黒澤明監督の「天国と地獄」。
2007年にリメイクドラマになりました。
この台本用の題字が、本田さんの書でした。

本田さんが書を書き始めたのは、10年前。
きっかけは緒形拳さんの個展を訪れたことだそうです。
緒形さんの書は私も見たことがあります。
すごく、味のある書。

穏やかな、おおらかな、それでいて決してのんびりと穏やかなだけではない。
攻撃的に表現することはないが、その中には穏やかなだけではない感情が渦巻いている。
そんな字体でした。

同じく、澤明監督のリメイクされたドラマ「悪い奴ほどよく眠る」。
この題字の、本田さんの書も紹介。
本田さんが、この作品から感じたものは「人間の怒り」だったそうです。

この作品から本田さんが感じた、普通の人間が、普通に生きられない社会への怒り。
それを本田さんは、紙に叩きつけるように書いたそう。
テレビ版「悪い奴ほどよく眠る」には、本田さんも出演。
和田役を、熱演しました。

本田さん、「俳優と書の心は、まったく同じ」。
俳優は与えられた役に対し、自分の心に感じたものを体現するもの。
書もまた、自分の精神性を鏡のように映し出すものだ。

以上は、本田さんの言葉です。
ああ、なるほど、と思いました。
本田さんの書は、エキセントリックではなかった。

そこに流れているものはとてもシンプルな感じがしました。
緒形拳さんと、本田博太郎さん。
私の大好物のお名前ふたつ。
本田さんから緒形さんの名前が出るなんて、悶絶しそう。


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2014.04.30 / Top↑
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