「刺客請負人」第2話、「大奥からの刺客」。


江戸では、美しいと評判の少年ばかりが殺害される事件が多発。
美しい少年ばかりが狙われていることから、「源氏斬り」と名付けられる。
大店の息子・清吉も評判の美少年。
心配した親は徳松に依頼し、刑部に護衛の仕事が回ってきた。

しかし清吉は刑部の目を盗んで、逃げ出すことばかり考えている。
刑部は、1日にいくつもの習い事で窮屈な毎日であることを思い、清吉にたまにはサボれと言う。
自分の気持ちを酌んでくれる刑部に清吉は徐々に心を許し、2人は仲良くなっていく。
だがその時、源氏斬りが現れた。

刑部は源氏斬りのかぶっている狐面を柱に射ち付け、相手がまだ少年であることに驚く。
実はその少年、闇法師が幼い頃から忍びの技も身につけさせ、刺客として育てていた。
最大の武器は、その美しさ。
男も女も一目見れば、魅了されるはず。

藤次郎は少年を大奥・御年寄に紹介し、御年寄は目論見どおり、少年を連れ帰った。
少年にはまだ名がない。
これ、という名をつけてくれた人に、この少年はきっと一生を捧げるでしょうと藤次郎は言った。

以外なことに、御年寄は彼に名前をつけなかった。
御年寄は以前、なくした子を彼に重ねていたのだ。
母親のような情を注がれた少年は、他に美しい少年がいれば母の愛はそちらに移ってしまう…と考えた。
だから彼は美しい少年を、次々殺害したのだ。

そんなことはありえないと言われても、少年が育った世界はそういう世界だった。
心臓を病んでいた御年寄は、なくなってしまった。
彼は涙しながら、再び清吉を襲い、刑部がそれを阻止する。

少年の腕から血が流れ、刑部は勝負あったなと言い、奉行所に自ら名乗り出るよう話した。
その時、風のようにお吉が現れる。
少年をかばい、生きろ!と叫ぶ。

華麗に舞いながら刑部に刃を向けるお吉。
目もくらむと思われた瞬間、お吉の背後から刑部の刀が首に突きつけられた。
そのまま、首をはねる…と思われたが、刑部は刀の向きを変える。

お吉は言った。
もう、源氏斬りは現れない、あの少年の母親はもういない…と。
捕えれば100両と言う仕事だったが、刑部はお吉も、少年も見逃し、徳松は不平を言う。

そして、お吉が闇猫一家を構え直し、闇の世界に戻ってきたことも。
お吉は闇法師の配下となり、あの少年を雀と名付けて手に入れていた。
聞いた刑部の足が止まる。

清吉は子供らしく、そして刑部に言われたように多少大人になって毎日をノビノビと過ごすようになった。
叩かれ屋として境内に立つ刑部の横を、清吉が走っていく。
刑部は今日も、叩かれ屋を営む。



清吉に芝居見物をさせる刑部に、お吉が会いに来る。
というか、背後の物陰にいるのを、怪しい気配を察した刑部がお吉を見るんですけど。
お吉さん、あの美貌で、都の貴人みたいな衣装、かなり目立っちゃうと思うんだけど、きれいだからOKです。
刑部と話を終えたお吉を、道八が待っていた。

今日の道八さんが道端でお吉を待っている時、頬張っていたのはトマト!
トマトです!
この頃、トマトは観賞用だったかもしれませんが、道八さんなら食べるんです。

道八さんは何を話していたか質問し、お吉は代わりに「あの子はどうしている?」と少年のことを聞く。
「あんたもあの子に魅せられたかい」と道八さん。
大奥に潜入させる前、お吉は闇法師の仕込んだ子として、少年に会っているんですね。

男も女も、この子を欲しがると聞いて道八さんは少年をじっと見つめてにじり寄る。
「なーるほど」。
そして「そそる!」
おい、おい!です。

道八は、お吉にトマトを一つ、投げた。
ちゃんと受けやすいように、ポーンと投げてる気がする。
取りそこなったら池にポチャン、ですね。
私ならやりそうだな。

若村さんはちゃんとキャッチして、投げ返します。
それを受け取りながら、お吉を見送った道八は、「こっちもそそる!」とトマトに熱いキッスです。
気味が悪いやら、おかしいやら。
遊んでるう。

しかし、大奥に潜入できなかった少年を用済みと言う藤次郎、横に控える道八の部屋にお吉がやってきます。
「その子に名前をつけましたよ。舌切り雀の『雀』とね」。
障子に映る影、ながーい爪が妖怪っぽい。

少年は決してこのことを表に向かって、喋らない。
お吉がそうしろと言うなら、舌さえ切ってしまうだろう、と。
道八の目に殺気。

後ろに手をやる。
「そそる」なんて言っていた少年に向かって、刃物を閃かせる。
手裏剣をはじき返す少年だが、道八の手にはまだ刃物がある。
殺す気です。

お吉が入ってきて「やめなあ、雀」と止める。
そして闇法師の配下になる代わりに、雀をいただく、と言う。
藤次郎が笑う、お頭の言ったとおりになった、と。
「何だって?」とムッとするお吉。

藤次郎は雀は差し上げましょうと言う。
でも、闇法師の配下になる証に、道八さんもそちらに預ける、と。
ニヤリと笑った道八、刃物を担いで、「しょーち!」と声をあげる。

「頭の飼い猫なら、首に鈴つけさせてもらいましょう!」
藤次郎の迫力。
お吉も不敵に微笑み、「どうぞ」。
徳松から、お吉が再び、闇の世界に舞い戻ってきたのを聞いた刑部の足が止まっている。

お吉は刑部を敵と認識しながら、愛情があると思う。
刑部はお吉を、魑魅魍魎が蠢く闇の世界からまともな道に戻したいと考えてるんですねえ…。
何だかんだ言いながら雀を拾ったお吉は、本当は心根が良い女だから。
さあ、みんな只者じゃなくて、おもしろくなってきました。

テレビ東京さん、また時代劇作ってくれないかなー。
この枠、おもしろかったんですよね。
お願い!
今回の道八さんは、トマトでした。


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2011.05.20 / Top↑
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