どこか異国風の音楽とともに現れる、白い猫。
おおっ、猫侍!
録画して見たのですが、CM飛ばしちゃダメなんです。

猫侍の撮影に全面協力の、日光江戸村のCM。
ニャンまげオリジナルグッズ5点セットと、日光江戸村の招待券が当たるCM。
応募はWebからということで、「猫侍」で検索。
5名さまに抽選でプレゼントだそうです。

最初から白猫ちゃんの、ど・アップ。
さて、主人公は元加賀藩剣術指南役・斑目久太郎。
演じるのは、北村一輝さん。
無想一刀流免許皆伝の腕前ながら、ゆえあって浪人の身。

誰が言ったか、ついたあだ名は斑鬼!
しかし、腹の音が鳴る。
剣の道を究める…。

そう、心でつぶやいて構えた剣に、鋭いまなざし。
しかし、腹の虫は鳴り止まない。
久太郎、傍らの猫の貯金箱をひっくり返すが、出てくるのは穴の開いた一文銭が数枚なのだ。

うっかり、1枚落とす。
久太郎の顔色が変わる。
ほうきを取り出して、必死に土間をはく。

必死にはく。
すると、目の前の戸が開く。
大家さんだ。

土間を覗き込んでいる久太郎に「おや、お掃除ですか」。
久太郎、こまめにほうきを動かして、長屋の部屋の奥に移動。
大家さんは言う。

半年分の家賃がたまって、1両2朱。
払ってください。
ほうきを動かしながら、逃げていく久太郎。
渋い声で、「仕官がかなえば、まとめて払う」。

久太郎の顔に一瞬、ビビった大家さんだが、「これ以上待てませんからね、今月中に払えなかったら出て行ってもらいますよ」と言って出て行く。
「掃除中だ!」
ぶつぶつ言って、出て行く大家さん。

久太郎は心の中で、言ってみる。
「世の中には、銭より大事なものがある。父上がいまわの際で言った言葉、それは剣の道を究めることだ!」
「…とばかり思っていた…」。

久太郎、さっきよりも必死で小銭を探す。
窓の外にいる人と、目が合う。
久太郎、とっさに腕立て伏せを始める。
探し物じゃないんだよ、腕立て伏せなんだもん。

剣の道は究めた。
だが…。
「仕事がない…」。

外の、川の近くで、若菜という若い娘が「どなつぼう」を売っている。
どなつぼうは、南蛮渡来のお菓子。
釣りをしている久太郎にも「そこのお侍さん、いかがですか、どなつぼう。おいしいよ、ほっぺが落っこちる」と声をかける。

若菜はザリガニを釣った久太郎に「あ、ザリガニだ!すごい、大物だね」と無邪気に笑う。
だが久太郎は、キッと若菜を見据える。
「怖い…」。

結局、久太郎はザリガニ2匹を魚籠に入れて帰る。
これは趣味ではない。
お食事なのだ!
途中、口入の紙が張られ、そこには仕官の募集が書かれている。

それを見ている久太郎の背後で、2人の武士がどなつぼうを食べながら、「なんかくせえな」と言う。
「まずくなってきた」。
しかし、それには気づかず、久太郎は去っていく。

2人の武士が目で合図して、久太郎に近づく。
「ザリガニ侍!」
その声に、久太郎が振り向く。

「怖い顔をしても、説得力ねえぞ」。
「ザリガニかついで仕官しようってのか?」
久太郎、心の声「お前らには関係ない」。

「ご遠慮願えねえかね、怖い顔の人は」。
久太郎、心の声「怖い顔関係ない」。
1人が「怖い顔は関係ないだろ」と言う。
久太郎、心の声「おうおう、そのとおり」。

「だがくさい奴は、がまんならん。我らの藩に悪臭が漂う」。
無視して歩く久太郎に、向かって、1人が刀を振り下ろす。
魚籠から、ザリガニが道に飛び出た。
2人が笑う。

振り向いた久太郎。
閃く刀。
笑っていた武士の持っていたどなつぼうが真っ二つに斬られて、道に落ちる。

「ううわ!」と武士が腰を抜かす。
それを見ていた一人の、番頭。
あわてて久太郎の後を追うが、見失ってしまった。

久太郎が家でザリガニを焼いていると、薬売りがやってくる。
「おっ、イセエビ!…あ、ザリガニですか」。
その声に久太郎が振り向く。

「又そんな怖い顔をして、はい。お手紙預かってまいりましたよ」。
薬売りが差し出したのは、久太郎の妻と子供からの手紙。
だが、久兵衛は見ない。

返事ぐらい書けるでしょ、と言って、薬売りは久太郎が薬も切らしているのをチェックし、薬を置いて出て行く。
久太郎が立ち上がり、手紙を手にする。
そのまま、たんすの下段に放り込む。
中には、たくさんの手紙があった。

