悪役お2人のさすがの演技

「必殺仕事人V」、第3話「加代、ゴリムリンを売る」。
これ、ゴリムリンってなんだろうと思ってました。
ルービックキューブなんですね。

仕事人にはたまに「何だろう?」ってタイトルがあるんですが、これもそのひとつ。
「主水、犬にナメられる」とか。
「主水、うなぎにナメられる」って何!って。

しかしタイトルこそ「何?」なんですが、これは「必殺」ではいつも良い味出してる悪役を演じる戸浦六宏さんが被害者を演じた話。
ルービックキューブ、要するにゴリムリンができた人には、千両の賞金が出るということで、加代が売るゴリムリンは江戸中の大評判。
江戸で評判になった玩具を見れば、生き別れた娘と再会できるのではないか。
これは実はもうすぐ病で先がない父親の、そんな願いから生まれた玩具だった。

ゴリムリンを見た娘は父親に気づくが、それは父親を追う悪党たちをも引きつけた。
再会した父親と娘だが、悪党たちの手にかかって殺されてしまう。
千両を目にしていた加代が仕事料を支払うと言って、仕事人たちが動く。

戸浦さんの悪役ではない役で印象的な役と言えば、「子連れ狼3」の「香りを着て」で、拝一刀の死に装束を作る役です。
「お断りします!」と一度は断るご主人。
「お子様の死に装束を作る腕は持っておりません!」
きっぱり。

しかし拝一刀親子の悲願を知ると、驚異的なスピードで仕上げてくれる。
さらに手に取った一刀は、装束からほのかに香る伽羅の香りに気づく。
香まで炊き込めてくれたのだ…。
戸浦さんの真心が伝わってくる、実直な演技。

悪役ができるだけあって、実力は抜群。
だから今回も見ていて切なくなるような、哀しい演技を見せてくれました。
娘を思う気持ちが、伝わってくる。

いつもなら、斬殺する側なんですけどね。
だから余計、哀しかった。
戸浦さんを追う悪党の一人に、福本清三さん。
私には見所ある話でした。


そして「吉宗評判記 暴れん坊将軍」、第33話「天下御免の大名じるこ」。
石高よりも実際ははるかに貧しい小藩の明石藩。
さらに飢饉が重なり、参勤交代で江戸を目指さなくてはならないのに、従者の食事代もままならない状態。

まだ幼い殿は食事を要らないと言う。
みなも食べてないのだろう、と言って、自分の刀さえ売りに出す。
家来はお汁粉まで作って売って、働く。

だがそうまでして作った金を、江戸留守居役が使って豪遊する。
大目付と組み、自分だけは出世の道を作り、参勤交代を失敗させてこの明石藩を取り潰す算段だった。
上様、激怒。
大目付と留守居役を成敗。

明石藩の留守居役は、参勤交代の不備はすべて自分に責任があると言い、自分を成敗して明石藩の存続を、と懇願する。
しかし上様、やっとたどり着いた明石藩の幼君に、自らの刀を差し出す。
ボロボロになった家来たちを見て、「小藩ながら、良い家来に恵まれておるな。吉宗、うらやましく思うぞ」と声をかける。

大目付は神田隆さん。
こちらはいつもどおりの、貫禄ある悪。
明石藩の留守居役が、いつも悪役で活躍している浜田寅彦さん。

「仕置人」で鉄たちに佐渡金山に送り込まれる豪商の役などが、印象深いですね。
でも「新・仕置人」では娘の大関優子こと佳那晃子さんの父親役で、理不尽な扱いを受ける商人を演じてました。
(佳那晃子さん、好きな女優さんだったけど、素顔も男前で素敵な人。絶対、元気になってくださいね)。

今回書いたは、お2人が味のある良い家来なんです。
幼君を守り、藩をまとめようと必死。
けなげさに、上様じゃなくてもホロリ。

戸浦さん、浜田さんは、出るとドラマを盛り上げてくれる、欠かせない俳優さんのお2人。
悪役でおなじみの俳優さんの良い役を、続けて見ました。
お2人の演技でしんみりする、良い話になりました。
さすがです。


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癖の強い俳優さんや悪役さん大好き。
俳優さん、ドラマ、映画、CMその他、懐かしいもの、気になるものについて、長々と語っております。

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