この前、白洲治郎氏が昭和15年から住んだ、「武相荘」(ぶあいそう)に行ってきました。
白洲治郎氏は生涯「自分の信じたプリンシプルに忠実」だったそうで、邸内は決して華美ではない。
器、食器、花器、壷、机、掛け軸、絵、燭台、ガラス、テーブル、スタンド、椅子、暖簾。

鎌倉時代、室町時代、江戸時代から使い続けているものもある。
うう、時代劇で見るようなタンスだ。
この艶、年期!

一つ一つがすごいものなんだろうけど、これを飾らないで毎日使って、それで洗ってるというのがすごい。
焼き物好きには、たまらないんだろう。
飾っちゃうであろう私は、ダメなんだろうな。

生まれたときからこういうものに囲まれて、普通に使ってて…。
こりゃあ…、違って当たり前だわと納得してしまう。
趣味がいいとは、このこと。
育ちがいいとは、こういうことをいうのか、と。

晩年までポルシェを乗り回し、軽井沢ゴルフ倶楽部理事長。
ここに戦後、小学校しか出ていないのに総理大臣にまで登りつめたお方がやってきて、入れなかったというお話を聞いたことがあります。
最高の地位と権力と財力を持ったと思ったのに、入れない場所がある…。
白洲氏の信念と、この方のこの時の悔しさ、感情を察すると、ものすごいものがあります。

陛下からの、お茶会のお誘いのお手紙。
サンフランシスコ講和条約の時の原稿。
マッカーサー元帥に贈った椅子の、レプリカ。
吉田茂首相との交流。

遺言も展示されてました。
「葬式無用、戒名不用」。
圧倒されるものが、ありました。
自然も綺麗で、竹の緑が美しかった。


さて、話は変わって、三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が18日午前1時39分、国産大型ロケット「H2A」21号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げました。
昨夜、雷に怯えながらパソコンを切ったにも関わらず、はやぶさの時を思い出し、「そーだ!やっぱり見なくっちゃ!」と。
私は高いところが苦手だし、度胸がないので←いきなり話が矮小になる、能力を無視して言えば、こういうのに乗るのはまず絶対無理なんですが、見るのはすごく好きです。





自然はもちろん感動しますが、こういう、人間の知能と技術、力の結晶、力と知恵の団結によって成し遂げられたものも、見ると感動します。
ニューヨークのビル群も、そうかもしれません。
搭載した4つの衛星は全部切り離しに成功し、軌道に乗ったようです。
成功おめでとう!

しかしなーんで、夜中に打ち上げるんですか。
それは軌道の関係。
…なんだそうです。

「しずく」が、すでに運用を始めているアメリカなどの4つの人工衛星と並んで連携して観測を行うため、打ち上げ時刻が未明に限られたということです。
おー、待っててくださいねー、今行きますー。
それで打ち上げのタイミングが時間どころか、秒まで限定される場合もあるそうで、繊細な話なんですね。
ああ、だから「39」分に…。

戦後から日本は、ここまで来たか。
かけ離れているもの、2つを見たけど、どちらも美しい。
などと思いながら、夜中に、たまに表が白く光り、轟音が轟く中、見てました。

見ていた人は、結構いたんじゃないかと思うんですが…。
今日ネムイ。
一番危険なのは、お昼食べてからです。

動きが鈍い言い訳にしてないかって?
いやいや、してませんてばあ。
優雅にも、知能と技術、力の結晶、力と知恵の団結にも程遠くってすみません状態。


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2012.05.18 / Top↑
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