こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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息子はいません 「リーガル・ハイ」第8回

子役として大人気の安永メイ。
真知子もメイの出ているドラマで、涙する。
だが古美門は、こういう子役は大人の哀れな操り人形か、さもなくば大人の心を読む生意気なガキのどちらかだと言い放つ。

そんな時、メイが母親の留美子がテレビ局と打ち合わせに出かけた際、小学生にして飲酒をし、急性アルコール中毒で病院に運ばれたというニュースが入ってくる。
おまけに部屋に大学生を呼んで騒いでいたと、メイのイメージに傷がつくような報道もされた。
メイのイメージをどう守るか、母親とマネージャーの梶原が相談している中、メイはこっそり病室を抜け出し、何と古美門に依頼の電話をしてくる。

古美門と真知子が向かったホテルのスイートルームでは、メイがエステシャンを怒鳴りつけ、大人顔負けの振る舞いをしていた。
メイの依頼とは、母親の留美子と縁を切らせてほしいということだった。
とんでもないことだと真知子は言うが、CM1本分・2千万円のギャラを提示したメイに古美門はOKを出す。

留美子の方は、三木に弁護を依頼した。
本来なら通るはずがない訴えだが、沢地は古美門はこれまで不可能な裁判を勝ち続けてきたと警戒する。
すると三木は、古美門との対決に最終兵器を出すと言う。

鹿児島では、ある初老の男性が素振りの稽古に余念がなかった。
その男性の家の表札には、「古美門」の文字があった。
家事審判廷で古美門と三木たちは、顔を合わせる。
そして三木の後、最後に部屋に入ったのは、鹿児島で素振りの稽古をしていた初老の男。

男は、「古美門清蔵」と名乗った。
この男こそ、古美門の父親で、九州の法曹界では知らぬ者がないと言う、鬼検事だった男。
三木が清蔵を説得したのだった。
清蔵に三木は憧れた、と言った。

だから、息子の古美門を事務所に招いたのだと。
結果、何が起きたかは話したくない。
しかし古美門は清蔵が生み、そして自分が育ててしまった化け物だと三木は言った。
それを葬り去りましょう、と。

審問で古美門と顔を合わせた清蔵と古美門は、徹底した他人の応対をする。
古美門の脳裏に、小学生にして父親に見放された思い出が蘇る。
小学生だった古美門はサンタクロースはいないと言って冷静な論理を展開し、同級生の女の子を泣かした。

女の子の親から古美門に苦情が行くと、父親の清蔵は古美門に「サンタクロースはいないと、なぜ、言えるのか」と聞いた。
古美門は「誰も見た者がいないから」「自分も見たことがない」と言った。
清蔵はなぜ、自分が見たことがないから、いないといえるのか?
誰も見たことがないのが、なぜ、存在の否定に繋がるのかとさらに問う。

古美門は、答えられなかった。
すると清蔵は古美門に、「君は勝手な見解で人を傷つけたのですね?」と言う。
だから清蔵は、女の子が好きなカステラを買って謝りに行くように命じた。
そのお金は、古美門のお年玉にするはずのお金だから、そのつもりで、とも言った。

この古美門の回想の後、審問が始まった。
留美子は、メイにいつでも芸能界は辞めていいと言っていたと言う。
だが古美門は、メイにとって留美子の「辞めてもいい」という言葉は「辞めたら許さない」という脅迫に他ならないと主張した。

清蔵が「待った」をかける。
「なぜそうなる?理解に苦しむね」。
「メイさんは物心つく前から、留美子さんの求める幸せこそ自分の幸せなのだと、教え込まれてきたんです。一種の洗脳教育です。メイさんは今、その洗脳から懸命に抜けだそうとしている。留美子さんの元では、かないません」。

すると清蔵は「洗脳とは?」と問う。
清蔵は、洗脳とは一般常識と異なる価値観や思想を植えつけることであり、親が自分の信じる幸せを子に求めることはごく自然なことだと言う。
したがって、メイと留美子は洗脳ではない。

言うならマインドコントロールだと、清蔵は古美門は言葉を知らないと言い放つ。
そして、親から脱却するために、子供がもがくことも自然なことだと言う。
「メイさんは極めて正常に発達されていると思われます。喜ばしいことだ」と、清蔵は締めくくった。

