「ギルティ 悪魔と契約した女」の録画が溜まっています。
しかし、ちらっと先週の終わり頃見たら、何だかすごく切なくなってましたね。

芽衣子は、敵意に対しては慣れている。
でも、優しさには慣れていない。
敵だと思ったら、いくらでも冷酷になれる。
なのに、どうしようもなく、優しさに触れて、自分の閉じ込めていた優しい気持ちが目覚めてくる。

考えたこともなかった。
自分にこんな風に接してくれる人が、現れるなんて。
こんな風に、人を愛することが自分に起こるなんて。

悪魔にそんなものは、いらない。
復讐だけが自分の生きる理由だと思っていた、だから悪魔と契約したのに。
そんな気持ちを持ってしまったら、復讐できない。
もう、後戻りできないのに。

「…優しくしないでください。慣れて…、ないんです」と、真島に訴えた芽衣子は震えていた。
芽衣子は怯えている。
悪魔と契約した女に訪れた恋。

自分に人を愛する資格は、ない。
なのに、真島への気持ちはもう、疑いようがない。
絶対に、この人を巻き込んではいけないと拒絶すべきなのに…。

一方、真島。
心の傷を抱えているがゆえに、芽衣子の心の傷が痛いほどわかる。
追い詰めるべき犯人なのかもしれないのに、憎めないどころか、全力で守りたい、全力で救いたいと思う。
真島は刑事としての正義を、芽衣子への愛の前に貫けるか。

数回前に、切ない表情をした後、意を決したように顔を上げた芽衣子の目は、既に冷酷な悪魔の目。
このあたりの菅野ちゃん、いいですねえ。
真島には、けなげな女の子だし。
こういう二面性をきちんと演じられると、見ているこちらは引き付けられます。

真島は正直、刑事としてはちょっと頼りないと思うんですけど、必死になって這いつくばりながら、「その子に手を出すな!」と声を絞り出す。
この必死さ。
そして、芽衣子に対しては、やっぱりけなげ。

こんな事件で冤罪に巻き込まれなければ、あんな悪魔の笑みをしない女性だったわけです。
かわいく、けなげな女性で、幸せになれた。
けなげ、ってポイント高いですよね。

以前、もうずっと前、野良犬がまだいた時代。
捨て犬っぽい黒い犬が、家の飼い犬と仲良くなって、遊びに来ていたんですよ。
まー、犬が放し飼いになっていてもまだ納得できる、のどかというか、野良犬がいるなんて、危険な時代ではあったんですけど。

それでこの犬、ちゃんと夕方になると、どこかへ帰って行くんですよ。
しかし、夜中、ひょいと外を窓からのぞくと…、玄関の前に座って、勝手に番しているんです!
番犬してるんですよ!
もしかしたら、毎晩してたのかもしれない!

それを見た家族はもう、放置できないと家に入れた。
翌日、獣医さんに連れて行って、検査やら注射やらしてもらって、綺麗にシャンプーして。
飼い主が現れないので、そのまま家の犬になりました。
これ、一番大きかったポイントはけなげさ、だったんじゃないでしょうか。

うーん、「ギルティ」は、芽衣子のけなげさゆえに切ないミステリーになってきました。
人に敵意を向けられ続けた揚句、人に向かって牙をむくようになり、最後には「社会不適応」として処分されてしまう。
理解していた人は、1人だけ。

そんな悲しい結末が、彼女にも待っているんでしょうか。
伊達さーん、JOKER、助けてあげてー、って言いたくなる。
番組が違いますね、はい。


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2010.11.27 / Top↑
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