「必殺仕事人IV」の最終回一つ前と、最終回を見ました。
途中、三味線屋勇次が背中に「南無阿弥陀仏」の文字を背負った着物で仕事をするシーンは覚えていました。
「ああ、このシリーズだったんだ!」と思いました。

しかし、最終回は全然記憶にない。
見ていなかったのかな。
でも、「仕事人仲間は壮絶に死ななくなったんだなあ…」とは、思った記憶があるので、見ていなかったことはないと思う。

考えてみたら、「仕置人」もレギュラーは誰も死んでない。
だけど、死んじゃったようなハードな印象がある。
「必殺」の最終回は大概、衝撃的なのですが、そういえば「うらごろし」の最終回から先、シリーズの最終回って覚えていない。
覚えている最終回って、やっぱりレギュラーが無残に死にいたる最終回なんだな。

途中、レギュラーが1人死んでいるけど、「新・からくり人」の最終回は、近藤正臣さんが演じる高野長英が死ななかった。
「からくり人 富嶽百景」の方も、死んでなかったかな。
けれど「新・からくり人」の最終回、蘭兵衛こと高野長英とからくり人たちとの別れは、衝撃的でした。

小駒の淡い思いは長英には通じず、彼は検校の地位を引き継ぐために目をふさいだ娘を影で支援しながら江戸に向かう。
その顔は半分、焼いてもらって人相が変わっている。
目撃した小駒は、結局は長英とは永遠に道が交わらないことを感じて、傷心のうちに背を向け、戻っていく。

「仕事人IV」の最終回は、まず一つ前の回からつながっている。
まず、一つ前の話は、江戸の町の米不足から話が始まる。
米問屋伊勢屋藤兵衛が、買い占めしているから。
伊勢屋と若年は結託し、米不足に疑惑を持つ町年寄を謀略の上、殺害。

最初の親子の襲撃の際、おりくが偶然居合わせ、助けに入る。
その時、おりくの昔の仕事仲間・の昇り竜の鉄蔵も助太刀に入った。
町年寄の娘は、料亭に勤めた際、悪事を立ち聞きし、殺されてしまう。
娘の託した手紙を勇次が持ち込み、仕事が成立。

仕事人たちの集合場所に現れるのは、鉄蔵。
加代は気に入らないとそっぽを向くが、鉄蔵も仕事に加わった。
主水が籠越しに刺した若年寄を、鉄蔵は真っ二つに切り裂く。
去っていく鉄蔵の姿に、主水は不安を覚えた。


そして最終回。
新たにやってきた南町奉行、主水たち同心が挨拶に向かう。
顔を上げた主水が見たのは、奉行の席にいる鉄蔵だった。
鉄蔵は山岡と名乗り、次々に手柄をあげ、やがて闇の仕事人たちも捕らえ始める。
もともと闇の仕事人なのだから、同業者は良く知っているのだ。

山岡は主水を取り立て、せんとりつは大喜びするが主水は警戒する。
主水だけではなく、山岡は勇次、秀、加代、順之助の前にも姿を見せ、プレッシャーをかける。
そして秀は、旅先で親を失った幼い少女を引き取って育てている娘と、知り合いになっていた。
やがて娘は、奉行の屋敷に奉公することになる。

山岡は主水たちを。自分とその後ろ盾である若年寄の政敵を殺すための仕事人として支配下に置こうと試みた。
3日以内に若年寄の政敵を殺すか、捕らえられることを迫られる仕事人たち。
だが奉行の屋敷で秀の名を耳にした娘は、秀に危険を知らせようと走り、夜道で殺される。

居合わせたおりくによって、秀に娘の死が知らされる。
そして主水たちは、若年寄のための殺人部隊となることを拒絶。
ここに仕事が成立した。

船で奉行の護衛をしている殺し屋を仕留めた秀だったが、殺し屋は息を吹き返し、屋敷の庭で秀と激闘となる。
殺し屋を仕留めた秀だが、あの娘が引き取って育てていた少女が殺しを目撃していた。
掟にしたがって、少女を殺さなければならない。
だが秀は自分が育てているお民と少女が重なってしまい、殺すことはできなかった。

仕事は無事、遂行されたが、奉行が殺される事態に奉行所が動く。
そして秀の人相書きが、江戸市中に貼り出された。
秀はお民を連れて、とにかく西へ、西へ行くことを主水たちに告げる。
今が潮時かもしれない。

おりくは旅に出るが、勇次は自分が住むところは江戸以外にない、仕事も続けると言う。
加代は上方へ商売の勉強に行くことにし、順之助は長崎へ勉強に行くことになる。
「もう会えないんですか…」と涙目になる順之助に主水は、「一皮むけた頃に会えるだろう」と言う。
こうして、仕事人たちは散り散りになる。

順之助をいつも追い回している玉助を「いつまでそんなことしてるんですか!」と、別れの切なさに泣いた順之助は一喝。
しかしますます順之助が好きになった玉助は、長崎に行く順ちゃんの後を追っていくのだった。
この2人、結構いいコンビなのかもしれない。

お民を連れて、水路を下っていくのは秀。
しかし、この後、秀が描かれた「まっしぐら!」ではお民ちゃんは、いなかった。
一体どうしたんでしょう。
旅先でどこか、良い養子の先でも見つかったんでしょうか。

そして日常に戻っていく主水。
何度も何度も、同じようなことがあった。
せんとりつと田中様に囲まれて、昼行灯として、婿養子として、冴えない平穏な毎日を送る…。

うーん、誰も死ななくてもやっぱり、慣れ親しんだレギュラーとの別れは淋しいものでした。
この後、「仕切人」という作品が始まり、それは勇次を描いた作品だったらしい。
見てないんですよ、これはまったく見ていない。

勇次が俺が田舎で暮らせるかよ、俺は江戸にいる、仕事も続けると言ったのは本当だったんですね。
こうなると、「仕切人」も見たいですね。
どこかで見られるだろうか。
「必殺」が大人気だった頃の作品、「仕事人IV」はこうして最終回となったのでした。


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2013.03.17 / Top↑
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