今度は負けない。

お藤と一緒に墓参りをしていた倉吉は戻ると、過去の瓦版を調べ始める。
瓦版屋の不穏な動きは、安藤の耳に入る。
その夜、瓦版を書いていた倉吉のところに、安藤と沼田が忍び込む。
「やっぱり、あんたたちが仙太郎さんを殺ったんだな!」

倉吉はそう叫ぶが、安藤と沼田に刺し殺されてしまう。
安藤と沼田が朝日堂を出た時、夜道を歩いていた壱が通りかかる。
不穏な空気を察した壱が朝日堂をのぞくと、倉吉が倒れていた。

お藤と加代が戻り、倉吉の遺体を見た。
「遅かったよ。たった今、2人の侍が出てったよ。俺、だいたい見当ついてんだ」。
「倉さん!」

お藤は、倉吉の名前を呼びながら遺体に取りすがる。
「俺、こういうの苦手なんだ」。
お藤を背に、壱は加代の横を通り過ぎて出て行く。

闇の会が開かれ、神尾と安藤、沼田、そして越後屋が仕事に掛けられる。
依頼人の面通しには、やつれきったお藤がいた。
頼み料は10両。
「お引き受けいたします」と加代が言った。

町角で茶を飲んでいた主水に加代が接触し、蕎麦屋に入った加代を主水が追ってくる。
蕎麦を頼む加代の背後の窓に主水が立ち、横に縁日の面を持った壱が立つ。
壱は「奴ら、トカゲのしっぽ切りだと笑ってましたよ」と言った。

主水は「人殺して、何がしっぽ切りだ。トカゲが聞いたら、あきれけえるぞ」と言う。
窓越しに加代が主水と壱に、仕事料を渡す。
政と竜にも、それぞれ仕事料を配って歩く。

その夜、料亭に集まった神尾たちを、壱が庭から伺っている。
越後屋が神尾の屋敷に向かうと、廊下の外に潜んでいた壱が立ち上がる。
沼田が芸者の1人の手を引いて、部屋を出て行く。

廊下を歩く沼田を見ながら、壱がついていくように外を歩いていく。
一つの部屋に潜むと、戸を開け、廊下から沼田に手を引かれた芸者を戸の中に引き入れる。
手を引いて先を歩いていた沼田は、突然芸者の手が外れたので前のめりに転びそうになる。

振り向くと、先ほどまで手を引いていた芸者がいない。
「おい!」
壱は芸者を部屋に引き入れると、気絶させていた。

芸者が引き込まれた戸まで、沼田が戻って来る。
暗い部屋の入り口に立った沼田の前に、無表情の壱が立つ。
沼田が驚いて声をあげる前に、壱の手が沼田の喉をとらえる。

苦しんで口を開けた沼田を、壱が喉をとらえたまま部屋まで引っ張り込む。
グキリ、と音をさせて沼田の喉が砕かれる。
壱が手を離すと、沼田はそのまま座り込む。

もう一つの部屋では障子に安藤の影が映り、隣の部屋では芸者が帯を解いている。
廊下に潜む竜が狙いを定めて紐を投げる。
障子が破れ、安藤の首を紐がとらえ、安藤が杯を落とす。
隣の部屋にいる芸者は、何も気づかない。

庭にいる竜が、紐を締める。
安藤の顔が障子を破る。
竜が締め、安藤が倒れる。
芸者が部屋に入ってくるが、安藤はそのまま崩れ落ちる。

神尾の屋敷では、神尾と越後屋が笑っている。
加代の声が響く。
「トカゲのしっぽ切りと笑った奴…、地獄から命の出前を頼まれました」。

神尾が廊下に出て、加代の後姿を見る。
「何奴!」
加代を追って神尾が走る。
越後屋が部屋から出て、様子を伺う。

その後ろに政が来て、部屋にそっと入る。
怯えきった越後屋は、部屋に戻る。
その越後屋の背後に、政が降りてくる。
気配に振り向いた越後屋を押さえつけ、政が首の後ろを刺す。

