大映特撮映画コレクションのガメラ見て思うのは、ガメラは非常に男らしい存在なんですね。
男らしいし、時代劇の侍っぽい。
言葉では優しいこと言わないが、結局は目の前の助けが必要な人に身を傷つけても手を伸ばす。
被害が出たり、全くの正義の味方とも言えないところがあるから、よけいこの辺りがグッと来るんですね。

対するギャオス。
米森と長峰と子供を吊り橋で襲った時、ガメラが阻止したら、3人を超音波メスで殺そうとしました。
食えないから諦めるんじゃなくて、食えないから殺しちゃおうっていうのは残酷だなあ、って。
ガメラに足噛まれて落下してる時に、超音波メス乱射する。

「ギャー、ギャー」「離しなさいよ!」ってヒステリックに物投げてるみたい。
連行される時に、ポカポカ、捕まえてる人の頭叩いてるみたいにも見える。
時代劇なら、ムラマサでも振り回してるみたい。

自分の欲望にだけ、忠実。
非情で残酷。
徒党を組むが、共食いも平気。
危険な本能を持ち、狡猾でタフな悪女。

自らの肉体の一部を切り落として逃れ、落としてやったと高笑い。
この辺りは狡猾さとタフさが「蜘蛛女」みたい。
ああ、ギャオスは「蜘蛛女」に似てるかな。
ガメラが漢なら、ギャオスはたちの悪い悪女にして見ると、また、おもしろい。

しかし最後、どうやっても倒せない相手に、真っ向勝負の覚悟。
ここは時代劇や、西部劇や、刑事劇の勝負で、男らしい場面です。
蜘蛛女とは違う。
そして、必殺の超音波メスを放つも、粉砕される。

あの、この時、超音波メスがちょっとガメラの正面から外れてるんですが、これは足なんか切るから、バランス崩してるの?
だとしたら、言わなくても、こだわりのシーンを作ってるなあ。
そんなシーンがたくさんありそう。
正面から外れてなくても、ガメラの火炎が勝ったとは思うけど、ガメラも流血したかな?

昭和のギャオスは目が半円で、電飾っぽいんですが、平成ギャオスは目玉ギョロギョロさせて非常に動物らしい。
昭和ギャオスをベースに、平成ギャオスはとてもグロテスクに進化している。
そりゃ経験を積んで、制作者にいろんな感覚ができて、実現する技術もできて来たんですが、センスがすごく良いですね。

ギャオスも、どんどん戦闘的になるガメラも、すごくセンスが良い。
絵としても、東京タワーで眠るギャオスや、月をバックに飛翔するイリスなどのセンスがすばらしい。
「火力をレギオンの頭部に集中し、ガメラを援護せよ!」と、見てるこちらの心にズシンと来る場面も忘れない。
特撮技術とセンスの良さが合わさって「平成ガメラ 三部作」は、すばらしい良い作品になってます。

しかし、「ギャオスのような悪い女になりたい」とは思う女性はいないだろうな。
でも女優さんが、ギャオスを頭に置いて演じたなら、おもしろい悪女になるんじゃないか。
「この悪女、 蜘蛛女だ」はわかるけど、「この悪女、ギャオスみたい!」とはなかなか、ならないか、難しいか…。

ギャオスといえば、同級生にギャオスというアダ名の子がいました。
おとなしい人だった。
何でギャオスなのかっていうと、ギャオスの頭を見て、わかってください。


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2014.10.05 / Top↑
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