日曜日、東京MXテレビで午後6時30分から放送中のデジタルリマスター版「ウルトラマン」。
今回は、「フォッ、フォッ、フォッ」という笑い声。
(V)o¥o(V)←なんて、顔文字があるぐらい有名なバルタン星人登場回。
2度目。


初回登場は、第2話「侵略者を撃て」。
故郷のバルタン星を、核実験により失ったバルタン星人たち。
旅行中だった為、助かった20億3千万人のバルタン星人はその後、宇宙船で宇宙を漂流していた。
宇宙船ではバルタン星人の大半は、地球で言えば微生物の大きさで眠りについており、地球で地球人と接触したのは地球人サイズで活動していた1人だけだった。

もともと、地球には宇宙船の修理で立ち寄ったつもりだったが、地球はバルタン星人が生存していける環境だった為、バルタン星人は地球に移住を考えた。
バルタン星人は科学センターの人間を仮死状態にして、科学特捜隊のアラシ隊員に乗り移り、ハヤタと対話。
「地球の法律や文化を守るなら、移住も不可能ではない」と言われたが、20億という数を聞いてイデ隊員は顔色を変える。

ハヤタは火星への移住を提案するが、火星にはバルタン星人の弱点である「スペシウム」という物質があった為、この提案は却下。
さらにバルタン星人には地球人の「生命」という観念が理解できず、地球人とは根本的に相容れない様相を示してきた。
バルタン星人は、センターを占領。
やがて巨大化したバルタン星人は、石油コンビナートなどの破壊を始め、変身したハヤタのウルトラマンと戦う。

しかし、バルタン星人の弱点「スペシウム」という物質こそ、ウルトラマンのスペシウム光線に含まれている物質だった。
かくして、スペシウム光線を浴びたバルタン星人は炎上。
他の微生物の状態で眠る20億のバルタン星人がいる宇宙船は、ウルトラマンによって宇宙に運ばれ、スペシウム光線を浴びて爆発した。


手強い侵略者を撃退してめでたし、めでたし…のお話なんですが、今見ると、結構哀しい話です。
旅行中のバルタン星人だけ助かって、故郷を失って漂流するなど、昨今の災害やら事件やらを考えると、身に詰まるような身の上です。
故郷との、仲間との、家族との今生の別れとなるなど、予想もしなかったであろう出発。
その日から、帰る場所も失い、傷心のまま、宇宙を漂う。

バルタン星人は最初はアラシ隊員を乗っ取ったりしたけど、殺してはいない。
コミュニケーションを取ろうとしているんですね。
「地球の法律や文化を守るなら移住も不可能ではない」と言われた時は、話が通じる、交渉できる相手じゃないかな、という感じだった。
知的生命体だし。

ただ、やっぱり20億は多すぎる。
だけど、こんな結果にしかならなかったことには、切なくなってしまう。
感情に流されて共存を許した結果、何が起きるかわからない。
地球人と、異なる種族の共存はそんなに甘くない。

核ミサイル攻撃を受けても脱皮?して復活するとか、分身することができる。
こんな手強い存在・20億人と共存は怖いな~という気はする。
そんな技を使うんだから、確かに地球人と生命の観念が違うだろうな、とも思う。

確かに攻撃もしてきた。
放置すれば怖いかもしれない。
だが、20億のバルタン全員を消滅させる以外、方法はなかったのか。
そんなこと考えている私は、きっと甘い。

こんな人間は、国や地球に対して責任を取るような立場においてはダメな人間だ。
責任者は自分の所属する場所と、そこにいる仲間の命と仲間の財産を守ること、安全を第一に考えなくてはいけない。
危ない橋は渡れないのだ。
そうでないなら、責任者であるべきではない。

「天下を執る者は、心に一匹、鬼を飼え」。
これは確かに正しいんだろう。
しかし、20億のバルタン星人は、宇宙に放り出せば良かった気が、やっぱりしてしまう。
なぜなら、彼らは地球とウルトラマンへ、復讐の念を燃やすのだから!