久太郎は、ある屋敷の都をたたく。
「頼もう!」と叫ぶ。
だが、誰も出てこない。

久太郎はもう一度、「頼もう!」と叫ぶ。
誰も出てこない。
久太郎、心の声「もう一度言うべきか。だが何度も叫ぶとあせってるみたいだから。このまま、少し待つ。うん」。

そして、辺りをキョロキョロと見回す。
久太郎、心の声「誰にも見られてないし…。このまま帰るのもありか、うん」。
その途端に、目の前の戸が開いた。

「またあんたか」と門番が言った。
「一度お取次ぎを願いたい」。
「お取次ぎしませんよ」。
久太郎は紹介状を出すが、偽物扱いされる。

去っていく久兵衛。
そこに声をかける番頭風の男。
話があると言う。

「ここでは、なんですね」。
「ここで話せ」。
「ここでは、なんですね」。
去っていく久兵衛の背中に、「お礼は、たっぷりとさせていただきます!」の声。


おごそかな北村さんの声で、「猫侍!」
CMです。

今度は北村さんの軽い声で「ねこざーむらい」。
CM終わりです。


男は、呉服問屋加賀屋の番頭の佐吉と名乗った。
「大きい声では申し上げられませんが、うちうちに始末してもらいたいものが…」。
そして佐吉は、自分の知り合いの話を始める。

自分の友人が、雨の日に子猫を拾って、つい連れ帰った。
それからというもの、その男は家にこもりきりになってしまった。
心配した母親が見に行っても、答えはない。

母親が戸を開けると、猫が飛び掛ってきて、左目をひっかいた。
それでも母親は残った右目で、部屋の中を見る。
するとそこにいたのは、尾が八つに分かれた化け猫だった。

加賀屋の話だが、加賀屋の主人は厳しい、冗談ひとつ言わなかった男だった。
その主人がひと月前に、玉之丞という白い猫を拾った。
以来、主人が変わってしまった。

「ずうっとお前だけだ」。
そう言って、玉之丞を溺愛する。
あれは化け猫だ。
人を惑わす、化け猫なのだ。

その化け猫を、斬ってほしい。
久太郎、心の声「ばかばかしい」。
「怖くないのですか」。
久太郎、心の声「怖い?」

「お侍様、どうか」。
久太郎、心の声「無理無理無理」。
「どうかお助けください!」
久太郎、心の声「絶対無理」。

久太郎、心の声「さよなら~」。
佐吉が叫ぶ。
「2両、いや3両!」
久太郎の足が止まった。

丑三つ時、佐吉が裏口を開けておくのでと言うことで、久太郎はそこから猫の部屋へ行った。
久太郎、そのとおりに裏戸が開いて一瞬、ビビる。
しかし、久太郎は奥に奥に進んでいく。

さすがに広い屋敷。
化け猫、という言葉を思い出す。
久太郎の頭の中に、目を赤く光らせた化け猫の姿が映る。
こ、怖い。

本当は怖い久太郎、心の中で歌い始める。
「てんかのようとう ひとたちで ひろく そのなをとどろかし」
「斬るべし!斬るべし!」
「むてき~の、まだらお~に」。

ろうそくがともされ、灯篭が並ぶ部屋の奥。
一段高い座敷の真ん中に、しつらえた上等な座布団。
2枚重ねたその上に、真っ白い猫が背を向けて寝転がっている。

久太郎が刀を抜き、構える。
猫は寝ている。
「おい」。

その声に、猫が振り向いた。
鈴が鳴った。
「悪く思うな」。

その時、猫が鳴いた。
み~にゃん。
久太郎の動きが止まる。

つぶらな瞳で久太郎を見て、猫はもう一度鳴いた。
み~にゃん。
久太郎が刀を振り下ろした。

「玉之丞!」
「玉之丞!」
玉之丞の名を呼びながら半狂乱の主人が廊下を走り、玉之丞を探す。
だが座敷にあったのは、玉之丞がつけていた鈴だった。

ガックリと、絶望にひざを折る主人。
「玉之丞~っ!」
悲鳴を上げる。
背後でほくそえむ番頭…。

「すいません」という声がして、佐吉が久太郎の長屋に、お礼を言いに来る。
背を向けたまま、だまりこくる久兵衛。
「骸はどちらで?」
「…葬った」。

「どこに?」
「…。信用できぬというのか」。
「いえ、そういうわけではございませんが、相手は化け猫です。息を吹き返すかもしれません」。

すると久太郎は、壷を出した。
小さな壷には「もののけ封印」と書かれた札が、貼ってあった。
「猫壷だ」。
「ねこ、つぼ?」

手を伸ばした佐吉に久太郎は「触るな」と言う。
「玉之丞…、この中に?」
「決して開けてはならぬ」。
おごそかな声で、久太郎が言う。

「開けるとどうなるんで?」
「…。…しっかり、管理しろ」。
「へい!」

震える声で佐吉は、「ありがとうございます」と言うと壷を持って帰る。
久太郎は、渋い顔を崩さなかった。
佐吉は、壷を恐る恐る抱えて歩く。

眉をひそめたままの久太郎。
その時、押入れから白い猫が顔を出す。
玉之丞!

にゃーん。
玉之丞が鳴いた。
久太郎の目の前を通過していく玉之丞。
背後に、入り口の方に回る。

「すいません」と、佐吉の声がする。
久太郎がビクッとする。
その拍子に玉之丞に触れたか。
小さく叫び、玉之丞はあわてて逃げた。

佐吉が、再び戸を開けた。
久太郎は玉之丞が見えないように、とっさに寝転がる。
佐吉は玉之丞が生き返ったら、また斬ってくれと言った。
承知した久太郎の返事を聞いて、佐吉は帰っていく。

久太郎の体の後ろには、玉之丞。
玉之丞が、久太郎をじっと見つめる。
その瞳。
久太郎、心の声「化け猫も和む我が家の心地よさ。招き寄せるは、福かたたりか」。




まー、かわいいったらありゃしません。
なんて、猫をかわいらしく撮るんでしょう。
ここまで魅力満開に撮ってくれたら、女優さんなら感激で泣いちゃうんじゃないか。
とにかく、玉之丞がかわいらしい。

最初のテーマソングが流れる中、俳優さん、女優さんが現れる。
しかしその中でも玉之丞のショット。
CMに入る前は、北村さんのおごそかな声と玉之丞の姿。
終わった時は、かる~い声でまたまた玉之丞の姿。

ラストの曲では、玉之丞のショット満載。
傘張り前の傘の骨に、鼻をつけてる玉之丞。
外で、塀の上にいる玉之丞。
首を伸ばして見る。

目が綺麗。
つぶらな瞳がかわいい。
足をなめてる玉之丞。

猫貯金箱の隣で寝転がる玉之丞。
鳴いてるのか、こちらに向かって小さく口を開けてる玉之丞。
長屋の畳の上の、後姿。
後ろ頭。

玉之丞ばっかり見てしまうみたいですが、北村一輝さんがまじめにおかしい。
あの濃いお顔で、眉をひそめて、目を据わらせる。
一度も笑顔を見せない。
その表情を崩すことがない。

怖ろしげなその顔とは裏腹に、まじめに思いつめてる心の声。
実は怖い人ではなく、変な人である。
鬼と呼ばれたらしいけど、そうなんだろうか。

そうなら玉之丞は、その鬼も骨抜きにしてしまったのか。
いやいや、人には非情になれる鬼が、この小さな動物は斬ることができないというのが、ポイントなんでしょう。
剣の道は究めたのに、なぜか浪人になって妻子の手紙さえ見ることができない状態の男が、この猫と関わってどう変わっていくのか。
楽しすぎる!

西洋菓子・どなつぼうとか、ところどころにおかしさが。
タイトル曲に、ネコ型ドーナツが出てくるんです。
これもやがて、発明されちゃうのか?!
「おっ、イセエビ!あ、ザリガニ」とかね、さりげなくおかしい。


さて次回は、早くも感動のクライマックスらしい。
久太郎走る。
新たな刺客登場?!

そして、哀しき別れ。
「達者で暮らせ」。
そう言い残して、玉之丞を籠に入れ、去ろうとする久太郎。
久太郎の背中に向かって、にゃおーんと鳴く久太郎。

果たして、久太郎は去っていけるのか?!
さらに、「鍵を握る猫」という文字と、玉之丞。
玉之丞が何か知ってる?!
押入れにちゃんと戻っていく、良い子の玉之丞なのだ。


時代劇。
主演、北村一輝さん。
猫。
私に「ハマれ!」と言っているようなドラマです。


関係ないですが、合間に入る真木温泉のCM。
20年ぐらい前から変わらないんじゃないか。
女性のヘアスタイルと服装が、バブル時代を思わせて懐かしい。
いつのまにかこのCMが、のどかな笛の音とともに癒しになってて好き…。


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2013.10.05 / Top↑
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