加代を追った神尾は、灯りがついている一つの部屋を覗く。
部屋を駆けると、衝立が見える。
神尾は刀を抜き、衝立を横にどける。

だがそこには、誰もいない。
さらに奥の戸を開ける。
横を見て刀を振り上げた神尾は、仰向けに引っくり返る越後屋を見た。
驚く神尾の背後に、刀を抜いた主水がいる。

神尾が気配を察して振り向き、主水に斬りかかる。
主水は神尾の刀を受け、いち早く神尾の腹に刀を突き立てる。
斬られた神尾がよろめくと、主水は廊下から部屋の中に倒れかかった神尾を突き放し、放り込んだ。

自宅に戻った主水は、せんとりつとそうめんを食べる。
これは肥前屋からのそうめんだ。
そうめんの箱を見た主水は、そうめんの間に小判が挟まっているのを見る。

「お返ししましょう」。
「ムコ殿はさっき、いただくものはいただけとおっしゃったじゃありませんか」
「母上のおっしゃるとおり」と、りつは言う。
小判を巡って主水とせんとりつは、もめ始めた。



中村家の庭に、トカゲが現れて、しっぽを切って逃げて行きました。
トカゲのしっぽ切り。
私は猫を相手にこれをやっているのを、見たことがあります。

でも、逃げた先にも猫がいた場合、せっかくしっぽを切ったのに、その猫がつかまえちゃうんですよ。
ああっ、しっぽが切れるのは一度だけ。
残酷う。
見ているこちらは「やめなさいよー」と声をかけることしかできなかった。

しっぽが新しく生えてきたであろう、トカゲも見たことがあります。
真ん中あたりのしっぽから先、色が違うんです。
体の色は灰色っぽいのに、しっぽは鮮やかな緑色だった。
友人に報告したら、「あたし、そういう話ダメ!気持ち悪い!」と逃げられてしまいました。

さて、トカゲのしっぽが切れるのを見て、せんは大騒ぎ。
りつと役所で本物のトカゲのしっぽきりに合わないか心配する。
それで、この話は下っ端に罪をなすりつけて逃げる、「トカゲのしっぽ切り」という行為について展開となります。

「必殺」には、割りとある話ですよね。
しかし、神尾役は「仕置屋稼業」で主水の上司、しかも良い上司だった村野さま役の宗方勝巳さん!
「仕置屋稼業」では主水を叱咤もしましたが、激励もし、主水の手柄に結びついたりもしました。

でもこれ以後は割りと、悪い役やってますね。
主水に刺されると、村野さまが刺されているような妙な気分になります。
お藤役は「助け人」で文さんの妹役がかわいらしかった、佐野アツ子さん。

倉吉とお藤は、憎まれ口を叩き合いながら、この2人、実は好き合っているんだろうなという感じ。
しかし、「必殺」の展開はこの2人を幸せにはしないのであった。
最初は加代はお藤に絡むが、お藤の商才に感嘆し、次には一緒にお仕事をしていました。

加代が始めた美人を酒の席に呼ぶ仕事って、今で言うコンパニオン派遣サービス?
座敷に行くと、壱がいた。
にこやかに手を振る壱に驚いた加代は、女性たちを廊下で待たす。

「何よ、これ!」
「そんなとこ、姐さんが座っちゃいけない。上座へ座らなきゃ。姐さんの席だよ、ここは」と、壱は加代を上座に座らせる。
料理を見た壱、「ちょっと…、贅沢かな?」。

加代は「当たり前じゃないのよ!いつもあたしからふんだくって!こんな豪華なもん頼んで!女、3人も呼んで!」と手を握り締める。
「一体、誰が払うの!」
「いいとこ目をつけてるよ!俺はよ、だから姐さんに来てもらったんだよ」と壱が声を潜める。

