「必殺仕事人 激突!」は6話の「徳川家康のキセル」、私はところどころ覚えていたんですね。
互いの顔を知らない奉行所内の秘密組織、覆面組の設定。
朝右衛門が仕事の時に、相手の膝の後ろをバン!と打って跪かせ、まるで表稼業の首斬りのようにする。
その朝右衛門は、覆面組をいぶり出す為に同心を襲う。

主水のお歌を斬れない竹光エピソード。
最後に仕事の際は真剣になっていて、その時の決めセリフが「仕事料が入ったので取り戻してきた」とか。
菅貫太郎さんが責任者だったってことも、覚えてました。
ただ、お奉行様だと思ってました。

でも覚えているのはこの話だけで、後は全く覚えてない。
だけどこういうのを覚えているから、「激突!」は見たと思ってました。
改めて見て、初見状態であることを認識。
それでこれは「風雲竜虎編」が終わってから、4年ぐらい経って製作された作品なんですね。

その間はシーズン区切りごとに、スペシャル番組が製作されていた。
「激突!」は殺しのテーマがオリジナルでないこと、オープニングとエンディングが軽いのが気にはなりました。
ですが、4年もあったので、覆面組とか緊張感あふれるストーリーや、新しいキャラクターが用意できたんだなと思いました。

しかし、6話が終わってから、何か…。
「激闘編」同様、いつもの仕事人パターンに帰ってしまったような。
主水と秀というメンバーに加えて、新しいキャラクターがいて、それぞれを掘り下げて描けると思うのにそれもない。

首斬り役人をしている朝右衛門は、主水と対等の立場で物が言えるし、同じ武士。
罪と罰に接し、囚人の最期に立ち会うという点でもドラマになるはず。
時計を扱う、ちょっと調子の良い夢次の過去。
職業を替えるなら、それについてのエピソードも作れると思うんですが。

お歌が女ながら、この職業に至った経緯。
そして、大奥にいながら仕事人の元締めになった初瀬。
初瀬なんかものすごいドラマができそうなのに。

秀が死んだ仲間の妻に思いを寄せる描写はあるけど、それ以外の仕事人があまりに放置されてます。
新しく作ったにしては、主水と秀に比重を置いて、他を描くことをしてないんですね。
ストーリーの展開も、キャラクターも過去に見た感じで一杯になってしまう。

だったら既に見ていて、「旋風編」あたりで「もういいかな」と思われたものでは。
これではまた、「必殺」に興味が出てくるとは思えない。
型破りは望まれないと、いつもの登場人物でいつものパターンにしなくてはと、スタッフさんたちが思っちゃったんでしょうか。
今のところ、おもしろくなりそうなのを、自分たちで縛ってしまっているような歯がゆさがあります。

「激突!」は金曜日放送じゃなかったんですね。
だからあんまり、記憶に残っていないのかなあ…。
でもね、そんなこと言いながら、放送していればやっぱり、見ちゃうんですけどね。
それで終われば、やっぱり寂しいんですよね。


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2011.11.04 / Top↑
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