それが第16話、今回の「科特隊宇宙へ」。
バルタン星人リターンズ!
20億の怨念はすごいよ。
ちょっとやそっとでは、消えないよ。

地球では毛利博士!による人類初の、金星探検が行われようとしていた。
そして、ウルトラマンによって侵略は阻止され、宇宙船は破壊されたが、バルタン星人は滅びてはいなかった!
生き延びた集団は惑星Rに逃れていた。
彼らは、この機会に地球侵略とウルトラマンへの復讐を開始する。

バルタン星人はロケットで金星へと旅立った毛利博士を捕らえて、乗り移ると、科学特捜隊とウルトラマンをおびき寄せた。
そしてその隙に大挙して、地球を侵略しようとする。
分身も使い、押し寄せる大量のバルタン星人。

だが地球に残ったイデ隊員の駆使する科学特捜隊の新しい武器・マルスは、襲ってきた大量のバルタン星人を撃退する。
さらに生命を縮める荒業ではあるが、テレポーテーションを使ったウルトラマンが地球に戻り、巨大化したバルタン星人と戦って倒す。
こうして、バルタン星人の地球侵略とウルトラマンへの復讐は、またも失敗に終わった。


「フォッ、フォッ、フォッ、フォッ」の笑い声。
子供の頃、恐怖で正視できなかった「マタンゴ」がこの声で、「あれ?同じ?」と思いました。
バルタンとマタンゴの声が同じことが、子供の頃は不思議だった。
そして、2度目の登場のバルタン星人、ちょっと、デザイン、変わりました?

さらにこの話には出るよ、出るよ、分身の術も使って、ミニバルタン星人がたくさん。
これ、何か、カワイイ。
また、バルタン星人は進化していて、胸の部分でスペシウム光線を跳ね返していた!
やる~、知的だ!

ウルトラマンは光の輪を繰り出して、最初に対決したバルタン星人を真っ二つにするんですが、2体目のバルタンはバリヤを張り巡らせてこれをはじく。
しかし、ウルトラマンはさらに光線を放ち、一箇所に集中させてバリヤを破る。
そしてやっぱり、バルタン星人は真っ二つにされてしまうのでした。

バルタン星人の復讐は失敗に終わってめでたしのはずなんだけど、何だか、やっぱり哀しい。
地球とウルトラマンは、彼らの怨敵にしかならないのか。
最初に続き、やっぱりこんな存在が地球で人類と共存するのは相当、怖いとは思う。
能力が違いすぎるんです。

でもこれだけ知的なんだから、彼らとは違う地球の「生命」というものを理解してもらって、何とかならないだろうか。
いや、もうここまで戦ってしまうと、恨みを忘れるのは無理だな。
などど、またしても、いろんなことを思ってしまいました。

そう思ったら、やっぱり、このテーマは後々まで響いていて、次はメフィラス星人とともにバルタン星人は登場。
さらに他のウルトラシリーズにも、バルタン星人は登場している。
しうねん!
バルタンさんが人類と和解をして、平和に暮らす日はまだ遠い。

ところで、バルタン星人にも「シルヴィ」という名前の個体があるとか。
し、シルヴィ・バルタン…?!
バルタン星人の「バルタン」って、一体何?!
どこから来てるの?!

ところで、今日、気がついたんですが、「ばるたん」って入力しますね。
すると、「バルタン」「ばるたん」に続いて出てくるのが、(V)o¥o(V)
…す、すごいじゃないか、バルタン星人!

ふと、思い立って変換してみた、「ウルトラマン」。
すると、「ウルトラマン」「うるとらまん」、(o|o)
(o|o)
す、すごーぉいっ!


スポンサーサイト
2012.09.04 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://kotatuneco.blog59.fc2.com/tb.php/2364-151cd27e