テレビ埼玉で放送している「必殺仕事人 激突!」。
たまに「激闘編」と勘違いしていた作品で、必殺の連続ドラマとしては最後の作品らしいです。
第1話から「ねずみ小僧の恋人」とか「水戸黄門の印籠」といった、歴史上の人物のアイテムがサブタイトルになっており、話の中に登場。

そして第6話「徳川家康のキセル」の次から、そういうタイトルとは関係ないタイトルになっててビックリ。
さらに第1話から仕事人狩りを目的として結成された、奉行所内の秘密組織「覆面組」がいなくなっちゃった。
仕事人狩りで顔を合わせるも覆面のままで、お互いの顔も知らない秘密組織。
誰が覆面組か、わからず、主水も気が抜けない。

第6話では覆面組が秀の家を襲った為、巻き添えになった長屋の幼い娘が無惨にも殺されてしまう。
この娘、覆面組に追い詰められ、自害した秀の仲間に秀が託された妻・さだと子供のうちの1人だった。
秀は密かに、さだに思いを寄せていた。
さだが覆面組への仕事を依頼、ついに仕事人と覆面組は全面的に殺しあうことになる。

主水は仲間の首斬り役人の朝右衛門に覆面組を探るように頼み、朝右衛門は夜な夜な、次々と同心を襲う。
やがて覆面組の1人に行き当たる。
覆面組を探る主水も、与力・荒巻忠弥が覆面組の頭であり、実質上の指揮者であることに行き着いた。
だが、秀を匿っていたお歌が捕えられてしまった。

主水は目の前で見ていながら、何もできない。
荒巻はお歌に拷問を加える。
その頃、大奥でも、仕事人の元締め・初瀬を蹴落とし、権力を握ろうと尾上が策略を考えていた。
尾上は初瀬を邪魔に思う若年寄・篠村備中守と手を組む。

荒巻と奉行・酒井能登守は篠村から、初瀬が上野の東照宮参詣の際に、同心姿の者と会っていたことを聞いた。
奉行所に仕事人がいるのかもしれない。
考えれば、これほど安全な隠れ場所はないだろう。

主水が床下で3人の話を聞いていたが、荒巻は主水の気配に気づき、床下に刀を突き刺す。
しかし主水は逆に「人がいますぞ!」と知らせ、野良猫を抱いて出てくる。
ところが荒巻は主水に疑惑を持ち続け、お歌のところに連れて行く。
そして、お歌を斬れと命令した。

主水が「できません」と言うと、荒巻は笑う。
お歌を斬らねば、主水を斬ると言われ、主水はしかたなく承知した。
そして、荒巻の刀を貸してくれるように言う。
何かと入用で…、と主水は自分の刀を見せると、それは竹光だった。

あまりの展開に荒巻は主水を叱り飛ばし、3人は嘲笑って主水を追い出す。
こうして主水はお歌を斬らなければならない局面から脱出し、仕事人である疑いも晴らすことに成功。
主水は荒巻がいなくなれば、覆面組は壊滅すると秀たちに伝える。
さだの娘の恨みもある秀は、大奥潜入を申し出る。

江戸城に潜入した秀と夢次は、初瀬の協力を得て、秀は尾上を、夢次は篠村を仕留める。
朝右衛門は江戸城外で坂井を斬る。
主水は覆面組の秘密の部屋で、荒巻を待つ。

荒巻は主水がいるのを見て、驚く。
主水が仕事人だと名乗ると、「まさか」と笑う。
しかし、荒巻の笑みはすぐに消えた。
主水が抜いた刀を荒巻は手で押さえるが、それは竹光ではなく、真剣だった。

刀が荒巻の拳を滑って行き、荒巻は悲鳴をあげる。
「そのまさかでございます。仕事料が入りましたので、質屋から請け出してきました」。
主水は荒巻を斬る。
大奥の初瀬失脚の陰謀も終わり、お歌も解放された。



いや、朝右衛門が夜な夜な、同心を襲うというハードな展開。
さだの娘が巻き添えになるという、こちらもハードな展開。
主水が野良猫の子供を抱っこしているのが、後で効いてくるとは。
気づかれると自らいることを知らせ、猫を抱いて出てくるという、当然なんですが、主水の頭の良さと度胸が光ります。

さらにお歌を斬れと言われて、刀が竹光だった!
してやったりとニヤリとしていた荒巻は、とんでもない肩透かしをくらって「ば、ば、ばっかもーん!」と目を丸くする。
昼行灯を装った切れ者ではなくて、こいつは本物の昼行灯か!

荒巻は菅貫太郎さんです。
名優です。
疑いの目、冷酷な目、呆れた目、驚愕する目。

もう、菅さんの表情見ているだけでもオッケーです。
主水の刀をつかみ、真剣が手を切って血が滴り、「あああああ」と痛みに顔が歪む。
そして、斬られる。
全てが素晴らしい。

こういう悪役さんがいるからて、昔のドラマはおもしろかったんだと思えます。
ほんとに、長生きしてほしかった俳優さんです。
今でも見ていたかった俳優さんです。
主水の「仕事料が入りましたので、質屋から請け出してきました」の一言が粋!

あー、おもしろかった。
そして7話。
覆面組は、崩壊してました!

それでビックリしたんですが、主水の同僚、成川の目黒祐樹さんは覆面組とは関係ないんですか!?
いや、目黒さんなんて大物俳優さんだし、絶対裏の顔があると思ってたんですが関係ない?!
ただの細かい人?!
単なる事情通?!

なんかいつも思わせぶりな情報を、主水にもたらしているのに。
意味深な言葉を投げかけているのに。
この人こそ、ラスボスではと思うんですけど…。

滝田栄さんの山田朝右衛門は、重厚な殺陣で、久々に主水と同等の立場。
しかも、同じ侍ポジション。
中村橋之助さんの、ちょっといい加減な感じの夢次。
この辺りの新しいキャラクターは、新鮮。

普段は大奥にいるが、上野の東照宮参詣の際に、主水に会って仕事を依頼する初瀬は酒井和歌子さん。
こちらも大物女優です。
だから、目黒さんは何かあるんじゃないかと思ってるんですね。

欲を言えば、エンディングの曲を藤田まことさんが歌っているので、殺しのテーマはこれのアレンジにしてほしかった。
あと、ナレーションはやっぱり、徳光さんは違和感あります。
エンディングも画面とか、文字とか、軽い。

うるさいな、私も。
これまで覆面組の目をかいくぐって仕事を遂行する、とても緊張感あるストーリーになってました。
7話から先、この緊張感が続きますように…。


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2011.11.04 / Top↑
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