こたつねこカフェ

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流されるもの逆らうもの 「眠狂四郎 円月殺法」第2話

第2話、「女体いけにえ無情剣 神奈川・横浜村の巻」。
録画が消えてしまっているので、よくわかりません。
また後で書くかもしれません。
ご容赦を。


狂四郎は、小さな漁村の横浜村にさしかかった。
そこで狂四郎は、追いかけてきたお蘭に会う。
同じく、狂四郎を追ってきた金八は林の中で、オランダ人とトラブルになり、銃で狙われたところを、狂四郎に助けられる。
このオランダ人、ミケーレが売る新式銃を手に入れるため、村は幕府と薩摩が暗躍している状態だった。

村で暮らすお浜は、借金のかたに体を売るよう、亭主に強要され、逃げ出す。
亭主とやくざに追われたお浜が追われているとき、狂四郎が居合わせる。
狂四郎はやくざを叩きのめし、お浜の亭主も組み伏せた。
亭主の悲鳴を聞いたお浜は顔色を変え、今度は狂四郎に助けてやってくれと懇願する。

家に戻り、亭主とよりを戻したかに見えたお浜だが、亭主は再び、お浜を売った。
女郎屋に拉致されたお浜は隙を見て逃げ出し、家に戻るが、そこで目にしたのは見知らぬ女を連れ込んでいる亭主だった。
衝撃を受けたお浜を亭主は罵倒し、すぐに女郎屋に戻れと言う。
絶望したお浜は、包丁で亭主を刺し殺した。

狂四郎のいる宿屋に、お浜が逃げ込んでくる。
しかしお浜は狂四郎にもお蘭にも迷惑をかけまいと、出て行く。
お浜は捕らえられ、唐丸駕籠に乗せられた。
首をはねられるのだろう、と見ていた宿屋の女中が言う。

だが運ばれていくお浜を見たミケーレは、お浜の美しさに殺すにはもったいないと言う。
お浜に目をつけた貿易商の成海屋は、浦賀奉行に手を回して、お浜を開放する。
ミケーレの元に送られたお浜は、こうしてらしゃめんとなった。
お浜を贈り物にし、新式銃は浦賀奉行たち幕府側が手に入れた。

しかし新式銃を運ぶ途中、蔵人と薩摩の藩士たちが襲い掛かった。
蔵人たちは荷を奪い、ミケーレも殺された。
だが蔵人たちの前に、狂四郎が立ちはだかる。

藩士たちは狂四郎を取り囲み、輪を作る。
ところが、狂四郎は円月殺法を繰り出す。
円月殺法によって、幻惑された藩士たちは、狂四郎に斬りかかって行く。
それを狂四郎は、あっさりと斬り捨てる。

蔵人は勝負を預け、去る。
狂四郎は、新式銃を爆破した。
そしてミケーレがいなくなった屋敷に向かう。

お浜を自由にしてやろうと思った狂四郎だが、お浜は力なく笑う。
あがけばあがくほど、ひどくなる。
女は流されるもの。
これが自分の運命だと言ってお浜は、らしゃめんとして生きると言う。

街道を行く狂四郎の横を、人々が「らしゃめんだ」「おーい、らしゃめんだぞー」と言って走っていく。
川を行く船の上には、ミケーレが殺された後に来たオランダ人と、パラソルを手に嫣然と笑うお浜の姿があった。
狂四郎がじっと、お浜を見る。
お浜がふと、顔を上げ、狂四郎と目を合わせる。

笑っていたお浜の目に、切なさと哀しみがあふれ出る。
目をそらし、再びオランダ人に向かって微笑むお浜。
お浜は、女は流されるものだと言った。

狂四郎は流れに逆らって、生きている。
所詮、2人はすれ違っただけの他人。
狂四郎はまた、前を向いて歩き出す…。



横浜村ですよ、横浜がまだ小さな漁村です。
お浜は、范文雀さん。
とっても美しい。

こんな美しい女性が、なぜ、幸せにならないのかと思う。
しかし、亭主のダメさ加減と、その亭主の命乞いをするお浜を見ると、これは幸せになれないと思う。
お浜は火事で家族をなくし、絶望の余り死のうとしていたところをあの亭主に助けられたらしい。

どうせ胸に魂胆を持ちながら優しくしたのだろうが、その亭主の優しさと恩が忘れらず、尽くしていたような女性だった。
幸せになるには美しすぎて、優しすぎる。
オランダ人ミケーレは、なかなか商売上手で、幕府と薩摩、両方を天秤にかけて値を吊り上げている。

狂四郎は冷たいようでいて、お浜を放置できない。
だけどお浜は自分の運命を悟ったか、あきらめたか。
らしゃめんとして、生きていくと言うお浜を連れては行かない。

お浜を見る、人々の好奇の目。
興味と、軽蔑の入り混じった、人々の目。
その中で、嫣然と微笑むお浜。

じっと見つめる、狂四郎の目。
「哀れな…」という言葉が出そうな、哀しそうな、狂四郎の目。
狂四郎に気づいたお浜の目。

つらそうな、哀しそうな、諦念あふれる、お浜の目。
流されるお浜、流れに逆らう自分。
だが所詮、他人なのだ…。

自分に言い聞かせる狂四郎。
オランダ人の囲い者になる身の上のお浜に、混血の狂四郎は人にはわからない感情を持ったのかもしれない。
「仕事屋稼業」の中に出てきた元・らしゃめんのおまきのように、お浜にも小料理屋や一杯飲み屋でもやって、静かに暮らせる人生が待っているといい…。


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