「pen」という雑誌で、ルパン三世を特集していました。
ルパンはもちろんですが、やっぱり峰不二子ちゃんを見てしまいますね。
最初のアニメで見た不二子ちゃんは、とってもアダルトだった。

タイトルで不二子の紹介をする時の、アダルトさとカッコよさは強烈に印象に残りました。
これを見てもわかるように「ルパン三世」は当時の日本ではまだ珍しい、大人のアニメとしてスタートしたんでしょうね。
後には女性盗賊、しかも宝石が特に好きな泥棒として登場してますが、最初のアニメの不二子はまさに謎の女。

70年代の不二子ちゃんは、ボンドガール。
80年代はバブルで、ゴージャスな女性。
90年代以降は、日本アニメの考える美女、と、進化して行っているそうです。
峰不二子の誕生はマリアンヌ・フェイスフルなどがきっかけかもしれませんが、今や日本が生んだ魅力的な謎の女・代表です。

クールな裏切り者という顔の裏で、昔、殺し屋として組んでいた男とルパンとの間で苦しむエピソードがありました。
そしてついに不二子は、ルパンを殺そうとしたその男・ブーンを撃ってしまう。
驚愕するブーン。
でも自分の行動に、何よりも驚いていたのは不二子だった。

この話は、不二子というキャラクターを実によく表現していました。
そして、30年以上続く「ルパン三世」のアニメの中で、初期の作品でありながら、今でも私の中での不二子のベストエピソードです。
捕えられたルパンが脱獄せず、処刑されたと思い込んだ不二子がルパンの銃を海に投げるエピソードも好きです。
そして、「ずいぶん意地悪したけど、あたし、ほんとは…」とつぶやくシーンが、すごく好きです。

この2つは峰不二子という女性が、どういう女性かも表していた。
ルパンと不二子の関係も、とてもよく表していた。
不二子は自分の欲望に忠実で、ルパンのことも良く裏切る。
でも、それはお互いを良く理解して、肝心なところで繋がっている太い絆があるから許せること、許されること。

そして互いに、いつでも相手から歩み去れる強さも保つ。
常に緊張感溢れる関係でいる。
しかしお互いを本当に抹殺する相手が出て来た時は、自分の危険も顧みずに助けに来る。
不二子はカッコイイけど、不二子とルパンの関係がまた、カッコイイんですね。

コミカルな不二子ちゃんエピソードで覚えているのは、いわゆる「赤いジャケット」のルパンの時。
経緯は忘れてしまいましたが、不二子ちゃんがボロボロに。
それでも明るく、「やったわ!」と言いながら、ルパンの変装した姿と間違えて逃げる銭形のとっつあんを追いかけていく話がかわいらしくて好きです。


追記:不二子ちゃんの強みは、年を取らないところ…。
年を取らず、時代によって変化していくアニメの強みですね。
だから実際の女優が演じるのは難しいでしょうが、最初の不二子ちゃんなら、水野久美さんが良いと思いました。

「マタンゴ」で、争う男たちを笑って「ふん!みんなあたしが欲しいのさ!」とコンパクトを取り出して、お化粧直し始める。
ヨーロッパに連れて行ってくれるという若社長とは別に、新進作家の恋人がいる、それでいて不潔感がない。
コケティッシュさ、妖艶さ、あのスタイル。
水野久美さんの峰不二子、絶対、似合ったと思いますよ!


スポンサーサイト
2012.06.08 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://kotatuneco.blog59.fc2.com/tb.php/2260-0029e392