つまり、お金はなかったわけですね。
加代を呼んで、助けてもらったわけですね。
「冗談じゃない」と加代は立ち上がる。
すると加代の扱いが上手い壱。

「姐さんよ、評判良いんだぜ。何でもうまくやってくれる、って世間じゃ評判だよ。美しくて綺麗で、な!」とおだてる。
なぜか、加代、「う、生まれつきだからね」と受けてしまう。
「パッと行くってよ!」と廊下にいた女性3人を壱が呼ぶ。
つまり、加代は壱のお金を払うはめになったようで。

夜の町を遊びから帰る壱は、倉吉殺害に遭遇。
ただ遊んでいるわけじゃなくて、壱は夜、出歩くことによって、こういうことに出くわすわけですね。
嘆くお藤を見て、壱は「俺、こういうの苦手なんだ」と背を向けて出て行く。

仕事人だけど、罪もない人が殺されて、罪もない人が嘆き悲しむのは見ていられない。
こういうところが、壱の憎めないところ。
なぜか壱を許してしまう加代の気持ちが、わかる。

しかし、妹さん、お姉さんが苦労して育てたんでしょう。
気持ちはわかるし、立場もあるだろうけど後追いなんかしないで、もうちょっとがんばって生きていってほしかった。
あの後、お藤さんはどうなったんでしょう。
気丈だから大丈夫だとは思いますが、気になります。

奉行所では賄賂に関する取締りが厳しくなり、主水もいつものように小銭を差し出されるのを断って歩く。
断られたほうが、ちょっと笑っている。
しかし、最後におそうめんから小判が…。
サブタイトルが、「主水とせんりつ、そうめんでもめる」じゃなくて、良かった。


風邪っ、風邪嫌い

寒暖の差のすごさに、風邪。
あ、おかしいなと思ってすぐ、医者に行ったんですが。
抗生物質は嫌いだけど、医者が出した薬は飲まねば。

薬のせいで、いつも眠い。
気がつくと、寝てる。
人工的な不快な眠気が、つきまとってます。

でもこれ、眠って治せということですよね。
何もしないですみません、おやすみなさいと…。
これを打ち終わるまでに、2回も寝てる…。


いや、もう来れねえから 「必殺仕事人V 激闘編」第26話

「必殺仕事人V 激闘編」第26話、「主水、殺しに遅刻する」。


すみません、突然の「仕事人V 激闘編」。

浜野屋が経営する女郎屋で、浜野屋の女房に折檻されていた女郎が逃げ出し、川に飛び込む。
女郎は壱が夜釣りをしていた網にかかるが、死んでしまった。
死ぬ間際、女郎は「うらやす」と言い残した。
陣屋から自害した娘が流れ着くかもしれないから、よろしく頼むと言われていた奉行所では、女郎の死に何の疑問も持たなかった。

浦安では、浜野屋が代官と結託し、村を借金のカタに取っては次々と打ち壊していた。
網元が漁師たちに相談を受けて、集まっていたところ、一揆の疑いで代官に踏み込まれ、殺害されてしまった。
それを密かに見ていた漁師の息子の朝次は逃げ出し、江戸に向かった。

朝次は網元が書いた書状を持って、主水のところに訴え出たが、書状は勘定奉行あて。
主水が受け取るわけにも、行かなかった。
田中さまに仕事振りを叱られた主水は、市中の見回りに行く。
その頃、壱は金が払えず、女郎屋に居残りとして下働きをしていた。

壱が居残っている女郎屋には、浦安出身の女郎がいた。
せんとりつは、町で安売りの干物を買う。
1人につき、一度しか買えないので、二度目は変装して買いに行った。
いぶかしがられながらも買い求めると、1度目に買って路地に置いてあった干物は猫に食べられていた。

朝次は町で浜野屋の手下の勝吉に見つかり、とっさに父親の持っていた銛を振り回す。
しかし、銛は使い物にならなかった。
危ういところを、政に助けられる。

政の家に匿われた朝次だが、直訴状をなくしたことに気がついた。
直訴状を探そうとする朝次に、直訴は死罪だと政は止める。
朝次は、門前仲町の旅籠の増屋を探す。
そこに母親のおとよが働いていると聞いていたからだ。

