確かに、この方の信長はすごい。
「子連れ狼」の初代・柳生烈堂さまも迫力でした。
丹下左膳は片方の目しか開いてないんですが、片方だけでも目力がすごい。

迫力だけではないんですね。
知性と品格が漂う。
それは作ろうとして作れるものではなくて、高橋幸治さんが培ってきた人生からにじみ出るものではないかと思ってしまう。

私が覚えている高橋さんが出ているサスペンスでは、主演が確か、松坂慶子さんだった。
休暇で山奥にやってきた松坂さん。
列車の中から、ジッと自分を見つめる男がいる。
その男の視線に、松坂さんは怯える。

どことなく不穏な空気の中、松坂さんは一人、別荘地に宿泊。
何とそこに、列車の中で自分を見つめていた男もいた。
そこで起きる殺人。
狙われる松坂さん。

追い詰められ、絶体絶命と思われた彼女を助けたのはあの、列車の中にいた男だった。
実はこの男、敏腕刑事であった。
男は珍しく休暇をとって、この地にやってきていた。

列車の中に、自分の周りにはいないような、たおやかな美しい女性がいた。
だから、つい、見とれてしまった。
しかし男の仕事が仕事だけに、その目つきは鋭すぎた。
女性は怯えてしまった。

…というわけで、このサスペンス。
後半には松坂さんをかっこよく助け、さらにちょっと照れる高橋さんが見られたのでした。
この役、高橋さんにはぴったりでした。

だけど、この辺りを最後に、高橋さんの姿を見る機会はほとんどなくなってしまった。
引退されたのでしょうか。
まだお元気でいてくださると良いんですが。

高橋さんは一度見たら、忘れられない強烈な印象を残します。
なので、残っている作品を見たら、物足りないということはないんです。
でも、今もお元気でいたら、さぞかし素敵で、迫力もあるだろうと残念ではあります。
下手すると、主役は敵わない迫力を出しそうです。



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2014.03.02 / Top↑
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