こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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どこに着地するのかなあ 「ギルティ 悪魔と契約した女」

時代劇専門チャンネルの「新・必殺仕事人」。
昨日は、薩摩藩の江戸家老が関わった、奄美の黒砂糖横流しの回。
クライマックスの殺しのシーン。

横流しの犯人がわかりました、と家老に言う主水。
何!と驚く家老に、こちらへと池の方に誘導する主水。
水面に映る家老と主水、あれにございますと主水が言った途端、家老は主水に刺される。

主水の殺しのシーンには、凝った画と物悲しいバラード。
仕事だと、お金だと、口ではいろいろと言っている。
でも、それ以外に依頼人の怨念を晴らしてやる、依頼人の恨みを自分の怒りにして晴らす気持ちが感じられる。

最近の大河ドラマのように、武将をヒーローにするのは好きじゃないと友人が言いました。
どうもそれが、綺麗事に見えるんだそうです。
言いたいことはわかる。

最近は、好感度が高い俳優に武将を演じさせる。
なので、何か戦う理由、私利私欲でなく天下万民の為という理由が必要なんでしょう。
だから「平和の為、天下統一を目指す」という理由を出してくる。

その点、「必殺」は最初からダークヒーローです。
でも、虚構でも何でも、人にひどいことをしたら罪を償わせてる。
そういうのを見ると、やっぱりホッとするのかも。

ピカレスクロマンというか、悪が主人公で勝つドラマもあるけど、やっぱり勝つ悪にも爽快感が必要というか。
シェークスピアの悲劇やアメリカンニューシネマのように、そういう、不条理を見せるドラマや映画もあっていいとは思います。
主人公が破滅するのは、展開上しかたないものがあったとしても、勝つ側に共感できないと、確かに見ていて不快ですね。
切なさ、やりきれなさとは違う、不愉快さだけが残るのは、勘弁です。

虚構の世界でぐらい、闇でもいいからひどいことをした人間に恨みを晴らしてくれる人間がいてほしい。
主人公が清廉潔白だったり、必ずしも真っ当な手段でなくても。
ドラマを見る上で、爽快感やカタルシスを感じることは、空しさを感じるのと同じぐらい、大事じゃないですか。

今年は「必殺」と、現代版・必殺ともいえる「JOKER」を見て、そう感じました。
「ギルティ 悪魔と契約した女」には、仕事人もJOKERもいない。
「JOKER」は現代ものにしては意外にも、闇の執行人を存続させました。
報復とはいえ、人を死に追いやっている「ギルティ」は、どこに着地するのかなあ。


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