こたつねこカフェ

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お雛様騒動 「必殺仕事人V 激闘編」第15話

第15話、「主水、卵雛を壊す」。


普請奉行の泰源には、ある趣味があった。
夜になると人間を雛人形にさせ、ひな壇に座らせて、中から気に入った今夜の相手を選ぶ。
その趣味に材木問屋・大黒屋の重兵衛が協力している。

人形作りの名人・荒月はまだ娘が幼い頃、妻を亡くした。
妻は亡くなる間際、娘のおしの嫁入りには荒月が雛人形を作って、それを持たせてやってくれと言った。
その通りにおしのは間もなく嫁入りすることになり、荒月は女雛を娘そっくりに、男雛をおしのの結婚相手の二代目・川原屋の栄吉そっくりに作った。

仕上げに使う組紐を、竜が作っている。
だが、荒月は色へのこだわりが強く、なかなか納得しない。
竜もそれを理解し、要求に応えるべく、作り直すことを約束した。

時期はひな祭り。
奉行所で田中さまは、卵に顔を描き、起用に卵雛を作っている。
だが、主水がうっかり卵雛を壊してしまった。
田中さまは半狂乱になって怒る。

泰源は荒月の娘の嫁入りの雛人形に執着し、大黒屋は荒月に何度もそれを譲るよう、店の権助や用心棒の八島と脅迫めいた交渉を行っていた。
しかし、荒月は頑として承知しなかった。
やがて、竜の組紐も荒月の思うようなものができ、雛人形に結ばれた。

材木問屋が集まっての入札で、またしても大仕事を大黒屋が落札した。
栄吉は毎回、少しの差の金額で大黒屋が落札するのはおかしいと訴えた。
それもそのはず、普請奉行の泰源と大黒屋が通じているのだ。
誰も賛同はしなかったが、大黒屋は栄吉の正義感に危機感を覚える。

加代は町角で雛人形を売り、女に不誠実を責められた壱はそれを女に買い与える。
また、主水はせんとりつに雛人形がないことを責められ、人形を買わなくてはいけなくなった。
加代は荒月のところにも出入りしており、いらない人形を安く引き取っていた。
今度も加代は荒月の土間に積んである雛人形の箱を引き取り、それを売りに出た。

ちょうどせんとりつに責められた主水がそれを見て、一対の雛人形を「どうも品がない」などとケチをつけて買って行く。
中村家では苦労して手に入れた、名人・荒月の雛人形だと言い張るが、せんもりつも本気にしない。
それどころか、雛人形にケチをつけ始めた。

どうしても荒月から人形を手に入れようとした大黒屋は、家に押し入り、おしのを人質に人形を譲ることを迫った。
拒否していた荒月だが、おしのの危機を目の前に、泣く泣く雛人形を持って行くことを許した。
やっとのことで手に入れた雛人形を、さっそく泰源に献上。

だが泰源は、雛人形の首をはねる。
これは別物だ。
荒月は大黒屋を警戒し、あらかじめ本物は箱に入れて土間に置いておいたのだと、おしのに言う。
では、本物は無事なのか。

しかし、雛人形は見当たらない。
おしのは加代が箱を持って行ったのを思い出す。
雛人形が手に入らないのなら、別の女雛があるだろう。
泰源の言葉に、大黒屋がほくそえむ。

あわてて栄吉と共に、加代を探して雛人形を返してくれるように頼んだ。
だが、加代は主水に売ってしまっていた。
今度は加代が主水の家に行き、本物の荒月と間違えてしまったので、返してくれと頼む。
ところが、安物と思ったせんとりつが、雛人形を売り払ってしまっていた。

ガッカリするおしのに、加代は必ず見つけるからと約束。
その頃、政が骨董屋に売られた雛人形を見ていた。
雛人形を巡る悶着を見ていた政は、珍しく人形に興味を示し、それを買い求めた。

その夜、竜が政の家にやってくる。
政のところにある雛人形を見た竜は、その人形に結んである組紐を見て、自分が作った組紐とわかった。
なぜ、これが政のところにあるのか。
竜は荒月の元へ急いだ。

その頃、栄吉が夜道で大黒屋の八島に襲われ、殺されてしまう。
雛人形が偽物とわかった大黒屋は荒月のところへ押しかけ、おしのをさらっていく。
大黒屋は荒月もまた、刺してしまった。

竜が訪ねた時、荒月は瀕死の状態だった。
事切れる前に荒月は竜に、「闇の」と言った。
だが、最後まで言い終わる前に荒月は死んでしまった。

闇の会が開かれる。
頼み人は、雛人形。
荒月だった。
加代が引き受けてくる。

泰源の屋敷では女雛の衣装を着せられたおしのが、化粧を施されている。
これを着て泰源の相手をすれば、父親が無事に済むのだと聞かされたおしのは泣く泣く大黒屋に連れられて廊下を渡る。
座敷では、おしのを女雛にしたひな壇が組まれた。
喜んだ泰源が、おしのを連れて寝所へ下がる。

