ブエナビスタちゃん、秋の天皇賞制覇ばんざーい。

秋の天皇賞って、92年のトウカイテイオーの暴走でレッツゴーターキンが優勝した時から、相性の悪いレースでした。
友人も「91年のプレクラスニーから狂った」と、申しておりました。
やっと良くなったのは、97年のエアグルーヴちゃんの優勝からでしょうか。

いや、この年、エアグルーヴの2着に来たバブルガムフェローが優勝した前年、96年の秋の天皇賞からは立ち直ったかな。
サクラローレル、マヤノトップガン、マーベラスサンデーの3強古馬を抑えての4歳(当時)馬優勝は感動しましたね。
同期にはダンスインザダークとかロイヤルタッチ、イシノサンデーがいて、それぞれ魅力的なレースを見せてくれました。

バブルガムフェローは4歳クラシックには期待されていながら縁がなかったけど、これで強いんだということを証明してました。
その後もすごく期待してたし、されてたんだろうけど、次のジャパンカップは何か不可解なレースでした。
1年後、再びの秋の天皇賞、1番人気に押されるも、勝ったのはエアグルーヴちゃん。

エアグルーヴちゃんは、女の子で、女の子が天皇賞を勝ったのは、17年ぶり。
17年前に勝ったプリティキャストの大逃げって、すごかったですね。
ばてるかと思ったら、なんか後ろの馬、全員金縛りにあったように動かない。

4コーナー手前で、「こりゃ捕まらないぞ」「追いつけないわ」「まずい」と思ってみんな動き出したけど、後の祭り。
先頭走って大逃げをうったプリティキャスト、最後は力尽きてほとんど歩いちゃってたみたいだけど、それでも1着でゴールイン。
あれ、おもしろいレースですね。

さて、99年のスペシャルウィークには、ぶったまげました。
その前の年の98年の天皇賞は、あまりのショックにまだ覚えている。
馬を見ていて、一番悲しくて嫌なものを見たと思いました。

「明日はこの馬が勝つか、じゃなくて、どれぐらい引き離して勝つか、だね」なんて言っていた断然の一番人気がレース中骨折。
ああ、今でも覚えている、あの光景。
帰り道、みんなしょんぼりしていた。

「あれは、神様の馬だったんだよ。あんなに速いんだもの。だから神様がもう、戻っておいでって言ったんだよ…」なんて言われても、後を引きました。
あれ以来、勝ち馬当てる、好きな馬応援するのはもちろんですが、その前に「全馬、無事でレースが終わりますよう」って思うようになってしまった。

さて、スペシャルウィーク。
前年のダービー馬なのに、春の天皇賞をメジロブライトと名勝負を繰り広げたのに、何故か前哨戦から良くなくて、7着。
春の天皇賞のメジロブライトくん、パドックからすごい気合で状態良かったですねー。
「うわー、ブライト怖いなー」って言ってたんですから。

その激戦を制して春の盾を手に入れたのに、スペシャルウィークったら前哨戦のあまりの凡走に、「こりゃーだめじゃないか」と言われてたんですね。
直前の調教では、うんと格下のレースで走っている馬に追い越されてる。
だけど、私は買うよ、と思って買いました。

すると、スタート前、ライバルのセイウンスカイがゲートで大暴れ。
スタートが遅れました。
何でこんな、嫌だ嫌だするんだって。
もー、最後は目隠しして、ゲートの中にいれたんじゃなかったかな。
それでいてレースではちゃんと走るんだから、これもおもしろい馬です。

それで、何となく走る気がなく、体調が良くないように思えたスペシャルウィーク。
4コーナー手前で、突然、目が覚めたかのような素晴らしい走り。
他の馬をぶっちぎって先頭に、走る、走る。

結果、レースのレコードタイムで勝利しました。
天皇賞春秋連覇は、あの破産した牧場主を待つかのように走り、勝ちまくったオグリキャップのライバル、タマモクロス以来2頭目。

スペシャルウィークの後から追いかけてくるのは、「レースとは自分の前に1頭、馬がいて、それを追いかけるものだ」と刷り込まれちゃったんじゃないかって馬の、ステイゴールド。
この馬、1着の馬は変われども、いつも2着にいるという不思議な馬。

いつも安定して2着とかだから、強いんだと思うんですけどね。
何で?って言われてました。
それで結果、この馬はレースは1頭馬がいて、それを追いかけるものだと解釈してるんじゃないかって、言われてました。

…競馬の話って、あちこち話が飛んでいけません。
そして、昨日は台風が過ぎ去った後の競馬場で、秋の天皇賞。
前日は競馬が中止だったので、開催が危ぶまれましたが、無事に走れました。

昨日、直線400メートルで勝利を確信した、引き離す一方の脚の馬はブエナビスタちゃん。
女の子です。
エアグルーヴ以来です。

強かった~。
カッコよかった~。
騎乗したスミヨン騎手、ムチも使わず独走。

それでこのブエナビスタちゃん、スペシャルウィークの娘さん。
母親は、エアグルーヴと同期のビワハイジちゃん。
グルーヴの2着に来たことも、あります。
競馬はこうして、続いていくものなんですねえ。

無敗の3冠馬にして、G1での取りこぼしがほとんどなかった、負けた有馬記念も翌年しっかり勝利したディープインパクト。
…ほんと、無敗の3冠馬にして7冠を達成した皇帝・シンボリルドルフみたいですね。
2着のレースは一度きり、それも翌年しっかり勝つ。
あんまり強くて、かわいげがないと言われるほど、強かった。

こんなミスター・パーフェクトも悪くない。
ですが、何だかハラハラさせられる。
時折、取りこぼしちゃう。

そんなスペシャルウィークが好きだったし、子供が活躍しているのは、うれしい。
自分が見ていた馬の子供が活躍するのを見るのは、うれしいものです。
さて、娘さんはジャパンカップ、有馬記念とお父さんと同じ道を走るようです。
頑張れ!


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2010.11.02 / Top↑
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