事務所に帰り、真知子は服部に防戦一方の古美門を初めて見たと言った。
留美子とメイの戦いは、まるで清蔵と古美門の代理戦争のようだった。
そこへ、清蔵が古美門の事務所を訪ねてくる。

真知子は、「私は正直言って、お父さまのご意見に心を打たれました」と言った。
だが清蔵は「お父さまと言うな」と言った。
しかし、真知子は親子の問題を解決するのは法ではなく、親と子の絆であるはずだと続ける。
「親と子の絆ね」と、清蔵は言う。

古美門はまたしても、思い出す。
サンタクロースの件で泣かせた女の子に、古美門はカステラを持って謝りに行くはずだった。
だが、古美門は謝罪には行かなかった。

古美門は土手に座り、謝罪で渡すはずのカステラを食べていた。
すると背後に、清蔵がいた。
なぜ、カステラを食べているのかと清蔵は聞いた。

古美門は答えられなかった。
すると、清蔵は何か言えと言う。
自分を納得させてみろと言う。

だから、古美門は女の子はカステラが嫌いだと言うから、渡さなかったと言った。
しかし、清蔵は女の子がカステラが好きだということぐらい、調査済みだと言った。
沈黙してしまった古美門に清蔵は、「頭の悪い子は嫌いです」と言う。
「頭の悪い子は、どうせ中途半端な人生を送る。なら、家名を傷つけないように、どこか遠くへ消えなさい」。

それだけ言って、清蔵は去って行った。
残された古美門は、泣きながらつぶやいていた。
「サンタクロースは、いません。サンタクロースは、いません」。

思い出すのをやめた古美門は清蔵に、「10代であなたと縁を絶ち、自力で人生を切り開いてきたからこそ、今の私があります」と言う。
「今の君とは?まさか君は、自分が成功者だと思ってるわけじゃないだろうね?私には、ドブネズミが高級スーツを着てるようにしか見えない」。
そして「弁護士なんかになるべきじゃなかった」と言う。

「昔から君は卑怯で卑屈で、そして何よりも頭が悪過ぎた。むろん君を徹底的に躾け、教え込むことを怠ってきた私の責任だ」。
古美門は黙って、清蔵を見つめる。
清蔵は「君はもう手遅れだ。しかし、あの親子はまだ間に合う。よく考えなさい」と言った。
古美門は清蔵に「スカイツリーは大きいですよ。昭和の電波塔より遥かにね。時代は変わったんです」と言った。

「訴えを取り下げろ」と清蔵は言った。
「君はメイさんに自分を重ねているようだ」。
清蔵が出て行った後、古美門は真知子に聞いた。

いくつまで、サンタクロースを信じていたか、と。
すると真知子は「私は今も信じてます」と答えた。
「何だって!?」と古美門は声をあげた。

「朝ドラの家庭はくだらないな。服部さんはいかがです?」
服部は「私の少年時代にはサンタクロースというシステムがございませんでした」と答える。
すると、メイがいつの間にか事務所の入り口に来ていて、答えた。
「私は信じたことない。私はサンタなんて一度も信じたことない」。

メイをまっすぐ見た古美門は言う。
「必ず勝とう」。
メイに笑顔が浮かぶ。

古美門は梶原に、留美子がメイを不当に働かせていた証言をするように依頼した。
留美子とメイ、どちらについた方が得か…。
古美門の言葉に、梶原は留美子に不利な証言を承知したが、帰った梶原は留美子にこのことを報告した。
留美子が、梶原と結婚することをほのめかしていたためだ。

審判廷では梶原が、古美門との約束とは裏腹に留美子を擁護。
だが古美門は留美子が審判に勝つであろう前祝いと言って、ホストクラブで派手に遊ぶ留美子の映像を流した。
ホストクラブに潜入した蘭丸が、撮影したのだった。
梶原のこともうまく騙したと嘲笑う留美子を見て、梶原は留美子はひどい母親だと証言を翻し、出て行く。

三木の事務所で清蔵は、「姑息な手を使うから墓穴を掘る」と言う。
状況は一気に逆転、留美子にきわめて不利な状況に陥っている。
だが三木は、留美子に元女優だったのだから、審判で演技をするように言って、セリフを書いた書類を渡す。
一方、古美門も天才子役に審判で言うセリフを渡し、演技を指導する。

最終審問を前に、留美子が手首を切り、自殺未遂を計った。
梶原が駆けつけ、発見した為、大事には至らなかった。
しかし、留美子の見舞いにメイは来なかった。
なぜ、メイが来てないのかと留美子は叫ぶ。

その頃、古美門の事務所で真知子は、メイに見舞いに行くべきだと進言する。
途端にメイは過敏な反応を示し、服部が用意した食事の皿をテーブルから落として部屋を出て行く。
古美門は真知子に「12歳の子が、母親と断絶しようとしている。内心どれほどの苦悩を抱え、血を吐く思いをしているか、君にわかるか」と言う。

真知子はハッとする。
「わかったら、2度と薄っぺらい言葉を吐くな!」
鋭い古美門の言葉に、真知子は何も言えない。

最終審問を前に、三木の事務所では清蔵が留美子に渡したセリフの書類を破いた。
演技ではなく、本心を語ればいいと清蔵は言う。
そして、古美門の事務所でも古美門がメイへのセリフを破いた。
「どんなに上手くても演技は演技だ。本心をむき出しにして来られたら、勝てない。台本は忘れて、思いのままを言いなさい」と。

最終審問、そのメイは発言できない。
すると、古美門が言う。
子役として演技をするのは得意だが、自分を語る言葉を持たない、と。
そして、古美門が代わりに語り始める。

メイは自殺未遂した留美子の見舞いに行かなかった。
なぜか。
「会いに行けば元のもくあみだからです。留美子さんは過去に少なくとも2度、同じ行動をしています」。

メイは留美子の自殺未遂を、過去に2度、経験している。
それぞれ、別の子役が台頭してきた時など、メイが子役としての存在を脅かされた時だった。
「メイさんはその都度、激しく動揺し、母のために必死に仕事に取り組み、危機を乗り越えてきたんです。今回もそうなると思いましたか?留美子さん」。
留美子は黙っていた。

だが今回は、もっと問題は深刻だと古美門は続ける。
「留美子さんにとってメイさんの成功は、ご自身の成功。メイさんの苦しみは、ご自身の苦しみ。もはや、一心同体という表現を超えた危険な領域です」。
そして古美門によると、留美子は自傷行為に走るほど、精神を病んでいると言う。

かたや、メイが急性アルコール中毒で倒れるまで飲むのもまた、自傷行為だ。
つまり、メイも病んでいる。
古美門が言う。
「この依存関係を理解できない他人は、それでも親子は一緒にいるべきだと主張する。親子で手を取り、互いに更正する道を探るべきです」。

古美門はさらに言う。
「不可能です。お互いの依存関係を断ち切らなければ、治療も更正も図れません」。
清蔵は言った。
「親子の絆は深くて強い!」

だが古美門は言う。
「深くて強い絆だから困難なんです!」
メイの頬を涙が伝う。
「お母さんには私のこと忘れて、自分の人生を歩んでほしいんです。でも、いつかまた一緒に暮らしたい。私のお母さんは、宇宙に1人だけだから」とメイは言った。

審問は終わった。
清蔵は三木と沢地とともに、部屋の外に出る。
帰ると言う清蔵に、三木は結果を教えると言うが、清蔵は「結構です」と断る。

外に出た清蔵は、タクシーを拾おうとして手を上げていた。
だが、タクシーは止まらない。
古美門が近づく。
そして、東京駅は反対方向だと言う。

「スカイツリーは大きかったでしょう」。
だが清蔵は言った。
「いや、東京タワーの方が大きかった」。

去っていく清蔵に真知子が、またいらしてくださいと声をかける。
その時は、息子さんと一緒に案内すると。
振り向いた清蔵は「息子はいません」と言った。
古美門は黙って、見送った。

そして、メイは芸能界を引退し、離婚した父の姉を頼ってロンドンへ行くことになった。
もったいない気がすると言う真知子にメイは「子役は、賞味期限の短い消耗品だよ。やるだけやったら~、はい!次の人生~」と笑う。
「視聴者の皆さん、今までありがとうございました。メイはとっても楽しかったです」とカメラ目線で言うメイに古美門は言った。

「私のお母さんは宇宙に一人だけだから…、どこかで聞いた記憶があるね」。
すると、服部が「『パパの恋人』第3話の名せりふですね。ドラマでは『お母さん』ではなく、『パパ』。『宇宙』ではなく『世界』でしたけど」と言う。
古美門は言った。
「君は根っからの女優だよ。必ずカムバックするさ。シェークスピアの国で。思う存分学んでくるといい」。

