「リーガル・ハイ」、もう今回は文句なしにおもしろかった!
元女子アナ・岡崎安奈と、芥川賞作家・神林彬の理想の夫婦No.1が、離婚訴訟。
女子アナ妻のDVが原因か、それとも作家の浮気が悪いのか?!

今回、古美門に立ちはだかる相手側弁護士は、何と元・妻の圭子!
現在、アメリカ在住で、ドイツ系の弁護士と再婚して、シュナイダーという苗字に変わっている。
裁判は訴訟社会のアメリカで弁護士をしている圭子が作家の浮気を暴いたり、どう見ても古美門、不利。

この妻・圭子が鈴木京香さん。
黒いコンパクトなドレスが、何とお似合いなのでしょう。
この前までやっていたドラマと、イメージ違いますね。
さすが、女優!

小池栄子さんの「気まぐれなアンジェリーナ・ジョリー」と一緒に飲んでいるところ、真知子が通りかかる。
「女子会だー!」と連れ去られる真知子。
3人が連れ立ったところで、なぜか「SATC」のテーマ曲?!

しかし、笑ってしまうのが、元・妻の弾丸トーク、とんでもない相手へのけなし方が古美門と同じ。
どっちかが影響及ぼしたんだろうな。
この元夫婦のケンカが、弾丸早口毒舌で、それでいてどちらもちゃんと言ってることがはっきりわかる。
すばらしい。

裁判は真知子が圭子たちと飲んだ時、圭子が言った言葉にヒントを得て、逆転。
安奈は同僚とは安奈が元でスポーツ選手とのスクープを取られた為、犬猿の仲だった。
だが、安奈が結婚した今は夫婦ぐるみで仲良し。
元同僚は安奈を親友とまで言い、安奈の為に圭子に言われて証言台に立つと言っていた。

だが実は安奈は結婚前に、このスポーツ選手と付き合っていた。
スポーツ選手は、安奈と同僚と二股交際をしていたのだった。
そして、このスポーツ選手が最終的に選んだのが、自分の同僚。
同僚とスポーツ選手の熱愛発覚が、安奈が元になっていたわけがここにあった。

安奈は傷心の果てに神林と結婚し、神林を芥川作家に育て上げ、セレブ妻になることでやっと自分のプライドと傷を癒した。
そして、引退したスポーツ選手の店に通い、優しく先輩として接して親友となった。
しかし、心の底ではずっと、元の彼が好きだった。
そこに元の彼と再び会って気持ちが燃え上がり、神林の何もかもが嫌になったのだ。

これを突き止めたのは、圭子の、この夫婦が経営するもんじゃ焼きに関する発言だった。
あの店のオリジナルもんじゃ、ナポリタンもんじゃ食べた?
メニューであれだけがおいしいのよね。
真知子がその言葉に引っかかり、安奈の卒業文集を調べた。

安奈の卒業文集に載っていた文章は、好きなもの、母親が作るナポリタンもんじゃ、とあった。
あの店で作るもので、あれだけがおいしい。
つまり、あれだけがセンスが違う。
離婚の原因は、安奈の不貞にある。

だが真知子は、裁判ではなく協議中にその話を出してしまう。
この夫婦も法廷に呼ばれ、全てが明らかになる…。
安奈は和解に応じた。
それは古美門の勝利でもあった。

圭子はアメリカに帰る。
その前に古美門に会いに来た。
変わらず、派手なケンカをして帰って行く圭子だったが、真知子はハッと気づく。

もしかして、圭子は古美門に負けたのではなく、勝たせたのではないだろうか。
神林に気持ちはなく、ただ自分が得られなかった彼への気持ちでおかしくなりかけていた安奈。
この安奈の精神状態では、とても裁判には耐え切れない。

だが、慰謝料も諦めて、再び歩き始めた安奈は変わっていた。
お色気で女性の反感を買っていた頃とは違い、女性たちからの支持もある。
全ての過去を振り切った安奈は、離婚だけではなく、元彼への未練も振り切ったように見える。
安奈は幸せになったのだ。

