こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
2017年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年09月
TOP雲霧仁左衛門 ≫ 本田博太郎さんが「雲霧仁左衛門」を語る

本田博太郎さんが「雲霧仁左衛門」を語る

中井貴一さんが「雲霧仁左衛門」を演じていますね。
私はまだ見ていないんですが、楽しみです。
山崎努さんの時は、私の好きな本田博太郎さんが演じていた州走りの熊五郎も楽しみです。

その博太郎さんの、「雲霧仁左衛門」についてのインタビューを、時代劇専門チャンネルで見ることができました。
プロデューサーとしてこの作品に関わった能村さんもこのときの本田さんのことを「良かったんだよ」と、おっしゃっていました。
義理堅く、与えられた仕事は完璧にこなす州走りの熊五郎。

博太郎さんは、「雲霧仁左衛門」の前に「必殺仕舞人」があったと語ります。
「松竹で工藤栄一監督、カメラ石原さん、照明中島さんという出会いがありまして、その10年後の作品なんです」。
「その、尊敬するチームに参加したい」。

これは以前、時代劇マガジンでも語っていました。
それで、意思表示を監督にしたと。
2007年の時代劇マガジンの時は、工藤監督が一言、「この役、本田でいいよ」と言ってくれたと語っていました。

「声をかけてもらえないということでしたら、お前はもう、ダメだという」。
「そういう意思表示をされるというものが、俺の中にあったものですからね。是が非でもこの作品には参加したい」。
これも時代劇マガジンで、これに呼ばれなかったらお前、もう役者としてダメなんだよと思っていたと語ってました。

そして、その撮影現場では?
「良い芝居をしようとか、演技をしようとか、そういうレベルじゃないんですよ。尊敬する山崎努さん、石橋蓮司さんですからね。芝居なんかしようもんなら、失礼ですよ」。
「頭で考えたものはだから、全部、あの人たちには通用しないんですよ。
「感性というかね、ここ(胸を押さえる)なんですよ。全部。まっすぐ。全部。愚直のごとくぶつかっていくだけですよ」。

張り詰めた空気の中、行われた撮影。
その中で印象的だったのは、お頭と小頭の別れだと語ります。
これもまた、マガジンでも語っていました。

頭・仁左衛門。
小頭・吉五郎。
火付け盗賊改めが迫る中、吉五郎を後にして叫ぶ仁左衛門。

2人の別れのシーン、セリフはほとんどないんです。
しかし、これが最後になるとお互いに覚悟している。
吉五郎が頭を下げる。
熊五郎が仁左衛門を乗せて舟をこぎ、離れていく。

無言で背中を見せている仁左衛門。
舟が遠ざかる。
その時、仁左衛門が叫ぶ。
「吉五郎!」

このシーンですね。
仁左衛門を乗せた舟をこいで脱出する熊五郎役を演じていた本田さんは、時代劇マガジンではこのシーン、「魂が震えた」と語っていました。
「人としての山崎努さん、石橋蓮司さんの精神性の会話がある。そこで見える。大人の、ふかぁ~いシーンですね」。

本田さんは時代劇マガジンでは、仁左衛門に裏切った仲間を「殺せ」と命じられる時のシーンもあげていました。
その時、山崎さんは本田さんの演技を「うん、そういうことだな」と評価されたそうです。
このシーンには盗賊2人のやりきれなさ、哀しみがこめられていた。

そして本田さん、能村さんに一言。
「能村さん、お久しぶりです。能村さんの熱い、深い洞察力!エネルギーをもう一度開花させて、傑作をもう一度作りましょう」。
「お客様に応えるような、すごい作品を作りましょー!」と、手を振る。
能村さんが笑う。

そして、「本田さんは本当に、この作品に力を入れてくれたのをよぅく知ってます。本田さんというと、とんでもない偉い人をやったかと思うと、北京原人までやるような幅が広い人です。どちらかというと演技は濃い方なんだけど、この作品はほんとに役に入り込んでたってことです」。
山崎さんもインタビューで「僕は仁左衛門になりきってました」と語ってましたからね。
プロが集まって、プロの仕事をしたんですから、良い作品になるわけです。

ここで吉五郎役・石橋さんのインタビューも、聞きたいところです。
そして、そうですね。
私もこういう良い作品が、ぜひ見てみたいです。
「雲霧仁左衛門」は、90年代最高の時代劇の一本だと思います。


スポンサーサイト

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL