今、昼間の再放送で「夜王」を放送しているんですね。
歌舞伎にあるホストクラブ「ロミオ」で繰り広げられるナンバーワンを巡る戦い。
それを通じて主人公・遼介が成長する姿が描かれます。

今日はナンバーワンホスト・聖也を育てた女性・津田綾子が登場。
しかし、彼女は事業に失敗している。
それを知った聖也は彼女を冷たくあしらい、代金を踏み倒されないようにとばかりに、取り巻きに代金を請求させる。

あまりの扱いに怒る綾子に聖也は何事か、囁く。
すると彼女はあきらめたように、去って行く。
払ったお金は何もかも処分し、最後に残ったものだった。

綾子の様子に、遼介が聖也に何を囁いたのか尋ねる。
聖也はかつて彼女に教えられたことを言っただけだと言う。
それは、「金にならない客は何の価値もない」という言葉だった。

平然としている聖也に遼介は憤然と「待て、聖也!」と声をかける。
さらに綾子が死のうとしていたのを知り、聖也に「俺はあんたを認めない」と言う。
綾子が夜行バスで新宿を去る時、遼介は見送りに行く。

ナンバーワンを目指す遼介に綾子は、聖也を追い抜くのは大変よ、何て言っても私が育てたんだから、と笑う。
夜行バスの窓から綾子が見える。
それを、停車している車から、じっと見つめる聖也がいた。

綾子を見つめる聖也の顔が、苦悩に歪む。
うつむいた聖也。
だが再び上げた顔は冷たく、目だけが燃えていた。


聖也は北村一輝さん。
ナンバーワンの聖也は、綾子に対して、冷たく振る舞うしかない。
情けをかけることができない、情に流されることは決して許されない。
でもそんな聖也の態度は、綾子が陥いりかけた最悪の虚像から綾子を救ったのかもしれない。

恩人を切り捨てても手にしたナンバーワンの地位。
孤独な王者は、決意する。
ならば、それをとことん極めるのが、綾子への恩返し。
あなたを踏み台にした男は、それだけの価値を持った男ですよ、と…。

綾子を見つめ、うつむき、顔を上げる間に、そんな聖也のつぶやきが聞こえて来るよう。
ただ、目を据わらせてるだけじゃ、この表現はできませんよ~。
この聖也は、北村さんしかできない!
北村さんじゃなかったら、この聖也は成立しない!

こんな聖也を見た後だと、遼介は子供に見えてしまう。
まだ浅い男に。
しかし、それでいいんでしょう。
これは遼介が聖也や、ロミオで成長して行く話ですから。

派手な衣装をこなし、冷たく、それでいて目だけは燃えている。
王者のプライドと、飢えた狼が同居する目。
遼介の熱さ、若さ、まっすぐさを見せるには、北村さんの聖也が絶対欠かせないと思いました。

何年経っても、褪せることのない聖也の魔力に近い魅力。
北村さんの聖也。
実際の北村さんは当時、「チューボーですよ」で聖也のセリフに足をばたつかせて照れまくってました。
あの聖也ヘアで。
聖也も北村さんも、プロなんだな~!

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2011.08.18 / Top↑
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