第8話、「初夢千両殺し」。


お正月気分の新春第2弾でしょうか。
京の闇の会から、大仕事が持ち込まれる。
仕事料は千両。

相手は京都の闇の会を敵に回す「姉三六角蛸錦」という仕事人たち。
だが名前以外は何もわからない。
加代は仕事料に目がくらみ、仕事を引き受ける。

仕事は休めない!主水だったが、京都へ梅を献上する仕事が回ってきた。
結局、主水も京都へ行くことになり、加代、政、竜も京都へ向かう。
京都で加代は、弐に会った。
どうも、大金の話を知ってやってきたらしい。

加代がここでの闇の会に加代が参加してみると、そこはお座敷で踊りながら仕事依頼をするというとんでもないものだった。
そんな闇の会の殺し屋は次々、殺されていく。
美しい芸者に声をかけるが、次の瞬間、その芸者が宙を飛び、殺し屋に変貌する。

慣れない土地で、予想以上に手強い相手。
相手の正体は依然としてわからず、闇の会も頼りにならない。
加代も、「姉三六角蛸錦」によってピンチに陥るが、政と竜が救出する。

主水は弐に声をかけるよう指示し、こちらから罠を仕掛けることを提案する。
弐によって加代、政、竜は江戸から来た芸人一座となって芝居小屋を開く。
早変わりの芸を披露する舞台から見えた怪しい人物は、坊主2人、そして不審な大店の主人風の男、その男についている2人、そして芸者姿の女だった。
舞台の幕が引かれた時、これらの人物が舞台裏にやってくる。

待ち受けていた竜に対抗するべく、芸者姿の三条が宙に舞い上がる。
しかし、竜の紐がいち早く、三条の首に巻かれた。
宙吊りになる三条。
そこに竜と間違えて坊主姿の六顕が三条を刺してしまう。

だが、六顕は怯まない。
次に看板の影から絵を破って、怪力の蛸平が政を襲った。
蛸平から逃れた政は鏡を入り口に向け、楽屋の天井近くに潜む。
やってきた蛸平の動きを鏡で知ると、政は一気に蛸平を刺す。

舞台裏に姉目堂がやってくる。
ちらりと弐の女形の妖艶な姿が見える。
近づく姉目堂と、間合いを探る弐。
紙吹雪が散る。

その紙吹雪の中、突然、弐が現れる。
すれ違いざまに姉目堂を、扇に仕込んだ刃で斬る。
倒れ掛かる姉目堂をもう一度、斬った。

六顕は加代を追い掛けていた。
逃げる加代は奈落から舞台に上がろうとするが、六顕が足をつかむ。
そこに主水が来て、六顕を刺す。
次に走ってきた坊主姿の角如を、迎え撃つと豪快に斬る。

「姉三六角蛸錦」というのは、この仕事人たちの名前だった…と倒れた仕事人たちを確認しながら主水は思う。
いつまで経っても誰も戻ってこないのを不審に思った元締め、錦屋がやってくる。
配下が全員、無惨に殺されているのを見て、錦屋はあわてた。
一方、次の舞台が始まらないので、客が騒ぎ始めた。

錦屋は幕の前に出ると、今日は主役が急病の為、舞台は休止と告げる。
頭を下げた錦屋に、幕の向こうから主水が近づき、刺した。
錦屋の様子がおかしいので近づいた客が、錦屋が死んでいるのに気づき、大騒ぎになった。
幕が開き、舞台では六顕と角如もお互いに寄りかかり、動かない。

仕事を終えた加代は、千両を求めて闇の会の元締めの店へ急ぐ。
すると、元締めは捕縛されて連行されるところだった。
加代に気づいた元締めは、なじみの女だと言って加代の近くにやってくることを許された。
密告によって捕まってしまったのだと言う。

仰天する加代に、上方では役人とはなあなあの仲。
金次第でどうにでもなる。
また出て来て、新しい組織を作るからと言い、仕事料はその時にまたと言って役人のところへ戻る。
大仕事で千両がフイになり、結局前金の50両しかもらえなかったと、加代は道端にへたり込む。


仕事人同士の抗争話。
今度は教徒の闇の会の元締めが、「必殺」シリーズで主に悪役だった江幡高志さんです!
これがコミカルで調子がいい元締め。
京都の闇の会は、なんと踊りながらやるという、いい加減なもの。

江戸の闇の会は一応のおごそかな雰囲気の中、行われるんですが、これは何!
いや~、「姉三六角蛸錦」は手強いんだけど、君たちも緊張感なさすぎなんじゃ…。
そんなだから、謎の「姉三六角蛸錦」にやられっぱなし。

しかし、慣れない土地で手詰まりの仕事人たち。
ここで江戸から枝を折ったりするな、と言われ、梅を運んできた、まるで冴えない仕事をさせられている主水が冴えている。
壱は2回続けて、お休みなんですね。
対決の場は芝居小屋。

女形に扮する弐のキャラクターが、活きています。
「仕業人」で旅芸人の一座では黒子だった時とは違い、政も竜もそれなりにお客さんを満足させる立ち回りができるよう。
主役の弐にはもちろん、拍手喝さい。
梅沢さんの早変わりも見られて、お正月っぽい話かも。

弐が姉目堂に微笑みかけるところ、相手が来るのを待つところ。
表情が本当に、艶っぽい。
まるで芝居を見ているような、姉目堂を紙吹雪の中、斬るシーン。
こういう弐の仕事、もっと見たかったですね。

でもまだ、3人も相手が残っているし、壱も参もいないからどうなるのかなと思っていたら、主水が炸裂してくれました。
それぞれが仕事にかけられた姿を見せて、「姉三六角蛸錦」が名前の頭文字だとわからせる。
無事、手強い相手も仕留めた。
さて、千両…と思ったら、京都の闇の会は崩壊してしまっていた。

結局、この会、ダメなんですね。
しかし、相変わらず緊張感ないというか…。
そうか、役人と馴れ合いだから、緊張感も何もないのか…。
江戸じゃ仕事人狩りがあって、唯一残った組織が闇の会だっていうほど、厳しい状況なのに。

元締めの江幡さんが、のんきに引っ立てられていきます。
江幡さんも憎めないなあ。
冒頭、こういう大仕事では痛い目に遭ってるんですよと加代ちゃんが言ってましたが、まさにそうなってしまいました。
こいつは春から…、という初夢千両でした。


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2011.09.10 / Top↑
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