魔神変化

ディアゴスティーニ発売の大映特撮映画コレクション、第2弾は「大魔神」。

戦国の世だが、このr丹波の地方は平和に暮らしていた。
この地方には荒ぶる魔神が封じ込められている仏の像があり、人々の信仰の対象だった。
その夜もこの像に不穏な兆しがあると言うことで、巫女の信夫を中心に祈祷が行われていた。
しかし突然、主君花房に対し、家老の大舘左馬之助が反乱を起こす。

忠文と小笹の兄妹は、忠臣・猿丸小源太に連れられ、城を出る。
厩に潜んだ3人を逃がすため、花房に従う家来たちが身を捨てて大館たちをひきつける。
その間に小源太は燃え上がる厩を脱出し、叔母の信夫の下へ向かう。
大館の追っ手がかかるが、信夫は追い返す。

信夫の守る魔神の山・魔神阿羅羯磨(あらかつま)には、あの仏像があった。
山深く、信夫の案内でなければそこにはたどり着けない。
そのため、人は来ない。
信夫は必要なものは自分が届けると約束し、小源太と忠文、小笹は仏像が目の高さに見える崖の上の岩場に潜むことにする。

10年の月日が流れた。
小笹は美しく成長し、忠文はたくましい若者となっていた。
大館が権力を握ると暴政が始まり、民百姓たち領民は砦の建設のために借り出された。
鞭打たれ、苦しい作業を強いられ、働き手を取られた農民たちの生活も困窮した。

人々の希望は、魔神の信仰であった。
だが常々、それをよく思わない大舘は仏像を破壊することを宣言する。
大館の暴政と監視は、厳しさを増していく。

父親が使役で苦しめられ、母親の死に目にも会いに来られなかったため、領民の子供の竹坊は大館を恨む。
魔神の山に向かった竹坊は、小笹と遭遇。
里におりた小源太は大館の家老となった犬上軍十郎に正体を見破られ、捕らえられる。
小源太を助けようと、忠文も里に降りる。

だが逆さづりにされていた男は、小源太ではなかった。
竹坊の父親だったのだ。
わなにかかった忠文は捕らえられ、翌朝処刑されることになる。
その時、忠文を助けに来るであろう、家臣たちもまとめて始末ができると大館は笑った。

意を決した信夫は大館に会うと、このまま領民を苦しめれば必ずたたりがあると忠告した。
しかし大館は「今たたってみよ!」と言うと、信夫を斬り捨てた。
雷鳴が鳴り響き、辺りは一瞬、暗くなり、大館もおののく。
だがそのおののきに一層、腹を立てた大館は犬上たちに命じ、魔神の山に向かわせる。

山奥にふさわしくない、守り袋が落ちているのを見つけた犬上は小笹の存在を確信する。
竹坊が捕らえられ、小笹は竹坊を助けるために現れる。
小笹に魔神の像に案内させた犬上は、魔神像の額に杭を打ち込んだ。

その時、額から鮮血が流れる。
さらに地響きが起き、大地が割れ、犬上も、家来たちもみな、崩れてきた山に飲まれ、岩の下敷きになり、地割れに飲み込まれていった。
明日の朝には、兄と小源太が処刑される。
それを聞いた小笹は、涙を流し、魔神に祈る。

魔神の手が、ゆっくりと上がっていく。
その手が顔を通過した後、仏像の穏やかな顔は怒りの魔神の顔に変わっていた。
魔神は光の玉となり、空を飛んでいく。

忠文と小源太が領民たちの前に引き出されると、領民たちは手を合わせ「若様!」と祈った。
大館たちはその領民たちも、殴りつける。
獄門台に乗せられた忠文を助けようと、潜んでいた家臣たちが飛び出してくる。

「出てはならぬ!」
忠文の声もむなしく、家臣たちは大舘たちにたちまち、斬られてしまう。
無念の表情で、目を閉じる忠文。

その時だった。
火の玉が空から飛んできて、落下した。
それはたちまち、怖ろしい形相の魔神となった。

助け出された忠文たちを通り過ぎた魔神は、大館の城に迫る。
魔神に向かって鎖をかけ、阻止しようとする家来たち。
だがみな、引きずられ、踏み殺される。
魔神の拳の一振りで砦も城壁も破壊され、家来たちは下敷きになる。

天守閣に潜んでいた大館だが、魔神の伸びてきた手に捕らえられる。
魔神は大館を門に押し付けると、額に打ちつけられた杭を抜く。
そして大館の胸に、杭を打った。
信夫の予言どおり、大館は怖ろしくむごい死を迎えたのだった。

しかし魔神の怒りは収まらない。
逃げ惑う領民たちにも、魔神の怒りによる被害は及ぶ。
このままでは城下一帯、滅びてしまう。
忠文が阻止しようとする。

小笹が飛び出し、魔神に祈る。
自分の命と引き換えに、怒りを鎮めてください。
小笹の涙が、魔神の足に落ちる。
すると、魔神は動きを止めた。

ゆっくりと腕が上がり、その腕が顔を通過すると、魔神の表情は穏やかな仏像に代わっていた。
そして仏像は土に変わると、ボロボロと崩れていく。
崩れた土は風に吹かれ、消えていく。
人々は平和になった城下で、それをジッと見つめていた…。


小笹は、高田美和さん。
美しい~。
忠文は、青山良彦さん。
忠臣・小源太は藤巻潤さんです。

みなさん、当たり前のようですがお若い。
大館は、五味龍太郎さん。
大映時代劇には欠かせない悪役さんですね。
実にふてぶてしく、暴君を演じてくれて、物語が盛り上がります。

犬上は、遠藤辰雄さん。
そう、遠藤太津郎さんですね。
花房の残党、これが伊達三郎さんです。
若君を助けに飛び出してくる、良い役なんですね。

雰囲気がたっぷりの巫女・信夫は月宮於登女さんという女優さんです。
大映の時代劇を見ていると、お見掛けする女優さん。
魔神が出てくる前も、普通に時代劇として楽しめました。
さすが、大映さん。

大魔神シリーズには、子供たちが圧制に苦しみ、祈りを捧げる作品もありましたね。
確か、鷹が魔神のお使いで出てきた。
子供たちを守ろうとする鷹まで殺すから、魔神怒る。
でも鷹も復活するので、安心です。

魔神は最後、土となって風に消えました。
他にも、雪になって舞って行ったり、水滴となって消えたりします。
この消え方もなかなかおもしろいんです。

普通に勧善懲悪の時代劇としても、楽しめます。
懐かしくていいな、この感じ。
好きです。


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癖の強い俳優さんや悪役さん大好き。
俳優さん、ドラマ、映画、CMその他、懐かしいもの、気になるものについて、長々と語っております。

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