九州では、相変わらず清蔵が素振りをしている。
その時、電話が鳴って、清蔵は電話に出た。
「私とのことは、ばれていないだろうね?」
「はい、私は一般公募で来たと思っておられます」。

電話の相手は、服部だった。
服部は、清蔵に拾ってもらった命だから、息子さんに尽くせるのはうれしいと言う。
そして、ここは楽しいと。
清蔵は笑って、よろしくお願いすると言った。

その夜、沢地は最終兵器でも古美門を倒せなかったと三木に言った。
だが三木はあんな老いぼれ、最初から当てにしてなかったと言った。
沢地はトランクから、書類を出す。
「あの老人たちが、動き始めている」と言って…。



いや~、今回はまた、すごく良かった。
少年・古美門は予想通り、大人さえ煙に巻くような少年だった。
しかし、清蔵は厳しい父親だった。
そんな言葉を操る古美門少年を、厳しく罰した。

だけど、それは検事のやり方。
父親のやり方としては、どうか。
あれじゃもう、古美門少年は、サンタクロースなどいないと言うしかない。
理論で父親に存在を否定できなくても、もう認めたくはない。

そして、おそらく、清蔵は息子に、そんな夢を与える、こっそりプレゼントを置いておくような父親ではなかったに違いない。
だから古美門少年は、甘い夢を見ている同級生に夢を壊す言葉を投げつけたのだと思う。
古美門の理屈っぽさ、弾丸のように発する言葉は父親に反論できなかったせいなのですねー!

その古美門の前に、よりに寄って親子問題で現れた父・清蔵。
留美子とメイの戦いは、清蔵と古美門の代理戦争。
三木の「姑息なやり方」でしょう。

清蔵が生み、三木が育てた化け物と言う言葉に、清蔵の痛みが見えた気がします。
審問で、清蔵を見た古美門の目にも、かすかな憎しみと、痛みがあったと思います。
清蔵は、中村敦夫さん。
中村敦夫さんのこういう言葉にできない演技はもちろん、それをちゃんと受けて返した堺さんもすばらしい。

社会的に成功した息子への父親の言葉は、さらに辛らつ。
ドブネズミがスーツを着ているようにしか見えないというのは、勝つ為には卑劣な手段も厭わない、最低の男になってしまった息子への蔑み。
責任を持ってこの息子を、自分が葬るという決意。
こんな怪物を、自分が育ててしまったんだという痛み。

ポツリと、真知子にサンタクロースの話をする古美門もまた、痛みが取れていない。
しかしサンタクロースのことを「夜中に不法侵入してきて荷物を置いていくという老人」って、古美門、なんちゅー表現。
「私の少年時代にはサンタクロースというシステムがございませんでした」と、「システム」と言う服部さんがまた、いいセンス。

古美門は、父親に対して深いトラウマがある。
小学生の時に既に、古美門は父親から独立せざるを得なかった。
だから古美門には、メイの苦しみがわかる。

「あたしにもサンタはいなかった」と言うメイの気持ちが、古美門には手に取るようにわかる。
そして、メイも古美門は自分と同じだとわかった。
一見、生意気でどうしようもない大人のようにしかなれない12歳がどれほど苦しんでいるか、古美門にだけわかる。

サンタクロースを、「私は今も信じてます」と言えるような親子関係の真知子には、わからない。
古美門やメイのような親子関係は、想像も及ばない。
真知子は自分の幸せな基準で、親子の絆を説き、離れるべきではないと言う。
それが、古美門にはどうしようもなく、薄っぺらい言葉に響く。

だから古美門は「内心どれほどの苦悩を抱え、血を吐く思いをしているか君に分かるか?」と怒る。
そして、「2度と薄っぺらい言葉を吐くな!」と怒る。
真知子の想像も及ばないことを経験している子供に綺麗事で甘いことを言うな、と怒れる。

こんな古美門だから、メイも、留美子も救ってやれた。
ポジティブに離れさせてやれた。
親子の絆の言葉も口に出して、お互いの絆を確かめさせた。
自分が得られなかった言葉を言わせてやれた。

だけど、古美門と清蔵は、しっかり親子。
お互いに留美子、メイに演技は必要ないと言う。
本心さえ言えば通じると言うのは、2人とも優秀な弁護士だから。
そして、お互いが本心を言えなかった親子だから。

