こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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水曜日は酉蔵DAY!

またまた水曜日のドラマの話ですが、時代劇専門チャンネルで夜に放送している「子連れ狼」の第3部。
テレビ朝日で再放送している、北大路版「子連れ狼」。
水曜日にはこのどちらにも、「木あらしの酉蔵」が登場する、酉蔵DAY!でした。

酉蔵とは、女性なのに男として育てられた木あらしという坊八の元締め、親分。
男の姿はしているが、とても美しい女性。
ピストルを手に片目を閉じて狙いをつけると、的ははずさない。

萬屋版では「あんにゃとあねま」で、浜木綿子さんが演じていました。
あんにゃとは、売られてきたばかりの少女。
これが一人前の女郎、つまり、あねまになる。
何と、竹下景子さんがこのあんにゃを演じてました。

北大路版では、池上希美子さんが酉蔵。
一刀は、あんにゃとなった竹下景子さんをかばい、手篭めにしようとした女衒から逃げ出した彼女の代わりに忘八による「ぶりぶり」という私刑を受けることを承知する。
「ぶりぶり」とは逆さづりにされて四方から棒で殴られ、水の入った大きな樽につけられて、気絶を防ぐ私刑。
叩く際になぜか、「ぶ~りぶりっ、それ、ぶ~りぶりっ」という、残酷なはずなのに書いていると気が抜けるような掛け声がかけられます。

あんにゃが押入れにいると確信して、忘八たちが戸を開けるとそこにいるのは大五郎。
「今、折檻しておる」と一刀。
竹下景子さんを斡旋しに来た女衒は、今の今まで「商品」の女性に手をつけたことがなく、そんなことはしないという信頼をされている女衒。

だが、そんな女衒が竹下景子さんには襲い掛かった。
つまり、彼女はすごいあねまになる可能性があるということ。
あんにゃを返せと言われた一刀は酉蔵がピストルを発射した瞬間、畳を胴太貫で貫いてめくって防御する。
ピストルも防御してしまうような一刀が、あえて「ぶりぶり」を受ける。

一刀がこのぶりぶりをかけられている間に、柳生がやってくる。
柳生は一刀を寄越せと言うが、訳のわからない突然の要求とその態度に酉蔵は拒絶。
すると柳生は酉蔵たち、忘八皆殺しにしても一刀を連れて行こうとする。
酉蔵はピストルを構えて、応戦しようとする。

柳生の剣が飛び、酉蔵は代貸しが体を張って前に飛び出してかばわれる。
その際に、1人の柳生が酉蔵に撃たれるが、相手はあと2人。
一刀は逆さづりの状態から、柳生を斬る。
水を全身から滴らせ、ぶりぶりにも弱った様子を見せず、まさに狼の眼光を放つ一刀。

酉蔵は一刀を座敷に上げ、なぜ、一刀がここまで来たのかを尋ねる。
もしかしたら、売られてきた娘たちの誰かが、酉蔵を討ってくれと一刀に頼んだのではないかと。
ならば、敵わぬまでもお相手を…と静かに申し出る酉蔵。
だが、一刀は刀を振り上げると、酉蔵の部屋に飾られていた雛人形の首を次々はねた。

この人形の髪は、女郎たちの髪でできている。
一刀と道中、知り合って死んだ女郎は、この雛人形に女郎たちの哀しみと怨念がこもっている、斬ってくれと言い残したのだった。
女郎の頼みだが、自分たちの巻き添えで命を落とした者の頼み。
何も関わりのない者を巻き込まないことを刺客として自分に課している一刀は、女郎の頼みを果たすため、あんにゃに関わり、ここまで来たのだ。

一刀が去った後、酉蔵はつぶやく。
「子連れ狼…。男の中の男…」。
そう、今まで男として生きてきて、これからも生きていくはずの酉蔵の心に、拝一刀がしっかりと根付いてしまったのだった。

第3部では、「来ない明日へ」で、酉蔵が再登場。
北大路版では「ぶりぶりを仕掛ける女!」で、酉蔵が登場してました。
浜木綿子さんが一刀がいると知った時、心の中でつぶやく「子連れ狼…、男の中の男…。男一匹…」という口調が途中からとても艶っぽくなる。

酉蔵が、女性になってしまっている。
花嫁衣裳を見て、嫁ぐ幼馴染を見て、酉蔵は自分には決して来ない明日を思う。
では自分は自分のやり方で、一刀に尽くそう。

そして銃声を聞いた酉蔵は、もはやたまらず一刀の為に、「跡目はてめえに譲るぜ!」と叫ぶ。
木あらしの酉蔵。男として生きて20余年、最期は女として!」と言うと、駆けつけてしまう。
「あっしは女の子の遊びを知らないんで」と、大五郎に折り紙を折れなかったことから、酉蔵は懸命に折鶴を折る。
それを受け取り、酉蔵の手を握る一刀。

一刀に「お酉」と呼んでもらって、酉蔵の頬に涙一筋。
妻のあざみ以外には、もう誰も愛さない一刀。
その一刀の心にも、酉蔵が残った瞬間でした。
酉蔵DAY、ばんざーい。


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