来月、友人がロンドンへ行きます。
オリンピック?
いや、関係なく、長期の旅行だそうです。

昔、ある駅前に「ロンドン」というお店がありました。
時になると♪楽しいロンドン ゆかいなロンドン、ロンドン、ロンドーン♪という音楽が流れてました。
あんまりリピートするから、今でも覚えている。

さてこのロンドンに行く友人は、とっても温厚な人。
しかし、見かけからはとってもそうは思えないけど、すごい苦労をしてきた人なのだった。
ちょっと親しくなった時、およそ、人はしないような、しなくていい苦労をしてきたと思うと言う。

なんだろうと思ったら、確かに大変。
旦那さんが経営に失敗して、家の表に黒塗りのベンツが止まって、中から数人、サラリーマンスーツとは思えないスーツ来た人が降りてきて家を囲んだ時とかね、椅子に骨が当たるほど痩せたわって…。
それだけじゃないのよ、と言う。

あの時は本当に、涙が出た。
つらくて、哀しくて。
だけど、初めてイギリス旅行した時、ああ、生きていて良かったと思った、と。

高校時代の友人は、非常に悲観的な人で、というか、ある日、高校生ながらこの人は悲観的なのが好きなんだなと思った。
要するに悲劇のヒロインに自分を置くのが、好き。
そんなの、本人に聞けばいいじゃないってことを、「この関係、ダメにしたくないの」と言いながら、ため息をつく。
もう20年ぐらい前になりますが、夏にちょっと怪我をした時、心配してくれながらも「とんでもない『年』になっちゃったね…」と言った。

えー、もうその年の評価が決定してしまうんですか。
そりゃ確かにひどいことだったけど、決定的に、致命的に人生にダメージというものじゃない。
最終的には自分が悪いと思ったし、他に楽しい事もあったから、そんなこと思ってもみなかった。

というか、私はあんまり深く物事を考えない、おバカさんなのかもしれない。
「おバカさん」って、自分で、「さん」をつけたな。
許して。
鈍感なのもあるんだろうな。

しかしそれで改めて、この人は悲観的な人だなあ…と思いました。
イギリス旅行行く人みたいな目に遇ったら、それこそ死んじゃうんじゃないかと。
そこで、ふと、「神様は乗り越えられない試練は与えない」と言う言葉を思い出した。

いや、あんまりだと思うこともあると思うけど、このイギリス旅行に行く友人なんか、まさにそうだなあと。
今、とっても幸せ、と友人は言う。
私もこういう人といると、パワーをもらえる気がして、会うのがすごく楽しい。

気持ちを明るく持つって、大変なことだけど、大事だなあと思う。
自分の経験から、他人を思いやれるのが大人だとしたら、この人は本当の大人だ。
たった一つの心配事は、留守中に、スイカとえんどう豆とトマトの木が枯れてしまわないかと言うことらしい。
はいはい、わたくしがお水あげに行っても、ようござんすよ。


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2012.05.14 / Top↑
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