五連発の旦那

「暴れん坊将軍V」を見ていたのですが、ゲストが大出俊さんでした。
彼の役は、主君に騙されて無実の男を斬ったのをきっかけに浪人となり、金で人を斬る刺客稼業となった男。
斬った男の遺児を育てながら、行方不明となった母親を探している。

この主君が、菅貫太郎さん。
すばらしい腹黒さ、残酷さ、卑怯さ。
も~、悪役はこうでなくっちゃ!

そして菅さんは、自分が騙した男・大出さん演じる男を殺す。
大出さんが虫の息の時、吉宗登場、「愚か者!世の顔を見忘れたか!」と言われ、開き直って「斬れ斬れ斬れ斬れ~い!」と絶叫。
当然ご成敗されちゃうんですが、大出さんを斬るんじゃないんですね。
彼を仕留めるのは、連発銃なんです。

大出さんと連発銃といえば、かつて「五連発の旦那」というキャラクターを演じてくれました。
「五連発の旦那」とは、その通り名の通り、五連発の連発銃を操る凄腕の浪人・鮎香之助。
三船敏郎さん演じる峠三十郎とともに、旅をする。

「暴れん坊将軍」には、中村主水を思わせる人物もゲストで出てきましたが、鮎香之助を演じた大出さんを、連発銃で死なせるとは!
実際の「五連発の旦那」は最終回で、女性を本気で好きになり、旅を止めました。
最強の敵と渡り合って勝った香之助は、堅気になる決意をする。
そして自分の武器だった、連発銃を埋める。

堅気となった香之助が、女性と縁日を歩く。
もう彼は武装していない。
しかし、その時、彼を狙った刃が、彼を貫く。
最強の五連発の刺客が、五連発を埋めて穏やかな生活を送った途端だった。

そ、そんな。
この空しさ。
しかし今、無理やりそういう結末に持っていったら感動するかと言ったら、違うと思います。
でも70年代のドラマって、こういう結末を用意していたから、最後まで気が抜けなかった。

さて、「暴れん坊将軍」。
この衝撃の鮎香之助のラストをもじってるとしか、思えなかった。
もじっているというより、かつての視聴者ならニヤリとしそうな配役と演出をしていたんじゃないか。

演じた大出さんも、ニヤリとしながら演じたのでは?
こういうのがあると、知っている人は楽しい。
まじめな「暴れん坊将軍」だけど、結構遊んでたりするんですね。


スポンサーサイト

コメントの投稿

Secret

プロフィール

ちゃーすけ

Author:ちゃーすけ
癖の強い俳優さんや悪役さん大好き。
俳優さん、ドラマ、映画、CMその他、懐かしいもの、気になるものについて、長々と語っております。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブロとも一覧

本も映画も文具も、いいものはいい!

LEVEL1 FX-BLOG
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード