時代劇専門チャンネルでは「暗闇仕留人」が、始まってます。
テレビ埼玉でも「助け人走る」が終わって、「暗闇仕留人」が始まりました。
「新・仕事人」だか、「仕事人III」がこんな風に重なったことがありましたっけ。

「暗闇仕留人」は、おきんと半次が出ている「仕置人」の続編っぽいんですが、舞台が幕末。
この後の「仕置屋稼業」「仕業人」「新・仕置人」「商売人」と続く世界とは、別の時間枠で展開しているような設定。
しかし主水、おきん、半次の関係から「仕置人」と世界は繋がってるようですし、ここが混乱するんですよね。

見ていて思い出したんですが、これ、半次が途中から突然、出なくなるんです。
この理由が、最後までわからなかった。
劇中でも語られなかった。
まるでいないのが当たり前のように、仕留人全員が半次のことに触れずに話が進んで行きました。

半次が最後に登場した回の前に半次が故郷に帰る、「切なくて候」という話がありました。
自分が故郷を出た原因ともいえる、若い義理の母を巻き込んだ仕留め仕事の話でした。
ここで半次が姿を消すなら、自分の業の深さと裏の仕事の空しさに嫌気がさしてしまった、という予想がつくんです。
しかし、そうじゃない。

大吉の過去が関わってくる「切なくて候」の次の回「過去ありて候」を最後に、半次は消えている。
「切なくて候」の後、「過去ありて候」で普通に仕事をこなしていて、その後に消えるから、消えた理由がわからない。
しかも「過去ありて候」で、大吉が半次に「お前、在所はどこだ?」と聞いている。
すると半次は「調布の先の、府中ってところだ」と、ちょっとユウウツそうに答えてるんですね。

あれー、この前、「切なくて候」で、大吉と半次は半次の故郷で哀しい仕事を終えてきたじゃないですか。
しかも大吉は、故郷に帰った半次が、いつもとはまったく様子なのもつぶさに見ている。
そこまで見ておいて、「在所はどこだ?」って辻褄が合わない気がします。
逆に、この「過去ありて候」の後に「切なくて候」が来れば、ユウウツそうな半次の顔が伏線になっている。

「切なくて候」では「一生一度の頼み」で身内の復讐を自分の手で成し遂げる為、半次は主水と大吉に動いてもらった。
悪の鷹匠を仕留めた後、半次は繋がれていた鷹を逃がす。
半次が大吉と江戸に戻る夕焼けの中、飛んで行く鷹を見て、「あの鷹、どこに帰るんだろう」。

「奴にもきっと生まれ故郷があるんだろう」と、大吉が言う。
「生まれ故郷か…」と、空を見つめて2度と戻らない故郷を背中にして、半次はつぶやく。
確かに、これで半次が消えちゃったら、かなり哀しかった。

だけど、理由は察することができた。
今まで、半次がいない時は、「長崎に品物を仕入れに行ってる」とかおきんの説明があったんですね。
だからせめて、「半次は長崎で仕入れに行った」とか語られていると良かったのに。

「仕留人」では、「仕置人」からのおきんの相棒・半次がこんな風に消えてしまったのは寂しすぎる。
半次がいなくなったので、おきんは「仕留人」の最終回で雪の舞う中、1人江戸を去っていきました。
おきん自身はしっかりと前を見つめて気丈に去っていきましたが、その姿は寂しく見えた。

「助け人」の最後は、文十郎とお吉、利吉としの、2組が好きな人と一緒に去って行けた。
あんなに好きだった文十郎と去っていく、お吉の笑顔。
きっと幸せな家庭を築くであろう、利吉としの。
好いた者同士が一緒になれたという点では、「助け人」は救いがあった最後だったんですね。


スポンサーサイト
2012.04.12 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://kotatuneco.blog59.fc2.com/tb.php/2173-fa966abf