訃報が続きます。
俳優の西沢利明さんが、お亡くなりになりました。
77歳でした。
うわ~、ショック。

「怪奇大作戦」の「氷の死刑台」では、本領発揮の、ちょっと思考があっちにいっちゃってる科学者。
この方は知性的な、それでいて思考がちょっと外れている役なんかがとっても似合う。
時代劇だと、殿様の悪役が似合う。
菅貫太郎さんもバカ殿様を演じたら世界一だったけど、西沢さんは一見紳士的でありながら、どこか狂っているという殿が似合った。

最近は時代劇専門チャンネルの「隠し目付参上」や「暴れん坊将軍」で見ました。
「暴れん坊将軍」ではつい、数日前、自分を辞職に追いやったと吉宗を恨む間部詮房役。
病に冒され、命の炎を復讐によって燃え立たせている。

自分をいさめる娘を縁を切って追い出したが、その娘が斬られたと聞いた時の衝撃的な顔。
吉宗に向かって自分を「殺せーっ!」と叫ぶ姿に、哀れさを感じました。
いい俳優さんなんですよ。

「必殺仕掛人」では、三国連太郎さんと同じ回「消す顔 消される顔」に出演されていたんですね。
ああ、誰もいなくなってしまう。
そんな脱力感がある。

「必殺仕置人」では、佐渡へ隠し金山を狙って渡る奉行。
その前に、自分が取り上げた土地に住むはずだった娘の許婚を、無実の罪で佐渡送りにしている。
さらにその娘に無体を働き、その土地に自分の屋敷を立てたら囲ってやろうと言う。
お前もこの土地に住めてうれしいだろうとか、自分を憎む女を自分の意のままにする楽しさとか言ってる人でなしでした。

「暴れん坊将軍」では、いつ裏切るのかとはらはらしながらも、最後まで良い人の武士役も演じてました。
西沢さんは時代劇の悪役では、ほんと、楽しませてもらいました。
知性派の二枚目を逆手にとって、悪役を演じてくれましたが、善良な役、凛とした武士の役なんかもお似合いなんですよね。
品があるんです。

声優としても活躍されて、ジャン=ルイ・トランティニャンの声はこの方ですね。
狂気を宿した青い目の金髪テロリスト、ルトガー・ハウアーの声もこの方。
も~う、ぴったり。

とっても、とっても寂しい。
いい俳優さんだった。
大好きです。
悪役が多かったけど、優しい笑顔も好きでした。

今まで楽しませていただきました。
本当に、ありがとうございました。
どうか、安らかに。
西沢さんのご冥福を、お祈りします。


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2013.04.18 / Top↑
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