だが、門前仲町の増屋といったら、女郎屋しかない。
増屋は女郎屋で、壱が話した浦安出身の女郎が、おとよだった。
勝吉は増屋に出向き、朝次が来たらすぐに知らせるように言う。
朝次は謀反の疑いあり、と言われていた。

そっと朝次が門前仲町を歩く姿を見たおとよだが、女郎に身を落としているのでは会えないと泣く。
壱が朝次に接触すると、朝次は鍛冶屋の政に世話になっていると言った。
おとよは壱を相手に、身の上を語った。
浜野屋がどんどん土地を買い占めるので、おとよたちは段々海で働けなくなった。

そして借金を重ね、いい奉公先を紹介してやると浜野屋に言われ、騙されて女郎屋に来たのだと言う。
浜野屋が来て、浦安の海はダメになった。
壱は嘆くおとよに、酒を注いでやる。
浜野屋と代官は結託しているので、誰も手が出せないのだった。

母親が見つからなかった朝次は、政の家に帰る。
直訴前に、母親に会いたかったと言う。
政は浜に帰ってやり直すように進言し、朝次の銛も綺麗に直しておいてくれた。
朝次は感激する。

浜野屋たちは、勘定奉行に手を回していた。
朝次は、お尋ねものになってしまった。
浦安に帰ったはずの朝次がまだ江戸にいるのを見た壱は、政に知らせる。
政は飛び出していくが、朝次は勘定奉行の屋敷前で待ち構えていた勝吉たちに囲まれた。

直してもらった銛を手に、朝次は抵抗するが、あえなく勝吉に刺される。
政が朝次を救出に入る。
壱はおとよを呼びに走る。

瀕死の朝次とおとよが、対面する。
小屋の外で、壱が立っている。
朝次は「ダメなんだよな。金の力にゃ勝てねえんだよな」と言う。
それを聞いた政は、悔しがる。

闇の会が開かれた。
頼み人は、おとよ。
仕事料は5両。
場所は浦安だった。

主水は渋るが、「潮の流れに乗りゃあ、いっとき」と壱は言う。
「抜け目のない兄さんたよ」と加代が言う。
仕事の夜、壱と加代は、主水と待ち合わせをした。
主水が裏の仕事に赴こうとした時、せんとりつが干物に当たったのか、腹痛を起こした。

あわてて薬を探す主水だが、腹痛の薬が見つからない。
苦しむせんとりつ。
主水は焦り、頭痛薬を煎じて飲ませることにした。

仕事の約束の時間が来ても、主水が来ない。
潮の流れが変わると言って壱は、加代を乗せて出発した。
政も竜も、浦安に向かう。
浦安では浜野屋が客人を招いて、浜辺で宴を催していた。

松の木の上から竜が、浜野屋の女房を狙う。
客に酒を持って行った女房は、木の上から竜に吊るされた。
酒を載せた盆が落ちるが、誰も気づかない。

加代は勝吉の前に姿を現し、逃げる。
女郎と間違えた勝吉は、加代を追ってきた。
海沿いの漁師小屋に、政が潜む。
追ってきた勝吉に飛び掛るが、力の強い勝吉は政をはねのける。

壁まで跳ね飛ばされた政の目に、立てかけてある銛が映る。
迫る勝吉に、政は銛を刺す。
刺されて動けなくなった勝吉に向かって、政は手槍を刺す。

浜野屋に壱が来る。
女房に頼まれた按摩だと言って、壱は奥の座敷に通してもらう。
浜野屋は喜び、布団の上に横になった。
壱に揉まれた浜野屋は、「気持ちいいや。明日も頼む」と言う。

「いや、もう来れねえから」と、壱が答える。
「え?」と言った浜野屋の首を、壱が捕える。
浜野屋の喉を砕くと、浜野屋は動かなくなった。
「楽になりますよ」と言って、壱は戸を閉める。

壱は、代官所の庭に潜んでいた。
主水が駆けつけるのを見た壱は、「これはこれは、お早いお着きで」と皮肉を言う。
「この年になって、夜中にかけっこするとは思わなかった」。
代官は奥の寝所にいる、と聞いた主水は廊下に上がる。