親子なんだから、本音で語ればわかりあえるはず。
古美門親子には、それがわかる。
できなかったからこそ、わかる。
さらに、いつもは達者に言葉を操るメイが、母親に対しての言葉が出ないことが、息子・古美門にはわかる。

「親子の絆は深くて強い」と言う清蔵。
それに対して「深くて強い絆だから困難なんです!」と言う息子。
互いにもうわかっているんだ、どんなにこじれても、2人は切れない絆の父と息子だということが。
深くて強いからこそ、こじれるんだということが。

だから息子は、父から離れて越えるしかなかった。
父はそうやって息子に越えさせるしかなかった。
不器用な父親と息子。

そして結局は憎みきれない、断ち切れない。
スカイツリーという、東京タワーより大きいものができて、時代は変わった。
それは清蔵を古美門が越えたということを、表している。

だけど、清蔵は東京タワーは大きいと言った。
それは、まだまだ息子には負けていないと言う意地。
同時にまだまだ、息子には読めていないことがあるということ。
これは服部さんからの電話で、「それは…、確かに」と言いたくなったけど。

真知子の言葉に「息子はいません」と清蔵は言う。
それは、親子の絆を拒否している言葉なんだけど、自分のようなひどい父親に息子なんていてくれない。
古美門は、そう思ってくれなくてしかたがない。
自分は1人になるのを覚悟している、と言っているようにも聞こえた。

それと、息子は自分の思っていたような、卑怯で姑息な手を使って勝っている弁護士じゃなかった。
息子は立派な弁護士で、自分を越えて、1人でやっていける。
だから、息子はもう、自分のことなどかまわなくていい。
そう言っているようにも、聞こえました。

敦夫さんの言葉、表情、こっちにいろいろ考えさせますね。
今回は敦夫さんの、こちらに答えを見つけさせるような演技がやっぱり、さすがだと思いました。
それに応えた堺さんも、ほんと、さすが。

メイと留美子に絆はあったように、古美門と清蔵にも絆はある。
それがはっきりわかるのは、服部さんが清蔵の送った人だということ。
厳しい言葉しか言えない清蔵だけど、息子はかわいいと、服部さんと語る敦夫さんの目は言っていた。

息子は服部さんに託した。
自分が本当はしてやりたかった優しいこと、言ってやりたかった優しい言葉、助けてやりたかった手を服部さんに任せている。
不器用な父親だなあ。

古美門先生が、服部さんには全面的な信頼を置いて、優しいのはそれと同じなんじゃないかな。
自分が父親にしてやりたかったこと、言いたかった言葉を服部さんにしている。
したがって、こっちも不器用な息子だと思う。

うーん、しっかり親子だ。
しっかり、絆がある。
それを知っているのは、服部さんと言うのがいい。

今回、ほんとに泣けました。
泣ける話にしたのは、中村敦夫さん。
そして、堺さん。
いい俳優さんの、いいドラマじゃないですかー。

だけど服部さんが、清蔵からの忍びだったとは驚き。
いつもの苦さを残す結末が、今回はこれと、メイの演技か本心かぼかしたところだったんですね。
しかし今回は、苦いというよりほんのり、甘く苦い味だった。

メイのあのセリフ、セリフは出演したドラマから借りていたけど、本心だったと思う。
あのセリフのドラマは、大ヒットしたというけど、そもそもドラマの中でメイが言ったセリフが、かなり本心こもってたんじゃないか。
メイを理解できる古美門、今回は去る時までメイに厳しく優しい。
彼女にとって、古美門は思い出に残る大人になったことでしょう。

さらに最後に真知子が、サンタクロースは誰かに何かを影ながらやってあげたいと思うのがサンタクロース。
だから、サンタクロースは世界中にいるし、確かにいるというのは、清蔵を象徴しているように思えました。
そして、笑ったのが、服部さんが自分が清蔵からの素敵なプレゼントだとほのめかしていたのに、真知子が自分のことだと勘違いしたところ。
服部さんはパパが古美門に与えてくれた、最終兵器かもしれないなあ。

紋次郎パロディは、最後の電話で紋次郎の主題歌が流れただけで、意外にも少なかった。
服部さんと、何か時代劇のパロディがあるかと思ったんですがそれもなかった。
でもそんなこと、気にならないほど、良かった。
ついに次回、三木と古美門の確執の理由が明らかになる?!


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