「吉宗評判記 暴れん坊将軍」は、悪役さんたちの善い役演技が光るシリーズでもあるんですね。
大木実さんの次は、多々良純さん。
顔を見ればわかると思うんですが、この方、金貸しの因業ジジイ役なんかやるともう、天下一品です。

にひひひひと笑う笑顔。
必殺シリーズでは、殺される時に一瞬、妙な、インパクトのある表情をしてくれました。
ここでは、娘を武家屋敷・寺社奉行に方向に上がらせた大工の棟梁。

寺社奉行ともあろう男が、許婚がいるというこの棟梁の娘に妾奉公を言い渡し、拒否されると監禁した。
失礼があったので無礼討ちになるかもしれないと言われた棟梁は、悩む。
この棟梁に、娘の命と引き換えに、遊郭を作るのに邪魔な地域に火をつけさせ、焼き払った末に罪をすべて着せようという計画だった。


できない自分に代わって、火をつけようとした許婚。
上様に止められた許婚に涙し、棟梁は娘と一緒に死ぬ決心をする。
やめていた酒をめ組で煽り、棟梁は寺社奉行の屋敷に向かう。

あの、お侍さんにと手紙を預けて。
屋敷にはもうすでに、お庭番のお園がいて、棟梁を庭に通してくれる。
棟梁ともに娘を始末…、あわやの時に上様の扇子が飛んでくる。

上様だと知って、ひれ伏す棟梁。
実直で、素朴で、人の善い棟梁。
因業ジジイが得意な多々良さんの、もうひとつの当たり役。
初期の暴れん坊将軍は、西沢利明さんや大木実さんやこの多々良さんといった悪役俳優さんの使い方も、非常にうまいシリーズだったんですね。


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2014.09.19 / Top↑
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