田中好子さんの追悼番組、「二つの嘘」。
普通の主婦が日常に不満を持ち、ちょっとだけときめいて。
自分にもちょっとした言い訳を探して、それでも大きな裏切りをするつもりはない。

それが殺人事件に巻き込まれて、少し後ろめたいところがあったから通報もせず、飛び出してしまった。
だけど、そんなこと誰にもわかってもらえないと思ってる。
改めて、田中さんって平凡な主婦やって平凡な演技じゃなかったんだと思いました。

その田中さんに疑惑を持つのが、本田博太郎さん演じる佐竹刑事。
この人、疑ってる…。
私に目をつけてる…。

そう感じさせる怖さと執拗さ。
腕をつかんだり、不気味さもある。
木下ほうかさんも、2人揃って刑事さん。
怖いぞ、このコンビ。

田中さんの夫の大杉さんも、仕事上の態度なのにみんなに恨まれて苦悩している人の良さが見える。
冷たい、あまりにも家庭を、自分を顧みないと田中さんは思っているが、疲れてるんですよ…。
小木さんは嫌な男を演じてます。
何かあれば手のひら返す。

黒田福美さんとか、池上季実子さんとか、みんな疑惑の人だった。
白ける演技の人が誰もいなかった。
最後まで、疑惑を引っ張った。

出演者ともに、よく出来ていたサスペンスドラマでした。
やっぱり、田中好子さんの個性が活きていたドラマだったかな。
これからも、年代ごとに人の共感を呼ぶ役ができたと思います。
年齢を重ねるのが、怖くない女優さんと言うか。

田中さんの個性と魅力を再認識しました。
あらためてご冥福をお祈りします。


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2011.05.01 / Top↑
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