こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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またまた思い出の大河ドラマ

思い出の大河ドラマと言うと、「独眼竜政宗」も思い出深いです。
これがなかったら、 渡辺謙さんという俳優はこれほど世に出なかったんじゃなかろうか?
そう思えるぐらい、ハマっていた。
登場人物の男たちが、みんな熱かった。

片目をなくした幼少の政宗が、乳母に「梵天丸は醜いか?」と聞く。
そんなことはありませんと乳母は言うが、幼い子供の心の傷はどうにもカバーできない。
寺で、不動明王の像を見る。
仏様なのに、なぜ怖ろしい顔なのかと梵天丸が聞く。

すると側にいた、政宗の生涯の師となる僧侶・虎哉宗乙が言う。
「あれはありがたい仏様じゃ。怖い顔は悪を懲らしめる為じゃ」。
それを聞いた梵天丸が言う。
「梵天丸も、かく、ありたい」。

これ、流行語にもなりました。
それを聞いた虎哉宗乙は、断り続けていた梵天丸の養育係を引き受ける。
大滝秀治さんの演技が見事で、忘れられません。

さらにすごかったのは、政宗が勝新太郎さん演じる秀吉。
渡辺さんも答えていましたが、この対面シーンはリハーサルなしで行われたとか。
どうりで、真剣勝負みたいだった。

死ぬ覚悟の白装束で来た政宗。
すると秀吉、ひざまづく政宗の首に、ステッキを振り下ろす。
「運の良い奴よの。この首討たれていたわ」。

打ち合わせにないシーンで、スタッフも渡辺さんも驚いたとか。
うーん、秀吉になりきっている、勝さん。
さすがだ。

そして、政宗に懐剣を持たせ、秀吉は背中を向けて立小便をする。
一瞬、ほんの一瞬、政宗の目に天下をとるチャンスという野心の光が浮かぶ。
同時に、信じられないという表情が見える。

結局、政宗は秀吉を討てない。
後に、自分に懐剣を持たせて背を向け、立小便をする秀吉という男が怖ろしかったと語る。
その器の大きさ、凄みにとても討てなかった。

凄みのある演技の数々が堪能できた大河。
正宗の周辺以外にも、素晴らしいキャストが次々登場。
目が離せません。
柳生宗矩を演じた石橋蓮司さん、金田龍之介さんもたまらない。

「武田信玄」、「春日局」も素晴らしかった。
春日局は、苦労する幼少期から、大奥の主として君臨するまでを描く。
大原麗子が綺麗だった。

「翔ぶが如く」では、「泣こかい翔ぼかい」「泣くよか、ひっ翔べー!」の鹿児島弁が流行った。
「太平記」は、鶴太郎さんの北条高時が、ほんと、どうしようもなかった。
北条家が滅亡していくのも納得で、これは鶴太郎さんの名演だと思います。

「信長 KING OF ZIPANGU」は、トレンディー大河と呼ばれました。
信長と最後まで一緒の占い師、随天の平幹二郎さんがすごい迫力でした。
本能寺、奥の座敷にいる信長のところに、兵が来ないよう、「では、食い止めてまいります」と言う随天。

その異様な容貌を前に、ひるむ兵士たち。
しかし随天もまた、刺される。
だが刺されながらも、平然とした口調で言う。

「来れば…、祟るぞ」。
兵たちは怖ろしくなって、奥に進めない。
これは祟る。
本当にそう思う。

その姿、まるで亡霊。
兵士はこれ、生涯、夢に見ますよ。
毅然とし、兵たちを怯えさせた随天は、信長の前まで来ると力尽き、倒れる。

愛と憎しみの間を、行ったり来たりした信長と随天。
何だかんだで、因縁が深かった2人。
最期は一緒。

そして、「琉球の風」放送。
この年の後半は「炎立つ」。
部隊は南国沖縄から一気に、雪の奥州へと変わった大河。

「八代将軍吉宗」。
このドラマ、良かったけど、疱瘡になった吉宗が包帯を取ると子役から西田さんに変わっているのが、おかしかった。
「秀吉」「毛利元就」。
「葵徳川三代」は、第1話の正月から合戦シーンでした。

こうやって見ると、大河ドラマって立派な文化だと思います。
そして、俳優さんたちの個性ある演技が堪能できるドラマだった。
フィルムが残っているなら、デジタルリマスター版で。
そうじゃなくてもいいから、残っているなら見せてほしいものです。


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