終戦記念日が近かった。
NHKでも、戦争の番組を放送していた。
ヨーロッパ戦線に話が及んだ時だったと思う。

画面に音とともに、臨時ニュースが入った。
かなり大きな文字だった。
日航機123便が、レーダーから消えた。
ニュースはそう伝えた。

一緒に見ていた父に、「…どういう意味?」と恐る恐る聞いた。
「どこかに着陸していてくれたら良い」。
いきなり、番組は終わった。
慌ただしい様子のスタジオが映り、アナウンサーが番組を中断すると言った。

見つかった遺書が今も忘れられない。
写真週刊誌が載せた写真が、今も忘れられない。
ずっと後になって、コックピット内の会話が公開された。

最近になって、コックピット内と、客室に流れる音声が入ったボイスレコーダーを聞いた。
客室に流れる音声の、平坦で冷静な口調。
それらが意味するもの。

声が出なかった。
息が詰まった。
目が閉じられなかった。
しかし、目から涙が止まらなかった。

この機内にいた方々の気持ち。
考えたら、心臓が痛いなんてものじゃない!

垂直尾翼を失ってから、30分飛行したのはものすごいことなのだと、後で知った。
この飛行機ではないが、墜落した機に乗るはずだった知り合いの家族の方は30年経っても飛行機には乗らない。
一生乗らないと誓ったそうだ。
だからこの家族で定年退職した旦那様が、家族で海外旅行はできないと言っている。

日航機123便の乗客、乗務員。
犠牲者の御冥福をお祈りします。


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2014.08.13 / Top↑
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