泰源がいなくなった後、ひな壇にいた雛人形に扮した女が権助らとそれぞれに戯れはじめた。
その時、竜の紐が権助を捕える。
吊り上げられる権助を見て、パニックを起こし、逃げ惑う男女。

政は廊下で、八島に襲い掛かる。
八島は政を投げ飛ばすも、政は座敷で八島を仕留める。
主水も屋敷にやってくる。
雛人形がいたはずの座敷の灯りが消えて、ひっそりしているのを見て、大黒屋が入ってくる。

先ほどまでの人間は、誰もいない。
その代わりに、男雛の格好をした壱が座っている。
壱は持っていた扇子を砕くと、飛んでくる。
重兵衛の首をつかむと、無表情に骨を砕く。

その頃、おしのは泰源の寝所にいた。
着物が次々めくられ、おしのの顔にかかる。
背後から主水の影が近づく。
泰源は気づかない。

主水は後ろから泰源の口を塞いで、一気に刺す。
声もなく、泰源が倒れる。
着物で視界が遮られていたおしのだが、泰源の動きがないことに不審を抱き、顔を出した。

すると、泰源が動かない。
恐る恐る泰源に触れると、泰源は死んでいる。
おしのは仰天する。

数日後の天気の良い日。
おしのは1人、ぼんやりと土手に腰掛けていた。
加代がおしのに近づく。

「あんたに渡したい者があって、やってきたんだよ、はい」。
あの雛人形だった。
おしのが人形を抱きしめて、泣く。
人形を渡した加代は、去って行くしかなかった。



私の同僚は大学進学で実家から東京に行く時に、親に雛人形持っていけと言われたそうです。
狭い東京の部屋でそれは無理、と言ったら、お嫁に行く時まで持って行くものだと言う。
彼女は独身主義者なので、私は一生嫁には行かないと思うが、そうしたらどうするのか、と聞いた。
そうしたらお雛様は一生、あなただけのお雛様、と言われたとか。

今回、権力者に粘着されるのは荒月の人形。
身分の高い殿や姫が、婚礼用に特別に作られたものをどうしても欲しいとわがままを言い、相手を死に追いやる。
「仕置人」の「ぬの地ぬす人ぬれば色」では加代役の鮎川さんが、被害者でした。

あれは婚礼衣装を大奥で殿にご寵愛を受けている側室に取られ、父も婚約者も斬り殺される役。
花嫁衣裳で縫った雑巾で廊下を拭かされたり、ついに父と婚約者を斬った伊賀者に嫁がされそうになり、大奥で自殺してしまう。
自分に手に入らないものがあると、意地でも手に入れないと気がすまないらしい。
それで迷惑が巻き起こるのは、「必殺」に、たまにありますね。

しかし、今回の相手の殿様はちょっと、特殊な趣味の持ち主。
度が過ぎた人形愛好者かと思ったら、人間ひな壇を見て、うれしそうに相手を決めてます。
「人でなしの恋」みたいに、人形しか愛せない男じゃないんですよねー。
人形に扮した人間が好きなのか…。

竜が関わっているので何かあると思ったら、関わり方が浅い。
問題の雛人形が加代に、主水に、回りまわって政の元へ行く。
無骨な政のところまでは、人形が行くかなー。
でも政のところに似合わない雛人形があって、それで竜が自分の特注の組紐に気づく、という一応、竜の出番も作ったからいいのか。

最後の仕事は、結構大胆に竜が仕掛けてます。
みんな、逃げてますけど、秘密の宴で起きたことだから、おおっぴらに出来なくていいのか。
男雛のカッコをしている壱、あの衣装に着替えて待ってたんですね。
飛びついてくる跳躍力が、すごい。

泰源、おしのにあんな衣装着せるから、目の前で襲われてても気づいてもらえない。
男雛に襲われる大黒屋とか、女雛の衣装でわからない泰源とか、お雛様の逆襲。
最後に父親も婚約者もいなくなったおしのに、加代がお雛様を届けてやる。
悲しいお雛様になってしまった。

田中さまの細やかな趣味。
ほんと、かわいらしい趣味してますよねー。
「仕事屋」の岡っ引き・源五郎じゃないけど、生まれる家が違ったらよかったかもしれない。

主水が壊しちゃって、今度は主水が卵を買って来てトライしてみる。
田中さまが来たのであわてて懐に卵を入れると、田中さまが主水の懐の辺りを本で叩く。
うっ…。

しかし、安物だって言って、雛人形を売っちゃうせんとりつ。
後でわかったら仰天したでしょうね。
鑑定する力は全くない…。


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