つまり圭子は、安奈の再出発には、これが一番良いと判断したうえで負けたのではないか。
自分の勝利にこだわらず、クライアントの幸せを優先する圭子。
真知子は圭子こそ、理想だと言って、圭子の下で働きたいと訴える。

圭子だけが古美門に勝てる。
ならば圭子の下で働くことが、古美門に勝てる唯一の道ではないか。
しかし、圭子は古美門のもとで勉強しなさいと言って帰って行く。

神林が家を出て行く日、安奈は神林のプラモデルの飛行機を見つけて、渡しに走る。
それを受け取った神林は、ずっと気づいていたと言う。
安奈の心に、自分以外の誰かがいたこと。

でも、安奈が不貞を働いてはいなかったこと。
自分だって、18人以上も浮気相手がいたんだから、お互い様だというところだった。
しかし、それは神林の安奈の気を楽にしてやる、ある種の思いやりだったのかもしれない。
安奈も、それさえもわかっている。

いつか、離婚したことを後悔する日が来るんだろう。
神林の言葉に安奈は、いつか、離婚しなかったことを後悔するよりマシと笑う。
君の方がよっぽど、作家だねと神林は笑って、2人は別れる。
何もかもわかっていて、気持ちもあって、だけど別れる。

真知子が戻ると、古美門は外人女性たちとデートの約束の電話でハイテンション。
呆れた真知子が再び、服部が作った料理を食べながら、服部に「古美門は勝ったのではない。勝たせられた。圭子さんは古美門の手の内を全て読んでいた」と話す。
しかし、服部は言う。

手の内を知り尽くしているのは、古美門も同じだ、と。
口にこそ出さないが、阿吽の呼吸。
それが夫婦、元夫婦ではないのか。

またしても真知子は、ハッとする。
真知子が話し出してしまった時、古美門は本気で止めてなかったのかもしれない。
阿吽の、2人しかわからない呼吸で、こういう結果に導いたのかもしれない。

一体、どこからが夫婦の共闘だったのだろう…?
安奈が暴れ出した、最初の協議の時から、安奈の精神状態に気づいていたのか。
もしかしたら、最初から、お互いがどうしたら、この夫婦に一番良いだろうと探り合っていたのかもしれない。

成田に向かうタクシーの中で、圭子が取り出したのは半分に割った金貨。
そのもう片方を、古美門が持っている。
服部の言葉からすると、真知子は単純に圭子が古美門を勝たせたと思っていた。

だが、古美門は圭子が何を暴くか、何を暴けないのか知っていたのかもしれない。
圭子を勝たせるように誘導し、そして最後は自分を勝たせるよう、導いたのかもしれない。
それが、この夫婦に一番良い結果をもたらすと、無言のうちに圭子に知らせた。
古美門を操っているように見えた圭子だが、そう仕向けられたのかもしれない…?

何であの2人は離婚してしまったのか。
お互いの考えていることがわかりすぎて、操られるのがつらかったのかな。
あそこまで共闘できる2人だから。

離婚したことを後悔する、いや、しなかったことを後悔するの言葉が、古美門と圭子に重なる。
腹いせのように神林と結婚した安奈、結局離婚した安奈が、圭子に重なる。
もしかしたら、圭子もドイツ系アメリカ人の夫とは、もう別れているのかも知れない…。
しんみりしたところで、「リーガル・ハイ!」のテンション高い声がして、終わり。

しかし、「ヤヌスの鏡 原説」のマンガの、タカと水鏡のコイン真っ二つを思い出しました。
見事に割れてましたねえ、コイン。
本当に割ると、あんな感じなわけですね。

次回、予告でもう、悶絶。
音楽がずっと、映画「犬神家の一族」。
扱う案件が、犬神家よろしく、相続争いっぽい~!

しかも、古美門が金田一耕助のスタイルで、頭までかきむしってくれる。
ああ、堺さんの金田一耕助も見てみたいかな。
今回のしんみりが一気にぶっ飛ぶ、すごすぎる予告。
来週はお願い、2時間ぐらいやってください!


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2012.05.22 / Top↑
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