こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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しっかりしたつらいドラマ、「フリーター、家を買う」

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管理は大変なれど、FC2さん、お願いします。

今週から始まりました、「フリーター、家を買う」。

始まってすぐ、主演の二宮くんのモノローグに「この人って何やっても薄っぺらい」という感想がメールで来ました。
いやいや、そう思ったなら、彼の思う通りなんですよ!
そのまま視聴するべし。

「硫黄島からの手紙」の二宮くんも、いかにもやる気のない、半人前の兵隊でした。
立派な軍人でもない彼が過酷な戦場に放り込まれた時、一般人である私は彼を通して戦争を見る。
彼と共に地獄の戦争を見て、何かが生まれた、または欠けた彼の心に寄り添う。

だから最後の彼の微笑みに、これはどういう気持ちかと言葉にはならなくても共感する。
彼と気持ちを共有する。
いやもっというと、彼という人間にシンクロしました。
硫黄島の砂浜に自分が横たわり、太陽の光を見ていました。
冒頭の二宮さんには、似たような感覚を覚えました。

主人公の誠二は、母親にきつく当たっても、気にしたことない。
母親って空気のような存在で、いつも自分を包んでくれて当たり前。
それがあんな風に壊れて、初めて自分を振り返り、すまないと思い、肉体労働のバイトに立ち上がる。

ある漫画家さんが、バイトで肉体労働をした時の話を思い出しましたしね。
何で俺が、インテリで才能がある俺が、こんなことしなきゃいけないんだ、周りはみんな野蛮だ…と思っていたが、ある日、物陰で社長が社員に話しているのを聞いてしまった。

会社が苦しいから人を減らす、あのバイト使えるか?と聞く社長に、おっちゃんたちが、あいつを辞めさせないでやってくれと答えていた。
確かに仕事は自分たちみたいにできないけれど、一生懸命やっている。
できない分は自分たちがカバーしますから、とおっちゃんたちは言った。

その時、「あぶらむし」は自分だったとわかった。
自分は、何の根拠も基盤もないプライドだけの人間だと思った。
見下していた人に助けられて、やっとやっていけるような人間が自分だと。
今回の誠二はまだ、ここまで行ってないみたいですが、とりあえず立って歩かないといけないと思ったところまでは確かなよう。

そして確かに厳しい世間を知っている父親の言うことはもっともなんですが、彼もまた、妻に対して息子と同じ扱いをしているんですよね。
さらに社会でずっとやってきていることから、自分の言うこと、自分の視点が絶対正しいと思い、悪いのは全部他の人だと思っているところが始末悪い。

俳優さん、全部良かったですが、迫真の壊れた演技、浅野さんすごいですね。
20代の頃は本当にお綺麗でしたが、あんな壊れた演技しても、年齢重ねても、浅野さんって綺麗。

それと、どこか神経に障ってくる近所の主婦、坂口良子さん。
この方、「傷だらけの天使」の時のいじらしさ、「前略おふくろ様」の時のふくれっつらと一途さ、もう、とにかくかわいらしかった。

時代は変わったけれど、これって、今でも男性をグッとさせそなかわいらしさ。
この役は嫌な役ですが、この方もやっぱり、今でもかわいらしいですね。

とにかく俳優さんが全部、良かった。
竹中さんは個人的に苦手なタイプの演技をする俳優さんだったんですが、これは全然平気。
すごくリアルに、父親を演じてました。

井川さんは唯一、母親の気持ちがわかる姉。
開業医の妻に納まって、人生順調!と見られがちだけど、それには相応のストレスがある…ということも描かれそう。
この女優さんも、すごく成長した女優さんですね。
香里奈さん、お似合いでした。

つらそうな展開が待ってると思いますが、来週からが楽しみです。

それからこの後の「ギルティ 悪魔と契約した女」、録画して後で見るつもりですが、やっぱり菅野ちゃんがいい。
表情としては笑顔なんですけど、どう見ても笑顔じゃない表情がいい。
菅野ちゃん、堪能!

愛を感じたら、悪魔ではいられないのではないか。
だから玉木宏さんと、どんな風に進展していくか楽しみです。


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Comment

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はじめまして。こちらのブログをいつも楽しく拝見してます。
懐かしいドラマや映画のお話、不思議なことにほとんど「子供の時に見て印象に残ってるんだけど記憶が薄れていたもの」ばかりで、読んでいてすっごく面白いです。
「フリーター、家を買う」良作になりそうですね。
まあ、草なぎ剛君が「僕の生きる道」で造りあげた「良作を造る土台」の上に二宮君を乗せたようなものだから、当然ですが。
「僕の生きる道」もしまだ未見でいらしたら、「フリーター」と一緒にぜひご覧になってください。
名作です。
草なぎ剛君、凄まじいです。
2010年10月21日(Thu) 14:34
なかさん
編集
>なかさん

はじめまして。
いつも見てくださっているとのこと、大変うれしいです。
ありがとうございます!

>懐かしいドラマや映画のお話、不思議なことにほとんど「子供の時に見て印象に残ってるんだけど記憶が薄れていたもの」ばかりで、読んでいてすっごく面白いです。

うわー、ありがとうございます。
子供の頃や、学生の頃に見て、何となく覚えているものに行き当たった時って、自分はすごくうれしいんです。
そういう気持ちのお手伝いができたらいいなあと思っていたので、そう言っていただけて本当にとてもうれしいです。
ありがとうございます!

>「フリーター、家を買う」良作になりそうですね。

最初からつらそうな展開ですけど、逆にこの状態を最後まで見た人には、何か考えるところを残してくれそうな第1回でした。

>まあ、草なぎ剛君が「僕の生きる道」で造りあげた「良作を造る土台」の上に二宮君を乗せたようなものだから、当然ですが。

草なぎさんって、道を作ってるんですねえ。

>「僕の生きる道」もしまだ未見でいらしたら、「フリーター」と一緒にぜひご覧になってください。

これ、いつか見ようと思っていたんです。
草なぎさんの実力と意欲を知ってから、これはすごいドラマなんじゃないかと。
やっぱり名作ですか。

見る方にも何というか、突きつけられる覚悟みたいなのが必要な気がしています。

なかさん、本当にありがとうございます。
よければまた来て、読んでくださいね!
2010年10月21日(Thu) 23:51












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