驚く代官に主水は廊下で名乗ると、朝次殺しの一件で来たと話す。
「町方風情が!」
憤慨した代官は、廊下まで出てくる。

だが、廊下には誰もいない。
しかし既に、主水は代官の背後にいた。
「あなた様か犯人と言っております」。
主水は代官を刺す。

急いで家に戻った主水。
主水が腹痛の薬を買ってきたと言うが、せんとりつは頭痛薬ですっかり良くなって笑いあっていた。
ホッとする主水に、2人は大量の干物を見せる。
主水が、げんなりする。



一応、第1回で壱は目明しの仕事をしていたのですが、奉行所の人間はわからなかったのでしょうか。
今回もお女郎さんを引き上げたり、朝次の母親と交流したり、壱が大きく関わっている。
それから政が朝次と大きく関わる。

銛を直しておいてやるとか、直訴を心配するとか、政が相変わらず良い人で、最後は怒りに燃える。
漁師ができるように直してやった銛は、やっぱり武器にはならなくて、朝次は死んでしまう。
そして、銛で勝吉が刺されるという、因果応報が効いてました。

勝吉ね、坊主頭の大男なんですが、坊主頭に刺青があるんです。
すごい迫力。
演じたのは、広瀬義宣さん。

竜が今回も、あんまり関係ない。
壱が居残っている女郎屋に、組紐を届けるぐらい。
下働きをせっせとする壱を見て、「似合ってるぜ」。

言われた壱は「この姿、見たらかわいそうと思わねえか」。
竜とも仲間意識ができてるんですね。
でも、それだけ。
竜の出番は、本当にない。

仕事の舞台は浦安。
今は東京ディズニーランドとディズニーシーで語られる、浦安です。
ここでは、ささやかな漁師町です。

壱は船を用意する頼りになる奴なんですが、せんとりつが冒頭に買い求めた干物に当たった主水は待ち合わせに行けない。
それで主水は浦安まで、マラソンして駆けつけたんです。
すごいわ!
浦安から徒歩で帰るなんてなかなか、できない気がする…。

せんとりつの干物を食べちゃった猫が、すごくかわいらしかった。
そして、どうして頭痛薬が効いたのかしら。
砂糖をなめさせて効いてしまう子供レベルだったのか、頭痛薬が万能だったのか。
不思議~。


変わる時は

スマホの買い換えに伴い、電話回線を見直して工事。
その後、DVDレコーダーの画面が、まるでNYポップアーティストの作品のような画面になっちゃった。
テレビはブルーの太いラインが入ってる。
買い換えですね…。

断捨離で、テレビを捨てた人の話は聞いた。
部屋がスッキリするし、時間もムダに使わない。
それは素晴らしい。
しかし、私はまだそこまでできない!

パソコンで見られるというが、時代劇や怪獣、ホラー、サスペンス、人間ドラマ、アニメ、やはりテレビ画面で見たい。
DVD見たい!
録画するぞ。
ということで、買い換えです。

予想外の買い換えは、毎日のご飯のグレードが下がります。
しかし、電化製品の進歩には感動しますね。
10年経ったらそりゃ相当な進歩してるにしても、すごい進歩。

それで次は、パソコン。
実はこちらはもう、かなり前から不自由な環境になっていた。
去年には完全に無理な環境になっていた。
買い換えですね…。

それで気がついた。
何買っていいか、わからなくて挫折したんだった。
でももう、今日、パソコン見に行きます。

昭和から平成に変わる時、石原裕次郎と美空ひばりの2人の大スターが去って行った。
一気に時代が変わって行くのを見た思いがしました。
変わる時は変わるんだと。

今、家の電化製品が変わる時…って、引っ越しやらで買った時期が同じだから、同時に寿命が来てるだけじゃな~い。
でも今年の6月には、19年暮らした猫との別れがあった。
いろいろと変わり、出会う年なのだと思う。
その流れに乗る時期なのだと思うしかない。