「わかるんですよ、俺。10年入ってましたから」。
来ました、このセリフ。
1年ぶりですね。
お待ちしておりました。

個性的なキャラクターたちに、今回新たに佐神稚洋が加わりました。
佐神は、犯罪プランナー、犯罪シナリオライター。
演じるは上川隆也さん。
彼に会うために、宅間は10年間服役していた滋賀中央刑務所に入る。

殺人ビンゴ。
普通に、サスペンスとしておもしろかったです。
そして宅間と佐神。
佐神は宅間が関与してくると予想していたというか、関与するように仕向けたというか。

しかし、宅間は佐神の予想を超えた働きをした。
今回の事件について、にこやかに談笑しながら、面会室でお互いをたたえる宅間と佐神。
その様子に姉小路は、「あんたたち、おかしい!」とキレる。

佐神に向かって、絶対に逮捕してやる!と怒鳴って去っていく姉小路。
そりゃそうだ。
宅間のために目的が阻止された佐神は宅間の健闘をたたえ、今回の自分の敗北を認めて、あることを教える。

姉小路の夫が殺害された事件と、宅間の冤罪事件。
この2つは、つながっていると…。
2人は、これから先も知恵の限りを尽くして戦って行きそう。

面会室を出て行く宅間。
自分が一番許せないものは…、犯罪を犯しながら捕まらず、逃げている人間…。
宅間の顔からは、さきほどまでの笑いは跡形もなく消え去っていた。
その目の奥に、すさまじいまでの怒りと憎しみの炎がちらついていた。

シリアスなストーリーに、宅間の飄々とした口調と態度。
かる~い口調で、こんな重い人生背負った人間がこんなに軽いのか?と思った人もいるかもしれません。
だけど、それは怒りの裏返しだということが、最後の最後、佐神の前から立ち去る一瞬でわかる。
軽やかなだけに、最後にズシリと来る。

今回の事件の、38年も経ってなぜ?の答え。
宅間が代わって答える。
38年経過したからこそ、復讐に乗り出したのだと。
年月が憎悪を育てることが、あるのだ。

「わかるんですよ、俺。10年入ってましたから」。
宅間には、わかるんだ。
いや、宅間がそうなのだ。
草なぎさんの、言葉に出さないセリフが聞こえる。

自分を陥れた者への憎悪。
執念。
軽くしていなければ、それで周りの者さえ、傷つけてしまいそうなほどの念が宅間には宿っているのだと、そう表現している。
草なぎさんは、そういう目をしてくれました。

真相がわかった時、彼はどういう行動に出るのか。
彼自身が一番、ダークサイドに堕ちてしまうんじゃないか。
そんな心配するほどの眼光でした。

だって宅間は、最初からスーパーマンだったわけじゃない。
彼はそういうものを、身につけさせられた。
日常の、ほわ~っとした宅間。
あれが本来の彼だったのではないか。

ぷっすまなんか見ていると、日常の草なぎさんがあんな感じじゃないかと思う。
それが憑依したようになるから、おもしろい。
つまりあれが草なぎさんが演じる宅間の味。

他の人が演じることができない部分がちゃんとあるというか。
宅間を演じることはもちろん、他の人だってできるけど同じにはならないというか。
それが、草なぎさんの持つ味だと思って見てました。
だからこそ、宅間が一瞬見せたあの目が気になる。

さて、宅間の元・妻と今現在付き合っている男性。
あの人は本当に、ただの恋人なのだろうか?
何の意図もなく、元・妻の美也子と付き合っているのだろうか?
もしかしたら、美也子も危ないのではないか?

宅間の冤罪事件の被害者の大宮は、一体誰に電話していたのだ?
どうも背後には、巨大な悪が潜んでいるよう。
宅間と姉小路の夫は、一体何のタブーに触れたのか。

姉小路役の南果歩さん。
関西弁じゃなくなりましたけど、申し訳ないですが、私はこの「2」の方が落ち着いて見られました。
こっちでお願いします。

しかし続きがあるのが、明白なラスト。
というか、なかったら怒りますよ!
こんなに気になるところで、終わってくれて。
次は1年後ですか?

こんな謎を抱えて、1年待たせる気ですか?
早く連続ドラマにしてくださいよ、と言いたくなりました。
解決編放送してから、シリーズ化でもかまいません。

姉小路の夫が殺害されたのが、12年前。
宅間が冤罪になったのが、10年前。
佐神が警察を退職したのが、15年前。

…気になりますね。
次は1年後ですか?
こんな謎を抱えて、1年待たせる気ですか~!?


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2014.03.10 / Top↑
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