こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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あの子が後を継げばどれほどの地獄が… 「必殺仕事人V 激闘編」第2話

第2話、「大仕事!大名殺し」。

女形の弐が呼ばれた座敷で、家来を蹴飛ばし暴れる、ある藩の家来の息子・恭四郎。
町では井戸に毒が投げ込まれ、無差別に町民が殺される事態が起きる。
主水は探索で大忙し。

加代は毒を発見する為の金魚を売ることを思いつくが、参がいち早く金魚を売って歩いていた。
弐の座敷で暴れた恭四郎は、怒る父を無視していた。
実は恭四郎の母の美濃は殿から父に渡された拝領妻であり、恭四郎は殿の御落胤だった。

恭四郎は今でも殿が屋敷に泊まったことがあり、その際に美濃が殿の床に行ったこと、それを黙認した義理の父を憎み、軽蔑していた。
しかし美濃の行動は夫の為を思った末のことであり、夫もそれを理解していた。
拝領妻とはいえ、2人には愛情が存在していたのだ。
だが、恭四郎はそんな境遇から歪んでしまっていた。

美濃は息子の部屋から蝶の死骸を見つけ、息子の残虐性、異常性に悩む。
井戸に毒を入れたのも、恭四郎とその取り巻きたちであった。
そして、お世継ぎが病弱な為、恭四郎が次の殿となることが決まる。

息子は世継ぎになってはいけない人間。
この子が世継ぎになれば、どれほどの地獄が生まれることか。
美濃は出入りの組紐屋の竜に、着物を売るよう頼む。

加代はその着物を売る手伝いをして、手数料を儲け、屋敷にその代金40両を持っていく。
金に不自由していそうではない様子に不審を抱いた加代だが、闇の会に40両で美濃から恭四郎の殺しの依頼がやってくる。
美濃の顔を確認した加代は、仕事を引き受けた。

後を継ぐ前とはいえ、大名殺し。
壱、弐、参が助っ人に入る。
仕事は恭四郎がお国入りする前、本陣で行われる。

壱は本陣の使用人に入り込み、主水を誘導。
弐は加代を太夫に仕立て、恭四郎の取り巻きに女を連れてきたと入り込む。
政、竜、参も侵入。

彼らは取り巻きたちを次々、仕留めていく。
そして主水が、若殿となる息子を仕留める。
だが、その頃、美濃も覚悟の自害をしていた。



冒頭、お座敷で踊る弐が優美。
それでも荒れる恭四郎の刃物を見ても動じない、さすが殺し屋。
みんないなくなると、裾をまくって座り込み、徳利を確かめて酒の入っているものを探して飲む。
この味は梅沢さんにしか、出せないでしょうね。

しかし、拝領妻というのは残酷なシステムですね。
払い下げられた妻も、貰い受けた部下も、どっちもつらいなあ。
だけど、この2人にはちゃんとした絆と思いやりがあった。
元はといえば、全部、殿が悪い。

蝶だか蛾の羽をむしる恭四郎。
やな描写。
成人してこういうことやるのは、やっぱり異常だと思う。
こういう虐待はエスカレートしていくというが、井戸に毒を投げ込むってひどい。

美濃は、息子みたいな人間を殿にしてはいけない、と思う常識人。
何が何でも残虐なバカ息子をお世継ぎにしよう、という悪女は「必殺」にはいたから。
それだけに美濃の最後の自害は、哀れだった。
夫の嘆きが想像つくだけに。

主水の家で買った毒見の為の金魚、死んでるー!と仰天したら、金魚は寝ていただけっていうのはおかしかった。
金魚、寝るか~。
壱はさっさと本陣に潜入している、頼りになる奴。

壱、弐、参は有能なんだなあ。
それでも元締めがいないと動けない、元締めにはなれない、ならない。
人はそれぞれ、役割分担があるってところでしょうか、などと考えてみる。
いるべきところにいないと不幸だっていうのがテーマなんだろうか、などとも考えてみる。

夫婦の絆と、それには全く気づかず、その特殊な境遇で歪む息子。
異常な息子に気づき、苦悩し、仕事に掛けるも後を追う母親。
大名殺しという大仕事と、夫婦と母親と息子の人間模様も見応えありました。


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Comment

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母親が息子の仕置を依頼…これ、ハードな展開でした。

仕置の後の描写、頼み人が自ら命を…というのは印象に残ります。シリーズ通して数多いのでは。

この回、島田順司氏が出ていたような…善悪問わず『必殺』の常連だったかもしれません。

※『必殺仕事人V…』でコメントしたのはワタクシです。失礼いたしました。
2011年09月03日(Sat) 00:01
おばらあつひろさん
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>おばらあつひろさん

>母親が息子の仕置を依頼…これ、ハードな展開でした。

お金を作ってはいましたが、すごい展開でした。
このあたり、作る側の意気込みを感じたんですけどね~…。

>仕置の後の描写、頼み人が自ら命を…というのは印象に残ります。シリーズ通して数多いのでは。

つい最近では、夫の仕置き依頼を出した妻が自害してました。
いくつかありますよね。

>この回、島田順司氏が出ていたような…善悪問わず『必殺』の常連だったかもしれません。

そうなんですよ、書くの忘れました。
悪役もありましたし、哀しい役もありましたよね。
時代劇専門チャンネルの「新・仕置人」にも出ていましたし、常連さんといって良かったかも。

>※『必殺仕事人V…』でコメントしたのはワタクシです。失礼いたしました。

いえいえ、そうかな、と思ったんで、おばらさんで良かったです。
2011年09月03日(Sat) 01:14
No title
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>島田順司氏
商売人でレギュラーだった梅宮氏の影に隠れていますが出まくりですね。

「激闘編」の最終回では敵側の役だったような。主水側の元締めを務めたここともありましたし、SP「春日野局」(「八つ墓村」で主人公を追い回した小川女史出演。主水がスカイライダー&ウルトラマンタロウと三人がかりで逆王手をかけられるってンナ、アホな…)では主水の表仕事で殺される忍び役。「安っさん、後を頼む~」といった感じで早々に退場しました(笑。
2011年09月03日(Sat) 22:23
巨炎さん
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>巨炎さん

島田順司さん、まだ「激闘編」の最終回を見ていないのですが、ずいぶんと出ますねえ。

>SP「春日野局」(「八つ墓村」で主人公を追い回した小川女史出演。主水がスカイライダー&ウルトラマンタロウと三人がかりで逆王手をかけられるってンナ、アホな…)では主水の表仕事で殺される忍び役。

ああ~、これはリアルタイムで見ました。
大河ドラマが「春日の局」だった関係かな、と思いました。
ウルトラマンタロウが春日を何としても仕事にかける!と言っていた覚えが。
春日が強いんですよね、しかし最後はものすごい自業自得で終わる。

お正月SPじゃなかったかな?
小川真由美さんがそれにふさわしい華やかさだったと思いました。
2011年09月03日(Sat) 23:53
出まくっております、島田順司氏
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『激闘編』の後、『風雲竜虎編』の最終回でも出ておりました…あぁネタバレ。(役どころ思い出せず…悪役ではなかったかも)

個人的には『仕業人』の被害者役でしょうか…。
2011年09月06日(Tue) 22:59
おばらあつひろさん
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>おばらあつひろさん

返信、おそくなってすみません!

>『激闘編』の後、『風雲竜虎編』の最終回でも出ておりました…あぁネタバレ。(役どころ思い出せず…悪役ではなかったかも)

そんな後にも出てたんですか。

>個人的には『仕業人』の被害者役でしょうか…。

あれはかわいそうでしたね…。
みんなかわいそう。
あんまりでした。
だからあの、加害者たちに怒りが湧き上がるんですが、あの加害者たち、最初から本当にムカつきました。
2011年09月07日(Wed) 13:22












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